JP1/IM - Service Supportに登録された案件を,さまざまな条件を指定して検索できます。検索条件の指定はメイン画面(案件一覧)の簡易検索エリアおよび[案件検索条件指定]画面で,検索結果の表示は[案件検索結果一覧]画面で行います。ただし,次の案件は検索の対象外となります。
次に,検索範囲および検索条件の指定,ならびに検索結果の表示について説明します。
メイン画面(案件一覧)の簡易検索エリアでは,検索条件の文字列を入力し,検索ボタンを選択することで簡易検索を実行します。案件を簡易検索する手順については,マニュアル「JP1/Integrated Management - Service Support 操作ガイド」を参照してください。
[案件検索条件指定]画面では,検索範囲および検索条件を次の方法で指定できます。
表2-12 検索範囲の指定方法
指定項目 | 説明 |
---|---|
対象システム | 検索範囲とする対象システムを,コンボボックスから選択する。 |
プロセス | 検索範囲とするプロセスを,コンボボックスから選択する。 |
表2-13 検索条件の指定方法
指定項目 | 説明 |
---|---|
文字列 | テキスト入力した項目を条件に指定する。検索したい項目をコンボボックスで選択し,記入した文字列と部分一致する案件を検索する。 次の特殊文字を使い,検索条件に指定できる。
|
選択 | 重大度,影響度などに,コンボボックスから選択した値を条件として指定する。[選択]ボタンを押すと,[コード選択]画面が表示され,条件として指定したい項目が選択できる。NOT検索のチェックボックスにチェックした場合,NOT検索となる。 複数選択された選択肢コードはすべてOR条件となる。例えば,属性条件指定が「すべての条件を満たす」(AND検索)の場合,検索条件指定方法「選択」の項目Aで選択肢コード「a1,a2,a3」を,項目Bで選択肢コード「b1,b2,b3」を選択すると,検索条件は「(a1 or a2 or a3) AND (b1 or b2 or b3)」となる。 |
日時 | 発生日時,登録日時などに,日時を条件として指定する。 |
数値 | 費用(予算),費用(実績)などに,数値を条件として指定する。 |
ユーザーまたはロール | 登録者,担当者などに,ユーザーまたはロールを条件として指定する。 |
これらの条件を組み合わせることで,検索結果を絞り込めます。
「キーワード条件指定」および「属性条件指定」のそれぞれに,「すべての条件を満たす」(AND検索)または「いずれかの条件を満たす」(OR検索)の検索方法を選択できます。「キーワード条件指定」と「属性条件指定」を検索条件として指定した場合,「キーワード条件指定」の指定条件と「属性条件指定」の指定条件をAND条件で検索するか,OR条件で検索するかは,「キーワード条件指定」および「属性条件指定」で,「すべての条件を満たす」または「いずれかの条件を満たす」のどちらを選択したかによって異なります。「キーワード条件指定」および「属性条件指定」の関係を次の表に示します。
表2-14 「キーワード条件指定」および「属性条件指定」の関係
キーワード条件指定での選択項目 | 属性条件指定での選択項目 | 検索方法 |
---|---|---|
すべての条件を満たす | すべての条件を満たす | AND条件で検索する |
すべての条件を満たす | いずれかの条件を満たす | AND条件で検索する |
いずれかの条件を満たす | すべての条件を満たす | AND条件で検索する |
いずれかの条件を満たす | いずれかの条件を満たす | OR条件で検索する |
なお,[案件検索条件指定]画面を呼び出す際,メイン画面(案件一覧)のプロセスワークボード一覧から,最上位の[プロセスワークボード],対象システムおよびプロセスワークボードのうち,どれを選択するかによって,検索条件の指定項目および検索範囲が異なります。検索条件の指定項目および検索範囲の違いを,次の表に示します。
表2-15 検索条件として指定できる項目および検索範囲の違い
プロセスワークボード一覧で選択した項目 | 検索条件として指定できる項目 | 検索範囲 |
---|---|---|
最上位の[プロセスワークボード] | すべての案件の表示項目※ | JP1/IM - Service Supportに登録されているすべての案件。なお,表2-12で示した検索範囲の指定方法で,検索範囲を変更できる。 |
対象システム | すべての案件の表示項目※ | 選択した対象システムに登録されている案件。なお,表2-12で示した検索範囲の指定方法で,検索範囲を変更できる。 |
プロセスワークボード | 選択したプロセスワークボードに設定された案件の表示項目 | 選択したプロセスワークボードに登録されている案件。 |
対象システムを選択した場合およびプロセスワークボードを選択した場合の,[案件検索条件指定]画面を次の図に示します。
図2-13 [案件検索条件指定]画面
簡易検索の結果,または[案件検索条件指定]画面で指定した条件に従って,検索結果が[案件検索結果一覧]画面に表示されます。
[案件検索結果一覧]画面を次の図に示します。
図2-14 [案件検索結果一覧]画面
[案件検索結果一覧]画面のデフォルトの表示順は,登録日時の降順です。なお,検索条件に当てはまる案件が100件以上ある場合,案件は100件だけ表示され,超過した案件は表示されません。検索結果が100件を超過した場合,検索結果件数に「100+件」と表示されます。101件目以降の検索結果を表示したい場合は,検索条件を追加してさらに検索結果を絞り込む必要があります。例えば,100件目の登録日時を確認し,[再検索]ボタンをクリックします。[再検索]ボタンをクリックすると,検索時の条件が入力された[案件検索条件指定]画面が表示されます。そこに100件目の登録日時以前の日時を,検索条件に追加して再度検索します。
次に,[案件検索結果一覧]画面でできる操作について説明します。