形式
DESC_VERSION=バージョン情報 |
ファイル
jcochsev.conf(重大度変更定義ファイル)
jcochsev.conf.model(重大度変更定義ファイルのモデルファイル)
格納先ディレクトリ
Consoleパス¥conf¥chsev¥
共有フォルダ¥jp1cons¥conf¥chsev¥
/etc/opt/jp1cons/conf/chsev/
共有ディレクトリ/jp1cons/conf/chsev/
説明
イベントの重大度変更機能で,重大度を変更するJP1イベントの条件と変更後の重大度を定義するファイルです。イベントの重大度変更機能は,このファイルの定義に従い,イベント条件に一致するJP1イベントの重大度を変更します。このファイルは,JP1/IM - Managerの動作する言語コードで記述してください。
このファイルの最大サイズは,17メガバイト(17,825,792バイト)です。
重大度変更定義ファイルのパラメーターには,次の2種類があります。
定義の反映時期
イベントの重大度変更機能が有効で,次のどちらかが成立する場合に有効になります。
記述内容(重大度変更定義ファイルバージョン)
記述内容(重大度変更定義パラメーター)
属性名 比較キーワード オペランド [ オペランド]…
表2-44 指定できる属性名と比較キーワードの組み合わせおよびオペランド
項番 | 項目 | 属性名 | 比較 キーワード | オペランド |
---|---|---|---|---|
1 | イベントID | B.ID |
| 複数指定できる。複数指定では最大100件指定できる。 16進数形式で指定する。大文字・小文字は区別しない。 指定できる範囲は0~7FFFFFFFである。 |
2 | 登録要因 | B.REASON |
| 複数指定できる。複数指定では最大100件指定できる。 |
3 | 発行元プロセスID | B.PROCESSID |
| 複数指定できる。複数指定では最大100件指定できる。 指定できる範囲は,-2,147,483,648~2,147,483,647である。 |
4 | 発行元ユーザーID | B.USERID |
| 複数指定できる。複数指定では最大100件指定できる。 指定できる範囲は,-2,147,483,648~2,147,483,647である。 |
5 | 発行元グループID | B.GROUPID |
| 複数指定できる。複数指定では最大100件指定できる。 指定できる範囲は,-2,147,483,648~2,147,483,647である。 |
6 | 発行元ユーザー名 | B.USERNAME |
| 複数指定できる。ただし,正規表現を指定した場合は,複数指定できない。複数指定では最大100件指定できる。 |
7 | 発行元グループ名 | B.GROUPNAME |
| 複数指定できる。ただし,正規表現を指定した場合は,複数指定できない。複数指定では最大100件指定できる。 |
8 | 発行元イベントサーバ名(登録ホスト名)※1 | B.SOURCESERVER |
| 複数指定できる。ただし,正規表現を指定した場合は,複数指定できない。複数指定では最大100件指定できる。 |
9 | 送信先イベントサーバ名※1 | B.DESTSERVER |
| 複数指定できる。ただし,正規表現を指定した場合は,複数指定できない。複数指定では最大100件指定できる。 |
10 | メッセージ | B.MESSAGE |
| 複数指定できる。ただし,正規表現を指定した場合は,複数指定できない。複数指定では最大100件指定できる。 |
11 | 重大度 | E.SEVERITY | と一致する | 複数指定できる。ただし,正規表現を指定した場合は,複数指定できない。"Emergency","Alert","Critical","Error","Warning","Notice","Information","Debug"のどれかを指定できる。 |
12 | ユーザー名 | E.USER_NAME |
| 複数指定できる。ただし,正規表現を指定した場合は,複数指定できない。複数指定では最大100件指定できる。 |
13 | プロダクト名 | E.PRODUCT_NAME |
| 複数指定できる。ただし,正規表現を指定した場合は,複数指定できない。複数指定では最大100件指定できる。 |
14 | オブジェクトタイプ | E.OBJECT_TYPE |
| 複数指定できる。ただし,正規表現を指定した場合は,複数指定できない。複数指定では最大100件指定できる。 |
15 | オブジェクト名 | E.OBJECT_NAME |
| 複数指定できる。ただし,正規表現を指定した場合は,複数指定できない。複数指定では最大100件指定できる。 |
16 | 登録名タイプ | E.ROOT_OBJECT_TYPE |
| 複数指定できる。ただし,正規表現を指定した場合は,複数指定できない。複数指定では最大100件指定できる。 |
17 | 登録名 | E.ROOT_OBJECT_NAME |
| 複数指定できる。ただし,正規表現を指定した場合は,複数指定できない。複数指定では最大100件指定できる。 |
18 | オブジェクトID | E.OBJECT_ID |
| 複数指定できる。ただし,正規表現を指定した場合は,複数指定できない。複数指定では最大100件指定できる。 |
19 | 事象種別 | E.OCCURRENCE |
| 複数指定できる。ただし,正規表現を指定した場合は,複数指定できない。複数指定では最大100件指定できる。 |
20 | 終了コード | E.RESULT_CODE |
| 複数指定できる。ただし,正規表現を指定した場合は,複数指定できない。複数指定では最大100件指定できる。 |
21 | 発生元ホスト名※1 | E.JP1_SOURCEHOST |
| 複数指定できる。ただし,正規表現を指定した場合は,複数指定できない。複数指定では最大100件指定できる。 |
22 | 固有の拡張属性※3 | E.xxxxxxx |
| 属性名には,先頭が英大文字で英大文字,数字,およびアンダーバー(_)から構成される32バイトまでの名称を設定できる。 複数指定できる。ただし,正規表現を指定した場合は,複数指定できない。複数指定では最大100件指定できる。 |
項番 | 指定したい値 | 指定方法 |
---|---|---|
1 | タブ(0x09) | %09 |
2 | 半角スペース(0x20) | %20 |
3 | %(0x25) | %25 |
4 | 改行コード LF(0x0a) | %0a |
5 | 改行コード CR(0x0d) | %0d |
B.ID△IN△100△200
定義例
イベントIDが100または200に一致,かつ重大度がWarningで,かつ登録ホストがhostA,hostB,hostCに一致する場合に,重大度をEmergencyに変更する例を次に示します。
DESC_VERSION=1
def 重大度変更1
cnd
B.ID IN 100 200
E.SEVERITY IN Warning
B.SOURCESERVER IN hostA hostB hostC
end-cnd
sev Emergency
end-def