JP1/AJS3のデータベースは,定期的にajsembdbreclaimコマンドを実行して,無効領域を有効領域化するか,または再編成する必要があります。ajsembdbreclaimコマンドの利用および再編成時期を見積もるには,データベース領域を解析します。次に示す方法で実測した解析値を基に,時期を見積もってください。
再編成の時期を見積もる場合,週単位や月単位でピークとなる日や,週および月単位での増加分を考慮してください。
(1) データベース領域の解析
ajsembdbstatusコマンドを実行して,データベースの状態を確認します。
ajsembdbstatusコマンドを使って解析した結果,空きセグメントが少なく空きページが多い場合,データベースをメンテナンスしてください。
ajsembdbstatusコマンドについては,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス1 2. コマンド ajsembdbstatus」を参照してください。
(2) 領域不足のメッセージ
JP1/AJS3のデータベースは,データの格納効率が悪くなるとWindowsイベントログまたはsyslogにメッセージを出力します。メッセージが出力された場合,ajsembdbstatusコマンドでデータベースの状態を解析し,必要に応じてデータベースを再編成してください。出力されるメッセージについては,「6.2(1) データベース使用状況の確認方法」を参照してください。
データベースをメンテナンスまたは再編成した直後に,まだメッセージが出力される場合は,RDエリアを拡張する必要があります。RDエリアの拡張については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス1 2. コマンド ajsembdbaddarea」を参照してください。