6.2.3 ジョブの定義
続いて,ジョブネット「example2」の中にジョブ「job1」,ネストジョブネット「nestjobnet1」,およびジョブ「job4」を定義します。手順を次に示します。
- [JP1/AJS3 - View]ウィンドウ(メイン画面)の機能メニューで[ジョブネット定義]が選択されていることを確認する。
- リストエリアで,ジョブグループ「jobgroup2」の中のジョブネット「example2」を選択する。
![[図データ]](figure/zuz06208.gif)
- [編集]-[編集]を選択する。
[ジョブネットエディタ]ウィンドウが表示されます。
![[図データ]](figure/zuz06209.gif)
- [排他編集]をチェックする。
![[図データ]](figure/zuz06240.gif)
- アイコンリストの[標準]タブの
(PCジョブアイコン)をドラッグし,マップエリアにドロップする。
![[図データ]](figure/zuz06241.gif)
[詳細定義-[PC Job]]ダイアログボックスが表示されます。
![[図データ]](figure/zuz06210.gif)
- ジョブの名称,実行ファイルの名称などを入力する。
- [ユニット名]にこのジョブの名称として「job1」と入力します。
- [実行ファイル名]にジョブとして実行するファイルの名称「cmd.exe」と入力します。
- [パラメーター]に「/C hostname >C:¥e2_job1.txt」と入力します。この入力内容は,hostnameコマンドの実行結果をC:¥e2_job1.txtに出力することを示します。
![[図データ]](figure/zuz06211.gif)
- [OK]をクリックする。
[詳細定義-[PC Job]]ダイアログボックスが閉じます。
![[図データ]](figure/zuz06212.gif)
次に,ネストジョブネット「nestjobnet1」を定義します。
- [ジョブネットエディタ]ウィンドウで,アイコンリストの[標準]タブの
(ジョブネットアイコン)をドラッグし,マップエリアにドロップする。
![[図データ]](figure/zuz06214.gif)
ジョブネットアイコンをマップエリアにドロップすると,次に示す[詳細定義-[ジョブネット]]ダイアログボックスが表示されます。
![[図データ]](figure/zuz06215.gif)
- ネストジョブネットを定義する。
[ユニット名]に,このネストジョブネットの名称として「nestjobnet1」と入力します。
![[図データ]](figure/zuz06216.gif)
- [OK]をクリックする。
[詳細定義-[ジョブネット]]ダイアログボックスが閉じます。
![[図データ]](figure/zuz06217.gif)
次に,ネストジョブネット「nestjobnet1」に,ジョブ「job2」および「job3」を定義していきます。
- ツリーエリアでネストジョブネット「nestjobnet1」を選択する。
![[図データ]](figure/zuz06218.gif)
- 「job2」と「job3」を定義する。
マップエリアにPCジョブアイコンをドラッグアンドドロップすると[詳細定義-[PC Job]]ダイアログボックスが表示されるので,それぞれジョブ「job1」と同じ要領で定義します。それぞれのジョブで設定する値を次の表に示します。
表6-1 ジョブ「job2」と「job3」に定義する内容
ユニット名 | 実行ファイル名 | パラメーター |
---|
job2 | cmd.exe | /C hostname >C:¥e2_job2.txt |
job3 | cmd.exe | /C hostname >C:¥e2_job3.txt |
![[図データ]](figure/zuz06219.gif)
次に,「job2」,「job3」の順でジョブが実行されるように設定します。
- 編集モード選択ボタンの中から,
(関連線接続ボタン)をクリックする。
![[図データ]](figure/zuz06221.gif)
- 先に実行する「job2」,あとに実行する「job3」の順でジョブのアイコンをクリックする。
「job2」から「job3」への矢印が引かれます。この操作を関連づけといいます。
![[図データ]](figure/zuz06222.gif)
これで,「nestjobnet1」を定義できました。次に,「nestjobnet1」のあとに実行されるジョブ「job4」を定義し,「job1」,「nestjobnet1」,および「job4」の関連づけをしていきます。
- [ジョブネットエディタ]ウィンドウのツリーエリアで,ジョブネット「example2」を選択する。
![[図データ]](figure/zuz06223.gif)
- マップエリアにPCジョブアイコンをドラッグアンドドロップして「job4」を定義する。
[詳細定義-[PC Job]]ダイアログボックスが表示されるので,次の項目を入力します。
- [ユニット名]にこのジョブの名称として「job4」と入力します。
- [実行ファイル名]にジョブとして実行するファイルの名称「cmd.exe」と入力します。
- [パラメーター]に「/C hostname >C:¥e2_job4.txt」と入力します。この入力内容は,hostnameコマンドの実行結果をC:¥e2_job4.txtに出力することを示します。
![[図データ]](figure/zuz06224.gif)
- 「job1」,「nestjobnet1」,「job4」の順に実行されるように,関連づけをする。
編集モード選択ボタンの中の
(関連線連続接続ボタン)をクリックし,「job1」「nestjobnet1」「job4」の順で連続してクリックすると,関連づけができます。
![[図データ]](figure/zuz06226.gif)
- マップエリアの空白部分をクリックし,関連づけを終了する。
マップエリアの空白部分をクリックすることで,関連線連続接続ボタンを使った関連づけが終了します。
- [ジョブネットエディタ]ウィンドウの[ファイル]-[閉じる]を選択する。
[ジョブネットエディタ]ウィンドウが閉じ,[JP1/AJS3 - View]ウィンドウ(メイン画面)に戻ります。
![[図データ]](figure/zuz06227.gif)
これで,ジョブを定義できました。