1.9.5 [詳細定義 - [コマンド実行]]画面

[詳細定義 - [コマンド実行]]画面では,実行するコマンドおよび実行ユーザーを指定します。コマンド実行時に有効にする環境変数を指定することもできます。

[詳細定義 - [コマンド実行]]画面の表示例を次に示します。

図1-15 [詳細定義 - [コマンド実行]]画面の表示例

[図データ]

表示項目を次に示します。

[名称]
ルールエレメントの名称を設定します。
指定できる文字数:1~255バイト
[コメント]
ルールエレメントのコメントを設定します。
指定できる文字数:0~80バイト
[説明文]
[説明文]画面を表示します。詳細は「1.9.13 [説明文]画面」を参照してください。
[定義]ページ
実行するコマンドの詳細を定義します。[終了判定]以外の項目では,ルールを起動したJP1イベントの属性,ルール名称,ルールの実行IDを,変数を使用して指定できます。ただし,ルールエレメントの実行時,変数を展開した結果が最大値を超えると異常終了します。指定できる変数については,マニュアル「JP1/Integrated Management - Rule Operation 構築・運用ガイド」を参照してください。
[実行ホスト名]
コマンドを実行するホスト名(JP1/Baseのインストールされたホスト)を指定します。この項目を省略した場合,JP1/IM - RLのホストでコマンドが実行されます。
指定できる文字数:0~255バイト
[実行コマンド]
実行するコマンドラインを指定します。この項目は必ず指定してください。
子プロセスを生成するコマンドを指定した場合,そのコマンドを強制終了しても子プロセスは強制終了しません。親となるコマンド側で対応する必要があります。
[環境変数定義]または[環境変数定義ファイル]で環境変数を指定した場合は,コマンド名だけを指定します。
機種依存文字は使用できません。
指定できる文字数:1~4,095バイト
[実行ユーザー]
コマンドを実行するJP1ユーザー名を半角英数字で指定します。この項目は必ず指定してください。
指定できる文字数:1~31バイト
[環境変数定義]
コマンド実行時に有効にする環境変数を「環境変数名=」の形式で指定します。値は,「=」以降から改行コードまでを1行と見なします。1行に記述できる文字列は1,024バイトまでです。
複数指定する場合は,「環境変数名=」ごとに改行してください。
環境変数LANGは指定しないでください。機種依存文字は使用できません。
指定できる文字数:0~7,167バイト
指定できる行数:30行
[環境変数定義ファイル]
環境変数を記述したファイル(環境変数定義ファイル)を読み込ませることができます。環境変数定義ファイルに指定できる文字数や行数に制限はありません。ただし,1行に記述できる文字列は1,024バイトまでです。ファイル内には変数を使用できません。
環境変数定義ファイルに定義する環境変数の指定方法については,[環境変数定義]の説明を参照してください。
ここでは,環境変数定義ファイルのフルパスを指定します。ファイル名には変数を使用できます(ルール名称,ルールの実行IDは除く)。
機種依存文字は使用できません。
指定できる文字数:0~255バイト
[終了判定]
コマンド実行ルールエレメントの終了条件を指定します。この項目は必ず指定してください。デフォルトは,[常に正常]です。
  • リストボックス
    コマンドの終了判定方法を指定します。
    リストボックスから[常に正常],[常に異常],[しきい値による設定]のどれかを選択します。
    [しきい値による設定]とは,戻り値が0以上または指定したしきい値以下の場合は正常終了となり,戻り値が-1以下または指定したしきい値より大きい場合に異常終了とみまします。
    なお,[常に正常]を選択すると,指定したコマンドが存在しない場合も正常終了します。
  • [しきい値]
    [終了判定]で[しきい値による設定]を選択した場合に指定します。コマンドの終了時判定のしきい値を指定します。
    指定できる値:0~2,147,483,647