2.6 ユーザー認証の設定およびユーザーマッピングの設定

JP1ユーザー管理に必要な,認証サーバの指定,JP1ユーザーの登録,ユーザーマッピングの設定をします。

ホストの役割に合わせて,次のように設定します。

表2-1 ホストの役割ごとの設定項目

設定項目認証サーバとして使用する認証サーバとして使用しない
プライマリー
認証サーバ
セカンダリー
認証サーバ
マネージャー
ホスト
エージェント
ホスト
認証サーバ指定
JP1ユーザーの設定
操作権限の設定
認証サーバ設定のコピー
ユーザーマッピング
(凡例)
○:設定が必要
-:設定が不要

注※ 自動アクションまたはJP1/IM - Viewの操作によってコマンドを実行しない場合は不要です。


設定は,JP1/Baseのコマンドによって行います。

なお,ユーザーマッピングは,自動アクションまたはJP1/IM - Viewの操作によってコマンドを実行するすべてのホストで,次のように設定します。

表2-2 自動アクションやJP1/IM - Viewによってコマンドを実行する場合のユーザーマッピング

操作JP1ユーザー名サーバホスト名OSユーザー名
JP1/IM - Viewからコマンドを実行する場合マネージャーにログインするユーザーJP1/IM - Viewが接続するマネージャーコマンド実行先ホストのOSに登録されたユーザー
自動アクションを実行する場合アクション定義で指定したユーザー名自動アクションを定義したマネージャーアクション実行先ホストのOSに登録されたユーザー
注※ サーバホスト名には「*」も指定できます。この場合は,すべてのホストでユーザーマッピングが許可されます。

なお,「jp1admin」というJP1ユーザーがデフォルトで登録されています。「jp1admin」には,JP1資源グループが「*」で,JP1権限レベルがJP1_Console_Adminである操作権限が設定されています(JP1資源グループが「*」の場合,すべてのJP1資源グループにアクセスできます)。

<この節の構成>
2.6.1 認証サーバの指定
2.6.2 JP1ユーザーの登録
2.6.3 JP1ユーザーの操作権限の設定
2.6.4 プライマリー認証サーバの設定情報のコピー
2.6.5 ユーザーマッピングの設定