監視ツリーを自動生成するときに,「システム構成ツリー」テンプレートを選択した場合に生成される監視ツリーのモデルを次に示します。
図5-5 監視ツリー(システム構成ツリー)のモデル
システム構成ツリーの構成は,JP1/IM - Central Information Masterのシステムツリーの構成に依存します。なお,JP1/IM - Central Information Masterのシステムツリーから監視ツリー(システム構成ツリー)を生成する際には,JP1イベントを発行しないプロセスや発行するJP1イベントが不明なプロセスの監視オブジェクトは生成されません。
また,JP1/IM - Central Information Masterのシステムツリーで定義が完了していない個所があった場合,その個所も生成されません。例えば,JP1/IM - Central Information Master側で仮想ホストだけ定義して,物理ホストとのマッピングをしていなかった場合,監視グループとなる個所(仮想ホスト<仮想ホスト名>)も含めて生成されません。
JP1/IM - Central Information Master連携時に生成するシステム監視オブジェクトを次に示します。
表5-1 JP1/IM - Central Information Master連携時に生成するシステム監視オブジェクト
JP1/IM - Central Information Master側の定義 | JP1/IM - Central Scope側の定義 | ||
---|---|---|---|
ノード名 | 種別 | 生成するシステム監視オブジェクト | |
プロセス | Cosminexus※1 | web-server | <プロセス名>監視(Cosminexus) |
j2ee-server | <プロセス名>監視(Cosminexus) | ||
naming-service | <プロセス名>監視(Cosminexus) | ||
smart-agent | <プロセス名>監視(Cosminexus) | ||
performance-tracer | <プロセス名>監視(Cosminexus) | ||
transaction-context-service | <プロセス名>監視(Cosminexus) | ||
component-transaction-monitor | <プロセス名>監視(Cosminexus) | ||
HiRDB | FES | - | |
BES | - | ||
MGR | <プロセス名>監視(HiRDB) | ||
DS | - | ||
SDS | <プロセス名>監視(HiRDB) | ||
others | others | - | |
物理ホスト※2 | - | <物理ホスト名>監視(System Manager) |
注※1 JP1/IM - Central Information Masterが作成するシステムツリーではOTSを管理しないため,OTS監視用の監視オブジェクトは生成されません(業務指向ツリー,サーバ指向ツリーの場合は生成されます)。
注※2 BladeSymphonyの物理ホストにOSがインストールされていない場合,ホスト名が特定できないため,監視できないことがあります。その場合,OSをインストールし,ホスト名が確定したあとで自動生成を再実行するか,手動でシステム監視オブジェクトを追加する必要があります。