機能
指定した監視対象ホストに,リモート監視イベントログトラップのプロファイルを定義します。指定した監視対象ホストのプロファイルが稼働中か停止中かに関係なく,定義を上書きします。
一括リロードをする場合は,jcfaleltdefコマンドで複数の稼働中のリモート監視イベントログトラップを上書きしたあと,jcfaleltreloadコマンドで複数のプロファイルを一括でリロードします。
なお,同時に実行できるコマンドの数は5個までです。
このコマンドを実行するための条件を次に示します。
形式
jcfaleltdef -f リモート監視イベントログトラップ動作定義ファイル名
-o 監視対象ホスト名
[-filter フィルター]
[-h 論理ホスト名]
実行権限
Administrators権限
格納先ディレクトリ
Managerパス¥bin¥imcf¥
引数
-f リモート監視イベントログトラップ動作定義ファイル名
動作定義ファイルの名称を指定します。
動作定義ファイル名は,フルパスまたはカレントディレクトリからの相対パスで,256バイト以下で指定します。相対パスを指定する場合は,ディレクトリ名を補ったフルパス名が256バイト以下になるように指定してください。
動作定義ファイルは任意のディレクトリに配置し,任意のファイル名を指定できます。
-o 監視対象ホスト名
プロファイルを定義したいリモート監視イベントログトラップのプロファイル監視対象ホスト名を指定します。なお,監視対象ホストのOSは,Windowsだけです。
-filter フィルター
事前フィルターによって,リモートの監視対象ホスト側で取得したイベントログをフィルタリングする場合に,フィルターをログの種類で指定します。
このオプションを指定すると,指定したログの種類と一致したイベントログだけがマネージャーに転送されます。これによって,リモートの監視対象ホストからマネージャーに転送されるログファイルのデータ量を抑制できます。
ログの種類は,次の表に示す文字列で指定します。なお,文字列の大文字・小文字は区別しません。
指定できるログ種別 | フィルタリングするイベントのログの種類 |
---|---|
Error | エラー,Error,重大,Critical |
Warning | 警告,Warning |
Information | 情報,Information,詳細,Verbose |
Audit_success | 成功の監査,Security Audit Success |
Audit_failure | 失敗の監査,Security Audit Failure |
複数のログの種類を指定する場合は,「,」で区切って指定します。「,」の前後に空白は入れないでください。
-h 論理ホスト名
このコマンドを実行させたい論理ホスト名を指定します。省略した場合は,環境変数JP1_HOSTNAMEに指定されている論理ホスト名が設定されます。JP1_HOSTNAMEに論理ホスト名が設定されていない場合は,物理ホスト名が設定されます。
戻り値
0 | 追加成功 |
4 | 引数不正 |
6 | サーバに接続できない |
7 | ホスト情報が不正 |
10 | 排他編集権取得エラー |
14 | DB不正 |
17 | 権限が不正 |
18 | I/Oエラー |
21 | 同時実行数の上限に達した |
255 | 内部エラー |
その他の値 | その他のエラー |
使用例1
host1にプロファイルを追加する場合
jcfaleltdef -f actionDefinition.conf -o host1
使用例2
host1にプロファイルを追加する場合で,エラー,警告,および失敗の監査のイベントログだけをフィルタリングしたいとき
jcfaleltdef -f actionDefinition.conf -o host1 -filter Error,Warning,Audit_failure