ジョブ実行制御のエージェントプロセス間通信でパイプ通信のタイムアウトエラーが発生することがあります。その原因として,次のことが考えられます。
これらの発生条件が解消されないでパイプ通信のタイムアウトエラーが頻繁に発生するような場合は,エージェントプロセスが実行されるホスト上のパイプ通信タイムアウト時間を長めに変更して運用することを推奨します。なお,デフォルトは「300秒間」に設定されています。
エージェントのパイプ通信タイムアウト値の設定手順を次に示します。
(1) 定義手順
# /etc/opt/jp1ajs2/jajs_stop※
# /opt/jp1ajs2/bin/jajs_spmd_status
jajs_config -k 定義キー名 "環境設定パラメーター名"=定義内容
(2) 環境設定パラメーター一覧
表15-25 エージェントのパイプ通信タイムアウト値の変更環境設定パラメーター
定義キー | 環境設定パラメーター | 定義内容 |
---|---|---|
[{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}¥JP1NBQAGENT¥Job]※ | "PipeComTimeout"= | エージェントのパイプ通信タイムアウト値の定義 |
環境設定パラメーターの定義内容の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド2 2.3(59) PipeComTimeout」を参照してください。