JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド2
システム管理の環境は,マネージャー環境(JP1/AJS3 - Manager)で設定する作業と,エージェント環境(JP1/AJS3 - Agent)で設定する作業があります。
マネージャー環境(JP1/AJS3 - Manager)およびエージェント環境(JP1/AJS3 - Agent)で設定する,システム管理の環境設定パラメーター一覧を示します。
WindowsまたはUNIXで設定が必要なものは,対象OSの欄を参照してください。マネージャー環境(JP1/AJS3 - Manager)およびエージェント環境(JP1/AJS3 - Agent)で設定が必要なものは,対象製品の欄を参照してください。
項番 定義キー 環境設定
パラメーター定義内容 対象OS 対象
製品1 [{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1AJS2]※ "SEND_PROCESS_TERMINATED_ABNORMALLY_EVENT"= プロセスが異常終了または起動時タイムアウトした場合のJP1イベント発行有無(バージョンアップ時の互換用) Windows
UNIXM,A 2 "SEND_PROCESS_RESTART_EVENT"= プロセスの再起動が完了した場合のJP1イベント発行有無(バージョンアップ時の互換用) Windows
UNIXM,A 3 "SEND_SYSTEM_STARTSTOP_EVENT"= JP1/AJS3が起動・停止した場合のJP1イベント発行有無 Windows
UNIXM,A 4 "SEND_SYSTEM_CHILD_STARTSTOP_EVENT"= プロセスが起動・停止した場合のJP1イベント発行有無 Windows
UNIXM 5 "SEND_SYSTEM_TERMINATED_ABNORMALLY_EVENT"= プロセスが異常終了または起動時タイムアウトした場合のJP1イベント発行有無 Windows
UNIXM,A 6 "SEND_SYSTEM_RESTART_EVENT"= プロセスの再起動が完了した場合のJP1イベント発行有無 Windows
UNIXM,A 7 [{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1AJS2\HOST]※ "AJSSYSDIR"= ホスト単位のシステムフォルダ Windows
UNIXM 8 "AJSLOGDIR"= ホスト単位のログフォルダ Windows
UNIXM 9 "HOSTLOGSIZE"= ホスト単位のスケジューラーログファイルのサイズ Windows
UNIXM 10 "HOSTLOGFILE1"= ホスト単位のスケジューラーログファイル1の名称 Windows
UNIXM 11 "HOSTLOGFILE2"= ホスト単位のスケジューラーログファイル2の名称 Windows
UNIXM 12 "HOSTLOGOUTPUTYEAR"= ホスト単位のスケジューラーログの日付に「年」を出力するかしないかの設定 Windows
UNIXM 13 "HOSTLOGHEADER"= ホスト単位のスケジューラーログの履歴情報にプロセスIDを付加して出力 Windows
UNIXM 14 "HLOGDLOG"= ホスト単位のスケジューラーログ出力プロセス(Windowsの場合:ajshlogd.exe,UNIXの場合:ajshlogd)の起動・停止の履歴をスケジューラーログに出力するかどうかの設定 Windows
UNIXM 15 "HLOGDSYSLOG"=
- Windowsの場合:
- ホスト単位のスケジューラーログ出力プロセスajshlogd.exeの起動・停止の履歴をWindowsイベントログおよび統合トレースログに出力するかどうかの設定
- UNIXの場合:
- ホスト単位のスケジューラーログ出力プロセスajshlogdの起動・停止の履歴をsyslogおよび統合トレースログに出力するかどうかの設定
Windows
UNIXM 16 [{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1AJS2\LOG_CONTROL\JAJS_SPM] "LOGSIZE"= システム管理のログサイズ Windows
UNIXM,A 17 "LOGFILENUM"= システム管理のログ面数 Windows
UNIXM,A
- (凡例)
- M:JP1/AJS3 - Manager
- A:JP1/AJS3 - Agent
- 注※
- {JP1_DEFAULT|論理ホスト名}の部分は,物理ホストの場合は「JP1_DEFAULT」を,論理ホストの場合は「論理ホスト名」を指定します。
各環境設定パラメーターの定義内容の詳細を次に示します。
