JP1/IMの各種の制限値を次に示します。
(1) セントラルコンソールを使用する上での制限値一覧
セントラルコンソールを使用する上でのJP1/IM - Managerの制限値,JP1/IM - Viewの制限値について,次に示します。なお,WWWページ版のJP1/IM - Viewは,JP1/IM - Manager(JP1/IM - Central Console)の機能の一つであるため,JP1/IM - Managerの制限値として説明しています。
(a) JP1/IM - Managerの制限値一覧
JP1/IM - Manager,およびWWWページ版のJP1/IM - Viewの制限値を次の表に示します。
表D-1 JP1/IM - Managerの制限値一覧
項目 | 制限値 |
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1台のJP1/IM - Managerに接続できるJP1/IM - Viewの数 | 64台 |
1台のPCで起動できるWWWページ版JP1/IM - Viewの数 | 1 |
1台のJP1/IM - Managerが管理できるホストの数(システム構成上,JP1/IM - Manager直下に配置できるJP1/Base) |
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1台のJP1/IM - Managerからコマンドを実行できるホストの数 |
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イベントバッファー(イベントDBから抽出したイベントをバッファリングできる数) | 2,000件 |
WWWページ版のJP1/IM - Viewのスクロールバッファー(画面に表示できるイベントの数) | 1,000件 |
WWWページ版のJP1/IM - Viewの画面更新時に取得できるイベントの数 | 200件 |
WWWページ版のJP1/IM - Viewでイベント検索時に取得できるイベントの数 | 1,000件 |
イベント取得フィルターの最大長※2 (適用するイベント取得フィルター(通過条件,除外条件の合計)と,有効な共通除外条件群の合計のサイズ) |
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ユーザーフィルターの最大長※2 | 1メガバイト(複数設定していた場合はその合計値) |
重要イベントフィルターの最大長※2 | 64キロバイト |
表示フィルターの最大長※2 | 各JP1ユーザーにつき1メガバイト(複数設定していた場合はその合計値)※3 |
イベント検索※2 | 64キロバイト(06-51以降のJP1/Baseへの接続時。06-00のJP1/Baseへの接続時は4キロバイト)※3 |
ユーザーフィルターの個数 | 128個 |
各フィルターに設定できる条件群(通過条件群,除外条件群それぞれ)の数 |
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WWWページ版のJP1/IM - Viewのフィルター画面※4で属性値を複数指定できる項目の入力フィールドに入力できる最大長 | 30,000バイト |
イベント取得フィルター一覧で定義できるフィルターの個数 | 50個 |
イベント取得フィルター一覧で定義できるフィルター名の最大長 | 50バイト |
イベント取得フィルター一覧で定義できる共通除外条件群の数 |
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イベント取得フィルター一覧格納ファイルの最大サイズ | 1メガバイト |
自動アクションの先行入力コマンド数 |
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自動アクション定義のアクション定義パラメーターの長さ |
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重大度変更定義ファイルのファイルサイズ | 17メガバイト(17,825,792バイト) |
実行先グループ名の長さ | 30バイト |
イベントガイド情報ファイルのファイルサイズ | 1メガバイト |
イベントガイドメッセージファイルのファイルサイズ | 1メガバイト |
イベントガイド情報ファイルに定義できるイベントガイド情報の総数 | 1,000件 |
イベントガイドメッセージの置き換え文字(変数)処理とHTMLエンコーディング処理後のイベントガイドメッセージの長さ | 196,608文字※5 |
イベントガイド情報ファイルに指定できるイベントガイドメッセージファイル名の長さ | 1,024文字※5 |
イベントガイド情報に定義できる比較条件の件数 | 100件 |
相関イベント発行定義ファイルに定義できる相関イベント発行条件数 | 1,000件 |
1件の相関イベント発行条件に定義できる相関の対象範囲の絞り込み条件数 | 1件 |
1件の相関イベント発行条件に定義できるイベント条件数 | 10件 |
相関イベント発行条件のタイムアウト時間 | 1~86,400秒(24時間) |
イベント相関タイプのしきい値に指定できる最大値 | 100件 |
1件の相関イベント発行条件に定義できる同一属性値条件数 | 3件 |
1件の相関イベント発行条件に定義できる同時相関数の数 | 1件 |
相関成立イベントの定義に使用する属性値の最大長 | 2,048バイト |
1件の相関イベント発行条件で同時に発行処理できるJP1イベントの組数 | 1,024組 |
