JP1/Integrated Management - Manager コマンド・定義ファイルリファレンス
機能
IM構成管理・ビューアーのJavaスレッドダンプを生成するコマンドです。
次の条件が成立した場合,このコマンドを実行するとJavaのスレッドダンプが取得されます。
- 画面操作ができなくなった場合
- IM構成管理・ビューアーとIM構成管理サーバのプロセスで,停止しているプロセスがない場合
IM構成管理・ビューアーのJavaスレッドダンプをlogディレクトリ内にテキストファイル形式で出力します。
- Windows Server 2003,Windows XP Professionalの場合
Viewパス\log\
- Windows 7,Windows Server 2008,およびWindows Vistaの場合
%ALLUSERSPROFILE%\Hitachi\JP1\JP1_DEFAULT\JP1CoView\logなお,正常に稼働しているIM構成管理・ビューアーのスレッドダンプを生成すると,JavaVMが不安定になるため,IM構成管理・ビューアーを再起動する必要があります。
形式
jcfthreaddmp プロセスID
実行権限
なし(ただし,WindowsのUAC機能が有効な場合は管理者コンソールから実行)
格納先ディレクトリ
Viewパス\bin\
引数
プロセスID
操作できなくなったIM構成管理・ビューアーのjava.exeプロセスのプロセスIDを指定します。
なお,プロセスIDとして指定できるバイト数は,OSの制限に依存します。
IM構成管理・ビューアー(java.exe)以外のプロセスに対して,CTRL_BREAK_EVENTは送信しません。
戻り値
0 正常終了 1 オプションエラー,引数エラー 2 プロセスチェックエラー 3 スレッドダンプ出力要求送信エラー 4 実行権限エラー 10 上記以外のエラー
使用例1
操作できなくなったIM構成管理・ビューアーのプロセスIDが,1234の場合
jcfthreaddmp 1234
使用例2
IM構成管理・ビューアーに対応するjava.exeのプロセスIDの特定方法
次の手順で,操作不能になったIM構成管理・ビューアーに対応するjava.exeのプロセスIDを特定し,jcfthreaddmpコマンドの引数に指定します。
なお,複数のIM構成管理・ビューアーを起動している場合は,java.exeプロセスも複数存在するため,プロセスIDの特定は,使用例2の手順を使用してください。
- [PID(プロセスID)]列を追加する。
タスクマネージャのプロセスタブを開き,[表示]−[列の選択]を実行し,列の選択画面で「PID(プロセスID)」にチェックを入れます。
- 操作不能になったIM構成管理・ビューアーか確認する。
タスクマネージャのアプリケーションタブで,IM構成管理・ビューアーを選択し,右クリックして表示されるポップアップメニューから[手前に表示]を実行します。手前に表示されたIM構成管理・ビューアーが操作できなくなったIM構成管理・ビューアーか確認する。
- 操作できなくなったIM構成管理・ビューアーのjava.exeの[PID(プロセスID)]を表示する。
アプリケーションタブで操作できなくなったIM構成管理・ビューアーを選択し,右クリックして表示されるポップアップメニューから[プロセスの表示]を実行します。
プロセスタブに切り替わり,操作できなくなったIM構成管理・ビューアーのjava.exeの行が選択されます。その選択行のPID列が,操作できなくなったIM構成管理・ビューアーに対応するjava.exeのプロセスIDとなります。
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