8.2 npdatabackupコマンド環境退避

機能

ナビゲーション プラットフォームの環境を退避(バックアップ)します。このコマンドはシステムが停止している状態で実行する必要があります。

このコマンドで退避できるデータを次に示します。

表8-2 バックアップされるデータ

項番データ格納先
1業務コンテンツのデータバックアップ先ディレクトリ¥contents.zip
2業務コンテンツのデータの一覧バックアップ先ディレクトリ¥contentslist.txt
3業務コンテンツやメニュー領域のカスタマイズなどで使用している静的ファイルバックアップ先ディレクトリ¥JP1IMNP¥PP¥uCPSB¥httpsd¥htdocs¥
4ナビゲーション プラットフォームに関する設定ファイル(プロパティファイルなど)バックアップ先ディレクトリ¥JP1IMNP¥conf¥
5ナビゲーション プラットフォームのインストールディレクトリのパス情報バックアップ先ディレクトリ¥installpath.txt
6ナビゲーション プラットフォームのバージョン情報バックアップ先ディレクトリ¥JP1IMNP¥sysconf¥ucnpversion.properties


形式

npdatabackup△バックアップ先ディレクトリのパス

ディレクトリは,絶対パス・相対パスのどちらでも指定できます。パスが長過ぎると処理に失敗することがあるため,パスの長さはナビゲーション プラットフォームのインストールディレクトリよりも短くなるように指定することを推奨します。

また,区切り文字には「¥」を使用します。パスに半角スペースが含まれる場合は,パス全体を「"」で囲んでください。ディレクトリのパスで使用できる記号は,これら以外には半角のコロン(:)と相対パスを表す半角ピリオド(.)だけです。

注意事項

戻り値

戻り値説明
0ナビゲーション プラットフォームの環境退避(バックアップ)に成功した。
1ナビゲーション プラットフォームの環境退避(バックアップ)に失敗した。
2コマンドの排他エラーが発生した。
9実行権限のエラーが発生した。
コマンド制御外のタイミングで終了した場合(<Ctrl>キーと<C>キーを同時に押して強制終了した場合など)の戻り値は不定となります。

使用例

バックアップ先ディレクトリが「C:¥temp¥backupdata」の場合の例です。

> ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥bin¥npdatabackup C:¥temp¥backupdata