クラスタ環境構築用のjsshasetupinfo.batコマンドの内容を編集します。ファイルの内容は,クラスタ構成となる実行系,待機系それぞれで同じにする必要があります。
jsshasetupinfo.batコマンドの格納先を次に示します。
IM-SSパス¥conf¥setup¥jsshasetupinfo.bat
jsshasetupinfo.batコマンドのファイル形式を次に示します。
![[図データ]](figure/zu080010.gif)
jsshasetupinfo.batコマンドでは,次の内容を編集できます。「項目」に示す個所以外を変更すると,エラーになります。
表8-6 jsshasetupinfo.batコマンドで編集できる内容
項目 | 説明 | デフォルト値 |
---|
IMSSDBDIR | ローカルディスク上の案件管理DBの格納先フォルダ名※1 | IM-SSパス¥db |
IMSSSHAREDIR | 共有ディスク上の共有ファイル格納先フォルダ※1 | - |
IMSSDBPORT | 案件管理DBサーバとの通信用のポート番号※2 | 24400 |
IMSSHTTPPORT | WWWサーバ,およびWWWブラウザーとの通信用のポート番号※2 | 24401 |
IMSSWEBCONPORT | WWWコンテナサーバとWWWサーバの連携用のポート番号※2 | 24402 |
IMSSWEBSHUPORT | WWWコンテナサーバとの通信をシャットダウンするときに使用するポート番号※2 | 24403 |
IMSSWEBHTTPPORT | システム設定用のWWWサーバとの通信用ポート番号※2 | 24404 |
IMSSLOGICALHOST | クラスタ運用で使用する論理ホスト名 | - |
IMSSPHYSICALHOST | 現用系の物理ホスト名 | - |
- (凡例)
- -:デフォルト値がない
- 注※1
- 案件管理DBの格納先フォルダ名を指定するときは,次の点に注意してください。
- ・133バイト以内の絶対パスで指定してください。
- ・OSで使用できる文字を指定してください。
- ・使用できる文字は,半角英数字,「_(下線)」,「¥(円記号)」,「()(丸括弧)」,「.(ピリオド)」および半角空白です。
- ・フォルダ名の末尾に「¥(円記号)」は指定しないでください。
- ・フォルダ名の前後に半角空白およびタブを使用しないでください。
- ・ネットワークドライブは指定できません。
- ・存在しないフォルダ名を指定した場合は,jsshasetup.batコマンドの実行時に作成されます。
- ・「D:¥」のように,ハードドライブの直下を指定しないでください。
- 注※2
- IMSSDBPORTには,半角の10進数文字で5001~65535を設定できます。IMSSHTTPPORT,IMSSWEBCONPORT,IMSSWEBSHUPORT,IMSSWEBHTTPPORTには,半角の10進数文字で1~65535を設定できます。ただし,次の点に注意してください。
- ・それぞれのポート番号が重複しないようにしてください。
- ・他製品が使用しているポート番号と重複しないようにしてください。
- ・設定したポート番号の前後に半角空白およびタブを使用しないでください。
- 参考
- jsshasetupinfo.batコマンドでは,モデルファイル(IM-SSパス¥conf¥setup¥jsshasetupinfo.bat.model)を提供しています。モデルファイルはjsshasetupinfo.batコマンドの内容をリセットする場合に利用してください。jsshasetupinfo.batコマンドを削除し,モデルファイルをコピー,リネームすることでjsshasetupinfo.batコマンドとして使用できます。