jmoedbbackup
機能
データベースに格納されている定義情報をバックアップします。
形式
jmoedbbackup -b 出力先フォルダ名
実行権限
Administrators権限
前提条件
- ほかのデータベースメンテナンスコマンドが実行されていないこと
- JP1/IM - Message Optimizer Assistantサービスが停止状態であること
- JP1/IM - Message Optimizer Databaseサービスが起動中であること
- jmoedbsetupコマンドによってデータベースのセットアップが完了していること
格納先フォルダ
JP1/IM - MOインストール先フォルダ¥bin
引数
-b 出力先フォルダ名
データベースに格納されている定義情報のバックアップ先となるフォルダ名を,220バイト以内のローカルディスクのパスの文字列(フルパス)で指定します。
パスの途中に半角スペース,半角括弧が含まれる場合はパスを「"(ダブルクォーテーションマーク)」で囲んでください。
指定したフォルダの直下にフォルダが作成されます。バックアップフォルダ名には現在時刻が付けられます。フォルダ名の規則を次に示します。
出力先フォルダ名¥BACK_YYYYMMDDhhmmss
- YYYY:年(西暦)
- MM:月
- DD:日
- hh:時
- mm:分
- ss:秒
戻り値
0 | 正常終了 |
16 | Administrators権限を持たないユーザーによって実行された |
17 | 引数の指定に誤りがある |
18 | - コマンドを多重実行した
- ほかのデータベースコマンド実行中にこのコマンドが実行された
|
21 | JP1/IM - Message Optimizer Assistantサービスが起動している状態でこのコマンドが実行された |
22 | JP1/IM - Message Optimizer Databaseサービスが起動していない状態でこのコマンドが実行された |
23 | データベースがセットアップされていない状態でこのコマンドが実行された |
32 | - -bオプションの値に221バイト以上の文字列が指定された
- -bオプションの値に使用できない文字が使用された
- -bオプションの値に指定されたフォルダが存在しない
- -bオプションの値にローカルディスク配下以外のパスが指定された
- -bオプションの値に指定されたパスに対するアクセス権がない
- -bオプションの値がフルパスではない
|
33 | 出力されるバックアップフォルダと同じ名称のファイルまたはフォルダがすでに存在していた |
64 | データベースでエラーが発生した |
255 | その他のエラーが発生した |
注意事項
- バックアップ処理中に問題が発生し,処理を停止した場合に,それまでの処理で出力したリストアに利用できないバックアップフォルダが残ることがあります。
- このコマンドの実行中に[Ctrl]+[C]キーや[Ctrl]+[Break]キーは押さないでください。
- コマンド実行中に[Ctrl]+[C]キーや[Ctrl]+[Break]キーで処理を中止した場合,タスクマネージャーなどでpdrorgのプロセスが実行されていないことを確認してからこのコマンドを再実行してください。[Ctrl]+[C]キーや[Ctrl]+[Break]キーを押したあと,すぐにほかのコマンドを実行したり,JP1/IM - Message OptimizerサービスやJP1/IM - Message Optimizer Assistantサービスを起動したりすると,コマンドの実行やサービスの起動に失敗することがあります。
- -bオプションの値に指定するフォルダ名称に使用できる文字は次の文字だけです。
- アルファベット(A~Z,a~z)
- 「_」「#」「@」「¥」「.」「,」「(」「)」
- 数字(0~9)
- 半角スペース
- 「:」(ただし,ドライブを指定する場合だけ使用可能(例)C:¥)
使用例
データベースに格納されている定義情報をC:¥tmp¥backupフォルダにバックアップします。
jmoedbbackup -b C:¥tmp¥backup