JP1/Automatic Job Management System 3 入門

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6.1 この章で実施すること

操作に入る前に,この操作例の目的,ジョブネットの定義イメージ,および作業の流れを説明します。ここで操作例2の概要を理解してから,操作を始めてください。

<この節の構成>
(1) この操作例の目的
(2) ジョブネットの定義イメージ
(3) 作業の流れ

(1) この操作例の目的

操作例2は,JP1/AJS3 - Viewを使って次のような操作を体験することを目的としています。

マネージャーホスト1台のシステム構成を採っている場合(エージェントホストがない場合)は,エージェントホスト名をマネージャーホスト名に読み替えてください。

(2) ジョブネットの定義イメージ

操作例2では,毎週1回エージェントホスト「AGT01」で実行するジョブネットを定義します。それぞれのジョブで実行するのは,操作例1と同じhostnameコマンドです。

操作例2で定義するジョブネットのイメージを次に示します。

図6-1 操作例2のジョブネットの定義イメージ

[図データ]

「AJSROOT1」
最上位のジョブグループです。あらかじめ定義されています。

「jobgroup2」
今回定義するジョブグループです。ジョブグループ「AJSROOT1」の中に定義します。

「example2」
ジョブネットです。ジョブグループ「jobgroup2」の中に,エージェントホスト「AGT01」で実行するように定義します。
また,2009年8月7日から,毎週金曜日の9:00にこのジョブネットが実行されるようにスケジュールを設定します。

このマニュアルではエージェントホスト名を「AGT01」としていますが,使用している環境によってホスト名は異なります。操作中は実際のホスト名に読み替えてください。

「job1」
Windowsで提供されているhostnameコマンドを実行するジョブです。ジョブネット「example2」の中に定義します。

「nestjobnet1」
ジョブネットです。ジョブネット「example2」の中に定義します(このように,ジョブネットの中に定義するジョブネットをネストジョブネットといいます)。また,「job1」の次に実行されるように定義します。

「job2」および「job3」
Windowsで提供されているhostnameコマンドを実行するジョブです。「nestjobnet1」の中に定義します。また,「job2」,「job3」の順に実行されるように定義します。

「job4」
Windowsで提供されているhostnameコマンドを実行するジョブです。ジョブネット「example2」の中に定義します。また,「nestjobnet1」の次に実行されるように定義します。

(3) 作業の流れ

操作例2での作業の流れと操作手順の参照先を次の図に示します。

図6-2 操作例2の作業の流れ

[図データ]

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