8.2.4 jsshasetupinfo.batの編集

クラスタ環境構築用のjsshasetupinfo.batコマンドの内容を編集します。ファイルの内容は,クラスタ構成となる実行系,待機系それぞれで同じにする必要があります。

jsshasetupinfo.batコマンドの格納先を次に示します。

IM-SSパス¥conf¥setup¥jsshasetupinfo.bat

jsshasetupinfo.batコマンドのファイル形式を次に示します。

[図データ]

jsshasetupinfo.batコマンドでは,次の内容を編集できます。「項目」に示す個所以外を変更すると,エラーになります。

表8-6 jsshasetupinfo.batコマンドで編集できる内容

項目説明デフォルト値
IMSSDBDIRローカルディスク上の案件管理DBの格納先フォルダ名※1IM-SSパス¥db
IMSSSHAREDIR共有ディスク上の共有ファイル格納先フォルダ※1
IMSSDBPORT案件管理DBサーバとの通信用のポート番号※224400
IMSSHTTPPORTWWWサーバ,およびWWWブラウザーとの通信用のポート番号※224401
IMSSWEBCONPORTWWWコンテナサーバとWWWサーバの連携用のポート番号※224402
IMSSWEBSHUPORTWWWコンテナサーバとの通信をシャットダウンするときに使用するポート番号※224403
IMSSWEBHTTPPORTシステム設定用のWWWサーバとの通信用ポート番号※224404
IMSSLOGICALHOSTクラスタ運用で使用する論理ホスト名
IMSSPHYSICALHOST現用系の物理ホスト名
(凡例)
-:デフォルト値がない
注※1
案件管理DBの格納先フォルダ名を指定するときは,次の点に注意してください。
・133バイト以内の絶対パスで指定してください。
・OSで使用できる文字を指定してください。
・使用できる文字は,半角英数字,「_(下線)」,「¥(円記号)」,「()(丸括弧)」,「.(ピリオド)」および半角空白です。
・フォルダ名の末尾に「¥(円記号)」は指定しないでください。
・フォルダ名の前後に半角空白およびタブを使用しないでください。
・ネットワークドライブは指定できません。
・存在しないフォルダ名を指定した場合は,jsshasetup.batコマンドの実行時に作成されます。
・「D:¥」のように,ハードドライブの直下を指定しないでください。
注※2
IMSSDBPORTには,半角の10進数文字で5001~65535を設定できます。IMSSHTTPPORT,IMSSWEBCONPORT,IMSSWEBSHUPORT,IMSSWEBHTTPPORTには,半角の10進数文字で1~65535を設定できます。ただし,次の点に注意してください。
・それぞれのポート番号が重複しないようにしてください。
・他製品が使用しているポート番号と重複しないようにしてください。
・設定したポート番号の前後に半角空白およびタブを使用しないでください。

参考
jsshasetupinfo.batコマンドでは,モデルファイル(IM-SSパス¥conf¥setup¥jsshasetupinfo.bat.model)を提供しています。モデルファイルはjsshasetupinfo.batコマンドの内容をリセットする場合に利用してください。jsshasetupinfo.batコマンドを削除し,モデルファイルをコピー,リネームすることでjsshasetupinfo.batコマンドとして使用できます。