待ち合わせ条件に関する運用方法や使用時のノウハウを紹介します。
(1) 待ち合わせ条件の設定を一時的に変更する
待ち合わせ条件付きユニットの待ち合わせは,待ち合わせ対象ユニットごとに有効/無効を変更できます。
待ち合わせを無効にすると,待ち合わせ状態が「完了(手動)」になり,その待ち合わせ対象ユニットの実行終了を待ち合わせないようにできます。待ち合わせ方法が「AND」の場合,すべての待ち合わせ状態を「完了(手動)」にすると,待ち合わせ条件付きユニットは実行を開始します。待ち合わせ方法が「OR」の場合,待ち合わせ対象ユニットのどれか一つの待ち合わせ状態を「完了(手動)」に変更すると,待ち合わせ条件付きユニットは実行を開始します。
待ち合わせを有効にすると,待ち合わせ状態が「未完了(手動)」になり,その待ち合わせ対象ユニットの実行終了を待ち合わせるようにできます。実行終了している待ち合わせ条件付きユニットの待ち合わせを有効にして再実行すると,待ち合わせ状態が「未完了(手動)」の状態で再開されるため,待ち合わせ条件付きユニットは再度待ち合わせを開始します。
待ち合わせ条件の有効化/無効化については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 導入ガイド 4.5.15 ジョブネットやジョブの待ち合わせ条件の設定を一時変更する」を参照してください。
(2) 登録解除しないで待ち合わせ条件の定義を変更する
ジョブネットの運用中に登録解除しないで待ち合わせ条件の定義を変更するには,次の方法があります。
(3) 待ち合わせ対象ユニットの状態および待ち合わせ状態を確認する
JP1/AJS3 - Viewの[ジョブネットモニタ]ウィンドウなどで待ち合わせ条件付きユニットを監視している場合,設定している待ち合わせ対象ユニットの状態および待ち合わせ状態は,[待ち合わせ条件の状態一覧]ウィンドウを表示することで確認できます。[待ち合わせ条件の状態一覧]ウィンドウでは,待ち合わせ対象ユニットが一覧で表示され,それぞれの待ち合わせ対象ユニットについて,実行状態や待ち合わせ状態を確認できます。
また,[待ち合わせ条件の状態一覧]ウィンドウから,待ち合わせ対象ユニットを監視する[ジョブネットモニタ]ウィンドウを表示することもできます。
待ち合わせ条件の確認方法については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(業務設計編) 2.2.5(7) 待ち合わせ対象ユニットの確認方法」を,[待ち合わせ条件の状態一覧]ウィンドウの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 操作ガイド 15.12 [待ち合わせ条件の状態一覧]ウィンドウ」を参照してください。
(4) 待ち合わせ条件付きユニットを検索する
JP1/AJS3 - Viewの[検索]ウィンドウでは,待ち合わせ対象ユニット名を検索条件に指定して,待ち合わせ条件付きユニットを検索できます。また,簡易検索を利用して,待ち合わせ条件付きユニットを検索するための検索条件を自動で入力することもできます。
JP1/AJS3 - Viewでのユニットの検索方法については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 操作ガイド 10.2 ユニットを検索して表示する」を参照してください。