7.2.4 構成例4(クラスタ運用,コマンド実行)

マネージャーが互いにルーティングできない二つのLANに接続され,クラスタ運用されているとき,一方のLANからJP1/IM - Viewでマネージャーに接続し,もう一方にあるホスト上でコマンドを実行する場合の例を次に示します。

図7-4 複数LAN環境でのコマンド実行(クラスタ運用)

[図データ]

この場合の各ホストの設定を次の表に示します。

表7-7 HostX,HostY,HostLの設定(JP1/IM - Manager)

ホスト名バインド方式jp1host設定
HostX(物理ホスト)送信ANY,受信IP10.1.1.2,20.1.1.2
HostY(物理ホスト)送信ANY,受信IP10.1.1.3,20.1.1.3
HostL(論理ホスト)送信ANY,受信IP10.1.1.11,20.1.1.11

なお,JP1/Baseの通信設定が必要になります。設定の詳細については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」のネットワーク構成に応じたJP1/Baseの通信設定の章を参照してください。

表7-8 HostAの設定(JP1/IM - View)

ホスト名接続
ホスト
その他条件図中の丸付き
数字との対応
HostAHostXホスト名HostX→10.1.1.2の変換ができること1,4
HostYホスト名HostY→10.1.1.3の変換ができること2,5
HostLホスト名HostL→10.1.1.11の変換ができること3,6