詳細の記載がないパラメーターは保守用のパラメーターです。値は変更しないでください。
「デフォルト値」は,環境設定パラメーターを省略した場合の仮定値です。
- <この節の構成>
- (1) "SEND_PROCESS_TERMINATED_ABNORMALLY_EVENT"=dword:プロセスが異常終了または起動時タイムアウトした場合のJP1イベント発行有無
- (2) "SEND_PROCESS_RESTART_EVENT"=dword:プロセスの再起動が完了した場合のJP1イベント発行有無
- (3) "SEND_SYSTEM_STARTSTOP_EVENT"=dword:JP1/AJS3が起動・停止した場合のJP1イベント発行有無
- (4) "SEND_SYSTEM_CHILD_STARTSTOP_EVENT"=dword:プロセスが起動・停止した場合のJP1イベント発行有無
- (5) "SEND_SYSTEM_TERMINATED_ABNORMALLY_EVENT"=dword:プロセスが異常終了または起動時タイムアウトした場合のJP1イベント発行有無
- (6) "SEND_SYSTEM_RESTART_EVENT"=dword:プロセスの再起動が完了した場合のJP1イベント発行有無
- (7) "AJSSYSDIR"="システム用ディレクトリ名"
- (8) "AJSLOGDIR"="ログ用ディレクトリ名"
- (9) "HOSTLOGSIZE"=dword:ホスト単位のスケジューラーログファイルのサイズ
- (10) "HOSTLOGFILE1"="ホスト単位のスケジューラーログファイル1の名称"
- (11) "HOSTLOGFILE2"="ホスト単位のスケジューラーログファイル2の名称"
- (12) "HOSTLOGOUTPUTYEAR"="{yes|no}"
- (13) "HOSTLOGHEADER"="{none|PID}"
- (14) "HLOGDLOG"="{none|all}"
- (15) "HLOGDSYSLOG"="{none|all}"
- (16) "LOGSIZE"=dword:システム管理のログサイズ
- (17) "LOGFILENUM"=dword:システム管理のログ面数
(1) "SEND_PROCESS_TERMINATED_ABNORMALLY_EVENT"=dword:プロセスが異常終了または起動時タイムアウトした場合のJP1イベント発行有無
プロセスが異常終了または起動時タイムアウトした場合に,JP1イベントを発行するかどうかを指定します。
このパラメーターは,以前のバージョンからバージョンアップした場合の互換用です。バージョンアップした場合,このパラメーターの設定内容は引き継がれます。
- 指定できる値
- 0
- JP1イベントを発行しません。
- 1
- JP1イベントを発行します。
- デフォルト値
- dword:00000000(10進数で0)
- 推奨値
- 運用環境に応じて設定してください。
- 設定が有効になるタイミング
- 次回JP1/AJS3サービス起動時
(2) "SEND_PROCESS_RESTART_EVENT"=dword:プロセスの再起動が完了した場合のJP1イベント発行有無
プロセスの再起動が完了した場合に,JP1イベントを発行するかどうかを指定します。
このパラメーターは,以前のバージョンからバージョンアップした場合の互換用です。バージョンアップした場合,このパラメーターの設定内容は引き継がれます。
- 指定できる値
- 0
- JP1イベントを発行しません。
- 1
- JP1イベントを発行します。
- デフォルト値
- dword:00000000(10進数で0)
- 推奨値
- 運用環境に応じて設定してください。
- 設定が有効になるタイミング
- 次回JP1/AJS3サービス起動時
(3) "SEND_SYSTEM_STARTSTOP_EVENT"=dword:JP1/AJS3が起動・停止した場合のJP1イベント発行有無
JP1/AJS3サービスが起動・停止した場合に,JP1イベントを発行するかどうかを指定します。
- 指定できる値
- 0
- JP1イベントを発行しません。
- 1
- JP1イベントを発行します。
- デフォルト値
- dword:00000000(10進数で0)
- 推奨値
- 運用環境に応じて設定してください。
- 設定が有効になるタイミング
- 次回JP1/AJS3サービス起動時
(4) "SEND_SYSTEM_CHILD_STARTSTOP_EVENT"=dword:プロセスが起動・停止した場合のJP1イベント発行有無
プロセスが起動・停止した場合に,JP1イベントを発行するかどうかを指定します。
対象となるのは,次のプロセスです。
- Windowsの場合
- jajs_spmd.exeの子プロセス
- jajs_dbmd.exe,jajs_hstd.exe,jajs_agtd.exe,jajs_schd.exeの子プロセス
