2.2
運用サイクルごとの機能
ここでは,運用サイクルごとに使用する機能について説明します。JP1/IM - Managerを構成する機能はセントラルコンソール,セントラルスコープ,IM構成管理,基盤機能の四つに分かれます。
セントラルコンソール
セントラルコンソールは,JP1イベントによってシステムで発生する事象を一元管理して,システムを統合的に管理します。セントラルコンソールによるシステム監視の詳細については「
3. セントラルコンソールによるシステムの集中監視
」および「
5. 自動アクションによるコマンド実行
」を参照してください。
セントラルスコープ
セントラルスコープは,システム管理者が必要とする目的に合わせた監視画面によって,目的指向型のシステム統合管理を実現します。セントラルスコープの詳細については「
4. セントラルスコープによる目的指向型のシステム監視
」を参照してください。セントラルスコープを使用するには,JP1/IM - Manager内のセントラルスコープサービスを有効(稼働状態)にする必要があります。セントラルスコープの構築については,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager 構築ガイド」の「1.19.1 セントラルスコープの機能を使用するための設定」を参照してください。
IM構成管理
IM構成管理では,IM構成管理・ビューアーを操作して,JP1/IMが管理するシステムの階層構成(IM構成)およびホストの設定を一元的に管理できます。IM構成管理を使用するには,IM構成管理DBの設定を有効にする必要があります。IM構成管理の詳細については,「
6. IM構成管理によるシステムの階層構成の管理
」を参照してください。
基盤機能
システム統合管理での基盤の多くは,JP1/IM - ManagerのほかにJP1/IM - Managerの前提製品であるJP1/Baseによっても提供されています。JP1/IM - ManagerおよびJP1/Baseの基盤機能の詳細については,「
7. JP1/IMの動作制御
」を参照してください。
<この節の構成>
2.2.1 システム監視で使用する機能
2.2.2 問題発生の検知で使用する機能
2.2.3 調査・対策で使用する機能
2.2.4 構築,運用,再構築で使用する機能
2.2.5 運用サイクル全般で使用する機能