IM構成管理で管理している仮想化システム構成をセントラルスコープで監視できます。
セントラルスコープ・ビューアーでの仮想化システム構成の表示例を,次の図に示します。
図6-21 セントラルスコープ・ビューアーでの仮想化システム構成の表示例
仮想化システム構成をセントラルスコープで監視するには,次の2種類の方法があります。
(1) コマンドを使用してセントラルスコープへインポートする
IM構成管理で管理する仮想化構成情報をエクスポートし,jcfmkcsdataコマンドで変換して,セントラルスコープへインポートします。
仮想化構成情報をセントラルスコープへインポートする仕組みを次に示します。
図6-22 仮想化構成情報をセントラルスコープへインポートする仕組み
図中の番号に従って説明します。
各コマンドについては,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager コマンド・定義ファイルリファレンス」の「1. コマンド」を参照してください。
(2) IM構成管理・ビューアーからセントラルスコープへ反映する
IM構成管理・ビューアーから指定して,仮想化システム構成をセントラルスコープへ反映します。この操作を実施するには,IM構成管理・ビューアーにログインしているJP1ユーザーに次の権限が必要です。
仮想化システム構成をセントラルスコープへ反映すると,セントラルスコープの監視ツリーが更新されます。
また,仮想化システム構成をセントラルスコープへ反映すると,セントラルスコープの監視ツリーに仮想システム構成ツリーが再作成されます。このため,仮想システム構成ツリーを編集しても,IM構成管理・ビューアーから仮想化システム構成を反映した際に設定が破棄されます。
セントラルスコープの監視ツリーの表示例を次に示します。
図6-23 セントラルスコープの監視ツリーの表示例
次の条件を満たす場合に,仮想システム構成をIM構成管理・ビューアーからセントラルスコープへ反映することをお勧めします。