jsschauthorityserver(認証サーバ切り替え)
機能
JP1/IM - Service Supportで使用する認証サーバを切り替えます。使用できるサーバは次のどちらかです。
形式
jsschauthorityserver {-imss | -ldap LDAPサーバ種別 | -state}
実行権限
格納先フォルダ
引数
-imss
案件管理DBを認証サーバとする場合に指定します。
-ldap LDAPサーバ種別
LDAPサーバを認証サーバとする場合に指定します。
JP1/IM - Service SupportでサポートしているLDAPサーバはActive Directoryです。指定できるのは,Active Directoryを表す「AD」だけです。
このオプションを指定する場合,JAAS対応ユーザ管理定義ファイルに情報を設定する必要があります。JAAS対応ユーザ管理定義ファイルの詳細については,「11. 定義ファイル」の「JAAS対応ユーザ管理定義ファイル(hptl_jp1_imss_ua_conf.properties)」を参照してください。
-state
現在の認証サーバを確認する場合に指定します。
戻り値
実行時の前提条件
注意事項
- jsschauthorityserverコマンドの実行中に[Ctrl]+[C]キー,または[Ctrl]+[Break]キーでコマンドの実行を打ち切った場合,認証サーバの切り替えに失敗するおそれがあります。
- jsschauthorityserverコマンドは,二つ以上同時に実行できません。
- jsschauthorityserverコマンドで認証サーバを切り替えた場合,JP1/Service SupportサービスおよびJP1/Service Support - Web Serviceサービスを再起動してください。
- 修復インストールした場合,案件管理DBが認証サーバとなります。LDAPサーバを認証サーバとしていた場合は,コマンドを再実行して認証サーバを切り替えてください。
- 認証サーバとしてLDAPサーバを使用している場合,パスワードはLDAPサーバに管理されるため,JP1/IM - Service Supportでパスワードを変更してもLDAPサーバのパスワードは変更されません。認証サーバとしてLDAPサーバを使用する場合,JP1/IM - Service Supportでのパスワードの変更を抑止することをお勧めします。パスワードの変更を抑止するには,ユーザー管理プロパティファイルで設定してください。詳細については,「11. 定義ファイル」の「ユーザー管理プロパティファイル(hptl_jp1_imss_usermgr.properties)」を参照してください。
- ユーザーアカウント制御機能が有効で,Administrator以外のAdministrators権限を持つユーザーがjsschauthorityserverコマンドを実行した場合,コマンドの実行には成功しますが,認証サーバの切り替えは行なわれません。
ユーザーアカウント制御機能が有効で,Administrator以外のAdministrators権限を持つユーザーがコマンドを実行する手順については,「コマンド一覧」を参照してください。