ここでは,各ホストで必要となる通信設定の変更について説明します。
(1) host10で必要となる設定
ほかのホストと異なり,host10は,hostXに対して物理ホスト名(ここではhostX)に対応していないIPアドレス20.0.0.11で接続するため,IPアドレス20.0.0.11がhostXに対応するIPアドレスだと認識させる必要があります。この設定は,jp1hosts定義ファイルおよびイベントサーバ設定ファイル(conf)で行います。
host10で必要な通信設定手順を次に示します。
# IPアドレス20.0.0.11をhostXのIPアドレスとして対応付ける。
hostX 20.0.0.11
jbshostsimport {-o|-r} jp1hosts定義ファイル名
remote-server hostX close 20.0.0.11
以上でhost10での通信設定は完了です。
(2) hostXで必要な設定
hostXは,通信設定を変更する必要はありません。
(3) hostA,hostB,hostCで必要な設定
hostA,hostB,hostCは,物理ホスト名(ここではhostX)に対応するIPアドレス10.0.0.11で接続するため,通信設定を変更する必要はありません。