JP1/IM - Managerをクラスタ運用するには,論理ホストのJP1/IM - ManagerおよびJP1/Baseをクラスタソフトに登録して,クラスタソフトからの制御で起動・停止するように設定します。
JP1/IM - Managerをクラスタソフトに登録する設定内容は,次のとおりです。
表6-9 クラスタソフトに登録する設定内容(Windows)
項番 | 名前 | サービス名 | 依存関係 |
---|---|---|---|
1 | JP1/Base Event 論理ホスト名 | JP1_Base_Event 論理ホスト名 | IPアドレスリソース 物理ディスクリソース |
2 | JP1/Base_論理ホスト名 | JP1_Base_論理ホスト名 | 項番1のクラスタリソース |
3 | JP1/IM-Manager DB Cluster Service_論理ホスト名※1 | HiRDBClusterService_JM<n>※2 | 項番1および項番2のクラスタリソース |
4 | JP1/IM - Manager_論理ホスト名 | JP1_Console_論理ホスト名 | 項番1,項番2および項番3のクラスタリソース※3 |
(1) クラスタソフトへの登録
(a) MSCS(Microsoft Cluster Service)またはWSFC(Windows Server Failover Cluster)の場合
JP1/IM - ManagerおよびJP1/Baseのサービスを,MSCSまたはWSFCのリソースとして登録します。各リソースの設定は次のようにします。次の[]は,MSCSの設定項目です。WSFCの設定方法については,WSFCのマニュアルを参照してください。
(b) サービスの起動停止コマンドを登録する場合
JP1/IM - ManagerおよびJP1/Baseのサービスを,起動・停止するようクラスタソフトに登録してください。例えば,表の「名前」の項目で示すサービスを,netコマンドで起動停止するように設定してください。
なお,JP1/IM - ManagerおよびJP1/Baseの動作確認する場合は,次のコマンドを使ってください。
これらのコマンドの使い方については,各コマンドのリファレンスを参照してください。また「6.3.3 クラスタソフトへの登録(UNIXの場合)」の説明を参考にしてください。
(2) リソースの起動停止順序の設定
論理ホストのJP1/IM - ManagerおよびJP1/Baseを実行するには,共有ディスクおよび論理IPアドレスが使用可能になっている必要があります。
クラスタソフトの制御により,次のように動作するように起動停止の順序または依存関係を設定してください。