JP1/Integrated Management - Manager コマンド・定義ファイルリファレンス
機能
08-01以前のJP1/IM - Central Scopeで設定した論理ホスト環境をバージョンアップします。08-01以前のJP1/IM - Central Scopeからバージョンアップした場合に実行してください。
インストールした新しいバージョンのJP1/IM - Central Scopeの機能を使用したい場合には必ず実行してください。ただし,08-01以前の機能範囲で使用したい場合には,実行しないでください。
形式
jp1cshaverup -h 論理ホスト名 [-w 作業ディレクトリ]
実行権限
スーパーユーザー権限
格納先ディレクトリ
/opt/jp1scope/bin/注 このコマンドは,Linux版JP1/IM - Managerには同梱されていません。
引数
-h 論理ホスト名
バージョンアップする論理ホスト名を指定します。このオプションを省略した場合は,エラーとなります。
-w 作業ディレクトリ
JP1/IM - Central Scopeの論理ホスト環境をバージョンアップするための作業ディレクトリをフルパスで指定します。
このオプションを省略した場合は,/opt/jp1scope/tmp/を仮定します。
注意事項
- このコマンドを実行する前に,必ずJP1/IM - Managerを停止してください。JP1/IM - Managerを停止していない場合にこのコマンドを実行したときは,エラーとなります。
- jp1cshaverupコマンドを実行すると,インストールした新しいバージョンのJP1/IM - Central Scopeとして動作します。08-01以前のJP1/IM - Viewの[監視ツリー(編集中)]画面からはログインできなくなります。
戻り値
0 正常終了 1 指定した論理ホスト名が存在しない 2 引数エラー 4 コマンドを実行する権限がない 12 メモリー不足 13 ディスク容量不足 31 DB初期化エラー 32 データアクセスエラー 42 サービスが起動中 45 新しいバージョンのデータベースに対してコマンドを実行しようとした 99 その他のエラー
使用例
作業ディレクトリ/temp/で,08-01のJP1/IM - Central Scopeの論理ホスト環境logicalhostをバージョンアップします。
jp1cshaverup -h logicalhost -w /temp
出力例
クラスタ環境のバージョンアップ処理を開始します KAVB7750-I データベースのバージョンアップは完了しました KAVB7624-I jcsdbconvertコマンドの実行が正常終了しました バージョンアップに成功しました
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