2.3.6 その他の情報のリカバリー

その他,次に示すJP1に関連する設定情報を復旧してください。

JP1を実行するために必要な情報をリカバリーする場合に,必要な作業を次の表に示します。

表2-20 JP1を実行するために必要な情報のリカバリーで必要な作業

作業WindowsUNIX
サービスのアカウントの設定
ログインスクリプトのリカバリー
カーネルパラメーターの設定
トラブルシュート資料採取コマンドのリカバリー
クラスタ対応ツールのリカバリー(クラスタシステムで必要な場合だけ)
メールシステムとの連携用のユーザー作成ツールのリカバリー
各連携機能を使用している場合の設定
(凡例)
○:必須
-:対象外

JP1を実行するために必要な情報のリカバリーは,WindowsとUNIXでは異なるため,それぞれの場合に分けて説明します。

なお,ここで説明しているもの以外に,OSやネットワークの設定,クラスタソフトの設定なども復旧してください。詳細については,OSやクラスタソフトなどのドキュメントを参照してください。

<この項の構成>
(1) Windowsの場合
(2) UNIXの場合

(1) Windowsの場合

(a) サービスのアカウントの設定

JP1/AJS3のサービスをユーザーアカウントで実行していた場合は,設定してください。

(b) トラブルシュート資料採取コマンドのリカバリー

バックアップしておいたトラブルシュート資料採取コマンドをリカバリーしてください。

(c) クラスタ対応ツールのリカバリー(クラスタシステムで必要な場合だけ)

バックアップしておいたクラスタ対応ツールをリカバリーしてください。また,クラスタソフトへ正しく登録されていることを確認してください。

(d) 各連携機能を使用している場合の設定

メール連携,メッセージキュー連携,JP1/Cm2/NNMまたはHP NNM連携を使用している場合は,連携機能ごとに設定し直す必要があります。

(2) UNIXの場合

(a) ログインスクリプトのリカバリー

JP1用のユーザーのログインスクリプトをリカバリーしてください。

(b) カーネルパラメーターの設定

カーネルパラメーターの値が適切な値になっていることを確認してください。

(c) トラブルシュート資料採取コマンドのリカバリー

バックアップしておいたトラブルシュート資料採取コマンドをリカバリーしてください。

(d) クラスタ対応ツールのリカバリー(クラスタシステムで必要な場合だけ)

バックアップしておいたクラスタ対応ツールをリカバリーしてください。また,クラスタソフトへ正しく登録されていることを確認してください。

(e) メールシステムとの連携用のユーザー作成ツールのリカバリー

メールシステムとの連携用のユーザー作成ツールをバックアップした場合は,リカバリーしてください。

(f) 各連携機能を使用している場合の設定

メール連携,メッセージキュー連携,JP1/Cm2/NNMまたはHP NNM連携を使用している場合は,連携機能ごとに設定し直す必要があります。