システムで発行されたイベントを一元管理するためには,イベント転送の設定およびセントラルコンソールの機能の設定をする必要があります。イベント転送は,監視に必要ないイベントを転送しないように設定できるため,JP1/IM - Managerの負荷を軽減できます。セントラルコンソールの機能は,運用中に発行されるさまざまなイベントを集中監視できます。
イベントを一元管理するために,次を設定します。
それぞれの手順を次に示します。
(1) イベント転送の設定
イベント転送は,IM構成管理の[プロファイル表示/編集]画面から設定します。
イベント転送を設定して,イベントを管理サーバに転送しましょう。
変更が必要な管理対象がある場合は,転送設定ファイルを修正してください。
(2) セントラルコンソールの機能の設定
このマニュアルでは,次の機能について説明します。詳細については,次の表を参照してください。
表1-2 このマニュアルでのセントラルコンソールの機能
セントラルコンソールの機能 | セントラルコンソール機能の概要 | ![]() |
---|---|---|
イベントのフィルタリング | 監視の目的に合ったイベントを表示するために,イベントのフィルタリングを設定します。 イベントのフィルタリングは,次に示す4種類※のフィルターがあります。
| 2.1 2.3 |
相関イベント発行 | 関連性を持つイベントが発行された場合,新しいイベントを発行します。 | 3.1 |
自動アクション | システムに問題が発生した場合に自動的にコマンドを実行します。 | 3.2 3.3 |
注※ JP1/Baseが各エージェントに転送するイベントを選択するための,転送フィルターもあります。