5.4.5 ハイパーリンクを配置する

ここでは,ハイパーリンクを配置する手順,および[属性の設定]画面について説明します。

<この項の構成>
(1) 手順
(2) [属性の設定]画面の項目

(1) 手順

ハイパーリンクのURLを指定します。自分で作成した手順書など,Webサーバに格納されていないファイルへのハイパーリンクを配置する場合は,まず決められたディレクトリにファイルを格納する必要があります。Webサーバを直接操作できない場合は,システム管理者にファイルの格納を依頼してください。

ファイルの格納先ディレクトリ,およびハイパーリンクをガイド領域に配置する手順について説明します。

(a) ファイルの格納先ディレクトリ

ファイルへのURLは絶対パスまたは相対パスで指定できます。Webサーバに格納したファイルを使用する場合は,相対パスで指定することをお勧めします。絶対パスで指定した場合,Webサーバのサーバ名が変更になったとき,リンク切れとなるおそれがあります。

URLを相対パスで指定する場合,Webサーバのコンテンツ格納先ディレクトリからの相対パスを指定します。相対パスが複雑にならないように,コンテンツ格納先ディレクトリから近いディレクトリに画像を格納することをお勧めします。

デフォルトのWebサーバのコンテンツ格納先ディレクトリを次に示します。

ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥PP¥uCPSB¥httpsd¥htdocs

コンテンツ格納先ディレクトリの注意事項
ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥PP¥uCPSB¥httpsd¥htdocsの直下に,「ucnp」で始まるファイルまたはディレクトリを作成しないでください。「ucnp」はナビゲーション プラットフォームのシステムで予約されている名称のためです。この名称のファイルまたはディレクトリを作成した場合の動作は保証しません。
(b) ハイパーリンクをガイド領域に配置する手順
  1. [Guide]パレットの[図データ]([ハイパーリンク]ボタン)をクリックします。
    [図データ]([ハイパーリンク]ボタン)が選択されます。
  2. ガイド領域の任意の場所をクリックします。
    ハイパーリンクパーツが配置されます。

    [図データ]

  3. ハイパーリンクパーツの任意の場所をダブルクリックします。
    [属性の設定]画面が表示されます。
  4. アンカーの文字列およびリンク先のURLを入力します。
    必要に応じて,リンク先の説明(ツールチップ)を入力します。
    [属性の設定]画面の各項目の詳細は,「(2) [属性の設定]画面の項目」を参照してください。
  5. [更新]ボタンをクリックします。
    ハイパーリンクとして,指定した文字列が表示されます。

    [図データ]

    ポイント
    ガイド領域には,業務コンテンツで使用するWebシステムや資料へのハイパーリンクを配置しておくと,ユーザが操作を進めやすく便利です。

(2) [属性の設定]画面の項目

[属性の設定]画面を次に示します。

図5-17 [属性の設定]画面(ハイパーリンクパーツから表示させた場合)

[図データ]

[属性の設定]画面の各項目について説明します。

(a) [アンカーの文字列]テキストボックス

アンカー表示させる文字列を入力します。デフォルトでは「Hyperlink」と表示されます。アンカーの文字列は必ず入力してください。次の場合はエラーになります。

(b) [URL]テキストボックス

リンク先のURLを入力します。

入力できるURLの形式を次に示します。リンク先がナビゲーション プラットフォームのWebサーバか,それ以外のWebサーバかによって,指定するパスの形式が異なります。

ナビゲーション プラットフォームのWebサーバに格納したファイルへのリンクを指定する場合
  • ファイルパス
    ファイルパス:Webサーバのコンテンツ格納先ディレクトリ(ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥PP¥uCPSB¥httpsd¥htdocs)からの相対パス
例として,「ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥PP¥uCPSB¥httpsd¥htdocs¥html¥index.html」というファイルを指定する場合のパスを次に示します。
  • /html/index.html
ナビゲーション プラットフォーム以外のWebサーバへのリンクを指定する場合
  • プロトコル://ホスト名:ポート番号/ファイルパス
    プロトコル:httpまたはhttps
    ホスト名:Webサーバのホスト名またはIPアドレス
    ポート番号:Webサーバのポート番号
    ファイルパス:Webサーバに格納されたファイルのパス
例として,プロトコルが「http」,ホスト名が「host1」,ポート番号が「55555」のWebサーバの「html」フォルダにある,「index.html」というファイルを指定する場合のパスを次に示します。
  • http://host1:55555/html/index.html

テキストボックスに次に示す文字を指定した場合はエラーになります。

(c) [ツールチップ]テキストボックス

リンク先の説明を入力します。次の場合はエラーになります。

空文字を指定した場合はツールチップが表示されません。

(d) [更新]ボタン

クリックすると,[属性の設定]画面で入力された内容がパーツに設定されて,[属性の設定]画面が閉じます。

(e) [キャンセル]ボタン

クリックすると,[属性の設定]画面が閉じます。この場合,画面で入力した内容は設定されません。