JP1/Integrated Management - Manager コマンド・定義ファイルリファレンス

jcfexport

機能

IM構成管理で管理しているシステムの階層構成（IM構成），ホスト情報および定義情報を出力するコマンドです。

このコマンドを使用する場合には，IM構成管理サービスが起動している必要があります。jcfimportコマンドを実行している場合，このコマンドは実行できません。また，同時に実行できるコマンドの数は5個までです。

形式

jcfexport        [-h 論理ホスト名 ]
                 [-f]
                 -o ディレクトリ名
                 [-m | -r | -c | -g | -a]

実行権限

Windowsの場合：Administrators権限（WindowsのUAC機能が有効な場合は管理者コンソールから実行）

UNIXの場合：スーパーユーザー権限

格納先ディレクトリ

Windowsの場合

Managerパス\bin\imcf\

UNIXの場合

/opt/jp1imm/bin/imcf/

引数

-h 論理ホスト名

クラスタシステムで運用している場合に，コマンドを実行するホストの論理ホスト名を指定します。このオプションを省略した場合，環境変数JP1_HOSTNAMEに指定した論理ホスト名が仮定されます。環境変数JP1_HOSTNAMEを指定していない場合，物理ホスト名が仮定されます。クラスタシステムを使用していない場合には指定は不要です。

-f

指定したディレクトリにエクスポートファイル名と同名のファイルがすでにある場合は，ファイルを上書きします。このオプションを省略した場合は，エクスポート先にファイルがあるとエクスポートしません。

-o ディレクトリ名

エクスポートデータを出力するディレクトリ名を絶対パス形式，またはこのコマンドを実行した場所からの相対パス形式で指定します。このオプションは省略できません。パスに空白を含む場合は，「"」で囲んで指定します。

-m

ホスト情報だけをエクスポートします。エクスポートした情報は，ホスト入力情報ファイル（host_input_data.csv）に出力されます。

-r，-c，-g，-aオプションと同時に指定できません。指定した場合は，引数不正となります。-m，-r，-c，-g，および-aオプションをすべて省略した場合は，-aオプションが仮定されます。

-r

ホスト情報とリモート認証情報だけをエクスポートします。

-m，-c，-g，-aオプションと同時に指定できません。指定した場合は，引数不正となります。-m，-r，-c，-g，および-aオプションをすべて省略した場合は，-aオプションが仮定されます。

-c

ホスト情報とシステムの階層構成だけをエクスポートします。ホスト情報は，ホスト入力情報ファイル（host_input_data.csv）に出力されます。また，システムの階層構成は，system_tree_information.txtに出力されます。

-m，-r，-g，-aオプションと同時に指定できません。指定した場合は，引数不正となります。-m，-r，-c，-g，および-aオプションをすべて省略した場合は，-aオプションが仮定されます。

-g

ホスト情報，業務グループ情報，監視グループ情報だけをエクスポートします。

-m，-r，-c，-aオプションと同時に指定できません。指定した場合は，引数不正となります。-m，-r，-c，-g，および-aオプションをすべて省略した場合は，-aオプションが仮定されます。

-a

すべての情報をエクスポートします。エクスポートした情報は，data_information.txtに出力されます。ホスト情報は，ホスト入力情報ファイル（host_input_data.csv）に出力されます。システムの階層構成は，system_tree_information.txtに出力されます。また，定義情報は，-oオプションで指定したディレクトリ\definition_files\ホスト名\製品名の直下の，次のファイルに出力されます。

• 転送設定ファイル（forward）
• ログファイルトラップ動作定義ファイル（任意のファイル）
• ログファイルトラップ起動定義ファイル（jevlog_start.conf）
• イベントログトラップ機能の動作定義ファイル（ntevent.conf）
• ローカルアクションの動作定義ファイル（jbslcact.conf）

-m，-r，-c，-gオプションと同時に指定できません。指定した場合は，引数不正となります。-m，-r，-c，-g，および-aオプションをすべて省略した場合は，-aオプションが仮定されます。

戻り値

0	正常終了
4	オプション不正
8	サーバに接続できない
12	メモリーが不足した
16	権限が不正
20	ファイルエラー，パスが不正，すでにファイルが存在するなど
21	同時実行数の上限に達した
24	入出力エラーが発生した
120	システムエラーが発生した
124	その他エラーにより終了した
201以上	JavaVMの起動エラーが発生した

使用例

c:\tempの直下にIM構成管理のすべての情報をエクスポートする場合

jcfexport -o c:\temp

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