リリース登録後のジョブネット定義が持つ状態は,「リリース待ち」状態,「適用中」状態,「適用終了」状態,「削除待ち」状態,および「リリース登録待ち」状態のうちのどれかになります。これらの状態をリリース状態といいます。それぞれの状態について,次の表に示します。
表8-1 リリース登録後のジョブネット定義のリリース状態
リリース状態 | 説明 |
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リリース待ち | リリース日時を待っている状態です。リリース登録が完了してからリリースされるまでの間はこの状態です。 |
適用中 | ジョブネットの定義がリリースされて適用されている状態です。リリース日時になるとこの状態になります。 |
適用終了 | ジョブネットの定義の適用が終了した状態です。次のリリース日時になると,一つ前にリリースされたジョブネットがこの状態になります。 |
削除待ち | リリース中止に失敗した定義が削除されるのを待っている状態です。この場合,再度リリース中止する必要があります。リリース中止および「削除待ち」状態については,「8.3.7 リリース中止」を参照してください。 |
リリース登録待ち | リリース登録してから「リリース待ち」状態になるまでの一時的な状態です。また,リリース登録に失敗すると,エラーメッセージ「KAVV2120-E リリース登録に失敗したため,不要なジョブネット定義が残っています。問題解決後,リリース中止し,再度リリース登録してください。」が表示され,この状態のまま残ります。この場合,リリース中止する必要があります。リリース中止については,「8.3.7 リリース中止」を参照してください。 |
これらの状態のうち,「リリース待ち」状態,「適用中」状態,および「適用終了」状態の遷移を次の図に示します。
図8-1 リリース状態の遷移
図は,同じルートジョブネットに対して続けてリリース登録した場合の状態遷移を表しています。「AJS_AUTO」,「001」,「002」,および「003」はリリースIDを表します。次に,それぞれの状態遷移について説明します。