起動条件で監視している一つのイベントジョブのイベントが連続して発生する場合,通信の状態によって,イベントの成立順序が実際に発生した順序とは異なることがあります。引き継ぎ情報を使用しているなどで,成立するイベントの順序をイベントが実際に発生した順にしたい場合は,イベント順序保証オプションを使用してください。イベント順序保証オプションを有効にする手順を次に示します。
なお,イベント順序保証オプションは,イベントジョブを実行するすべてのエージェントホストで設定してください。
(1) 定義手順
(a) 標準構成の場合
# /etc/opt/jp1ajs2/jajs_stop※
# /opt/jp1ajs2/bin/jajs_spmd_status
jajs_config -k 定義キー名 "環境設定パラメーター名"=定義内容
(b) 互換用ISAM構成の場合
# /etc/opt/jp1ajs2/jajs_stop※
# /opt/jp1ajs2/bin/jajs_spmd_status
jbssetcnf 設定ファイル名
(2) 環境設定パラメーター一覧
表15-35 イベント順序保証オプション設定の環境設定パラメーター
定義キー | 環境設定パラメーター | 定義内容 |
---|---|---|
[{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}¥JP1AOMAGENT]※ | "EventSequential"= | イベント順序保証オプション |
環境設定パラメーターの定義内容の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド2 2.4(20) EventSequential」を参照してください。