3.3.3 相関イベント発行機能の状態遷移と稼働設定

相関イベント発行機能には,次の表に示す状態があります。

表3-9 相関イベント発行機能の状態

項番状態説明
1起動処理中相関イベント発行機能が起動している途中の状態。
2相関稼働相関イベント発行機能が起動していて,相関イベントの発行処理が稼働している状態。
3機能停止相関イベント発行機能は起動しているが,相関イベントの発行処理が停止している状態。
4停止処理中相関イベント発行機能が停止している途中の状態。
5停止相関イベント発行機能が停止している状態。

相関イベント発行機能の状態は,jcoegsstatusコマンドで確認できます。

相関イベント発行機能はJP1/IM - Managerをインストールしたあと,jcoimdef - egs ON を実行すると起動するようになります。一度,相関イベント発行機能の起動設定をすれば,次からはJP1/IM - Managerを起動するときに,相関イベント発行機能も自動で起動します。

また,相関イベント発行機能が起動したあとは,jcoegsstopコマンドで機能停止状態に,jcoegsstartコマンドで相関稼働状態に切り替えることができます。

相関イベント発行機能の状態遷移を次の図に示します。

図3-29 相関イベント発行機能の状態遷移

[図データ]

システムのメンテナンスなどで不要なJP1イベントが大量に発生したときは,相関イベント発行機能を機能停止状態に変更して,相関イベント発行処理を一時的に休止できます。相関イベント発行機能はこのような縮退運転にも対応できます。