その他,次に示すJP1に関連する設定情報を復旧してください。
JP1を実行するために必要な情報をリカバリーする場合に,必要な作業を次の表に示します。
表2-20 JP1を実行するために必要な情報のリカバリーで必要な作業
作業 | Windows | UNIX |
---|---|---|
サービスのアカウントの設定 | ○ | - |
ログインスクリプトのリカバリー | - | ○ |
カーネルパラメーターの設定 | - | ○ |
トラブルシュート資料採取コマンドのリカバリー | ○ | ○ |
クラスタ対応ツールのリカバリー(クラスタシステムで必要な場合だけ) | ○ | ○ |
メールシステムとの連携用のユーザー作成ツールのリカバリー | - | ○ |
各連携機能を使用している場合の設定 | ○ | ○ |
JP1を実行するために必要な情報のリカバリーは,WindowsとUNIXでは異なるため,それぞれの場合に分けて説明します。
なお,ここで説明しているもの以外に,OSやネットワークの設定,クラスタソフトの設定なども復旧してください。詳細については,OSやクラスタソフトなどのドキュメントを参照してください。
(1) Windowsの場合
(a) サービスのアカウントの設定
JP1/AJS3のサービスをユーザーアカウントで実行していた場合は,設定してください。
(b) トラブルシュート資料採取コマンドのリカバリー
バックアップしておいたトラブルシュート資料採取コマンドをリカバリーしてください。
(c) クラスタ対応ツールのリカバリー(クラスタシステムで必要な場合だけ)
バックアップしておいたクラスタ対応ツールをリカバリーしてください。また,クラスタソフトへ正しく登録されていることを確認してください。
(d) 各連携機能を使用している場合の設定
メール連携,メッセージキュー連携,JP1/Cm2/NNMまたはHP NNM連携を使用している場合は,連携機能ごとに設定し直す必要があります。
(2) UNIXの場合
(a) ログインスクリプトのリカバリー
JP1用のユーザーのログインスクリプトをリカバリーしてください。
(b) カーネルパラメーターの設定
カーネルパラメーターの値が適切な値になっていることを確認してください。
(c) トラブルシュート資料採取コマンドのリカバリー
バックアップしておいたトラブルシュート資料採取コマンドをリカバリーしてください。
(d) クラスタ対応ツールのリカバリー(クラスタシステムで必要な場合だけ)
バックアップしておいたクラスタ対応ツールをリカバリーしてください。また,クラスタソフトへ正しく登録されていることを確認してください。
(e) メールシステムとの連携用のユーザー作成ツールのリカバリー
メールシステムとの連携用のユーザー作成ツールをバックアップした場合は,リカバリーしてください。
(f) 各連携機能を使用している場合の設定
メール連携,メッセージキュー連携,JP1/Cm2/NNMまたはHP NNM連携を使用している場合は,連携機能ごとに設定し直す必要があります。