JP1/Automatic Job Management System 3 入門
操作に入る前に,この操作例の目的,ジョブネットの定義イメージ,および作業の流れを説明します。ここで操作例3の概要を理解してから,操作を始めてください。
- <この節の構成>
- (1) この操作例の目的
- (2) ジョブネットの定義イメージ
- (3) 作業の流れ
(1) この操作例の目的
操作例3は,ジョブネットが異常終了した場合に,異常終了の原因を確認し,対処して再実行することを目的としています。
(2) ジョブネットの定義イメージ
操作例3では,ジョブネットをいったん異常終了させるために,故意に誤った実行エージェント名を指定します。それぞれのジョブで実行するのは,操作例1および操作例2と同じhostnameコマンドです。
操作例3で定義するジョブネットのイメージを次に示します。
図7-1 操作例3のジョブネットの定義イメージ
- 「AJSROOT1」
- 最上位のジョブグループです。あらかじめ定義されています。
- 「jobgroup3」
- 今回定義するジョブグループです。ジョブグループ「AJSROOT1」の中に定義します。
- 「example3」
- ジョブネットです。ジョブグループ「jobgroup3」の中に定義します。また,誤った実行エージェント「AGT99」で実行するように定義します。
- 「job1」および「job2」
- hostnameコマンドを実行するジョブです。ジョブネット「example3」の中に定義します。また,「job1」,「job2」の順に実行されるように定義します。
(3) 作業の流れ
操作例3での作業の流れと操作手順の参照先を次の図に示します。
図7-2 操作例3の作業の流れ
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