エージェント自動定義機能で作成される実行エージェントまたはエージェントの属性値を,あらかじめ共通定義情報でカスタマイズできます。
定義キーによって,有効になる対象およびジョブ種別が異なります。
表15-9 指定が有効になる対象および有効になるジョブ種別
項番 | 定義キー | 有効になる対象 | 有効になるジョブ種別 |
---|---|---|---|
1 | [{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}¥JP1AJS2¥SCHEDULER¥QUEUE¥MANAGER¥Agent]※ | すべての実行エージェント |
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2 | [{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}¥JP1AJSMANAGER¥スケジューラーサービス名¥QUEUE¥MANAGER¥Agent]※ | 定義キーで指定したスケジューラーサービスの実行エージェント |
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3 | [{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}¥JP1NBQMANAGER¥Agent]※ | すべてのエージェントおよびデフォルトキュー |
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エージェント自動定義機能で作成される実行エージェントまたはエージェントの属性値を,あらかじめ共通定義情報でカスタマイズするには,jajs_configコマンドを実行します。
エージェント自動定義機能で作成される実行エージェントまたはエージェントの属性値を,あらかじめ共通定義情報でカスタマイズする手順を次に示します。
(1) 定義手順
# /etc/opt/jp1ajs2/jajs_stop※
# /opt/jp1ajs2/bin/jajs_spmd_status
jajs_config -k 定義キー名 "環境設定パラメーター名1"=定義内容1
["環境設定パラメーター名2"=定義内容2]
["環境設定パラメーター名3"=定義内容3]
["環境設定パラメーター名4"=定義内容4]
(2) 環境設定パラメーター一覧
表15-10 エージェント自動定義時の属性値カスタマイズ環境設定パラメーター
定義キー | 環境設定パラメーター | 対象マネージャー | 定義内容 |
---|---|---|---|
| "AutoCreateExecJobs"= | C,S | エージェント自動定義時のジョブの実行多重度 |
"AutoCreateMaxJobs"= | C | エージェント自動定義時のジョブ数の最大値 | |
"AutoCreateWarnJobs"= | C | エージェント自動定義時のジョブ数の警告値 | |
"AutoCreatePriority"= | C | エージェント自動定義時のエージェント優先順位 |
環境設定パラメーターの定義内容の詳細については,次の個所を参照してください。
(3) 注意事項
エージェント自動定義機能と実行エージェント制限の両方を使用する場合,ジョブ実行時に自動定義される実行エージェントは,ジョブを実行する前に実行エージェントプロファイルに設定しておく必要があります。実行エージェントプロファイルに設定していないとき,ジョブは「起動失敗」状態になります。また,実行エージェントの追加はされません。