- UNIXの場合
- jajs_spmdの子プロセス
- jajs_dbmd,jajs_hstd,jajs_agtd,jajs_schdの子プロセス
プロセスの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 トラブルシューティング 付録B.2 プロセス一覧(Windowsの場合)」またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 トラブルシューティング 付録B.3 プロセス一覧(UNIXの場合)」を参照してください。
- 指定できる値
- 0
- JP1イベントを発行しません。
- 1
- JP1イベントを発行します。
- デフォルト値
- dword:00000000(10進数で0)
- 推奨値
- 運用環境に応じて設定してください。
- 設定が有効になるタイミング
- 次回JP1/AJS3サービス起動時
(5) "SEND_SYSTEM_TERMINATED_ABNORMALLY_EVENT"=dword:プロセスが異常終了または起動時タイムアウトした場合のJP1イベント発行有無
プロセスが異常終了または起動時タイムアウトした場合に,JP1イベントを発行するかどうかを指定します。
対象となるのは,次のプロセスです。
- Windowsの場合
- jajs_spmd.exeの子プロセス
- jajs_dbmd.exe,jajs_hstd.exe,jajs_agtd.exe,jajs_schd.exeの子プロセス
- UNIXの場合
- jajs_spmdの子プロセス
- jajs_dbmd,jajs_hstd,jajs_agtd,jajs_schdの子プロセス
プロセスの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 トラブルシューティング 付録B.2 プロセス一覧(Windowsの場合)」またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 トラブルシューティング 付録B.3 プロセス一覧(UNIXの場合)」を参照してください。
この環境設定パラメーターは,環境設定パラメーターSEND_PROCESS_TERMINATED_ABNORMALLY_EVENTと同じ機能です。新規インストールで構築した環境の場合は,環境設定パラメーターSEND_SYSTEM_TERMINATED_ABNORMALLY_EVENTを指定してください。
なお,環境設定パラメーターSEND_PROCESS_TERMINATED_ABNORMALLY_EVENTと同時には指定しないでください。同時に指定した場合,どちらかのパラメーターに1が指定されているとJP1イベントが発行されます。
- 指定できる値
- 0
- JP1イベントを発行しません。
- 1
- JP1イベントを発行します。
- デフォルト値
- dword:00000000(10進数で0)
- 推奨値
- 運用環境に応じて設定してください。
- 設定が有効になるタイミング
- 次回JP1/AJS3サービス起動時
(6) "SEND_SYSTEM_RESTART_EVENT"=dword:プロセスの再起動が完了した場合のJP1イベント発行有無
プロセスの再起動が完了した場合に,JP1イベントを発行するかどうかを指定します。
この環境設定パラメーターは,環境設定パラメーターSEND_PROCESS_RESTART_EVENTと同じ機能です。新規インストールで構築した環境の場合は,環境設定パラメーターSEND_SYSTEM_RESTART_EVENTを指定してください。
なお,環境設定パラメーターSEND_PROCESS_RESTART_EVENTと同時には指定しないでください。同時に指定した場合,どちらかのパラメーターに1が指定されているとJP1イベントが発行されます。
- 指定できる値
- 0
- JP1イベントを発行しません。
- 1
- JP1イベントを発行します。
- デフォルト値
- dword:00000000(10進数で0)
- 推奨値
- 運用環境に応じて設定してください。
- 設定が有効になるタイミング
- 次回JP1/AJS3サービス起動時
(7) "AJSSYSDIR"="システム用ディレクトリ名"
JP1/AJS3のシステムファイルを作成するディレクトリの名称をフルパスで指定します。
ディスク占有量見積もりと合わせ,運用によって決定してください。
Administrators権限またはスーパーユーザー権限を持つユーザーに,このディレクトリに対する更新権限(UNIXの場合はrwx)を定義しておいてください。また,すべてのユーザーに操作権限(UNIXの場合はrx)を定義しておいてください。
- 指定できる値
- Windowsの場合
180バイト以内の文字列
- UNIXの場合
191バイト以内の文字列
