JP1/Automatic Job Management System 3 操作ガイド

14.2.5　メモリー所要量を設定する

JP1/AJS3 Console Viewで使用するメモリー所要量を設定できます。

JP1/AJS3 Console Viewで使用できるメモリーの最大サイズは，デフォルトでは48メガバイトです。このデフォルト値は，次の表に示すウィンドウおよびダイアログボックスを同時に表示できる設定値です。

ウィンドウ，ダイアログボックス	監視オブジェクト数	表示できるウィンドウまたは ダイアログボックスの数
サブスコープ	500	10
［詳細情報］ダイアログボックス	−	20

（凡例）

−：該当しない。

見積もりの結果がデフォルト値を超えた場合は，JP1/AJS3 Console Viewで使用するメモリーの最大サイズを大きくしてください。

指定場所

JP1/AJS3 - Viewのインストール先フォルダ\conf\ajscon2.conf

指定内容

次の形式で指定します。

jreparam=-Xmxメモリーの上限値M

指定例

メモリーの上限値を96メガバイトにします。

jreparam=-Xmx96M

注意事項

• ajscon2.confファイルを編集する場合は，jreparamに指定されている他オプションについての記載は変更しないでください。デフォルトで記載されている「-Xmx48M」の数値部分だけを変更してください。
• -Xmxの指定が正しくない場合は，設定した値を無視して動作したり，JP1/AJS3 Console Viewが起動しなかったりします。注意して-Xmxを指定してください。-Xmxに指定する値を大きくし過ぎると，システム全体のメモリー不足を発生させるおそれがあるので，指定する値は，システムで使用できるメモリーに応じて調整してください。なお，指定する値は搭載メモリー（主記憶）の半分以下にしてください。

注意事項（バージョン6またはバージョン7からバージョンアップ時）

バージョン7以前とバージョン8以降では，同一装置内前提ソフトウェアとして使用するJREのバージョンが変更になります。

これに伴い，メモリー所要量を設定する方法（指定場所および指定内容）も変更になります。次に示すバージョン7以前でのメモリー所要量の設定は，バージョン8以降では無効となります。なお，下記のajscon.confファイルは削除しないでください。JP1/AJS2 Console Viewが起動できなくなります。

• 指定場所（バージョン7以前）：JP1/AJS2 - Viewのインストール先フォルダ\conf\ajscon.conf
• 指定内容（バージョン7以前）：jreparam=-mxメモリーの上限値M

また，JREのバージョン変更によって，バージョン7以前よりもメモリー消費量が大きくなるため，メモリー所要量を再度見積もり，必要に応じて設定してください。

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