画面に重要イベントだけを表示するには,[イベントコンソール]画面の[重要イベント]ページを選択します。[重要イベント]ページのイベント一覧には,[イベント監視]ページに表示されているJP1イベントのうち,重要イベントだけが表示されます。
[重要イベント]ページのイベント一覧では,左端の列に重要イベントへの対処状況を示す対処状況マークが表示されます。
繰り返しイベントの集約表示機能を使用している場合には,自動的にJP1イベントの対処状況マークが表示されます。
対処状況の種類と,その対処状況を示す対処状況マークを次に示します。
表5-6 対処状況の種類と対処状況マーク
対処状況 | 対処状況マーク |
---|---|
対処済 | ![]() |
処理中 | ![]() |
保留 | ![]() |
未対処 | (無印) |
異なる対処状況※ | ! |
どのようなときにそれぞれのマークを使うかは,運用に合わせて決めてください。
どのJP1イベントを重要イベントとするかは,管理者が定義できます。デフォルトでは,重大度が「緊急(Emergency)」,「警戒(Alert)」,「致命的(Critical)」,「エラー(Error)」のJP1イベントが重要イベントとなっています。
[重要イベント]ページに表示されている重要イベントの数が,画面に表示できるイベント数の最大値を超えると,古い重要イベントから消去されます。このとき,最初に消去されるのは対処済の重要イベントです。対処済の重要イベントがない場合は,未対処,保留,処理中の重要イベントのうち最も古いイベントが削除されます。この場合は,状態にかかわらず,古い重要イベントから削除されます。なお,統合監視DBを有効にすると,統合監視DBに格納されているすべてのイベントを表示できます。イベントは,スライダーでイベント表示位置を移動して表示します。統合監視DBの設定方法については,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager 構築ガイド」の「1.4(2) 統合監視DBの設定」を参照してください。