システムで発行されたイベントをビジュアルに監視するためには,セントラルスコープを使用します。セントラルスコープとは,JP1/IM - Managerが提供している機能の一つで,システムで発行されるイベントを論理視点でとらえ,システムの運用管理をする機能です。
セントラルスコープを使用すると,イベントを監視目的に合わせたツリー形式で表示したり,監視が必要なポイントを絞ったマップ形式で表示したりできます。
「1.1 基本的なシステムを構築したい」で構築したシステムをセントラルスコープで監視できるよう設定し,重大度が「警告」のイベントをホストAから受信したら監視ノードの状態が変わるというように設定してみましょう。
ツリー形式とマップ形式の設定方法をそれぞれ説明します。
(1) ツリー形式の設定方法
ツリー形式で表示するためには,監視ノードを追加します。監視ノードの追加は,[新規監視ノード作成]画面から設定します。
(2) 監視ノードの属性設定
監視ノードの属性を設定すると,監視ノードで使用するアイコンを変更したりイベントを受信したとき監視ノードの状態を変更したりできます。監視ノードの属性は,監視ノードの[プロパティ]画面で設定します。
ホストAの[プロパティ]画面を開きます。[状態変更条件]タブを選択し,[追加]ボタンをクリックします。
(3) マップ形式の設定方法
マップ形式で表示するためには,[ビジュアル監視]画面を作成します。[ビジュアル監視]画面は,[ビジュアル監視(編集中)]画面から設定します。