8.3 npdatarestoreコマンド環境復元

機能

npdatabackupコマンド(環境退避)でバックアップしたデータを利用して,ナビゲーション プラットフォームの環境を復元(リストア)します。このコマンドはシステムが停止している状態で実行する必要があります。

このコマンドを実行すると,既存のデータが削除または上書きされて,npdatabackupコマンドでバックアップしたデータに置き換わります。npdatabackupコマンドでバックアップされるデータについては,表8-2を参照してください。

形式

npdatarestore△バックアップデータの格納ディレクトリのパス

npdatabackupコマンド実行時に指定したバックアップ先ディレクトリを,そのままバックアップデータの格納ディレクトリ(リストア元ディレクトリ)として使用することを推奨します。

ディレクトリは,絶対パス・相対パスのどちらでも指定できます。パスが長過ぎると処理に失敗することがあるため,パスの長さはナビゲーション プラットフォームのインストールディレクトリよりも短くなるように指定することを推奨します。

また,区切り文字には「¥」を使用します。パスに半角スペースが含まれる場合は,パス全体を「"」で囲んでください。ディレクトリのパスで使用できる記号は,これら以外には半角のコロン(:)と相対パスを表す半角ピリオド(.)だけです。

注意事項

戻り値

戻り値説明
0ナビゲーション プラットフォームの環境復元(リストア)に成功した。
1ナビゲーション プラットフォームの環境復元(リストア)に失敗した。
2コマンドの排他エラーが発生した。
9実行権限のエラーが発生した。
コマンド制御外のタイミングで終了した場合(<Ctrl>キーと<C>キーを同時に押して強制終了した場合など)の戻り値は不定となります。

使用例

リストア元ディレクトリが「C:¥temp¥backupdata」の場合の例です。

> ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥bin¥npdatarestore C:¥temp¥backupdata