- 「;(セミコロン)」および空白文字は指定しないでください。
- デフォルト値
- Windows Server 2008でインストール先フォルダがデフォルトまたはシステムで保護されたフォルダ配下の場合
%ALLUSERSPROFILE%\HITACHI\JP1\JP1_DEFAULT\JP1AJS2\sys
「%ALLUSERSPROFILE%」のデフォルトは「システムドライブ\ProgramData」です。
「システムで保護されたフォルダ」とは,次のパスを指します。
・「システムドライブ\Windows」配下
・「システムドライブ\Program Files」配下
・「システムドライブ\Program Files (x86)」配下(64ビット版のWindowsの場合)
- Windows Server 2003,またはWindows Server 2008でインストール先フォルダが上記以外の場合
JP1/AJS3 - Managerのインストール先フォルダ\sys
- UNIXの場合
/var/opt/jp1ajs2/sys/
- 推奨値
- 物理ホストの場合
デフォルト値
- 論理ホストの場合
セットアップ時の設定値
- 設定が有効になるタイミング
- 次回JP1/AJS3サービス起動時
- 注意事項
- デフォルト値のフォルダおよびディレクトリは,この環境設定パラメーター以外でも使用します。環境設定パラメーターを変更した場合も,デフォルトのフォルダおよびディレクトリは削除しないでください。
- 物理ホストおよび各論理ホストの設定値は,それぞれ異なるパスを設定してください。
- クラスタ構成の論理ホストは共有ディスク上のパスを設定してください。
JP1/AJS3のログファイルを作成するディレクトリの名称をフルパスで指定します。
ディスク占有量見積もりと合わせ,運用によって決定してください。
すべてのユーザーに,このディレクトリに対する更新権限(UNIXの場合はrwx)を定義しておいてください。
- 指定できる値
- Windowsの場合
180バイト以内の文字列
- UNIXの場合
191バイト以内の文字列
- 「;(セミコロン)」および空白文字は指定しないでください。
- デフォルト値
- Windows Server 2008でインストール先フォルダがデフォルトまたはシステムで保護されたフォルダ配下の場合
%ALLUSERSPROFILE%\HITACHI\JP1\JP1_DEFAULT\JP1AJS2\log
「%ALLUSERSPROFILE%」のデフォルトは「システムドライブ\ProgramData」です。
「システムで保護されたフォルダ」とは,次のパスを指します。
・「システムドライブ\Windows」配下
・「システムドライブ\Program Files」配下
・「システムドライブ\Program Files (x86)」配下(64ビット版のWindowsの場合)
- Windows Server 2003,またはWindows Server 2008でインストール先フォルダが上記以外の場合
JP1/AJS3 - Managerのインストール先フォルダ\log
- UNIXの場合
/var/opt/jp1ajs2/log
- 推奨値
- 物理ホストの場合
デフォルト値
- 論理ホストの場合
セットアップ時の設定値
- 設定が有効になるタイミング
- 次回JP1/AJS3サービス起動時
- 注意事項
- デフォルト値のフォルダおよびディレクトリは,この環境設定パラメーター以外でも使用します。環境設定パラメーターを変更した場合も,デフォルトのフォルダおよびディレクトリは削除しないでください。
- 物理ホストおよび各論理ホストの設定値は,それぞれ異なるパスを設定してください。
- クラスタ構成の論理ホストは共有ディスク上のパスを設定してください。
(9) "HOSTLOGSIZE"=dword:ホスト単位のスケジューラーログファイルのサイズ
ログファイルのサイズを指定します。
ログファイルにはajshlogdの起動および停止時のログ(KAVS0220-I,KAVS0221-I)やajsinetdの認証エラー時のログ(KAVS1009-W)を出力します。ただし,スケジューラーサービス環境設定の環境設定パラメーターAJSLOGOUTPUTDESTに「host」を設定した場合は,該当するスケジューラーサービスのスケジューラーログを出力します。この場合は,ジョブやジョブネットの実行状況を確認できるように,最低でも1日分のログが保存できるサイズを指定してください。
スケジューラーサービスのスケジューラーログを出力するように設定した場合のログファイルサイズの見積もり手順については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編) 3.4.1 スケジューラーログファイルのサイズを見積もる」を参照してください。
- 指定できる値
