ファイル監視ジョブが監視対象ファイルを監視している間の情報を随時退避しておき,JP1/AJS3サービスが一時的に停止した場合でもファイル監視ジョブの監視状態を引き継ぐことができます。
なお,監視状態を引き継ぐには,ファイル監視ジョブが継続して動作している必要があります。ファイル監視ジョブが継続して動作するか,終了するかによって監視状態が引き継がれるかどうかが異なります。
監視状態が引き継がれる条件については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(業務設計編) 7.6.2 ファイル監視ジョブの注意事項」を参照してください。
ファイル監視ジョブの監視状態を引き継ぐ機能は,デフォルトでは無効になっていますが,JP1/AJS3の新規のインストール時および新規のセットアップ時に有効になります。オプションを変更する手順を次に示します。
(1) 定義手順
(a) 標準構成の場合
jajs_config -k 定義キー名 "環境設定パラメーター名"=定義内容
(b) 互換用ISAM構成の場合
jbssetcnf 設定ファイル名
(2) 環境設定パラメーター一覧
表6-38 ファイル監視ジョブの状態引き継ぎオプション設定の環境設定パラメーター
定義キー | 環境設定パラメーター | 定義内容 |
---|---|---|
[{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}¥JP1AOMAGENT]※ | "FilewatchinfContinue"= | ファイル監視ジョブの状態引き継ぎオプション |
環境設定パラメーターの定義内容の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド2 2.4(17) FilewatchinfContinue」を参照してください。