JP1/Baseのプロセス管理機能は,JP1/Baseを構成するプロセスの起動や停止を制御する基盤機能です。また,これらの機能の動作状態を確認したり,定義情報の再読み込みをしたりする場合の指示もプロセス管理機能によって制御されています。
JP1/Baseのプロセス管理は,次の機能を対象としています。
なお,イベントサービス,イベント変換機能,および統合トレース機能は,プロセス管理とは独立して動作しています。詳細は,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。
プロセス管理機能のコマンドには次のものがあります。
表7-17 プロセス管理機能のコマンド
機能 | コマンド | 説明 |
---|---|---|
JP1/Baseの起動 (内部コマンド) | jbs_spmd | JP1/Baseの起動・停止を制御する内部コマンドです。 プロセス管理で管理する機能が対象です。 JP1/Baseのプロセス管理の起動・停止は,直接これらのコマンドを実行せずに,Windowsの場合はWindowsサービスを,UNIXの場合は起動・停止コマンド(jbs_startコマンド,jbs_stopコマンド)を使ってください。 |
JP1/Baseの停止 (内部コマンド) | jbs_spmd_stop | |
JP1/Baseの動作確認 | jbs_spmd_status | プロセス管理で管理する機能の動作状態を確認します。 |
JP1/Baseの定義情報の再読み込み | jbs_spmd_reload | プロセス管理で管理する機能の定義情報を変更したときに,変更内容を読み込んで有効にします。 |
また,JP1/Baseの障害の検知と対策を支援するために,次の機能を提供しています。
この機能は,プロセス管理機能が管理しているプロセスが対象で,JP1/Base 07-00以降でサポートされています。
表中のコマンドやプロセス管理の障害対策については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」のインストールとセットアップの章の,JP1/Baseの障害に備えた設定に関する説明を参照してください。