4.2 環境設定パラメーターの設定

この節では,共通定義情報の登録内容を変更する手順を説明します。

共通定義情報の登録内容を変更するには,次の方法があります。

共通定義情報への登録に必要な環境設定パラメーターの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド2 2. 環境設定パラメーター」を参照してください。

それぞれの手順について,次に示します。

<この節の構成>
(1) jajs_configコマンドを使用して登録する
(2) jbssetcnfコマンドを使用して登録する

(1) jajs_configコマンドを使用して登録する

jajs_configコマンドを使用して共通定義情報へ登録する手順を,次に示します。

  1. JP1/AJS3のサービスを停止する。
    Windowsの[コントロールパネル]の[管理ツール]で[サービス]を選択し,次に示すサービスを停止します。
    • JP1/AJS3サービス
  2. 共通定義情報に登録する。
    次のコマンドを実行して,環境設定パラメーターの内容を共通定義情報に登録します。

    jajs_config△-k△定義キー名△"環境設定パラメーター名1"=定義内容1△["環境設定パラメーター名2"=定義内容2] ...

    (凡例)
    △:1 バイトの空白文字

    (例)

    jajs_config -k [JP1_DEFAULT¥JP1AJSMANAGER¥AJSROOT1] "LOGSIZE"=dword:00002800 "AJSLOG"="all"

  3. JP1/AJS3を再起動する。
    登録した環境設定パラメーターの内容が,JP1/AJS3に反映されます。

(2) jbssetcnfコマンドを使用して登録する

変更する環境設定パラメーターの定義内容を記述した設定ファイルを作成して,jbssetcnfコマンドを使用して共通定義情報へ登録する手順を,次に示します。

  1. JP1/AJS3のサービスを停止する。
    Windowsの[コントロールパネル]の[管理ツール]で[サービス]を選択し,次に示すサービスを停止します。
    • JP1/AJS3サービス
  2. 変更用の設定ファイルを作成する。
    メモ帳などのテキストエディターで,変更や追加が必要な環境設定パラメーターを記述した変更用の設定ファイルを作成します。
    設定ファイルのファイル名は任意です。
    例えば,次の環境設定パラメーターを定義するとします。
    定義キー環境設定パラメーター設定値
    [JP1_DEFAULT¥JP1AJSMANAGER¥AJSROOT1]"LOGSIZE"=00002800​(16進数)
    "AJSLOG"="all"

    記述例を次に示します。

    [JP1_DEFAULT¥JP1AJSMANAGER¥AJSROOT1]
    "LOGSIZE"=dword:00002800​
    "AJSLOG"="all"

  3. 設定ファイルを保存する。
  4. 共通定義情報に登録する。
    次のコマンドを実行して,変更または追加した環境設定パラメーターの内容を共通定義情報に登録します。

    jbssetcnf 設定ファイル名

    jbssetcnfコマンドのパスは,「JP1/Baseのインストール先フォルダ¥bin¥jbssetcnf」です。
  5. JP1/AJS3を再起動する。
    登録した環境設定パラメーターの内容がJP1/AJS3に反映されます。