付録E.1 Windowsの場合

環境設定パラメーターを誤って設定した場合は,次の手順に従って回復してください。

誤って定義した環境設定パラメーターと正しい環境設定パラメーターの例を次に示します。

誤って定義した環境設定パラメーター

[JP1_DEFAULT¥JP1NBQAGENT¥Variable]
"USSER-ENVIRONMENT1"="ENVIRONMENT-VALUE1"

正しい環境設定パラメーター

[JP1_DEFAULT¥JP1NBQAGENT¥Variable]
"USER-ENVIRONMENT1"="ENVIRONMENT-VALUE1"

上記の誤って定義した環境設定パラメーターの削除手順と,正しい環境設定パラメーターの設定手順を次に示します。

  1. 次のコマンドを実行して定義情報を退避する。
    • 物理ホストの場合

     jbsgetcnf > 退避ファイル名

    • 論理ホストの場合

     jbsgetcnf -h 論理ホスト名 > 退避ファイル名

    jbsgetcnfコマンドのパスは,「JP1/Baseのインストール先フォルダ¥bin¥jbsgetcnf」です。
    jbsgetcnfコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。
  2. 次のコマンドを実行してVariableサブキーを削除する。
    • 物理ホストの場合

     jbsunsetcnf -h JP1_DEFAULT -c JP1NBQAGENT -n Variable

    • 論理ホストの場合

     jbsunsetcnf -h 論理ホスト名 -c JP1NBQAGENT -n Variable

    jbsunsetcnfコマンドのパスは,「JP1/Baseのインストール先フォルダ¥bin¥jbsunsetcnf」です。
    jbsunsetcnfコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。
  3. 手順1で退避した退避ファイルを編集する。
    変更前

    [JP1_DEFAULT¥JP1NBQAGENT¥Variable]
    "JP1AJS2_JPOEXEPATH"="C:¥Program Files¥HITACHI¥JP1AJS2¥bin"
    "JP1AJS2_JPQNOP"="C:¥Program Files¥HITACHI¥JP1AJS2¥bin¥jpqnop.exe"
    "JP1AJS2_JPWDEXEPATH"="C:¥Program Files¥Hitachi¥JP1PowerMonitor¥bin"
    "USSER-ENVIRONMENT1"="ENVIRONMENT-VALUE1"

    変更後

    [JP1_DEFAULT¥JP1NBQAGENT¥Variable]
    "JP1AJS2_JPOEXEPATH"="C:¥Program Files¥HITACHI¥JP1AJS2¥bin"
    "JP1AJS2_JPQNOP"="C:¥Program Files¥HITACHI¥JP1AJS2¥bin¥jpqnop.exe"
    "JP1AJS2_JPWDEXEPATH"="C:¥Program Files¥Hitachi¥JP1PowerMonitor¥bin"

    既存の環境設定パラメーターは削除しないで,誤って追加した個所を削除してください。
    論理ホスト環境を変更する場合には,「JP1_DEFAULT」を論理ホスト名で指定します。
  4. ファイルを保存し,次のコマンドを実行して定義を回復する。

    jbssetcnf 手順1で退避した退避ファイル名

    jbssetcnfコマンドのパスは,「JP1/Baseのインストール先フォルダ¥bin¥jbssetcnf」です。
    jbssetcnfコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。
    環境設定パラメーターの追加前の状態に戻ります。
  5. メモ帳などのテキストエディターで,次の内容を定義した設定ファイルを作成する。

    [JP1_DEFAULT¥JP1NBQAGENT¥Variable]
    "USER-ENVIRONMENT1"="ENVIRONMENT-VALUE1"

  6. ファイルを保存し,次のコマンドを実行する。

    jbssetcnf 設定ファイル名

  7. JP1/AJS3を再起動する。
    設定ファイルに記述した内容が反映されます。