1.5 設定情報およびDBの移行

この節では,JP1/IMの設定情報およびDBをホスト名またはIPアドレスが異なる別のマシン上のJP1/IMに移行する場合に必要となる作業について説明します。

<この節の構成>
(1) JP1/IM - Manager(JP1/IM - Central Console)
(2) JP1/IM - Manager(JP1/IM - Central Scope)
(3) JP1/IM - Manager(IM構成管理)
(4) JP1/IM - View
(5) IMデータベース

(1) JP1/IM - Manager(JP1/IM - Central Console)

別ホストへ移行する場合,移行できる定義は「自動アクション定義ファイル」だけです。

その他の定義については,移行先ホストで再定義する必要があります。

(2) JP1/IM - Manager(JP1/IM - Central Scope)

jcsdbexportコマンド,jcsdbimportコマンドによって,監視オブジェクトDBの情報を移行できます。

その他の定義については,移行先ホストで再定義する必要があります。

なお,監視オブジェクトDBの情報を移行する際は,監視オブジェクトの状態変更条件および共通条件に設定している自ホストのホスト名およびIPアドレスが合っているかを見直してください。

(3) JP1/IM - Manager(IM構成管理)

jcfexportコマンド,jcfimportコマンドによって,IM構成管理の管理情報を移行できます。

インポートしたIM構成管理の管理情報をシステムに反映するには,「8.7.3 インポートしたIM構成管理の管理情報をシステムに反映する」を参照してください。

なお,インポートした設定ファイルのプロファイル情報に,移行元のマネージャーホスト名を記載している場合は,プロファイルの設定を見直してください。

(4) JP1/IM - View

移行先ホストで再定義する必要があります。

(5) IMデータベース

IMデータベースの移行については,「1.2.3(7) ホスト名変更時のIMデータベース再構築手順」を参照してください。

なお,移行先のホストで,IMデータベースの格納先は移行元と同じディレクトリ構成にする必要があります。