5.3.3 プロセスノードを配置する

プロセスノードには,次の2種類があります。

画像を表示する場合で,文字列も表示させたいときは,文字列入りの画像を配置するか,または固定テキストパーツと組み合わせて配置してください。固定テキストパーツについては,「5.3.6 固定テキストを配置する」を参照してください。

ここでは,プロセスノードを配置する手順,および[属性の設定]画面について説明します。

<この項の構成>
(1) 手順(プロセスノードに文字列を表示する場合)
(2) 手順(プロセスノードに画像を表示する場合)
(3) [属性の設定]画面の項目

(1) 手順(プロセスノードに文字列を表示する場合)

  1. [Flow]パレットの[図データ]([プロセス]ボタン)をクリックします。
    [図データ]([プロセス]ボタン)が選択されます。
  2. 業務フロー領域の任意の場所をクリックします。
    プロセスノードが配置されます。また,ガイド領域に[Guide]パレットが表示されます。

    [図データ]

    ガイドの作成方法については,「5.4 ガイドの作成」を参照してください。
  3. プロセスノードの任意の場所をダブルクリックします。
    [属性の設定]画面が表示されます。
  4. プロセスノードに関する属性を指定します。
    次の属性を指定できます。ノードの名称の指定は必須です。ほかの項目は,必要に応じて指定してください。
    • ノードの名称
    • ノードID
    • 前面/背面の並び順
    • ガイド領域に表示される,前のノードに戻るためのボタンの名称
    • ガイド領域に表示される,前のノードからこのノードへ遷移するためのボタンの名称
    [属性の設定]画面の各項目の詳細は,「(3) [属性の設定]画面の項目」を参照してください。
  5. [更新]ボタンをクリックします。
    指定した内容が反映されます。

(2) 手順(プロセスノードに画像を表示する場合)

  1. [Flow]パレットの[図データ]([プロセス]ボタン)をクリックします。
    [図データ]([プロセス]ボタン)が選択されます。
  2. 業務フロー領域の任意の場所をクリックします。
    プロセスノードが配置されます。また,ガイド領域に[Guide]パレットが表示されます。

    [図データ]

    ガイドの作成方法については,「5.4 ガイドの作成」を参照してください。
  3. プロセスノードの任意の場所をダブルクリックします。
    [属性の設定]画面が表示されます。
  4. プロセスノードに関する属性を指定します。
    次の属性を指定できます。画像URLの指定は必須です。ほかの項目は,必要に応じて指定してください。
    • ノードの名称
    • 画像URL
    • ノードID
    • 前面/背面の並び順
    • ガイド領域に表示される,前のノードに戻るためのボタンの名称
    • ガイド領域に表示される,前のノードからこのノードへ遷移するためのボタンの名称
    [属性の設定]画面の各項目の詳細は,「(3) [属性の設定]画面の項目」を参照してください。
  5. [更新]ボタンをクリックします。
    指定した内容が反映されます。

(3) [属性の設定]画面の項目

[属性の設定]画面を次に示します。

図5-6 [属性の設定]画面(プロセスノードから表示させた場合)

[図データ]

[属性の設定]画面の各項目について説明します。

(a) [ノードの名称]テキストボックス

ノードの名称を入力します。次の場合はエラーになります。

注意事項
  • プロセスノードに画像を表示する場合,ノードの名称は業務フローには表示されません。ただし,ガイド領域のタイトルとして表示されるため,入力しておくことをお勧めします。
  • 分岐ノードの次に配置されるプロセスノードのノード名称は,業務実行画面のガイド領域の右下に,遷移用のボタンのラベル(ボタン名)として表示されます。そのため,ノード名称が長いと,ボタンのラベルが途中までしか表示されないので,注意してください。
    プロセスノードの名称がボタン名として表示されている例を次に示します。

    [図データ]

(b) [画像URL]テキストボックス

プロセスノードに表示したい画像ファイルのパスを入力します。Webブラウザで表示できる形式のファイルを指定してください。

画像はプロセスノードの大きさに合わせて拡大・縮小表示されますが,縦横の比率は保持されません。したがって,あらかじめ画像の大きさとプロセスノードの大きさを合わせておくことをお勧めします。このとき,プロセスノードのサイズから縦横6ピクセルずつ引いたサイズになるようにしてください。また,画像を配置したあとにプロセスノードの大きさを変更する場合,拡大・縮小による画質の劣化を考慮してください。

