JP1/Integrated Management - Manager コマンド・定義ファイルリファレンス
機能
ホスト入力情報ファイル(host_input_data.csv)とセントラルスコープのエクスポートファイルから,仮想化構成の監視ツリー情報を追加したセントラルスコープのインポートファイルを生成します。または,業務グループ情報ファイル(monitoring_system_data.csv),監視グループ情報ファイル(monitoring_group_data.csv)およびセントラルスコープのエクスポートファイルから,業務グループの監視ツリー情報を追加したセントラルスコープのインポートファイルを生成します。
業務グループ情報ファイル(monitoring_system_data.csv),および監視グループ情報ファイル(monitoring_group_data.csv)については,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager 運用ガイド」の「8.7.1(5) 業務グループ情報」および「8.7.1(6) 監視グループ情報」を参照してください。
形式
jcfmkcsdata { -f ホスト入力情報ファイル名 セントラルスコープのエクスポートファイル名 | -g 業務グループ情報ファイル名 監視グループ情報ファイル名 セントラルスコープのエクスポートファイル名 } -o エクスポートファイル名 [-r]
実行権限
Windowsの場合:Administrators権限(WindowsのUAC機能が有効な場合は管理者コンソールから実行)
UNIXの場合:スーパーユーザー権限
格納先ディレクトリ
- Windowsの場合
Managerパス\bin\imcf\
- UNIXの場合
/opt/jp1imm/bin/imcf/
引数
-f ホスト入力情報ファイル名 セントラルスコープのエクスポートファイル名
jcfexportコマンドでエクスポートしたホスト入力情報ファイル(host_input_data.csv)とjcsdbexportコマンドでエクスポートしたファイルを,相対パスまたは絶対パス形式で指定します。このオプションは-gオプションと同時には指定できません。パスに空白を含む場合は,「"」で囲みます。
セントラルスコープのエクスポートファイルには,サーバ指向ツリーをエクスポートしたファイルを指定します。
ホスト入力情報ファイル(host_input_data.csv)については,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager 運用ガイド」の「8.7.1(1) ホスト情報」を参照してください。
-g 業務グループ情報ファイル名 監視グループ情報ファイル名 セントラルスコープのエクスポートファイル名
jcfexportコマンドでエクスポートした業務グループ情報ファイル(monitoring_system_data.csv),監視グループ情報ファイル(monitoring_group_data.csv)とjcsdbexportコマンドでエクスポートしたファイルを,相対パスまたは絶対パス形式で指定します。このオプションは-fオプションと同時には指定できません。パスに空白を含む場合は,「"」で囲みます。
セントラルスコープのエクスポートファイルには,サーバ指向ツリーをエクスポートしたファイルを指定します。
-o エクスポートファイル名
コマンドが出力するセントラルスコープのインポート用ファイルのファイル名を,相対パスまたは絶対パス形式で指定します。このオプションは省略できません。パスに空白を含む場合は,「"」で囲みます。
[-r]
このオプションは,引数で指定したJP1/IM - Manager(JP1/IM - Central Scope)のエクスポートファイルに含まれる仮想化システム構成ツリーを使用するかどうかを設定します。このオプションを指定する場合,JP1/IM - Manager(JP1/IM - Central Scope)のエクスポートファイルの仮想化システム構成ツリーを使用しないで,このコマンドで新しく作成します。このオプションを指定しない場合,JP1/IM - Manager(JP1/IM - Central Scope)のエクスポートファイルに含まれる仮想化システム構成ツリーに対して,新たに仮想化システム構成ツリーを追加します。
注意事項
09-00以前のIM構成管理からバージョンアップした場合,次のようにファイルを操作してください。
- ホスト入力情報ファイル(host_input_data.csv)
09-00のJP1/IM - Manager(IM構成管理)からバージョンアップした場合,ホスト入力情報ファイル(host_input_data.csv)のフォーマットバージョンが0900になっているため,jcfmkcsdataコマンドを実行できません。次の手順でフォーマットバージョンを変更してください。
- jcfimportコマンドを実行して,ホスト入力情報ファイルをIM構成管理にインポートする。
- jcfexportコマンドを実行して,ホスト入力情報ファイルをエクスポートする。
ホスト入力情報ファイルのフォーマットバージョンが0901になり,jcfmkcsdataコマンドが実行できるようになります。
戻り値
0 正常終了 1 引数エラー 2 指定したファイルが不正 3 指定した入力ファイルが存在しない 4 エクスポートファイルがすでに存在する 5 指定したファイルに対するアクセス権がない 6 メモリー不足 7 入出力エラーが発生した 9 ディスク不足 10 実行権限エラー 11 [Ctrl]+[C]キーでコマンドを強制終了した 20 ファイルパスに予約デバイスを指定した 99 その他のエラー 122 管理者コンソールから実行されなかった(Windows限定)
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