11.4.1 JP1/AJS3強制停止シェルスクリプト(jajs_killall.clusterコマンド)

JP1/AJS3の論理ホストで起動しているすべてのプロセスを強制終了させる,JP1/AJS3強制停止シェルスクリプトjajs_killall.clusterコマンド)の概要を説明します。

JP1/AJS3強制停止シェルスクリプト(jajs_killall.clusterコマンド)の文法については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス1 2. コマンド jajs_killall.cluster(UNIX限定)」を参照してください。

JP1/AJS3強制停止シェルスクリプトがサポートするプラットフォームおよび製品を次の表に示します。

表11-2 JP1/AJS3強制停止シェルスクリプトがサポートするプラットフォームおよび製品

 HP-UXSolarisAIXLinux
JP1/AJS3 - Manager
JP1/AJS3 - Agent
(凡例)
○:サポートしている。
注意事項
  • jajs_killall.clusterコマンドは,jajs_stop.clusterコマンドでサービスを停止しても,プロセスが停止しない場合だけ使用してください。
  • 同一ノードで再起動を試みる場合は,停止(jajs_stop.clusterコマンドを実行)のあとにクリーンアップとして強制停止(jajs_killall.clusterコマンドを実行)してから起動(jajs_start.clusterコマンドを実行)してください。
  • JP1/AJS3強制停止シェルスクリプトは,論理ホスト対応のプロセスを停止させます。ただし,JP1/AJS3のプロセスのうち,次に示すプロセスは停止できません。
    ・jp1mqsup
     TP1/Message Queue連携時のMQ監視プロセス,TP1管理下のSUP
    ・jpocwtmqmaii
     MQSeries連携時のMQ監視プロセス
    上記のプロセスは,クラスタシステムの運用時に,JP1/AJS3のサービスとともにフェールオーバーさせる必要はありません。必要に応じて停止させてください。
補足事項
このコマンドは,ログを共有ディスクのファイルに出力します。共有ディスクにアクセスできない状態が発生すると,ログを出力できないで,JP1/AJS3を強制停止できないため,ログの出力先を物理ホストのログファイル格納ディレクトリに変更してください。
ログの出力先を変更する手順を次に示します。
  1. 次に示すファイル(JP1/AJS3強制停止シェルスクリプト)をviなどのエディターで開く。
    /etc/opt/jp1ajs2/jajs_killall.cluster
  2. ファイルの次の部分を変更する。

    [図データ]