6.7.3 IM構成管理の管理情報のインポート

IM構成管理では,エクスポートした管理情報をインポートできます。

IM構成管理の管理情報は,IM構成管理が動作するマネージャーでjcfimportコマンドを実行するとインポートされます。なお,このコマンドを実行すると,IM構成管理DBに登録されているjcfimportコマンドを実行したマネージャーに関するホスト情報が上書きされます。

IM構成管理による管理情報のインポートの流れを次に示します。

図6-51 IM構成管理による管理情報のインポートの流れ

[図データ]

インポートを実行するとIM構成管理が保持するデータが変更されるため,インポート前にバックアップすることを推奨します。インポート時にエラーが発生した場合は,インポート前のデータにロールバックされます。

インポートを実行するときに,jcfimportコマンドのオプションを指定すると,入力対象を選択できます。jcfimportコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager コマンド・定義ファイルリファレンス」の「jcfimport」(1. コマンド)を参照してください。

インポート時に選択できる入力対象の範囲を,次の表に示します。

表6-40 インポート時に選択できる入力対象の範囲

管理情報(入力情報)入力対象
ホスト情報(-mオプションリモート認証情報(-rオプション)システムの階層構成(-cオプション)プロファイル(全体)(-aオプション)業務グループ情報(-gオプション
エクスポートデータ情報×××××
ホスト情報
リモート認証情報×××
システムの階層構成情報×××
プロファイル情報イベント転送設定××××
ログファイルトラップ動作定義ファイル××××
ログファイルトラップ起動定義ファイル××××
イベントログトラップ動作設定××××
ローカルアクション動作設定××××
業務グループ情報×××
監視グループ情報×××
(凡例)
○:入力できる
×:入力できない

インポートしたIM構成管理の管理情報を実システムに反映するには,[エージェント構成編集]画面または[リモート監視構成編集]画面で,システムの階層構成の反映を実行する必要があります。システムの階層構成を反映する方法は,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager 構築ガイド」の「3.2.4(3) システムの階層構成を反映する」を参照してください。

なお,次の場合にインポートは実行できません。