13.1.2 JP1/AJS3 - Managerのセットアップ

この項では,JP1/AJS3 - Managerのセットアップについて説明します。JP1/AJS3 - Managerのセットアップには,スーパーユーザーの実行権限が必要です。

JP1/Baseのセットアップが完了したら,JP1/AJS3 - Managerをセットアップします。JP1/AJS3を起動するユーザーのumaskには,JP1/AJS3のコマンドを実行するすべてのユーザーから参照・更新できるumaskを設定してください。

なお,ここでは,JP1/AJS3を動作させるために,基本となるセットアップ方法を説明します。業務に合わせて設定を変更したい場合は,必要に応じて次に示す個所を参照してください。

設定または変更したい内容参照個所
実行エージェントの設定手順14.1節
環境設定パラメーターの設定手順14.2節
運用プロファイルの設定手順14.3節
スケジューラー制御に関する各種設定15.1節
ジョブ実行制御に関する各種設定15.2節
イベント・アクション制御に関する各種設定15.3節
キューレスジョブ実行制御に関する各種設定15.4節
定義内容の事前チェックに関する各種設定15.5節
各制御共通の各種設定15.6節
その他の各種設定15.7節
ログ情報の採取16章
クラスタ運用時のセットアップ17章
ディザスター・リカバリー運用時のセットアップ18章
<この項の構成>
(1) セットアップの手順

(1) セットアップの手順

JP1/AJS3 - Managerのセットアップの手順を次に示します。

  1. 必要に応じて,環境設定パラメーターを変更する。
    すべての環境設定パラメーターをJP1/AJS3が推奨する値で使用する場合は,この操作は不要です。環境設定パラメーターの変更は,jajs_configコマンドまたはJP1/Baseが提供するjbssetcnfコマンドを使用します。
    環境設定パラメーターの設定方法については,「14.2 環境設定パラメーターの設定」を参照してください。
  2. システムおよびユーザー環境をセットアップする。
    システムおよびユーザー環境のセットアップについては,「13.4 システムおよびユーザー環境で必要なセットアップ」を参照してください。
  3. 必要に応じて,JP1/AJS3サービスの自動起動・終了を設定する。
    JP1/AJS3サービスの自動起動・終了方法の設定については,「15.7.1 JP1/AJS3サービスの自動起動および自動終了の設定」を参照してください。

これでセットアップは終了です。