監視ツリーの編集は,[監視ツリー(編集中)]画面で行います。この画面では,監視ツリーを運用方法に合わせて,監視ノードの追加や削除,および移動ができます。
監視ノードを作成や編集するには,監視ノードに次の属性を設定します。なお,これらは,この章でこれまでに説明してきた内容です。
表4-7 [監視ツリー(編集中)]画面で定義できる監視ノードの属性
属性 | 説明 |
---|---|
監視ノード名 | 監視ノードの名称。 |
監視ノード種別 | 「監視グループ」または「監視オブジェクト」。 監視オブジェクトの場合は幾つかの種類があり,「AJS監視」「SSO監視」などのシステム監視オブジェクトと,「汎用オブジェクト」の汎用監視オブジェクトがあります。 |
アイコン | 監視ノードを表すアイコン。 |
ビジュアルアイコン | 監視ノードを表すアイコン。 ビジュアルアイコンは,マップ形式での表示中と[ビジュアル監視]画面にだけ表示されます。 |
監視状態 | 監視ノードの監視状態。 「監視」と「非監視」があります。 |
JP1資源グループ | 各JP1ユーザーに対し,監視ツリーの表示制御,表示される監視ノードに対する細かなアクセス制御をする場合に設定する情報。 利用方法については,「4.4.3 監視ツリーの監視範囲設定」を参照してください。 |
基本情報 | 監視ノードを識別するための基本的な情報。 監視グループの場合は,グループを特定する名称です。例えば,"経理業務日次処理"や"DBサーバグループ"のように,監視目的にあわせてグループ化した業務やサーバなどに対してのグループの名称を付けます。 監視オブジェクトの場合は,監視対象を特定するための情報です。例えば,ジョブネット名やホスト名などのように,システムの中で監視対象を特定するための情報の組み合わせを定義します。 システム監視オブジェクトの場合は,状態変更条件の個別条件に,監視オブジェクトの基本情報と同じ属性が定義されています。 |
状態変更条件 |
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イベント発行条件 | 監視ノードが,どの状態が変わったときにJP1イベントを発行するかを指定する条件です。発行されるJP1イベントは,イベントID=00003FB0 です。 |
監視ノードを作成するとき,監視グループは名称を指定するだけでも作成できます(監視グループの状態変更条件を定義する必要がない場合)。しかし,監視オブジェクトを作成する場合,監視対象について,何をどのように監視するのかを詳細に確認して設定する必要があります。
これを簡易に設定できるようにするため,JP1/IMでは「システム監視オブジェクト」を提供しています。
監視オブジェクトには,次の種類があります。
通常は,システム監視オブジェクトを使用して監視ノードを作成し,必要な部分についてカスタマイズすることをお勧めします。