- 16進数で0〜1E8480(10進数で0〜2,000,000)(単位:キロバイト)
- 「dword:00000000」を指定した場合,ログファイルは作成されません。
- デフォルト値
- dword:00000000(10進数で0)
- JP1/AJS3の新規のインストールまたはV8以前からのバージョンアップインストール時,およびクラスタ運用のセットアップ時に「dword:00002800」(10進数で10,240)が設定されます。
- 推奨値
- 運用環境に応じて設定してください。
- 設定が有効になるタイミング
- 次回JP1/AJS3サービス起動時
(10) "HOSTLOGFILE1"="ホスト単位のスケジューラーログファイル1の名称"
ログファイルの名称をフルパスで指定します。
ホスト単位のスケジューラーログファイル2とは異なるファイル名を指定してください。
このログファイルに指定したサイズ以上の情報が書き込まれると,それ以降はログファイル2に情報が書き込まれるようになります。
物理ホストおよび各論理ホストの設定値は,それぞれ異なるパスを設定してください。
UNIXの場合,ホスト単位のスケジューラーログファイルを使用するとき,このパラメーターは省略できません。
- 指定できる値
- 255バイト以内の文字列
- デフォルト値
- Windows Server 2008でインストール先フォルダがデフォルトまたはシステムで保護されたフォルダ配下の場合
%ALLUSERSPROFILE%\HITACHI\JP1\JP1_DEFAULT\JP1AJS2\log\ajs-host-log1.log
「%ALLUSERSPROFILE%」のデフォルトは「システムドライブ\ProgramData」です。
「システムで保護されたフォルダ」とは,次のパスを指します。
・「システムドライブ\Windows」配下
・「システムドライブ\Program Files」配下
・「システムドライブ\Program Files (x86)」配下(64ビット版のWindowsの場合)
- Windows Server 2003,またはWindows Server 2008でインストール先フォルダが上記以外の場合
JP1/AJS3 - Managerのインストール先フォルダ\log\ajs-host-log1.log
- UNIXの場合
/var/opt/jp1ajs2/log/ajs-host-log1.log
- 推奨値
- 物理ホストの場合
デフォルト値
- 論理ホストの場合
セットアップ時の設定値
- 設定が有効になるタイミング
- 次回JP1/AJS3サービス起動時
(11) "HOSTLOGFILE2"="ホスト単位のスケジューラーログファイル2の名称"
ログファイルの名称をフルパスで指定します。
物理ホストおよび各論理ホストの設定値は,それぞれ異なるパスを設定してください。
UNIXの場合,ホスト単位のスケジューラーログファイルを使用するとき,このパラメーターは省略できません。
- 指定できる値
- 255バイト以内の文字列
- デフォルト値
- Windows Server 2008でインストール先フォルダがデフォルトまたはシステムで保護されたフォルダ配下の場合
%ALLUSERSPROFILE%\HITACHI\JP1\JP1_DEFAULT\JP1AJS2\log\ajs-host-log2.log
「%ALLUSERSPROFILE%」のデフォルトは「システムドライブ\ProgramData」です。
「システムで保護されたフォルダ」とは,次のパスを指します。
・「システムドライブ\Windows」配下
・「システムドライブ\Program Files」配下
・「システムドライブ\Program Files (x86)」配下(64ビット版のWindowsの場合)
- Windows Server 2003,またはWindows Server 2008でインストール先フォルダが上記以外の場合
JP1/AJS3 - Managerのインストール先フォルダ\log\ajs-host-log2.log
- UNIXの場合
/var/opt/jp1ajs2/log/ajs-host-log2.log
- 推奨値
- 物理ホストの場合
デフォルト値
- 論理ホストの場合
セットアップ時の設定値
- 設定が有効になるタイミング
- 次回JP1/AJS3サービス起動時
(12) "HOSTLOGOUTPUTYEAR"="{yes|no}"
環境設定パラメーターHOSTLOGFILE1およびHOSTLOGFILE2で指定した,ホスト単位のスケジューラーログの日付に「年」を出力するかどうかを設定します。
スケジューラーログを,「年」を含めて管理したい場合に変更します。
- 指定できる値
- yes
- 「年」を出力します。日付には「年月日」が表示されます。
- no
- 「年」を出力しません。日付には「月日」が表示されます。
- デフォルト値