すべての相関イベント発行条件で同時に発行処理できるJP1イベントの組数 | 20,000組 |
ヘルスチェックのタイムアウト時間 | 216,000秒(60時間) |
注※1 1プロセスで使用できるファイルディスクリプタ数はシステムによって異なります。
注※2 文字列データがシフトJISコードで保持されるため,JP1/IM - Managerが日本語UTF-8コードで動作している場合でも,指定できる文字列長は変わりません。
注※3 WWWページ版のJP1/IM - Viewの制限値です。
注※4 [重要イベント定義]画面,[イベント検索条件設定]画面,[表示フィルター設定]画面,および[ユーザーフィルター詳細設定]画面です。
注※5 半角文字も全角文字もすべて1文字でカウントされます。例えば「AAA」,「あああ」のどちらを指定しても3文字です。
(b) JP1/IM - Viewの制限値一覧
JP1/IM - Viewの制限値を次に示します。
表D-2 JP1/IM - Viewの制限値一覧
項目 | 制限値 |
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1台のビューアーから同時にログインできる数 | 3※1 |
スクロールバッファー(画面に表示できるイベントの数) | 2,000件 |
画面更新時に取得できるイベントの数 | 200件 |
イベント検索時に取得できるイベントの数 | 2,000件 |
フィルターの最大長※2 |
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表示フィルターの個数 | 50個 |
表示フィルターのフィルター名の最大長 | 50バイト |
各フィルターに設定できる条件群の数(通過条件群,除外条件群それぞれ) |
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フィルター画面※3で属性値を複数指定できる項目の入力フィールドに入力できる最大長 | 30,000バイト |
イベント取得フィルター一覧で定義できるフィルターの個数 | 50個(07-11以降のJP1/IM - Central Console接続時) |
イベント取得フィルター一覧で定義できる共通除外条件群の数 |
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[コマンド実行]画面で指定できる環境変数ファイル名の長さ※4 | 255バイト |
[コマンド実行]画面で指定できる実行ホスト名の長さ | 2,048バイト |
自動アクション定義のアクション定義パラメーターの長さ | 09-00以降のJP1/IM - Managerに接続している場合:
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[ユーザー環境設定]画面で設定できる[コマンド実行]画面の実行結果表示行数 | 100~10,000行 |
クリップボードにコピーできる文字列データのバイト長 | 6メガバイト |
注※1 ログイン数を増やすとそれに伴いメモリー所要量,ディスク占有量が増えます。
注※2 文字列データがシフトJISコードで保持されるため,JP1/IM - Managerが日本語UTF-8コードで動作している場合でも,指定できる文字列長は変わりません。
注※3 [重要イベント定義]画面,[イベント検索条件設定]画面,[表示フィルター設定]画面,および[ユーザーフィルター詳細設定]画面です。
注※4 全フィールドのトータルでは2,305バイト以内です(例えば条件を五つ設定した場合,五つの属性値の合計を2,305バイト以内にする必要があります)。
(2) セントラルスコープを使用する上での制限値一覧
セントラルスコープを使用する上でのJP1/IM - Managerの制限値,JP1/IM - Viewの制限値について,次に示します。
(a) JP1/IM - Managerの制限値一覧
JP1/IM - Managerの制限値を次の表に示します。
表D-3 JP1/IM - Managerの制限値一覧
項目 | 制限値 |
---|---|
1台のJP1/IM - Managerに接続できるJP1/IM - Viewの数 | 64台 |
1台のセントラルスコープで監視できるホストの数 | 5,000台 JP1/IM - Managerのシステム構成上のホストに加えて,JP1/AJS - AgentホストやJP1/BaseのSNMPトラップ変換機能を用いて監視を行っているホストなど,セントラルスコープ上で監視対象としているホストを含みます。 |
JP1/IM - Managerが管理できる[監視ツリー]画面の数 | 1 |
ツリー構成ファイルに指定できる監視ノード名の最大長 | 255バイト※1 |
ツリー構成ファイルに指定できる監視ノードの基本情報の最大長 | 属性値:1,023バイト※1※2 |
ツリー構成ファイルに指定できる状態変更条件名の最大長 | 63バイト※1 |
ツリー構成ファイルに指定できる個別条件値の最大長 | 属性値:1,023バイト※1※2 |
ガイド情報ファイルのファイルサイズ | 1メガバイト |
ガイドメッセージファイルのファイルサイズ | 1メガバイト |
注※1 JP1/IM - ManagerがUTF-8コードで動作している場合,文字列データが日本語UTF-8コードで保持されるため,指定できる文字列長が減少します。
注※2 全フィールドのトータルでは1,280バイト以内です(例えば条件を五つ設定した場合,五つの属性値の合計を1,280バイト以内にする必要があります)。
(b) JP1/IM - Viewの制限値一覧
