IM構成管理では,IM構成管理で管理できるプロファイルの一覧(以降,プロファイルリストと呼びます)をエージェントおよびリモートの監視対象ホストから収集できます。
収集したプロファイルリストは,[プロファイル表示/編集]画面のツリー表示領域に,ツリー形式で表示されます。
プロファイルに対応するサービス(イベントログトラップサービス,イベントサービスなど)が起動していない場合,プロファイルリストを収集すると,IM構成管理の画面では,次のように表示されます。
なお,ローカルアクションのサービスは,デフォルトでは,ホストに設定ファイル(jbslcact.conf)が存在しないため,休止状態になっています。そのため,[プロファイル表示/編集]画面でプロファイルリストを収集すると,KNAN20333-Iのメッセージが表示されます。また,[プロファイル表示/編集]画面のノード情報表示領域では,[収集状態]に「収集済み」と表示されます。
設定ファイル(jbslcact.conf)を作成して,ホストに反映すると,ローカルアクションのサービスを正常に起動できます。
設定ファイル(jbslcact.conf)を作成して,ホストに反映する手順については,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager 構築ガイド」の「3.5.1(6)(b) エージェントごとに設定ファイルの編集内容を反映する」を参照してください。
次のどちらかの操作でプロファイルツリー再構築を実行すると,プロファイルリストが新規作成,またはプロファイルリストがアップデートされます。なお,サーバで保存しているプロファイルリストを削除し,ホストからプロファイルリストを再取得します。エージェント構成でプロファイルが未反映の場合,プロファイルをホストに反映してからプロファイルツリーを再構築してください。なお,リモート監視構成の場合,プロファイルツリーを再構築する必要はありません。
また,次のどちらかの操作を実行した場合に,IM構成管理DBにプロファイルリストが存在していないときは,プロファイルリストが新規作成,またはシステムがアップデートされます。
ホストまたはホストのJP1/Baseを再起動した場合は,[プロファイル表示/編集]画面で,[操作]メニューから[プロファイルツリー再構築]を選択して,プロファイルリストをアップデートする必要があります。
IM構成管理によるプロファイルリストの収集の流れを次に示します。
図6-31 IM構成管理によるプロファイルリストの収集の流れ
ホストがシステムの階層構成から削除されたり,IM構成管理の管理対象ホストから削除されたりした場合,または次のどれかの操作を実行した場合は,プロファイルリストが削除されます。
ホストのJP1/Baseのバージョンごとに収集できるプロファイルリストを次の表に示します。
表6-26 JP1/Baseのバージョンごとに収集できるプロファイルリスト
JP1/Baseのバージョン | プロファイル種別 | 説明 |
---|---|---|
バージョン7およびバージョン8 | イベント転送情報 | - |
ログファイルトラップ情報 | - | |
イベントログトラップ情報 | OSがWindowsの場合だけ収集できる | |
バージョン9 | イベント転送情報 | - |
ログファイルトラップ情報※1 | 複数エントリーできる※2 | |
イベントログトラップ情報 | - | |
ローカルアクション情報 | - | |
認証サーバ情報 | 有効設定情報の表示だけ | |
JP1ユーザー権限レベル情報 |
| |
JP1ユーザー登録情報 |
| |
OSユーザーマッピング情報 | 有効設定情報の表示だけ |
ホストまたはホストのJP1/Baseを再起動した場合は,IM構成管理で収集したプロファイルリストをアップデートする必要があります。
プロファイルリストは,次の場合に更新する必要があります。
プロファイルリストを更新しないと,次の問題が発生します。