JP1ユーザー管理に必要な,認証サーバの指定,JP1ユーザーの登録,ユーザーマッピングの設定をします。
ホストの役割に合わせて,次のように設定します。
表1-2 ホストの役割ごとの設定項目
設定項目 | 認証サーバとして使用する | 認証サーバとして使用しない | ||
---|---|---|---|---|
プライマリー 認証サーバ | セカンダリー 認証サーバ | マネージャー ホスト | エージェント ホスト | |
認証サーバ指定 | ○ | ○ | ○ | - |
JP1ユーザーの設定 | ○ | - | - | - |
操作権限の設定 | ○ | - | - | - |
認証サーバ設定のコピー | - | ○ | - | - |
ユーザーマッピング※ | ○ | ○ | ○ | ○ |
注※ 自動アクションまたはJP1/IM - Viewの操作によってコマンドを実行しない場合は設定不要です。
設定は,GUIの[JP1/Base環境設定]ダイアログボックスまたはJP1/Baseのコマンドにより行います。
また,ユーザーマッピングは,自動アクションまたはJP1/IM - Viewの操作によってコマンドを実行するすべてのホストで,次のように設定します。
表1-3 自動アクションやJP1/IM - Viewによってコマンドを実行する場合のユーザーマッピング
操作 | JP1ユーザー名 | サーバホスト名 | OSユーザー名 |
---|---|---|---|
JP1/IM - Viewからコマンドを実行する場合 | マネージャーにログインするユーザー | JP1/IM - Viewが接続するマネージャー※ | コマンド実行先ホストのOSに登録されたユーザー |
自動アクションを実行する場合 | アクション定義で指定したユーザー名 | 自動アクションを定義したマネージャー※ | アクション実行先ホストのOSに登録されたユーザー |
注※ サーバホスト名には「*」も指定できます。この場合は,すべてのホストでユーザーマッピングが許可されます。
なお,「jp1admin」というJP1ユーザーがデフォルトで登録されています。「jp1admin」には,JP1資源グループが「*」で,JP1権限レベルがJP1_Console_Adminである操作権限が設定されています(JP1資源グループが「*」の場合,すべてのJP1資源グループにアクセスできます)。