付録C.2 キューレスエージェントサービスが出力するログ

JP1/AJS3のキューレスログファイル中に出力されるログの一覧を次の表に示します。

表C-78 キューレスエージェントサービスのログ一覧

ログ種別ログ名称対応する
メッセージのID
対応する
JP1イベント
コマンド名JP1/AJS3 - Viewからの操作API
A101キューレスエージェントサービス開始KAVS1801-Iなし
A102キューレスエージェントサービス停止KAVS1802-Iなし
C901コマンド要求受付なしなし
J101キューレスジョブ開始KAVS0251-Iなし
J102キューレスジョブ正常終了KAVS0252-Iなし
J103キューレスジョブ異常終了KAVS0253-Eなし
J104キューレスジョブ警告終了KAVS0254-Wなし
J106サブミット要求受付KAVS1984-Iなし
(凡例)
-:該当なし

各ログ情報の出力形式と出力項目について次に説明します。各ログ情報で,共通の出力形式については,「付録C.1(1) ログの共通の出力形式」を参照してください。

なお,出力形式中の「△」は1バイトの空白を示しています。

<この項の構成>
(1) 「キューレスエージェントサービス開始」ログの出力形式
(2) 「キューレスエージェントサービス停止」ログの出力形式
(3) 「コマンド要求受付」ログの出力形式
(4) 「キューレスジョブ開始」ログの出力形式
(5) 「キューレスジョブ正常終了」ログの出力形式
(6) 「キューレスジョブ異常終了」ログの出力形式
(7) 「キューレスジョブ警告終了」ログの出力形式
(8) 「サブミット要求受付」ログの出力形式

(1) 「キューレスエージェントサービス開始」ログの出力形式

「キューレスエージェントサービス開始」ログの出力形式を次に示します。

A101△日付△時刻△KAVS1801-I△ホスト名

出力例
A101 Jul 28 12:30:59 KAVS1801-I hostA

各項目について次の表に示します。

表C-79 「キューレスエージェントサービス開始」ログの出力項目(キューレスログ)

項目名内容長さ(単位:バイト)
ホスト名キューレスエージェントサービスが起動されたホスト名が出力されます。1~255

(2) 「キューレスエージェントサービス停止」ログの出力形式

「キューレスエージェントサービス停止」ログの出力形式を次に示します。

A102△日付△時刻△KAVS1802-I△ホスト名

出力例
A102 Jul 28 12:30:06 KAVS1802-I hostA

各項目について次の表に示します。

表C-80 「キューレスエージェントサービス停止」ログの出力項目(キューレスログ)

項目名内容長さ(単位:バイト)
ホスト名キューレスエージェントサービスが停止されたホスト名が出力されます。1~255

(3) 「コマンド要求受付」ログの出力形式

「コマンド要求受付」ログの出力形式を次に示します。

(a) ajsqlalter

C901△日付△時刻△ajsqlalter△最大同時ジョブ実行数△最大待ちジョブ数△ユーザーマッピングキャッシュ消去オプション△クラス名△論理ホスト名

(b) ajsqlattach

C901△日付△時刻△ajsqlattach△論理ホスト名

(c) ajsqldetach

C901△日付△時刻△ajsqldetach△論理ホスト名△強制終了指定

(d) ajsqlstop

C901△日付△時刻△ajsqlstop△終了モード

出力例
ajsqlalter
C901 Jul 28 12:07:41 ajsqlalter -1 -1 0
ajsqlattach
C901 Jul 25 18:08:46 ajsqlattach
ajsqldetach
C901 Jul 25 18:08:08 ajsqldetach 0
ajsqlstop
C901 Jul 25 18:06:14 ajsqlstop 0

各項目について次の表に示します。

表C-81 「コマンド要求受付」ログの出力項目(キューレスログ)

項目名内容長さ(単位:バイト)
論理ホスト名-hで指定された論理ホスト名が出力されます。指定がない場合は出力されません。0~255
最大同時ジョブ実行数変更する最大同時ジョブ実行数が10進数で出力されます。指定がない場合は-1と出力されます。1~4
最大待ちジョブ数変更する最大待ちジョブ数が10進数で出力されます。指定がない場合は-1と出力されます。1~6
ユーザーマッピングキャッシュ消去オプション「0」または「1」が出力されます。
0:指定なし。
1:指定あり。
1
クラス名変更対象のクラス名が出力されます。指定がない場合は出力されません。0~63
強制終了指定「0」または「1」が出力されます。
0:指定なし。
1:指定あり。
1
終了モード「0」または「1」が出力されます。
0:ジョブの終了を待つ。
1:ジョブの終了を待たない。
1