- no
- 推奨値
- 運用環境に応じて設定してください。
- 設定が有効になるタイミング
- 次回JP1/AJS3サービス起動時
(13) "HOSTLOGHEADER"="{none|PID}"
ホスト単位のスケジューラーログに出力する履歴情報に,プロセスIDを付加して出力するかどうかを指定します。
「プロセスID」の追加情報を含めた形式で出力したくない場合に変更します。
- 指定できる値
- none
- 履歴にプロセスIDを出力しません。
- PID
- 履歴にプロセスIDを出力します。
- デフォルト値
- none
- JP1/AJS3の新規のインストールまたはV8以前からのバージョンアップインストール時,およびクラスタ運用のセットアップ時に「PID」が設定されます。
- 推奨値
- PID
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3サービス起動時
ホスト単位のスケジューラーログ出力プロセス(Windowsの場合:ajshlogd.exe,UNIXの場合:ajshlogd)の起動・停止のメッセージをスケジューラーログに出力するかどうかを設定します。
- 指定できる値
- none
- ホスト単位のスケジューラーログ出力プロセスの起動・停止のメッセージを出力しません。
- all
- ホスト単位のスケジューラーログ出力プロセスの起動・停止のメッセージKAVS0220-IおよびKAVS0221-Iを出力します。
- デフォルト値
- none
- 推奨値
- 運用環境に応じて設定してください。
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3起動または停止時
(15) "HLOGDSYSLOG"="{none|all}"
- Windowsの場合
- ホスト単位のスケジューラーログ出力プロセス(ajshlogd.exe)の起動・停止のメッセージをWindowsイベントログおよび統合トレースログに出力するかどうかを設定します。
- UNIXの場合
- ホスト単位のスケジューラーログ出力プロセス(ajshlogd)の起動・停止のメッセージをsyslogおよび統合トレースログに出力するかどうかを設定します。
- 指定できる値
- none
- ホスト単位のスケジューラーログ出力プロセスの起動・停止メッセージを出力しません。
- all
- ホスト単位のスケジューラーログ出力プロセスの起動・停止メッセージKAVS0220-IおよびKAVS0221-Iを出力します。
- デフォルト値
- none
- 推奨値
- 運用環境に応じて設定してください。
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3起動または停止時
(16) "LOGSIZE"=dword:システム管理のログサイズ
システム管理のログサイズを指定します。
ログファイルの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 トラブルシューティング 1.2.4 ログファイルおよびディレクトリ一覧」を参照してください。
- 指定できる値
- 16進数で1000〜7FFFFFFF(10進数で4,096〜2,147,483,647)(単位:バイト)
- デフォルト値
- dword:1F400(10進数で128,000)
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- 次回JP1/AJS3サービス起動時
- 注意事項
- ログファイルのサイズと面数を小さく設定すると,障害発生時の原因特定に影響が出るおそれがあります。ログファイルのサイズを変更する場合は,デフォルトの値より小さく設定しないでください。
(17) "LOGFILENUM"=dword:システム管理のログ面数
システム管理のログの面数を指定します。
ログファイルの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 トラブルシューティング 1.2.4 ログファイルおよびディレクトリ一覧」を参照してください。
- 指定できる値
- 16進数で1〜10(10進数で1〜16)
- デフォルト値
- dword:00000003(10進数で3)
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- 次回JP1/AJS3サービス起動時
- 注意事項
- ログファイルのサイズと面数を小さく設定すると,障害発生時の原因特定に影響が出るおそれがあります。ログファイルの面数を変更する場合は,デフォルトの値より小さく設定しないでください。
Copyright (C) 2009, 2014, Hitachi, Ltd.
Copyright (C) 2009, 2014, Hitachi Solutions, Ltd.