ユーザー管理プロパティファイル(hptl_jp1_imss_usermgr.properties)

説明

次に示す設定情報が定義されたファイルです。運用に合わせて編集してください。

  1. ログファイル(jp1imssuser数字.log)の面数,サイズ,出力レベル
  2. 画面に表示されるユーザー一覧,ロール一覧の情報のソート規則

これらは,JP1/IM - Service Supportのデフォルトでの動作が定義済みで,カスタマイズできる設定情報です。

形式

#ユーザー一覧の設定
hptl_jp1_imss_usermgr_userlist_initial_sort_key=初期ソートキー
hptl_jp1_imss_usermgr_userlist_initial_sort_order=初期ソート順序
hptl_jp1_imss_usermgr_userlist_post_sort_flg=役職のソート順序
#ロール一覧の設定
hptl_jp1_imss_usermgr_rolelist_initial_sort_key=初期ソートキー
hptl_jp1_imss_usermgr_rolelist_initial_sort_order=初期ソート順序
#システムの設定
hptl_jp1_imss_usermgr_log_file_num=ログファイル面数
hptl_jp1_imss_usermgr_log_file_size=ログファイルサイズ
#パスワード変更の設定
hptl_jp1_imss_usermgr_edit_user_password=パスワードの変更可否

#で始まる行はコメント扱いとなります。


ファイル名

格納先フォルダ

IM-SSパス¥conf¥

定義の反映時期

次のJP1/IM - Service Supportのサービスを再起動したあと,反映されます。

記述内容

ユーザー一覧の設定

次で説明する指定キー以外は編集しないでください。なお,指定キーと値は「=(イコール)」でつなぎます。

表11-46 ユーザー管理プロパティファイルで設定できる指定キー一覧(ユーザー一覧の設定)

指定キー名説明デフォルト値
hptl_jp1_imss_usermgr_userlist_initial_sort_keyユーザー一覧を表示するときの初期ソートキーを指定する。指定できる値を次に示す。
  • name:名前
  • org:所属組織
  • post:役職
  • telNo:電話番号
  • mail:メールアドレス
postを指定した場合,hptl_jp1_imss_usermgr_userlist_post_sort_flgに従いソートされる。
name
hptl_jp1_imss_usermgr_userlist_initial_sort_orderユーザー一覧を表示するときの初期ソート順序を指定する。指定できる値を次に示す。
  • asc:昇順
  • desc:降順
asc
hptl_jp1_imss_usermgr_userlist_post_sort_flgユーザー一覧を役職順でソートするときの,ソート方法を指定する。指定できる値を次に示す。
  • postName:役職名の文字コード(UTF-8)でソート
  • postOrderAsc:役職順位の文字コード(UTF-8)の昇順でソート
  • postOrderDesc:役職順位の文字コード(UTF-8)の降順でソート
postName

ロール一覧の設定

次で説明する指定キー以外は編集しないでください。なお,指定キーと値は「=(イコール)」でつなぎます。

表11-47 ユーザー管理プロパティファイルで設定できる指定キー一覧(ロール一覧の設定)

指定キー名説明デフォルト値
hptl_jp1_imss_usermgr_rolelist_initial_sort_keyロール一覧を表示するときの,初期ソートキーを指定する。指定できる値を次に示す。
  • roleId:ロールID
  • roleName:ロール名
roleName
hptl_jp1_imss_usermgr_rolelist_initial_sort_orderロール一覧を表示するときの,初期ソートの順序を指定する。指定できる値を次に示す。
  • asc:昇順
  • desc:降順
asc

システムの設定

次で説明する指定キー以外は編集しないでください。指定キーと値は「=(イコール)」でつなぎます。

表11-48 ユーザー管理プロパティファイルで設定できる指定キー一覧(システムの設定)

指定キー名説明デフォルト値
hptl_jp1_imss_usermgr_log_file_numログファイル(jp1imssuser数字.log)の面数を指定する。
指定できる値は1~16の半角数字(整数)。
8
hptl_jp1_imss_usermgr_log_file_sizeログファイル(jp1imssuser数字.log)のサイズをバイト換算で指定する。
指定できる値は4096~2147483647の半角数字(整数)。
4194304

パスワード変更の設定

次で説明する指定キー以外は編集しないでください。指定キーと値は「=(イコール)」でつなぎます。

表11-49 ユーザー管理プロパティファイルで設定できる指定キー一覧(パスワード変更の設定)

指定キー名説明デフォルト値
hptl_jp1_imss_usermgr_edit_user_passwordユーザー情報の編集時にパスワードを変更できるかどうかを指定する。
指定できる値を次に示す。
  • true:パスワードの変更が可能
  • false:パスワードの変更が不可能
認証サーバとしてLDAPサーバを使用している場合,ユーザー情報のパスワードを変更してもLDAPサーバ上のパスワードは変更されない。LDAPサーバを使用する場合は,パスワードの変更を抑止するためfalseを指定すること。
true

注意事項

「記述内容」で説明した指定キー以外の個所は編集しないでください。

定義例

ユーザー一覧を表示する際の初期ソートキーを役職に変更した場合の定義例を次に示します。なお,この定義例では,設定に必要な部分だけを抜き出しています。

hptl_jp1_imss_usermgr_userlist_initial_sort_key=post