JP1/IM - Viewの制限値を次に示します。
表D-4 JP1/IM - Viewの制限値一覧
項目 | 制限値 |
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1台のビューアーから同時にログインできる数 | 3※1 |
[監視ツリー]画面で監視できる監視ノードの数 | 50,000 |
監視ノード名の最大長 | 255バイト※2 |
一つの監視ノードに対して設定できる基本情報の数 | 5 |
基本情報フィールドに入力できる文字列の最大長 | 属性名:32バイト※2 属性値:1,023バイト※2※3 |
一つの監視ノードに対して設定できる状態変更条件数 | 8 |
状態変更条件の条件名の最大長 | 63バイト※2 |
監視オブジェクトの状態変更条件一つに対して設定できる個別条件の数 | 5 |
監視グループの状態変更条件一つに対して設定できる比較条件の比率の値 | 100 |
監視グループの状態変更条件一つに対して設定できる比較条件の個数の値 | 50,000 |
個別条件のフィールドに入力できる文字列の最大長 | 属性名:32バイト※2 属性値:1,023バイト※2※3 |
一つの監視ノードが発行するJP1イベントの数 | 7 |
各監視ノードが保持する状態変更イベント履歴 | 100件 |
監視グループに設定できる背景画像ファイル名の長さ | 260バイト※2 |
監視ノードのアイコン(通常時のアイコン,展開時のアイコン,およびビジュアルアイコン)に設定できるアイコン画像ファイル名の長さ | 260バイト※2 |
ユーザーが追加できる共通条件の数 | 191 |
[共通条件詳細設定]画面で設定する共通条件名の最大長 | 63バイト※2 |
[共通条件詳細設定]画面の項目,共通条件詳細のフィールドに入力できる文字列の最大長(拡張属性除く) | 1,023バイト※2 |
[共通条件詳細設定]画面の項目,共通条件詳細のフィールドに入力できる文字列の最大長(拡張属性) | 属性名:32バイト※2 属性値:1,023バイト※2※3 |
[ビジュアル監視]画面に設定できる背景画像ファイル名の長さ | 260バイト※2 |
一つの[ビジュアル監視]画面に配置できる監視ノードの数 | 128 |
ユーザーが作成できる[ビジュアル監視]画面の数 | 64 |
[ビジュアル監視]画面の画面名の最大長 | 63バイト※2 |
[ビジュアル監視]画面のコメントの最大長 | 80バイト※2 |
注※1 ログイン数を増やすとそれに伴いメモリー所要量,ディスク占有量が増えます。
注※2 JP1/IM - ManagerがUTF-8コードで動作している場合,文字列データが日本語UTF-8コードで保持されるため,指定できる文字列長が減少します。
注※3 全フィールドのトータルでは1,280バイト以内です(例えば条件を五つ設定した場合,五つの属性値の合計を1,280バイト以内にする必要があります)。
(3) IM構成管理を使用する上での制限値一覧
IM構成管理を使用する上でのJP1/IM - Managerの制限値,JP1/IM - IM構成管理・ビューアーの制限値について,次に示します。
(a) JP1/IM - Managerの制限値一覧
JP1/IM - Managerの制限値を次の表に示します。
表D-5 JP1/IM - Managerの制限値一覧
項目 | 制限値 |
---|---|
1台のJP1/IM - Managerに接続できるIM構成管理・ビューアーの数 | 64台※1 |
1台のJP1/IM - Managerが管理できるホストの数(システム構成上,JP1/IM - Manager直下に配置できるJP1/Baseおよびリモートの監視対象ホストの合計値) | 1,024台 |
1台のIM構成管理で監視できるホストの数 | 10,000台 直下のエージェントの数は1,024台 |
1台のIM構成管理で監視できるシステムの階層構成(IM構成)の階層 | 3階層(統合マネージャーを1階層目とする) |
管理できるログファイルトラップの最大数 | 100※2 |
一つの論理ホストに設定可能な待機系ホストの数 | 4 |
一つのホストに対して表示可能なIPアドレスの数 | 4 |
一つのホストに対して表示可能なエイリアスホスト名の数 | 4 |
業務グループ・監視グループの合計数 | 100 |
一つの業務グループおよび監視グループに設定できるホストの最大数 | 1,024台 |
業務グループの階層 | 1階層 |
監視グループの階層 | 9階層 |
注※1 AIXの場合,複数のJP1/IM - Viewから同時に接続し,プロファイルの操作(収集,反映),ホストの情報収集,仮想化構成の情報を実行するときに接続できる数は,最大16台です。また,HP-UXの場合,複数のJP1/IM - Viewから同時に接続できる数は,最大16台です。JP1/IM - Viewで同時に接続できる数を超えるときやリモート監視を実施するときは,カーネルパラメーターのmax_thread_procを300以上に設定してください。
注※2 ログトラップファイルが101個以上起動していた場合,KNAN22450-Wのメッセージを出力し,100個まで収集します。
(b) JP1/IM - Viewの制限値一覧
JP1/IM - Viewの制限値を次に示します。
表D-6 JP1/IM - Viewの制限値一覧
項目 | 制限値 |
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1台のビューアーから同時にログインできる数 | 3※ |
注※ ログイン数を増やすとそれに伴いメモリー所要量,ディスク占有量が増えます。