6.1.7 待ち合わせ条件を使用するための設定

異なるジョブネットにあるユニット間の実行順序を,待ち合わせ条件を使用して制御する場合,待ち合わせ条件を有効にしておく必要があります。

待ち合わせ条件は,デフォルトでは無効になっています。待ち合わせ条件を使用するには,環境設定パラメーターPREWAITUSEを設定する必要があります。

待ち合わせ条件を使用する手順を次に示します。

<この項の構成>
(1) 定義手順
(2) 環境設定パラメーター一覧

(1) 定義手順

  1. 次のコマンドを実行して,スケジューラーサービスを停止する。

    jajs_spmd_stop -n jajs_schd -F スケジューラーサービス名

  2. 次のコマンドを実行して,「(2) 環境設定パラメーター一覧」の環境設定パラメーターを設定する。

    jajs_config -k 定義キー名 "環境設定パラメーター名"=定義内容

  3. 次のコマンドを実行して,スケジューラーサービスを起動する。

    jajs_spmd -n jajs_schd -F スケジューラーサービス名

(2) 環境設定パラメーター一覧

表6-4 待ち合わせ条件を使用するかどうかを設定する環境設定パラメーター

定義キー環境設定パラメーター定義内容
[{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}¥JP1AJSMANAGER¥スケジューラーサービス名]"PREWAITUSE"=待ち合わせ条件を使用するかどうかの設定
注※
{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}の部分は,物理ホストの場合は「JP1_DEFAULT」を,論理ホストの場合は「論理ホスト名」を指定します。

環境設定パラメーターの定義内容の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド2 2.2(92) PREWAITUSE」を参照してください。