2.3.5 WAN環境で使用する場合の通信

マネージャーホスト・エージェントホスト間の通信については,WAN環境では使用しないでください。

なお,次に示すプログラムやコンポーネントの接続には,WAN(INS-C,INS-P)環境を使用できますが,通信時間や通信量に応じて課金されるネットワークはできるだけ使用しないでください。

WAN環境で運用する場合には,KeepAlive(常時通信し,相手の動作を確認する通信方法)を抑止するように環境設定するなどして,通信費を削減するように設定してください。また,ルーターなどの通信機器も,無通信監視での自動回線接続などを設定し,通信費を削減するようにしてください。

ただし,JP1/AJS3 Console Viewからの監視時には,回線が接続されている環境で使用する必要があります。無通信監視などで自動的に回線が切断される環境では使用できません。

通信量や通信時間に応じて課金される環境で,JP1/AJS3 Console Viewから監視する場合は,次に示す点に注意する必要があります。

  1. 回線が接続されたままになる。
  2. 監視対象の状態変化に応じて非同期に通信が発生する。

通信費を削減するには,使用していないJP1/AJS3 Console Viewをログアウトして終了させておきます。JP1/AJS3 Console Viewでログインしていない状態では,通信が発生することはありません。