JP1/Integrated Management - Manager コマンド・定義ファイルリファレンス
機能
クラスタシステムで運用している場合に,論理ホスト上のJP1/IM - Managerを起動します。
クラスタソフトにこのコマンドを登録すると,JP1/IM - Managerが起動します。
このコマンドを実行する前に,同じ論理ホスト上のJP1/Baseを起動してください。JP1/Baseのイベントサービスが起動していない場合にこのコマンドを実行したときは,エラーとなります。
JP1/IM - Managerのプロセス群に起動要求を出したあと,戻り値0で終了します。プロセス群が正しく起動したかどうかは,jco_start.clusterコマンドの終了後,jco_spmd_statusコマンドで確認してください。
また,次の条件を満たす場合にこのコマンドを実行すると,IMデータベースサービスを起動したあと,JP1/IM - Managerを起動します。
- 論理ホスト上の統合監視DBを使用している,またはIM構成管理サービスを起動する設定にしている
このコマンドを実行するためには,JP1/IM - Managerのインストールとセットアップの完了後,jp1cc_setup_clusterおよびjp1cs_setup_clusterを実行する必要があります。また,IMデータベースサービスは,IMデータベースサービスのクラスタシステムをセットアップする必要があります。クラスタシステムのセットアップについては,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager 構築ガイド」の「6. クラスタシステムでの運用と環境構築」を参照してください。
形式
jco_start.cluster [論理ホスト名]
実行権限
スーパーユーザー権限
格納先ディレクトリ
/etc/opt/jp1cons/
引数
論理ホスト名
クラスタシステムで運用している場合に,このコマンドを実行させたい論理ホスト名を指定します。指定できる文字数は,1〜63バイトです。省略した場合,環境変数JP1_HOSTNAMEに指定した論理ホスト名が仮定されます。環境変数JP1_HOSTNAMEを指定していない場合,物理ホスト名が仮定されます。
戻り値
0 正常終了 1 引数が二つ以上指定されている,イベントサービスが起動していない,またはIMデータベースサービスが起動できない 2 ログディレクトリがない
All Rights Reserved. Copyright (C) 2009, 2011, Hitachi, Ltd.