イベント取得開始位置は,jcoimdefコマンドの-bオプションで設定します。イベントの取得開始位置は,-bオプションの値によって次の表に示すように異なります。
表12-12 -bオプションと取得開始位置の関係
-bオプションの値 | 取得開始位置 |
---|---|
-1 | JP1/IM - Managerが前回処理したイベントの次のイベント |
0 | JP1/IM - Managerが起動してから登録されたイベント |
1~144 | JP1/IM - Managerが起動した時刻から指定した時刻の前に登録されたイベント |
それぞれの取得開始位置について説明します。
(1) -1を指定した場合の取得開始位置
jcoimdefコマンドの-bオプションに-1を指定してJP1/IM - Managerを起動すると,イベント基盤サービスは,前回処理したイベントの中で最も古いイベントDB内通し番号を持つイベント(前回停止位置のイベント)をJP1/IM - Managerに配信します。
(2) 0を指定した場合の取得開始位置
jcoimdefコマンドの-bオプションに0を指定してJP1/IM - Managerを起動すると,イベント基盤サービスは,JP1/IM - Managerが起動してから登録されたイベントを順番にJP1/IM - Managerに配信します。
イベントがない場合,新しいイベントが登録されるまで待機します。
(3) 1~144を指定した場合の取得開始位置
jcoimdefコマンドの-bオプションに1~144のどれかの値を指定してJP1/IM - Managerを起動すると,イベント基盤サービスは,JP1/IM - Managerが起動した時刻からjcoimdefコマンドの-bオプションで指定した値の時刻の前に登録されたイベントを順番にJP1/IM - Managerに配信します。
JP1/IM - Managerを起動したときのイベントの取得開始位置は,JP1/IM - Managerが起動した時刻からjcoimdefコマンドの-bオプションに指定した値の時刻を引いた時刻です。