JP1/Integrated Management - Manager コマンド・定義ファイルリファレンス
形式
[論理ホスト名\JP1SCOPE\BMS] "AUTO_DB_BACKUP_RECOVERY"=dword:値
ファイル
auto_dbbackup_on.conf(監視オブジェクトDBのバックアップ・リカバリーを有効にする場合に使用します)
auto_dbbackup_off.conf(監視オブジェクトDBのバックアップ・リカバリーを無効にする場合に使用します)
格納先ディレクトリ
- Windowsの場合
- 物理ホストのとき
Scopeパス\conf\
- 論理ホストのとき
共有フォルダ\jp1scope\conf\
- UNIXの場合
- 物理ホストのとき
/etc/opt/jp1scope/conf/
- 論理ホストのとき
共有ディレクトリ/jp1scope/conf/
説明
監視ツリー更新中の,OSのシャットダウンやクラスタシステムの系切り替え発生による,監視オブジェクトDBの破損を防ぐための機能(監視オブジェクトDBの自動バックアップ・リカバリー機能)を有効にするかどうかを設定するファイルです。
有効にした場合は,監視ツリー更新時に更新前の監視オブジェクトDBをバックアップし,障害発生時には,バックアップした監視オブジェクトDBをリカバリーします(障害の発生なしで更新処理が終了した場合には,バックアップデータは自動的に削除されます)。
JP1/IM - Managerを新規インストールした場合は,デフォルトで有効になっていますが,バージョンアップした場合には無効になっています。運用にあわせて,有効にするかどうかを検討してください。
なお,クラスタ運用している場合は,必ず有効に設定してください。
定義の反映時期
jbssetcnfコマンドを実行し,JP1/IM - Managerを再起動したあとに有効になります。
記述内容
- [論理ホスト名\JP1SCOPE\BMS]
- JP1/IMの環境設定のキー名称です。
- 論理ホスト名の部分を,物理ホストの場合はJP1_DEFAULTに,論理ホストの場合は論理ホスト名に設定します。
- "AUTO_DB_BACKUP_RECOVERY"=dword:値
- auto_dbbackup_on.confは,値が「00000001」です。
- auto_dbbackup_off.confは,値が「00000000」です。
- このパラメーターは編集しないでください。
記述例
論理ホストHostAのJP1/IM - Managerに対し,監視オブジェクトDBの自動バック・リカバリー機能を有効にします。
[HostA\JP1SCOPE\BMS\JCSDB]"AUTO_DB_BACKUP_RECOVERY"=dword:00000001
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