5.3.2 ターミナルノードを配置する

ここでは,業務の開始を表すターミナルノードを配置する手順,および[属性の設定]画面について説明します。

参考
業務フローの終点にターミナルノードを配置すると,ガイド領域に[完了]ボタンが表示されます。ターミナルノードの配置は任意です。[完了]ボタンを表示させたくない場合は,業務フローの終点をプロセスノードにしても問題ありません。
なお,[完了]ボタンを表示させないで作業の完了を明示したい場合は,ターミナルノードの代わりに「作業完了」などの名称にしたプロセスノードを配置することをお勧めします。
<この項の構成>
(1) 手順
(2) [属性の設定]画面の項目

(1) 手順

  1. [Flow]パレットの[図データ]([ターミナル]ボタン)をクリックします。
    [図データ]([ターミナル]ボタン)が選択されます。
  2. 業務フロー領域の任意の場所をクリックします。
    ターミナルノードが配置されます。

    [図データ]

    ターミナルノードに属性を設定する場合は,以降の手順に進んでください。
  3. ターミナルノードの任意の場所をダブルクリックします。
    [属性の設定]画面が表示されます。
  4. ターミナルノードに関する属性を指定します。
    必要に応じて,次の属性を指定します。
    • ノードの名称
    • ノードID
    • 前面/背面の並び順
    • ガイド領域に表示される,前のノードからこのノードへ遷移するためのボタンの名称
    [属性の設定]画面の各項目の詳細は,「(2) [属性の設定]画面の項目」を参照してください。
  5. [更新]ボタンをクリックします。
    指定した内容が反映されます。

(2) [属性の設定]画面の項目

[属性の設定]画面を次に示します。

図5-5 [属性の設定]画面(ターミナルノードから表示させた場合)

[図データ]

[属性の設定]画面の各項目について説明します。

(a) [ノードの名称]テキストボックス

ノードの名称を入力します。次の場合はエラーになります。

(b) [ノードID]テキストボックス

ノードを一意に識別するためのノードIDを半角20文字以内で入力します。[ノードID]テキストボックスは,自動設定されたノードIDを変更する場合に入力します。

次の場合はエラーになります。

注意事項
ノードIDに空文字を指定した場合,ノードIDが無効になります。
(c) [前面/背面の並び順]テキストボックス

このノードを前面または背面に表示したい場合に,最前面からの並び順を1~100の半角数字で入力します。1を入力すると最前面に,100を入力すると最背面に表示されます。71以上を入力すると,このノードと重なる関連線よりも背面に表示されます。

デフォルトは「1」です。新規に追加したノードは最前面に表示されます。

注意事項
画像パーツは,ほかのノードやパーツよりも常に背面に表示されます。[前面/背面の並び順]テキストボックスを指定しても,このノードを画像パーツよりも背面へ移動することはできません。
(d) [前のノードの「完了」ボタンの名称]テキストボックス

前のノードからこのノードへ遷移するためのボタンの名称を全角40文字以内で入力します。制御文字(ASCIIコードの0x00~0x1Fと0x7F)を含む文字列は入力できません。

また,空文字を指定した場合,ボタンの名称には次の文字列が表示されます。

注意事項
  • 遷移元のノード(このノードに遷移するノード)が複数ある場合,遷移元ごとに「完了」ボタンの名称を変えることはできません。
  • [前のノードの「完了」ボタンの名称]テキストボックスで指定した名称,またはノードの名称が長いと,ボタンの名称が表示しきれない場合があります。その場合は,テキストボックスで指定した名称,またはノードの名称を見直すか,またはユーザプロパティファイル(ucnp_user.properties)のucnp.base.client.branch.button.widthプロパティまたはucnp.base.client.complete.button.widthプロパティでボタンの幅を変更してください。
(e) [更新]ボタン

クリックすると,[属性の設定]画面で入力された内容がノードに設定されて,[属性の設定]画面が閉じます。

(f) [キャンセル]ボタン

クリックすると,[属性の設定]画面が閉じます。この場合,画面で入力した内容は設定されません。