7.10 案件を操作するための環境設定

案件の操作に必要な環境設定について,「必ず設定」と「任意」に分けて表7-5と表7-6に示します。

表7-5 案件を操作するための環境設定(必ず設定)

操作操作の詳細および参照先
[ヘルプ]ボタンからのマニュアルの表示[ヘルプ]ボタンからマニュアルを表示させるには,JP1/IM - Service Supportにマニュアルを組み込む必要がある。マニュアルの組み込み手順については,「5.6 マニュアルの組み込み手順」を参照のこと。

表7-6 案件を操作するための環境設定(任意)

操作操作の詳細および参照先
ログインログイン後に表示されるメイン画面の切り替えログイン後に表示されるメイン画面は,ログインしたユーザーが所属するロールによって変わる。デフォルトでは,作業管理ロールに所属するユーザーはメイン画面(案件状況),それ以外のユーザーはメイン画面(案件一覧)が表示される。ロールごとのログイン後のメイン画面は,システムプロパティファイルで設定できる。
システムプロパティファイルの詳細については,「11. 定義ファイル」の「システムプロパティファイル(hptl_jp1_imss_main_setting.properties)」を参照のこと。
案件の検索メイン画面での案件の簡易検索次の二つの項目が変更できる。
案件の登録メールで案件を登録できるユーザーの設定案件の不正な登録を防ぐため,メールで案件を登録できるユーザーをメール定義ファイルであらかじめ設定しておく必要がある。
メール定義ファイルの詳細については,「11. 定義ファイル」の「メール定義ファイル(jp1imss_mail_setting.conf)」を参照のこと。
JP1/IM - Managerと連携した案件の登録JP1/IM - Managerと連携すると,案件を自動で登録できる。案件の自動登録については,「7.13.1 JP1/IM - Managerと連携するための環境設定」を参照のこと。
案件フォームのカスタマイズ案件フォーム定義ファイルおよびjssformdefコマンドで案件フォームをカスタマイズできる。それぞれ,次を参照のこと。
案件情報の編集[ロールメンバ選択]チェックボックスのチェック[案件作成]画面または[案件編集]画面で,[ロールメンバ選択]チェックボックスをチェックした場合,コンボボックスに表示されるメンバーが多過ぎると,表示性能が悪くなり操作に影響を与える。担当者に選択できるロール,ロールに所属するメンバー,ユーザーの合計数は100個程度とすること。ロールのメンバーを変更する手順については,「7.2.2 ロールの作成」を参照のこと。
また,選択できる担当者を変更するには,対象となるプロセスワークボードへのアクセス権を変更する必要がある。アクセス権の変更については,「7.5 アクセス権の割り当て」を参照のこと。
なお,[ロールメンバ選択]チェックボックスは,デフォルトでは表示されない。システムプロパティファイルで設定を変更すると表示される。システムプロパティファイルの詳細については,「11. 定義ファイル」の「システムプロパティファイル(hptl_jp1_imss_main_setting.properties)」を参照のこと。
案件の削除案件の一括削除コマンドを使うと,案件を一括で削除できる。コマンドを使った案件の一括削除の手順については,「9.2.2 データベースからの案件の一括削除」を参照のこと。
案件の詳細情報の出力案件の詳細情報のCSVファイル(案件詳細情報ファイル)への出力案件詳細情報ファイルは,[案件検索結果一覧]画面だけでなく,jssitemlistコマンドでも出力できる。jssitemlistコマンドの詳細については,「10. コマンド」の「jssitemlist(案件一覧出力)」を参照のこと。
案件履歴の出力案件履歴のCSVファイル(案件履歴情報ファイル)への出力案件履歴情報ファイルは,jssitemhistoryコマンドで出力できる。jssitemhistoryコマンドの詳細については,「10. コマンド」の「jssitemhistory(案件履歴出力)」を参照のこと。
関連リンクの設定
  • メイン画面のオプションメニュー「関連リンク」の設定
  • メイン画面(案件状況)のメニュー「関連リンク」の設定
「関連リンク」に表示されるリンクの数,表示名およびURLは,関連リンクプロパティファイルで設定できる。関連リンクプロパティファイルの詳細については,「11. 定義ファイル」の「関連リンクプロパティファイル(hptl_jp1_imss_link_setting.properties)」を参照のこと。
案件のしきい値の設定長期化案件と判断する時間数のしきい値や警告表示する案件数のしきい値の設定長期化案件と判断する時間数のしきい値や,警告表示する案件数(長期化案件など)のしきい値は,[プロセスワークボード作成]画面および[プロセスワークボード編集]画面で変更できる。詳細については,「7.4 プロセスワークボードの作成」を参照のこと。
また,各しきい値は,案件集計プロパティファイルでも変更できる。詳細については,「11. 定義ファイル」の「案件集計プロパティファイル(hptl_jp1_imss_main_setting_kpi.properties)」を参照のこと。
案件状況の集計データ出力[集計データのファイル出力]画面から,次の二つのCSVファイルを出力できる。
  • 案件データCSVファイル(OutputItemData.csv)
  • コードデータCSVファイル(OutputItemCodeData.csv)
出力されたCSVファイルの出力項目については,「2.13.3(1) 出力されるCSVファイルの内容」を参照のこと。