1.16 コマンド実行環境の設定
自動アクション機能およびJP1/IM - Viewの[コマンド実行]画面からコマンドを実行するときのコマンド実行環境として,次の設定をします。
なお,次に示す設定のうち,手順の1はバージョン8以前のJP1/Baseからバージョンアップしたときに,一度だけ実施する手順です。新規インストールの場合,手順2から実施してください。
- コマンド実行履歴ファイルをバージョン9用にするための設定
jcocmdconvコマンドを実行して,バージョン8以前に蓄積したコマンド実行履歴を,バージョン9用のコマンド実行履歴ファイルに移行します。バージョン6,バージョン7,およびバージョン8のコマンド実行履歴ファイルの移行に関する注意事項は,バージョン8のJP1/Baseからのバージョンアップの注意事項と同じです。注意事項については,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager 導入・設計ガイド」の「12.2.5 バージョン8のJP1/Baseからのバージョンアップについて」を参照してください。
- コマンド実行環境の設定
jcocmddefコマンドを実行して,コマンド実行環境を設定します。
コマンド同時実行数の調整をすることを推奨します。この場合は,次のようにコマンドを実行します。
- (例)コマンド同時実行数を3にする場合
- jcocmddef -execnum 3
- 環境変数ファイルの作成
コマンド実行の時に環境変数ファイルを使用する場合は,ファイルを作成します。
- ホストグループの定義
必要に応じて,ホストグループ(同時に複数のホストにコマンド実行を指示するためのグループ)を定義します。
- [コマンド]ボタンを有効にする場合の設定
コマンドを[コマンド]ボタンから実行する場合は,jcoimdefコマンドを実行して,[コマンド]ボタンを有効にします。
- (例)[コマンド]ボタンを有効にする場合
- jcoimdef -i -cmdbtn ON
- コマンドボタン定義ファイルの作成
コマンドを[コマンド]ボタンから実行する場合は,コマンドボタン定義ファイルを作成します。
なお,コマンド実行環境設定が有効になる契機などについては,次の説明を参照してください。
- コマンド実行環境について
- jcocmdconvコマンドについて
参照先:マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」のコマンドを説明している章
- jcocmddefコマンドについて
参照先:マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」のコマンドを説明している章
- jcoimdefコマンドについて
参照先:マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager コマンド・定義ファイルリファレンス」の「jcoimdef」(1. コマンド)
- コマンドボタン定義ファイルの作成について
参照先:マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager コマンド・定義ファイルリファレンス」の「コマンドボタン定義ファイル(cmdbtn.conf)」(2. 定義ファイル)
- 環境変数ファイルの作成について
参照先:マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager コマンド・定義ファイルリファレンス」の「環境変数ファイル」(2. 定義ファイル)
- ホストグループの定義について
参照先:マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager コマンド・定義ファイルリファレンス」の「ホストグループ定義ファイル」(2. 定義ファイル)