このマニュアルは,JP1/Automatic Job Management System 3(以降,JP1/AJS3と省略します)の操作方法を説明しています。
対象読者
このマニュアルは,初めてJP1/AJS3を操作する方を対象としています。
マニュアルの構成
このマニュアルは,次に示す章から構成されています。第1章から順にお読みください。
関連マニュアル
このマニュアルの関連マニュアルを次に示します。必要に応じてお読みください。
JP1/AJS関連
JP1関連
このマニュアルでの表記
このマニュアルでは,日立製品およびその他の製品の名称を省略して表記しています。また,英略語を使用しています。正式名称と,このマニュアルでの表記を次の表に示します。
このマニュアルでの表記 | 正式名称 | |
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JP1/AJS3 | JP1/AJS3 - Manager | JP1/Automatic Job Management System 3 - Manager |
JP1/AJS3 - Agent | JP1/Automatic Job Management System 3 - Agent | |
JP1/AJS3 - View | JP1/Automatic Job Management System 3 - View | |
JP1/IM | JP1/IM - Manager | JP1/Integrated Management - Manager |
JP1/IM - View | JP1/Integrated Management - View | |
Windows 7 | Microsoft(R) Windows(R) 7 Enterprise | |
Microsoft(R) Windows(R) 7 Professional | ||
Microsoft(R) Windows(R) 7 Ultimate | ||
Windows Server 2003 | Windows Server 2003 | Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise Edition |
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard Edition | ||
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise Edition | ||
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard Edition | ||
Windows Server 2003(IPF) | Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise Edition for Itanium(R)-based Systems | |
Windows Server 2003(x64) | Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise x64 Edition | |
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard x64 Edition | ||
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise x64 Edition | ||
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard x64 Edition | ||
Windows Server 2008 | Windows Server 2008 | Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Datacenter |
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise | ||
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard | ||
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Datacenter | ||
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Enterprise | ||
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Standard | ||
Windows Server 2008(IPF) | Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 for Itanium-based Systems | |
Windows Vista | Microsoft(R) Windows Vista(R) Business | |
Microsoft(R) Windows Vista(R) Enterprise | ||
Microsoft(R) Windows Vista(R) Ultimate | ||
Windows XP Professional | Microsoft(R) Windows(R) XP Professional Operating System | |
AIX | AIX 5L 5.3 | |
AIX V6.1 | ||
HP-UX | HP-UX(IPF) | HP-UX 11i V2 (IPF) |
HP-UX 11i V3 (IPF) | ||
Linux | Linux 5(AMD/Intel 64) | Red Hat Enterprise Linux(R) 5.1 (AMD/Intel 64) |
Red Hat Enterprise Linux(R) 5.2 (AMD/Intel 64) | ||
Linux 5(IPF) | Red Hat Enterprise Linux(R) 5.1 (IPF) | |
Red Hat Enterprise Linux(R) 5.2 (IPF) | ||
Linux 5(x86) | Red Hat Enterprise Linux(R) 5.1 (x86) | |
Red Hat Enterprise Linux(R) 5.2 (x86) | ||
Linux 6(x86) | Red Hat Enterprise Linux(R) Server 6 (32-bit x86) | |
Linux 6(x64) | Red Hat Enterprise Linux(R) Server 6 (64-bit x86_64) | |
Solaris | Solaris 9(SPARC) | |
Solaris 10(SPARC) | ||
Solaris 10 (x64) | ||
Solaris 10 (x86) |
このマニュアルで使用する英略語
このマニュアルで使用する英略語を次に示します。
英略語 | 正式名称 |
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GUI | Graphical User Interface |
OS | Operating System |
このマニュアルで使用する記号
このマニュアルで使用する記号を次に示します。
記号 | 意味 |
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[ ] | メニュー項目,ダイアログボックス,ボタンなどを示します。
|
「 」 | ジョブ,ジョブネットの名称,または入力する内容を示します。