入力できるURLの形式を次に示します。使用するファイルの格納先が,ナビゲーション プラットフォームのWebサーバか,それ以外のWebサーバかによって,指定するパスの形式が異なります。

ナビゲーション プラットフォームのWebサーバに格納したファイルを指定する場合
  • ファイルパス
    ファイルパス:Webサーバのコンテンツ格納先ディレクトリ(ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥PP¥uCPSB¥httpsd¥htdocs)からの相対パス
例として,「ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥PP¥uCPSB¥httpsd¥htdocs¥images¥ucnp.gif」というファイルを指定する場合のパスを次に示します。
  • /images/ucnp.gif
ナビゲーション プラットフォーム以外のWebサーバに格納したファイルを指定する場合
  • プロトコル://ホスト名:ポート番号/ファイルパス
    プロトコル:httpまたはhttps
    ホスト名:Webサーバのホスト名またはIPアドレス
    ポート番号:Webサーバのポート番号
    ファイルパス:Webサーバに格納されたファイルのパス
例として,プロトコルが「http」,ホスト名が「host1」,ポート番号が「55555」のWebサーバの「images」フォルダにある,「image1.gif」というファイルを指定する場合のパスを次に示します。
  • http://host1:55555/images/image1.gif

画像ファイル名のパスに次に示す文字を指定した場合はエラーになります。

(c) [ノードID]テキストボックス

ノードを一意に識別するためのノードIDを半角20文字以内で入力します。[ノードID]テキストボックスは,自動設定されたノードIDを変更する場合に入力します。

次の場合はエラーになります。

注意事項
ノードIDに空文字を指定した場合,ノードIDが無効になります。
(d) [前面/背面の並び順]テキストボックス

このノードを前面または背面に表示したい場合に,最前面からの並び順を1~100の半角数字で入力します。1を入力すると最前面に,100を入力すると最背面に表示されます。71以上を入力すると,このノードと重なる関連線よりも背面に表示されます。

デフォルトは「1」です。新規に追加したノードは最前面に表示されます。

注意事項
画像パーツは,ほかのノードやパーツよりも常に背面に表示されます。[前面/背面の並び順]テキストボックスを指定しても,このノードを画像パーツよりも背面へ移動することはできません。
(e) [このノードの「戻る」ボタンの名称]テキストボックス

このノードから前のノードに遷移するためのボタンの名称を全角40文字以内で入力します。制御文字(ASCIIコードの0x00~0x1Fと0x7F)を含む文字列は入力できません。

また,空文字を指定した場合,ボタンの名称には「戻る」と表示されます。

注意事項
  • 遷移元のノード(このノードに遷移するノード)が複数ある場合,遷移元ごとに「戻る」ボタンの名称を変えることはできません。
  • [このノードの「戻る」ボタンの名称]テキストボックスで指定した名称,またはノードの名称が長いと,ボタンの名称が表示しきれない場合があります。その場合は,テキストボックスで指定した名称,またはノードの名称を見直すか,またはユーザプロパティファイル(ucnp_user.properties)のucnp.base.client.back.button.widthプロパティでボタンの幅を変更してください。
(f) [前のノードの「次へ」ボタンの名称]テキストボックス

前のノードからこのノードへ遷移するためのボタンの名称を全角40文字以内で入力します。制御文字(ASCIIコードの0x00~0x1Fと0x7F)を含む文字列は入力できません。

また,空文字を指定した場合,ボタンの名称には次の文字列が表示されます。

注意事項
  • 遷移元のノード(このノードに遷移するノード)が複数ある場合,遷移元ごとに「次へ」ボタンの名称を変えることはできません。
  • [前のノードの「次へ」ボタンの名称]テキストボックスで指定した名称,またはノードの名称が長いと,ボタンの名称が表示しきれない場合があります。その場合は,テキストボックスで指定した名称,またはノードの名称を見直すか,またはユーザプロパティファイル(ucnp_user.properties)のucnp.base.client.branch.button.widthプロパティまたはucnp.base.client.next.button.widthプロパティでボタンの幅を変更してください。
(g) [更新]ボタン

クリックすると,[属性の設定]画面で入力された内容がノードに設定されて,[属性の設定]画面が閉じます。

(h) [キャンセル]ボタン

クリックすると,[属性の設定]画面が閉じます。この場合,画面で入力した内容は設定されません。