JP1/Integrated Management - Manager コマンド・定義ファイルリファレンス
形式
変換前文字=変換後文字列 変換前文字=変換後文字列 : 変換前文字=変換後文字列
ファイル
event_info_replace.conf
格納先ディレクトリ
- Windowsの場合
<Consoleパス>\conf\action <共有フォルダ>\jp1cons\conf\action
- UNIXの場合
/etc/opt/jp1cons/conf/action <共有ディレクトリ>/jp1cons/conf/action
ファイルの権限
イベント引き継ぎ情報変換設定ファイルに必要な権限を次に示します。
- Windowsの場合
- AdministratorsグループおよびSYSTEMユーザーが参照できる必要があります。
- UNIXの場合
- root権限を持つユーザーが参照できる必要があります。
説明
自動アクションのイベント引き継ぎ機能の変換ルールを指定するファイルです。自動アクションのイベント引き継ぎ情報変換機能は,イベント引き継ぎ情報変換設定ファイルの変換ルールに従って,イベント引き継ぎ情報に含まれる特定のASCII文字を別の文字列に変換できます。
イベント引き継ぎ情報変換設定ファイルは,JP1/IM - Managerのインストール時に作成されません。使用する際はテキストファイルを作成・編集してください。
定義の反映時期
イベント引き継ぎ情報変換設定ファイルの内容は,JP1/IM - Managerの起動時,JP1/IM - Viewの[アクション設定]画面の[適用]ボタンをクリックして定義を有効にしたとき,およびjcachangeコマンドを実行して定義を再読み込みしたときに有効になります。
記述内容
- 変換前文字=変換後文字列
- イベント引き継ぎ情報変換設定ファイルには,イベント引き継ぎ情報の変換機能で「変換前の文字」と「変換後の文字列」を記述し,変換ルールを指定します。0〜32件の変換ルールを指定できます。
- イベント引き継ぎ情報変換設定ファイルの半角スペース,タブ,改行だけの行は無視します。1行に一つの変換ルールを指定します。変換前文字,変換後文字列は,「=」で区切って指定します。
- 定義した1行が「変換前文字=変換後文字列」の形式でない場合は,その定義を無視して処理を続行します。また,変換後文字列が指定されていない場合,イベント引き継ぎ情報の変換時に変換前の文字を削除する設定とします。
- 変換前文字の同じ変換ルールは指定できません。変換前文字の同じ変換ルールが複数あった場合,ファイルの先頭行に近い変換ルールが有効となり,その他の変換前文字の同じ変換ルールは無効となります。
- 変換前文字
- 変換前文字として指定できる文字列は,ASCII文字(0x00〜0x7F)からアルファベット,数字,半角スペースを除いた半角記号1文字です。
- 変換前文字として指定できるASCII文字を次に示します。
表2-15 ASCII文字
文字 16進数 ! 0x21 " 0x22 # 0x23 $ 0x24 % 0x25 & 0x26 ' 0x27 ( 0x28 ) 0x29 * 0x2a + 0x2b , 0x2c - 0x2d . 0x2e / 0x2f : 0x3a ; 0x3b < 0x3c = 0x3d > 0x3e ? 0x3f @ 0x40 [ 0x5b \ 0x5c ] 0x5d ^ 0x5e _ 0x5f ` 0x60 { 0x7b | 0x7c } 0x7d ~ 0x7e
- 変換後文字列
- 変換後文字として指定できる文字列は,ASCII文字(0x00〜0x7F)のアルファベット,数字,半角スペース,タブ,半角記号,および変換前に指定できる半角文字です。0〜2文字まで指定できます。
定義例
「"」「'」および「*」を「_」に変換する例を次に示します。
"=_ '=_ *=_メッセージ(B.MESSAGE)の値が「WEBサーバがダウンしました。詳細:"Network△Error"」というJP1イベントを受信すると,メッセージテキスト全体(変数:EVMSG)の値は,「WEBサーバがダウンしました。詳細:_Network△Error_」となります。
All Rights Reserved. Copyright (C) 2009, 2011, Hitachi, Ltd.