5.3.7 画像を配置する

ここでは,画像を配置する手順,および[属性の設定]画面について説明します。

<この項の構成>
(1) 手順
(2) [属性の設定]画面の項目

(1) 手順

Webサーバ(サーバマシン)に格納されているファイルのうち,配置したい画像のURLを指定します。自分で作成した画像を使用するなど,Webサーバに格納されていない画像を使用する場合は,まず決められたディレクトリに画像を格納する必要があります。Webサーバを直接操作できない場合は,システム管理者に画像の格納を依頼してください。

画像の格納先ディレクトリ,および画像を業務フロー領域に配置する手順について説明します。

(a) 画像の格納先ディレクトリ

画像へのURLは絶対パスまたは相対パスで指定できます。Webサーバに格納した画像を使用する場合は,相対パスで指定することをお勧めします。絶対パスで指定した場合,Webサーバのサーバ名が変更になったとき,リンク切れとなるおそれがあります。

画像のURLを相対パスで指定する場合,Webサーバのコンテンツ格納先ディレクトリからの相対パスを指定します。相対パスが複雑にならないように,コンテンツ格納先ディレクトリから近いディレクトリに画像を格納することをお勧めします。

デフォルトのWebサーバのコンテンツ格納先ディレクトリを次に示します。

ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥PP¥uCPSB¥httpsd¥htdocs

コンテンツ格納先ディレクトリの注意事項
ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥PP¥uCPSB¥httpsd¥htdocsの直下に,「ucnp」で始まるファイルまたはディレクトリを作成しないでください。「ucnp」はナビゲーション プラットフォームのシステムで予約されている名称のためです。この名称のファイルまたはディレクトリを作成した場合の動作は保証しません。
(b) 画像を業務フロー領域に配置する手順
  1. [Flow]パレットの[図データ]([画像]ボタン)をクリックします。
    [図データ]([画像]ボタン)が選択されます。
  2. 業務フロー領域の任意の場所をクリックします。
    画像パーツが配置されます。

    [図データ]

  3. 画像パーツの任意の場所をダブルクリックします。
    [属性の設定]画面が表示されます。
  4. 画像のURLを指定します。
    必要に応じて,画像の説明(ツールチップ)および前面/背面の並び順を指定します。
    [属性の設定]画面の各項目の詳細は,「(2) [属性の設定]画面の項目」を参照してください。
  5. [更新]ボタンをクリックします。
    業務フロー領域に,指定した画像が表示されます。

    [図データ]

注意事項
表示される画像の大きさは変更できないため,画像パーツのサイズからはみ出す部分は表示されません。画像パーツのサイズは,画像の大きさに合わせて調整してください。

(2) [属性の設定]画面の項目

[属性の設定]画面を次に示します。

図5-11 [属性の設定]画面(画像パーツから表示させた場合)(業務フロー領域)

[図データ]

[属性の設定]画面の各項目について説明します。

(a) [URL]テキストボックス

ガイド領域に表示させたい画像ファイルのパスを入力します。Webブラウザで表示できる形式のファイルを指定してください。

なお,表示される画像の大きさは変更できないため,画像パーツのサイズからはみ出す部分は表示されません。画像パーツのサイズは,画像の大きさに合わせて調整してください。

入力できるURLの形式を次に示します。使用するファイルの格納先が,ナビゲーション プラットフォームのWebサーバか,それ以外のWebサーバかによって,指定するパスの形式が異なります。

ナビゲーション プラットフォームのWebサーバに格納したファイルを指定する場合
  • ファイルパス
    ファイルパス:Webサーバのコンテンツ格納先ディレクトリ(ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥PP¥uCPSB¥httpsd¥htdocs)からの相対パス
例として,「ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥PP¥uCPSB¥httpsd¥htdocs¥images¥ucnp.gif」というファイルを指定する場合のパスを次に示します。
  • /images/ucnp.gif
ナビゲーション プラットフォーム以外のWebサーバに格納したファイルを指定する場合
  • プロトコル://ホスト名:ポート番号/ファイルパス
    プロトコル:httpまたはhttps
    ホスト名:Webサーバのホスト名またはIPアドレス
    ポート番号:Webサーバのポート番号
    ファイルパス:Webサーバに格納されたファイルのパス
例として,プロトコルが「http」,ホスト名が「host1」,ポート番号が「55555」のWebサーバの「images」フォルダにある,「image1.gif」というファイルを指定する場合のパスを次に示します。
  • http://host1:55555/images/image1.gif

画像ファイル名のパスに次に示す文字を指定した場合はエラーになります。

(b) ツールチップ]テキストボックス

画像の説明を入力します。次の場合はエラーになります。

空文字を指定した場合はツールチップが表示されません。

(c) [前面/背面の並び順]テキストボックス

このパーツをほかの画像パーツよりも前面または背面に表示したい場合に,最前面からの並び順を1~100の半角数字で入力します。1を入力すると最前面に,100を入力すると最背面に表示されます。

デフォルトは「1」です。新規に追加したパーツは最前面に表示されます。

注意事項
ここで設定できるのは,画像パーツ同士の並び順だけです。[前面/背面の並び順]テキストボックスを指定しても,このパーツを画像パーツ以外のパーツやノードよりも前面へ移動することはできません。
(d) [更新]ボタン

クリックすると,[属性の設定]画面で入力された内容がパーツに設定されて,[属性の設定]画面が閉じます。

(e) [キャンセル]ボタン

クリックすると,[属性の設定]画面が閉じます。この場合,画面で入力した内容は設定されません。