13.3 トラブル発生時に採取が必要な資料

トラブルが発生したときに採取が必要な資料を示します。

なお,JP1では採取が必要な資料を一括採取するための資料採取ツールを用意しています。資料採取ツールで採取できる資料は,OSのシステム情報やJP1の情報です。

<この節の構成>
(1) OSのシステム情報
(2) JP1の情報
(3) オペレーション内容
(4) 画面上のエラー情報

(1) OSのシステム情報

OSに関する次の情報の採取が必要です。これらの情報は資料採取ツールで採取できます。

表13-4 OSのシステム情報

情報の種類採取資料ファイル名
資料採取日時
  • date /tの実行結果
  • time /tの実行結果
date.log
Windowsイベントログ
  • アプリケーション
    システムルートフォルダ¥system32¥config¥AppEvent.Evt
  • システム
    システムルートフォルダ¥system32¥config¥SysEvent.Evt
  • SysEvent(Backup).evt
  • AppEvent(Backup).evt
マシンに設定されているホスト名の設定システムルートフォルダ¥system32¥drivers¥etc¥hostshosts
マシンに設定されているサービスポートの設定システムルートフォルダ¥system32¥drivers¥etc¥servicesservices
NICの実装状況ipconfig /allの実行結果ipconfig.log
起動サービス一覧net startの実行結果netstart.log
バインド状況netstatの実行結果netstat.log
レジストリ情報regeditの実行結果regedit.log
ファイル一覧dirの実行結果dir.log
マシンの環境変数setの実行結果set.log
ワトソンログファイルワトソン博士のログ格納先フォルダ¥drwtsn32.logdrwtsn32.log
クラッシュダンプワトソン博士のクラッシュダンプ格納先フォルダ¥user.dmpuser.dmp
マシンのシステム情報msinfo32 /report ファイル名の実行結果msinfo32.log
注※
資料採取ツールを実行したあとの格納先でのファイル名です。格納先については,「10. コマンド」の「jss_log.bat(資料採取)」を参照してください。

(2) JP1の情報

JP1に関する次の情報の採取が必要です。これらの情報は資料採取ツールで採取できます。また,ネットワーク接続でのトラブルの場合,接続先マシン上のファイルの採取も必要です。

表13-5 JP1の情報

情報の種類採取資料ファイル名
JP1/IM - Service Support統合トレースログシステムドライブ:¥Program Files¥Hitachi¥HNTRLib2¥spool¥以下のファイル採取元のファイル名と同じファイル名
環境設定情報IM-SSパス¥conf以下のファイル採取元のファイル名と同じファイル名
ログ情報IM-SSパス¥log以下のファイル採取元のファイル名と同じファイル名
共有フォルダ¥log¥以下のファイル
セットアップ情報
  • IM-SSパス¥tools¥setup¥以下のファイル
  • IM-SSパス¥work¥setup¥以下のファイル
採取元のファイル名と同じファイル名
  • 共有フォルダ¥tools¥setup¥以下のファイル
バージョン情報システムドライブ:¥Program Files¥InstallShield Installation Information¥{FFF9C54A-48C0-4898-ACBF-93137C462B42}¥Setup.ilg,Setup.iniSetup.ilg,
Setup.ini
パッチの適用履歴IM-SSパス¥Patchlog.txt採取元のファイル名と同じファイル名
注※
クラスタ運用時にだけ採取される資料です。

(3) オペレーション内容

トラブル発生時のオペレーション内容について,次に示す情報が必要です。

(4) 画面上のエラー情報

次に示すハードコピーを採取してください。