7.1.1 [実行コマンド]でコマンドを実行する
操作方法を次に示します。エージェントホストまたはマネージャーホストでコマンドを実行するには,JP1_Console_Admin権限またはJP1_Console_Operator権限が必要です。
- [イベントコンソール]画面で,[オプション]-[コマンド実行]を選択する,またはツールバーから
をクリックする。
[コマンド実行]画面が表示されます。
- [実行ホスト名]にコマンドを実行するホストを指定する。
実行ホスト名には,システム構成定義で管理対象ホストに設定したホスト名を指定します。
過去に指定したホスト名をリストボックスから選択できます。リストボックスには,過去に指定したホスト名が最大5個保存されます。
コマンドの実行ホストには,ホストグループ名も指定できます。ホストグループ名を指定すると,ホストグループを構成するすべてのホストでコマンドが実行されます。指定できるホストグループ名は,ログインしているマネージャーで定義されているホストグループ名です。
ホストグループを定義する手順については,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager 構築ガイド」の「1.16 コマンド実行環境の設定」(Windowsの場合),「2.15 コマンド実行環境の設定」(UNIXの場合)を参照してください。
また,業務グループまたは監視グループを設定している場合,業務グループまたは監視グループを実行ホスト名に指定できます。実行ホスト名に次のように指定してください。
- 例:業務グループ「経営システム」を実行ホスト名に指定する場合
- /経営システム
指定方法に関する詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager 導入・設計ガイド」の「3.1.4(3) 業務グループの指定方法」を参照してください。
- [実行コマンド]で実行するコマンドを指定する。必要に応じて,環境変数ファイルも指定する。
実行するコマンドラインを[実行コマンド]に入力します。
過去に指定したコマンドをリストボックスから選択することもできます。また,過去に指定したコマンドの履歴を消したい場合は,[履歴のクリア]ボタンをクリックします。
[環境変数ファイル]には,コマンド実行先ホストにある環境変数ファイルを絶対パスで指定します。
実行できるコマンドを次に示します。
- コマンドを実行するホストがUNIXの場合
- コマンドを実行するホストがWindowsの場合
- 実行形式ファイル(.com,.exe)
- バッチファイル(.bat)
- JP1/Scriptのスクリプトファイル(.spt) (ただし,.sptファイルが実行できるよう関連づけが設定されていること)
- ただし,次のようなコマンドは実行できません。
- 対話操作を必要とするコマンド
- 画面を表示するコマンド
- エスケープシーケンスや制御コードを伴うコマンド
- デーモンなどの,終了しないコマンド
- Windowsメッセージ機構,DDEなど,デスクトップとの対話が必要なコマンド(Windowsの場合)
- shutdownやhaltなど,OSをシャットダウンするコマンド
- [実行]ボタンをクリックする。
[実行ホスト]で指定したホストでコマンドが実行されます。コマンドが実行されると,[実行結果]に,実行時刻,ホスト名,およびメッセージが表示されます。