JP1/Integrated Management - Manager コマンド・定義ファイルリファレンス

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ユーザープロファイル(defaultUser | profile_ユーザー名)

形式

DESC_VERSION=ファイルバージョン
[DisplayItemContainer]
    :
[DisplayItemInformation]
ValidTab=All
Visible=表示可否
AttrName=JP1イベント属性名
AttrOrder=並び順
ColumnSize=列幅
[End]
[End]
    :

ファイル

defaultUser(デフォルトユーザープロファイル)

defaultUser.model(デフォルトユーザープロファイルのモデルファイル)

profile_ユーザー名(各JP1ユーザー用ユーザープロファイル)

格納ディレクトリ

Windowsの場合

物理ホストのとき
Consoleパス\conf\console\profile\

論理ホストのとき
共有フォルダ\jp1cons\conf\console\profile\

UNIXの場合

物理ホストのとき
/etc/opt/jp1cons/conf/console/profile/

論理ホストのとき
共有ディレクトリ/jp1cons/conf/console/profile/

説明

イベントコンソールの画面表示に関する環境情報をユーザーごとに定義するファイルです。

マネージャー上のユーザーごとにあり,イベントコンソールのユーザー環境(主に画面表示に関する環境情報)を設定します。ユーザーごとのプロファイルは,JP1ユーザー名に対応して「profile_ユーザー名」という名称で作成されます。なお,ユーザープロファイルにはすべてのユーザーのデフォルトとなる「defaultUser」プロファイルが用意してあります。この「defaultUser」プロファイルを変更しておくと,それ以降作成するユーザープロファイルは変更した「defaultUser」プロファイルを基準にします。

profile_ユーザー名(各JP1ユーザー用ユーザープロファイル)は,JP1/IM - Viewの[ユーザー環境設定]画面から定義できます。ユーザープロファイルに誤りがある場合,[イベントコンソール]画面が正しく表示されないことがありますので,JP1/IM - Viewの[ユーザー環境設定]画面から定義してください。

定義の反映時期

JP1/IM - Manager(JP1/IM - Central Console)に再ログインするとその定義が有効になります。

記述内容

DESC_VERSION=ファイルバージョン
ユーザープロファイルの形式のバージョンを表しています。
ファイルバージョンにより,[DisplayItemInformation]〜[End]で指定できる項目が変わります。バージョン09-50以降はファイルバージョンに12を指定してください。ファイルバージョンに11以前が指定されている場合は,ファイルバージョンを変更しないでください。
profile_ユーザー名(各JP1ユーザー用ユーザープロファイル)は,次の操作によって最新のファイルバージョンに更新されます。
  • JP1/IM - Viewから[ユーザー環境設定]画面を保存する場合
  • JP1/IM - Viewのログアウト時に,[イベントコンソール]画面の各ページのイベント一覧に表示される項目の列幅の大きさを保存する場合
defaultUser(デフォルトユーザープロファイル)をファイルバージョン12にしたい場合は,defaultUser.model(デフォルトユーザープロファイルのモデルファイル)をdefaultUserに上書きした上で編集してください。

[DisplayItemInformation]〜[End]
[DisplayItemInformation]〜[End]内にイベントコンソール画面に表示するJP1イベントの属性を指定します。
[DisplayItemInformation]〜[End]で一つの定義ブロックとなります。定義ブロックの内容は,[イベントコンソール]画面の三つのページすべてに反映されます。定義ブロックを追加する場合は,[DisplayItemContainer]〜[End]の間に挿入します。
[DisplayItemInformation]〜[End]で指定できるパラメーターを次に示します。
なお,「AttrOrder=0」が指定されている[DisplayItemInformation]〜[End]は,システムが使用する定義となりますので,編集しないでください。

ValidTab = All
固定の文字列です。変更しないでください。

Visible = 表示可否
AttrNameで指定した属性の情報を表示するかどうかを指定します。表示可否に「true」を指定した場合は,AttrNameで指定した属性の情報が表示されます。表示可否に「false」を指定した場合は,AttrNameで指定した属性の情報は表示されません。なお,「false」を指定すると,[ユーザー環境設定]画面の「表示できる項目」に表示されます。表示可否に「false」を指定した場合は,AttrOrderには「-1」を指定してください。

AttrName = 表示する属性名
JP1イベントの属性名を指定します。ここで指定した属性の情報が[イベントコンソール]画面に表示されます。
設定可能な属性の一覧を次の表に示します。

表2-16 表示する属性名」に指定できる属性名の一覧

項番 指定可能な属性 属性の名称 DESC_VERSION
1〜10※1 11 12
1 IM.EVENT_TYPE 種別
2 B.SEQNO イベントDB内通し番号
3 B.IDBASE イベントID
4 B.PROCESSID 発行元プロセスID
5 B.TIME 登録時刻
6 B.ARRIVEDTIME 到着時刻
7 B.USERID 発行元ユーザーID
8 B.GROUPID 発行元グループID
9 B.USERNAME 発行元ユーザー名
10 B.GROUPNAME 発行元グループ名
11 B.SOURCESERVER 登録ホスト名
12 B.SOURCESEQNO 発行元イベントDB内通し番号
13 B.MESSAGE メッセージ
14 E.SEVERITY 重大度
15 E.USER_NAME ユーザー名
16 E.PRODUCT_NAME プロダクト名
17 E.OBJECT_TYPE オブジェクトタイプ
18 E.OBJECT_NAME オブジェクト名
19 E.OBJECT_ID オブジェクトID
20 E.ROOT_OBJECT_TYPE 登録名タイプ
21 E.ROOT_OBJECT_NAME 登録名
22 E.OCCURRENCE 事象種別
23 E.START_TIME 開始時刻
24 E.END_TIME 終了時刻
25 E.@JP1IM_ACTCONTROL アクション ×
26 E.@JP1IM_ACTTYPE アクション種別 ×
27 E.@JP1IM_ORIGINAL_SEVERITY 重大度(変更前) ×
28 E.@JP1IM_CHANGE_SEVERITY 重大度変更 ×
29 E.@JP1IM_MEMO メモ ×
30 E.JP1_SOURCEHOST 発生元ホスト名 × ×
31 E.ACTION_TARGET2 アクション × ×
32 IM.ACTION_TYPE2 アクション種別 × ×

(凡例)
○:指定できる
×:指定できない

注※1
1〜10で指定できる項目は同じです。

注※2
バージョン8互換の項目です。DESC_VERSIONが10以前(バージョン8以前の定義)の場合に,次のように変換されます。
  E.ACTION_TARGET → E.@JP1IM_ACTCONTROL
  IM.ACTION_TYPE → E.@JP1IM_ACTTYPE

AttrOrder = 並び順
左から何列目に表示させるかを指定します。1を指定すると,イベント一覧のいちばん左側に表示されます。なお,ほかと同じ値は指定しないでください。
また,0はシステムで使用する値のため指定しないでください。
ユーザープロファイルに誤りがある場合,[イベントコンソール]画面が正しく表示されないことがありますので,JP1/IM - Viewの[ユーザー環境設定]画面から定義してください。

ColumnSize = 列幅
列の幅を指定します。指定できる値は,1〜1,000です。

注意事項

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