9.10.1 イベントソースにプログラム名を指定する

イベントソースにプログラム名を指定するためには,事前にセットアップが必要です。設定する手順については,「4.4.2 イベントソースにプログラム名を指定する場合のセットアップ手順」を参照してください。環境設定ファイルのLOGFILE_TRAP_STUDY_TYPEに「PRO」を指定している場合は,イベントソースを学習するときにプログラム名が指定されます。ここでは,変換定義ファイルを編集して,オブジェクト名指定のイベントソースをプログラム名指定に変更する手順を説明します。

  1. jmoexportコマンドで定義ファイルをエクスポートする。
    イベントソース識別子を変更すると,変更したイベントソースの基本メッセージ,変換メッセージおよびサンプルメッセージがすべて削除されます。メッセージを引き継ぎたい場合は,必ずメッセージをjmoexportコマンドでエクスポートしてください。jmoexportコマンドの詳細については,「13. コマンド」を参照してください。
  2. 手順1でエクスポートしたファイルを編集する。
    複数のイベントソースを一つのイベントソースとして定義したい場合は,変換定義ファイルを編集します。イベントソースを集約する必要がない場合は次の手順に進んでください。
    例として,「App1」と「App1_001」を集約するときの変換定義ファイルの編集方法を次の図に示します。
    「App1」と「App1_001」の二つのイベントソースに属している定義を手順1でエクスポートすると次の図に示す二つのファイルが出力されます。

    図9-7 集約前の変換定義ファイル

    [図データ]

    「App1_001」の定義ファイルを開き,イベントソースのメッセージテキストと,変換メッセージ群の定義を,「App1」の定義ファイルにコピーします。コピー後の変換定義ファイルを次に示します。

    図9-8 集約後の変換定義ファイル

    [図データ]

    不要になった「App1_001」の定義ファイルは削除してください。
    変換定義ファイルの詳細については,「14. 定義ファイル」を参照してください。
  3. プログラム名を指定したいイベントソースを選択し,[基本フォーマット定義]ボタンをクリックする。
    [基本フォーマット定義]ダイアログが表示されます
  4. 「イベントソース識別子」の[プログラム名]を選択する。
    プログラム名を入力する項目が活性化されます。
  5. プログラム名を入力する。
    ログファイルトラップを起動したときのプログラム名に指定した名前を入力してください。
  6. 手順1でエクスポートしたファイルまたは手順2で編集したファイルをjmoimportコマンドを使用してインポートする。
    jmoimportコマンドの詳細については,「13. コマンド」を参照してください。