5.5.2 ディザスター・リカバリーのための検討項目

JP1/AJS3でディザスター・リカバリー運用をするための検討項目を次に示します。

表5-6 JP1/AJS3のディザスター・リカバリー運用のための検討項目

項番検討項目検討内容
1ディザスター・リカバリー運用する業務の検討JP1/AJS3で運用する業務のうち,大規模災害などで拠点が停止してもリモートサイト側で速やかに再開したい業務を洗い出し,ディザスター・リカバリー運用するかどうかを検討します。
2ディザスター・リカバリーおよび復旧後のプロセスの検討拠点停止時に,どこの拠点で運用を再開するのか,また別拠点で業務を再開したあと,その拠点で運用していくのか,元の拠点に運用を戻すのかなどを検討します。
3準備するホストやOS,プログラムなどの検討システムの前提条件を確認し,それぞれの拠点に必要なマシン,OS,JP1/AJS3 - Managerなどのプログラムを検討します。
ディザスター・リカバリー運用の前提条件については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 運用ガイド 12.1.2(1) 前提条件」を参照してください。
4システム使用条件の確認システムの使用条件を確認し,システム構成を検討します。
JP1/AJS3が対応するディザスター・リカバリーのシステム構成については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 運用ガイド 12.1.3 JP1/AJS3が対応するディザスター・リカバリーのシステム構成」を参照してください。
5システム構成の検討
6システムの処理性能の見積もりディザスター・リカバリー環境での処理性能について見積もります。詳細については,「5.5.3 ディザスター・リカバリー環境での処理性能の見積もり」を参照してください。