応答待ちイベント管理機能を有効にすると,マネージャーのイベントDBに到着した応答待ちイベントは,イベントDBとは別に,応答待ちイベント滞留ファイルへ2,000件まで保持されます。これを応答待ちイベントの滞留といいます。
[応答待ちイベント]ページには,応答待ちイベント滞留ファイルに保持されている応答待ちイベントの情報が表示されます。
(1) 応答待ちイベントの滞留が解除される契機
応答待ちイベントは,次の契機で滞留が解除され,応答待ちイベント滞留ファイルから削除されます。
滞留の解除後,JP1/IM - Viewでイベント一覧の表示を更新すると,[応答待ちイベント]ページから滞留を解除した応答待ちイベントの表示が削除されます。なお,滞留が解除されて[応答待ちイベント]ページから表示が削除されても,応答待ちイベントがイベントDBに残っている場合は,[イベント検索]ページから検索できます。
(2) 応答待ちイベントが上限の2,000件を超えた場合の通知
JP1/IM - Managerは,応答待ちイベントの滞留数を監視し,滞留数が2,000件を超えると,上限を超えたことを通知するJP1イベント(イベントID:00003F41)を発行します。また,[応答待ちイベント]ページ上にはKAVB0551-Eのメッセージが表示されます。
図9-4 応答待ちイベントが2,000件を超えた場合の[応答待ちイベント]ページ
滞留している応答待ちイベントの上限超過を通知するJP1イベントは,一度しか発行されません。また,KAVB0551-Eのメッセージは[応答待ちイベント]ページに表示されたままとなります。滞留数が上限を超えた場合は,メッセージに従って対処したあとに,滞留状態の監視を復帰させてください。滞留状態の監視を復帰させると,[応答待ちイベント]ページ上に表示されていたKAVB0551-Eのメッセージが消え,再度2,000件を超えたときにJP1イベントで通知します。
滞留状態の監視の復帰方法については,「9.4.4 応答待ちイベントの滞留状態の監視を復帰させる」を参照してください。