IM構成管理では,エクスポートした管理情報をインポートできます。
IM構成管理の管理情報は,IM構成管理が動作するマネージャーでjcfimportコマンドを実行するとインポートされます。なお,このコマンドを実行すると,IM構成管理DBに登録されているjcfimportコマンドを実行したマネージャーに関するホスト情報が上書きされます。
IM構成管理による管理情報のインポートの流れを次に示します。
図6-51 IM構成管理による管理情報のインポートの流れ
インポートを実行するとIM構成管理が保持するデータが変更されるため,インポート前にバックアップすることを推奨します。インポート時にエラーが発生した場合は,インポート前のデータにロールバックされます。
インポートを実行するときに,jcfimportコマンドのオプションを指定すると,入力対象を選択できます。jcfimportコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager コマンド・定義ファイルリファレンス」の「jcfimport」(1. コマンド)を参照してください。
インポート時に選択できる入力対象の範囲を,次の表に示します。
表6-40 インポート時に選択できる入力対象の範囲
管理情報(入力情報) | 入力対象 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
ホスト情報(-mオプション | リモート認証情報(-rオプション) | システムの階層構成(-cオプション) | プロファイル(全体)(-aオプション) | 業務グループ情報(-gオプション | ||
エクスポートデータ情報 | × | × | × | × | × | |
ホスト情報 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
リモート認証情報 | × | ○ | × | ○ | × | |
システムの階層構成情報 | × | × | ○ | ○ | × | |
プロファイル情報 | イベント転送設定 | × | × | × | ○ | × |
ログファイルトラップ動作定義ファイル | × | × | × | ○ | × | |
ログファイルトラップ起動定義ファイル | × | × | × | ○ | × | |
イベントログトラップ動作設定 | × | × | × | ○ | × | |
ローカルアクション動作設定 | × | × | × | ○ | × | |
業務グループ情報 | × | × | × | ○ | ○ | |
監視グループ情報 | × | × | × | ○ | ○ |
インポートしたIM構成管理の管理情報を実システムに反映するには,[エージェント構成編集]画面または[リモート監視構成編集]画面で,システムの階層構成の反映を実行する必要があります。システムの階層構成を反映する方法は,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager 構築ガイド」の「3.2.4(3) システムの階層構成を反映する」を参照してください。
なお,次の場合にインポートは実行できません。