(4) 「キューレスジョブ開始」ログの出力形式

「キューレスジョブ開始」ログの出力形式を次に示します。

J101△日付△時刻△KAVS0251-I△マネージャーホスト名△スケジューラーサービス名:ジョブ名:実行ID△エージェントホスト名

出力例
J101 Feb 28 17:14:01 KAVS0251-I hostA AJSROOT1:/group/net1/job1:@A100 hostB

各項目について次の表に示します。

表C-82 「キューレスジョブ開始」ログの出力項目(キューレスログ)

項目名内容長さ(単位:バイト)
マネージャーホスト名キューレスジョブの実行を依頼したマネージャーホスト名が出力されます。1~255
ジョブ名実行が開始されたキューレスジョブ名が「スケジューラーサービス名ジョブ名実行ID」の形式で出力されます。1~969
エージェントホスト名キューレスジョブの実行先エージェントホスト名が出力されます。1~255

(5) 「キューレスジョブ正常終了」ログの出力形式

「キューレスジョブ正常終了」ログの出力形式を次に示します。

J102△日付△時刻△KAVS0252-I△マネージャーホスト名△スケジューラーサービス名:ジョブ名:実行ID△エージェントホスト名△戻り値

出力例
J102 Feb 28 17:14:01 KAVS0252-I hostA AJSROOT1:/group/net1/job1:@A100 hostB 0

各項目について次の表に示します。

表C-83 「キューレスジョブ正常終了」ログの出力項目(キューレスログ)

項目名内容長さ(単位:バイト)
マネージャーホスト名キューレスジョブの実行を依頼したマネージャーホスト名が出力されます。1~255
ジョブ名正常終了したキューレスジョブ名が「スケジューラーサービス名ジョブ名実行ID」の形式で出力されます。1~969
エージェントホスト名正常終了したキューレスジョブの実行先エージェントホスト名が出力されます。1~255
戻り値正常終了したキューレスジョブの戻り値が10進数で出力されます。1~10

(6) 「キューレスジョブ異常終了」ログの出力形式

「キューレスジョブ異常終了」ログの出力形式を次に示します。

J103△日付△時刻△KAVS0253-E△マネージャーホスト名△スケジューラーサービス名:ジョブ名:実行ID△エージェントホスト名△終了状態△戻り値

出力例
J103 Feb 28 17:14:01 KAVS0253-E hostA AJSROOT1:/group/net1/job1:@A100 hostB a 0

各項目について次の表に示します。

表C-84 「キューレスジョブ異常終了」ログの出力項目(キューレスログ)

項目名内容長さ(単位:バイト)
マネージャーホスト名キューレスジョブの実行を依頼したマネージャーホスト名が出力されます。1~255
ジョブ名異常終了したキューレスジョブ名が「スケジューラーサービス名ジョブ名実行ID」の形式で出力されます。1~969
エージェントホスト名異常終了したキューレスジョブの実行先エージェントホスト名が出力されます。1~255
戻り値異常終了したキューレスジョブの戻り値が10進数で出力されます。1~10
終了状態次のどれかが出力されます。
a:異常検出終了
f:起動失敗
c:強制終了
?:終了状態不明
1

(7) 「キューレスジョブ警告終了」ログの出力形式

「キューレスジョブ警告終了」ログの出力形式を次に示します。

J104△日付△時刻△KAVS0254-W△マネージャーホスト名△スケジューラーサービス名:ジョブ名:実行ID△エージェントホスト名△戻り値

出力例
J104 Feb 28 17:14:01 KAVS0254-W hostA AJSROOT1:/group/net1/job1:@A100 hostB 0

各項目について次の表に示します。

表C-85 「キューレスジョブ警告終了」ログの出力項目(キューレスログ)

項目名内容長さ(単位:バイト)
マネージャーホスト名キューレスジョブの実行を依頼したマネージャーホスト名が出力されます。1~255
ジョブ名警告終了したキューレスジョブ名が「スケジューラーサービス名ジョブ名実行ID」の形式で出力されます。1~969
エージェントホスト名警告終了したキューレスジョブの実行先エージェントホスト名が出力されます。1~255
戻り値警告終了したキューレスジョブの戻り値が10進数で出力されます。1~10

(8) 「サブミット要求受付」ログの出力形式

「サブミット要求受付」ログの出力形式を次に示します。

J106△日付△時刻△KAVS1984-I△マネージャーホスト名△スケジューラーサービス名:ジョブ名:実行ID△エージェントホスト名

出力例
J106 Jul 28 12:21:03 KAVS1984-I hostA AJSROOT1:/group/net1/job1:@A100 hostB 0

各項目について次の表に示します。

表C-86 「サブミット要求受付」ログの出力項目(キューレスログ)

項目名内容長さ(単位:バイト)
マネージャーホスト名キューレスジョブの実行を依頼したマネージャーホスト名が出力されます。1~255
ジョブ名サブミット要求を受け付けたキューレスジョブ名が「スケジューラーサービス名ジョブ名実行ID」の形式で出力されます。1~969
エージェントホスト名実行先エージェントホスト名として指定したホスト名が出力されます。1~255