4.3.1 イベントガイド機能で対策方法を登録しよう

イベントの対策方法を事前に登録して表示するには,イベントガイド機能を使用します。イベントガイド機能を使用するためには,jco_guide.txtというファイル名でイベントガイド情報ファイルを作成します。

前提条件
  • なし

営業部のホストAでユーザープロセスが異常終了し,重大度が「エラー」のイベントが発行された場合の対処を表示するように登録してみましょう。

jco_guide.txtに次のように記述します。

DESC_VERSION=1
[EV_GUIDE_1]
#異常終了の連絡先
EV_COMP=E.SEVERITY:Error
EV_COMP=B.SOURCESERVER:hostA
EV_GUIDE=詳細情報¥nエラーコードを記録して,営業部のxxx課長へ連絡してください。¥n連絡先は内線zz-zzzです。
[END]

記述内容を説明します。

記述内容説明
EV_COMP=E.SEVERITY:Error
EV_COMP=B.SOURCESERVER:hostA
イベントを比較するために,比較条件を指定します。
次のように指定します。
  • 重大度が「エラー」である。
    EV_COMP=E.SEVERITY:Error
  • イベントの発行元がホストAである。
    EV_COMP=B.SOURCESERVER:hostA
EV_GUIDE=詳細情報¥nエラーコードを記録して,営業部のxxx課長へ連絡してください。¥n連絡先は内線zz-zzzです。イベントガイドに表示したいメッセージを指定します。

作成したイベントガイド情報ファイルは,次に示す格納先に保存してください。

jco_spmd_reloadコマンドを実行するか,JP1/IM - Managerを再起動すると,定義した内容が反映されます。

また,JP1/IM - Viewを接続している場合は,再起動してください。

[図データ]参照先
  • 構築ガイド 4.7.1 イベントガイド情報の編集の手順
  • コマンド・定義ファイルリファレンス 2. イベントガイド情報ファイル(jco_guide.txt)