8.10.2 運用プロファイルの設定変更の手順

運用プロファイルの設定を変更する手順について説明します。

運用プロファイルの状態を確認するには,ajsprofstatusコマンドを実行します。ajsprofstatusコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス1 2. コマンド ajsprofstatus」を参照してください。

運用プロファイルは,環境設定ファイル格納フォルダに保存します。環境設定ファイル格納フォルダは,次のフォルダです。

<この項の構成>
(1) 運用プロファイルを有効化する,または適用している運用プロファイルの設定を変更する
(2) 運用プロファイルを無効化する

(1) 運用プロファイルを有効化する,または適用している運用プロファイルの設定を変更する

運用プロファイルを有効化する手順を,次に示します。適用している運用プロファイルの設定を変更する場合も,同様の手順です。

  1. 運用プロファイルを作成または変更する。
    運用プロファイルを作成または変更し,環境設定ファイル格納フォルダに保存します。運用プロファイルの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド2 3.2 運用プロファイルの詳細」を参照してください。
  2. 運用プロファイルの設定を反映する。
    次の操作を実施すると,作成した運用プロファイルの設定が反映されます。
    • JP1/AJS3サービスが起動していない場合
      JP1/AJS3サービスを起動します。該当するホストに構築されているすべてのスケジューラーサービスの,運用プロファイルの設定が有効になります。
    • JP1/AJS3サービスが起動している(スケジューラーサービスは停止している)場合
      次のどちらかの操作をします。
      ・スケジューラーサービスを起動します。起動するスケジューラーサービスの,運用プロファイルの設定が有効になります。
      ・ajsprofalter -m setコマンドを実行します。-Fオプションに指定したスケジューラーサービスの,実行エージェントプロファイルの設定が有効になります。
    • JP1/AJS3サービスが起動している(スケジューラーサービスは起動している)場合
      ajsprofalter -m setコマンドを実行します。-Fオプションに指定するスケジューラーサービスの,運用プロファイルの設定が有効になります。

(2) 運用プロファイルを無効化する

運用プロファイルの無効化には,一時的な無効化と永続的な無効化の2種類があります。それぞれの手順を次に示します。

●運用プロファイルを一時的に無効化する

  1. ajsprofalter -m unsetコマンドを実行する。
    -Fオプションに指定するスケジューラーサービスの,運用プロファイルの設定が無効になります。
注意事項
一時的に無効化した運用プロファイルは,次の操作で有効化されます。
  • JP1/AJS3サービスを再起動する
  • 一時的に無効化したスケジューラーサービスを再起動する
  • ajsprofalter -m setコマンドを実行する

●運用プロファイルを永続的に無効化する

  1. ajsprofalter -m unsetコマンドを実行する。
    -Fオプションに指定するスケジューラーサービスの,運用プロファイルの設定が無効になります。
  2. 環境設定ファイル格納フォルダにある運用プロファイルを,移動または削除する。
    この操作を実施することによって,JP1/AJS3サービスを再起動したり,スケジューラーサービスを再起動したりしても,運用プロファイルが有効化されることはありません。