JP1イベント発行トレースログは,NNMiインシデントをJP1イベントに変換したときの変換結果を出力するトレースログです。NNMiインシデント転送フィルター定義ファイルのフィルター条件文によるフィルタリング結果や,JP1イベントの発行状況などがわかります。
JP1イベント発行トレースログのデフォルトの出力先を次に示します。
JP1イベント発行トレースログは,任意のテキストエディターで参照できます。JP1イベント発行トレースログの出力例を次に示します。
図10-2 JP1イベント発行トレースログの出力例
JP1イベント発行トレースログに出力されるヘッダー情報と出力項目の説明を次の表に示します。
表10-3 JP1イベント発行トレースログのヘッダー情報
ヘッダー情報 | 説明 |
---|---|
OS情報 | JP1/IM - EG for NNMiのトレース機能が起動しているOSの情報です。 |
ホスト名 | JP1/IM - EG for NNMiのトレース機能が起動しているホスト名です。 |
タイムゾーン |
|
トレース機能起動時刻 | JP1/IM - EG for NNMiのトレース機能を起動した時刻です。 |
表10-4 JP1イベント発行トレースログの出力項目
出力項目 | 説明 |
---|---|
番号 | トレースレコードの通番(4けた) 番号はログを出力したプロセスごとに採番されます。 |
日付 | トレースの取得日付:yyyy/mm/dd(年/月/日) |
時刻 | トレースの取得時刻(ローカル時刻):hh:mm:ss.sss(時:分:秒.ミリ秒) |
AP名 | アプリケーションを識別するための名称(アプリケーション識別名)。 JP1/IM - EG for NNMiで出力されるAP名は次のとおりです。
|
pid | プロセスID。OSが付けるプロセスID。 |
tid | スレッドID。スレッドを識別するためのID。 |
メッセージテキスト | JP1イベント発行トレースログに出力されるメッセージのテキスト。この製品から出力されるメッセージテキスト。 |
図10-3 JP1イベント発行トレースログのメッセージテキストの出力例
メッセージテキストの項目の説明を次の表に示します。
表10-5 JP1イベント発行トレースログのメッセージテキストの項目
項目 | 説明 |
---|---|
変換結果 | NNMiインシデントをJP1イベントに変換した結果。
|
取得要求日時 | NNMiに対してNNMiインシデントの取得を要求した日時。 1970年1月1日00:00:00(世界標準時)から経過したミリ秒数で表されます。 |
UUID | NNMiインシデントのUUID。 |
ソースノード名 | NNMiインシデントのソースノード名。 |
作成日時 | NNMiインシデントの作成日時(ローカル時刻):yyyy/mm/dd hh:mm:ss(年/月/日 時:分:秒) |
イベントDB番号 | NNMiインシデントを変換して発行したJP1イベントの,イベントDB内の通し番号。 変換結果がFWDnの場合だけ出力されます。 |