|
図中で使用する記号
このマニュアルで使用する記号を次の図に示します。
Windows版JP1/AJS3のデフォルトのインストール先フォルダ
Windows版JP1/AJS3のデフォルトのインストール先フォルダは,次のとおりです。
このマニュアルで使用する「Administrators権限」について
このマニュアルで表記している「Administrators権限」とは,ローカルPCに対してAdministrators権限を持つユーザーを指します。ローカルPCに対してAdministrators権限を持つユーザーであれば,ローカルユーザー,ドメインユーザー,およびActiveDirectory環境で動作に違いはありません。
オンラインマニュアルについて
JP1/AJS3 - Viewでは,Webブラウザーで参照できるHTMLマニュアルを提供しています。HTMLマニュアルは,下記Webブラウザーで参照できます。
HTMLマニュアルの内容は,下記の紙マニュアルと同じです。
JP1/AJS3 - Viewでは,[ヘルプ]-[目次]を選択すると目次が表示されます。また,[F1]キーを押して目次を表示することもできます。ただし,拡張子htmのファイルにWebブラウザーが関連づけられていない場合,HTMLマニュアルが正しく表示されません。その場合は,htmファイルとWebブラウザーを関連づけてください。
JP1/AJS3のマニュアル体系とマニュアルの使い分けについて
JP1/AJS3のマニュアルは,14冊に分かれています。各マニュアルは,主に次の内容について記載しています。
なお,ここでのマニュアル名称は「JP1 Version 9 JP1/Automatic Job Management System 3」を省略しています。
項番 | マニュアル名 | 記載内容 |
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1 | 入門 (3020-3-S01) |
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2 | 導入ガイド (3020-3-S02) |
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3 | 設計ガイド(システム構築編) (3020-3-S03) |
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4 | 設計ガイド(業務設計編) (3020-3-S04) |
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5 | 構築ガイド1 (3020-3-S05) |
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6 | 構築ガイド2 (3020-3-S06) |
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7 | 運用ガイド (3020-3-S07) |
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8 | トラブルシューティング (3020-3-S08) |
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9 | 操作ガイド (3020-3-S09) |
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10 | コマンドリファレンス1 (3020-3-S10) |
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11 | コマンドリファレンス2 (3020-3-S11) |
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12 | 連携ガイド (3020-3-S12) |
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13 | メッセージ1 (3020-3-S13) |
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14 | メッセージ2 (3020-3-S14) |
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各マニュアルは,利用目的に合わせて次のようにお読みください。
利用目的 | 必ず読むマニュアル | 必要に応じて読むマニュアル |
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JP1/AJS3の基本的な操作を体験したい。 |
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JP1/AJS3の機能について知りたい。 |
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ジョブの自動運転システムを構築したい(インストール,セットアップなど)。 |
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自動化する業務を設計したい(ジョブ定義,スケジュール定義など)。 |
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運転中のシステムの監視やメンテナンス方法について知りたい。 |
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運用中のトラブルの対処方法について知りたい。 |
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JP1/AJS3の操作方法について知りたい。 |
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JP1/AJS3で使用できる正規表現について
ダイアログボックスやコマンドでの定義で,正規表現が使用できる項目があります。Windowsでの正規表現については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。UNIXでの正規表現については,UNIXのドキュメントを参照してください。
Windowsのホスト上でイベントジョブを実行する場合,JP1/Baseの設定によって使用できる正規表現が異なります。使用できる正規表現の設定方法については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」の,使用する正規表現の拡張に関する説明を参照してください。
なお,正規表現で,すべての文字に一致する「.*」を多数使用すると,検索に時間が掛かることがあります。長いメッセージなどに対しては,必要な個所に対してだけ「.*」を使用するようにしてください。また,UNIXでは,空白以外の文字に一致させたい場合など,「.*」の代わりに「[^ ]*(空白以外の文字の繰り返し)」を使用すると,検索時間を短縮できます。
JIS 2004(JIS X 0213:2004)で追加された第3水準,第4水準漢字について
JP1/AJS3では,JIS 2004で追加された第3水準漢字,第4水準漢字を使用できません。これらの文字を使用した場合,正常に動作しないおそれがあります。
KB(キロバイト)などの単位表記について
1KB(キロバイト),1MB(メガバイト),1GB(ギガバイト),1TB(テラバイト)はそれぞれ1,024バイト,1,0242バイト,1,0243バイト,1,0244バイトです。