運用中にJP1/Baseの設定を変更した場合に,変更内容が反映される契機を次の表に示します。設定方法の詳細については,参照先に記載しています。なお,「参照先」の上段はWindowsの場合の参照先,下段はUNIXの場合の参照先となっています。
設定項目 | 設定が反映される契機 | 参照先 |
---|---|---|
JP1/Baseの障害対処の設定 | 異常終了したプロセスの再起動の設定を変更した場合,JP1/Baseを再起動するか,リロードコマンドを実行すると設定が反映されます。 | 2.4.3 |
プロセス管理機能が制御するプロセスの異常終了時,および認証サーバ切り替え発生時にJP1イベントを発行させる設定を変更した場合,コマンドの実行後,JP1/BaseおよびJP1/Baseを前提とする製品(JP1/IM,JP1/AJS)を再起動します。 | 2.4.3 | |
ユーザー管理の設定 | 認証サーバは,JP1製品がJP1/Baseのユーザー認証を利用する機能を実行中でなければ,JP1/Baseが起動している状態で変更できます。 GUIの[OK]ボタンをクリックした時点,またはコマンドを実行した時点で設定が反映されます。 | 6.1.1 |
6.3.1 | ||
JP1ユーザーの設定は,認証サーバが起動していれば,いつでも変更できます。 GUIの[OK]ボタンをクリックした時点,またはコマンドを実行した時点で設定が反映されます。ただし,設定を変更したJP1ユーザーがログイン中の場合は,次にログインした時点で設定が反映されます。 JP1/Baseを再起動する必要はありません。 | 6.1.2,6.2.2 | |
6.3.2 | ||
JP1資源グループ別権限レベルの設定は,認証サーバが起動していれば,いつでも変更できます。 GUIの[OK]ボタンをクリックした時点,またはコマンドを実行した時点で設定が反映されます。 JP1/Baseを再起動する必要はありません。 | 6.1.3 | |
6.3.3 | ||
セカンダリー認証サーバを設置する場合,プライマリー認証サーバの設定ファイルをセカンダリー認証サーバにコピーすると設定が有効になります。 | 6.1.4 | |
6.3.4 | ||
ディレクトリサーバと連携したログイン認証の設定は,認証サーバが起動していれば,いつでも変更できます。 ディレクトリサーバ連携定義ファイル(jp1bs_ds_setup.conf)を変更し,コマンドを実行した時点で設定が反映されます。 | 6.2.1 | |
ユーザーマッピングを設定する場合,JP1/Baseを停止する必要はありません。 GUIの[OK]ボタンをクリックした時点,またはコマンドを実行した時点で設定が反映されます。 | 6.1.6 6.1.7 | |
6.3.5 | ||
サービスの起動順序および終了順序の設定(Windows限定) | 起動順序定義ファイル(JP1SVPRM.DAT)を変更した場合,Windowsの再起動後に設定が反映されます。 | 起動順序定義ファイル(Windows限定) |
イベントサービス環境の設定 | イベントサーバインデックスファイル(index)の設定を変更した場合,イベントサービスを再起動すると設定が反映されます。 | イベントサーバインデックスファイル |
イベントサーバ設定ファイル(conf)の設定を変更した場合,イベントサービスを再起動すると設定が反映されます。 | イベントサーバ設定ファイル | |
転送設定ファイル(forward)の設定を変更した場合,リロードコマンドを実行すると設定が反映されます。 | 転送設定ファイル | |
API設定ファイル(api)の設定を変更した場合,イベントサービスを再起動すると設定が反映されます。 | API設定ファイル | |
イベント変換の設定 | ログファイルトラップ動作定義ファイルの設定を変更した場合,リロードコマンドを実行すると一部のパラメーターの定義が反映されます。 | ログファイルトラップ動作定義ファイル |
イベントログトラップ動作定義ファイル(ntevent.conf)の設定を変更した場合,リロードコマンドを実行すると定義が反映されます。 | イベントログトラップ動作定義ファイル(Windows限定) | |
ヘルスチェック機能の設定 | ヘルスチェック定義ファイル(jbshc.conf)の設定内容を変更した場合,JP1/Baseを再起動するか,jbs_spmd_reloadコマンドを実行すると設定が反映されます。 | ヘルスチェック定義ファイル |
統合トレース機能の設定 | 統合トレース機能を再起動すると設定が反映されます。 | hntr2util(Windows限定),hntr2util(UNIX限定),hntr2conf,hntr2getconf |
通信設定 | jp1hosts情報を変更した場合は,コマンドを実行したあとJP1/Baseを再起動すると設定が反映されます。 | 4.3.2 |
JP1/Baseの通信方式を変更した場合は,コマンドを実行したあとに,JP1/Base,JP1/Baseを前提とする製品(JP1/IM,JP1/AJS),およびJP1/Baseと依存関係のあるプログラムを再起動すると設定が反映されます。 | 4.3.3 | |
イベントサービスの通信方式を変更した場合は,JP1/Base,JP1/Baseを前提とする製品(JP1/IM,JP1/AJS),およびJP1/Baseと依存関係のあるプログラムを再起動すると設定が反映されます。 | 4.3.4 | |
ローカルアクション機能の設定 | ローカルアクション実行定義ファイルの設定を変更した場合,JP1/Baseを起動またはリロードすると,設定が反映されます。 | ローカルアクション実行定義ファイル |