BJEXとJP1/IM - Manager間の通信に関する設定について説明します。
(1) 接続のタイムアウト時間の設定
応答待ちイベントの発行元プロセスの状態確認や応答入力で通信する際の,接続のタイムアウト時間を変更できます。通常は設定を変更する必要はありません。運用後に,応答待ちイベントの発行元サーバやネットワークの負荷が高いことが要因で,頻繁にエラーメッセージ(KAVB0554-E,KAVB0555-E)が出力される場合は,タイムアウト時間を長く設定してください。タイムアウト時間は,JP1/IM - Managerで設定します。
接続のタイムアウト時間を変更する手順を次に示します。
[論理ホスト名¥JP1CONSOLEMANAGER]
"RESEV_TIMEOUT_MAX"=dword:16進数値
(2) ファイアウォール環境でのパケット・フィルタリングの設定
ファイアウォール環境で運用する場合は,BJEXとJP1/IM - Manager間の通信がファイアウォールを通過できるようにパケット・フィルタリングを設定してください。BJEXとJP1/IM - Manager間の通信で使用するポート番号とファイアウォールの通過方向(コネクション確立の方向)を次の表に示します。
表9-3 BJEXとJP1/IM - Manager間の通信で使用するポート番号
サービス名 | ポート | 通過方向 |
---|---|---|
jp1bsplugin | 20306/tcp | JP1/IM - Manager → BJEX |
jp1imevt | 20098/tcp | BJEX → JP1/IM - Manager |
このほかに,JP1/IMおよびJP1/Baseが使用するポート番号については次の説明を参照してください。