共通定義設定用ファイル(ヘルスチェック機能)

形式

[JP1_DEFAULT¥JP1BASE¥JBSHC]
"ENABLE"=dword:{00000000 | 00000001}
"FAILOVER"=dword:{00000000 | 00000001}

ファイル名

任意

jbshc_setup.conf.model(共通定義設定用ファイル(ヘルスチェック機能)のモデルファイル)

格納先ディレクトリ

共通定義設定用ファイル(ヘルスチェック機能)のモデルファイルの格納先ディレクトリを次に示します。モデルファイルをコピーして,任意のファイル名で作成してください。

Windowsの場合

インストール先フォルダ¥conf¥jbshc¥
共有フォルダ¥jp1base¥conf¥jbshc¥(クラスタ運用時)

UNIXの場合

/etc/opt/jp1base/conf/jbshc/
共有ディレクトリ/jp1base/conf/jbshc/(クラスタ運用時)

説明

ヘルスチェック機能は,初期設定では無効になっています。ヘルスチェック機能を使用するためには,ヘルスチェック機能を有効にするよう共通定義情報に設定するためのファイルです。

定義の反映時期

jbssetcnfコマンドを実行すると,ヘルスチェック機能の情報が共通定義情報に登録されます。jbssetcnfコマンドの詳細については,「13. コマンド」の「jbssetcnf」を参照してください。

記述内容

共通定義設定用ファイル(ヘルスチェック機能)には,次に示す規則があります。

[JP1_DEFAULT¥JP1BASE¥JBSHC]
ヘルスチェック機能の設定の有無,および異常検知時のフェールオーバーの有無を記述するセクションです。論理ホストを設定する場合は,「JP1_DEFAULT」を論理ホスト名にしてください。
"ENABLE"=dword:{00000000 | 00000001}
ヘルスチェック機能を有効にするか無効にするかを指定します。有効にする場合は「dword:00000001」を指定します。無効にする場合は「dword:00000000」を指定します。共通定義情報に設定していない場合は,00000000が仮定されます。
"FAILOVER"=dword:{00000000 | 00000001}
クラスタシステムで運用する場合,自ホストを監視するヘルスチェック機能がプロセスの異常を検知した際にフェールオーバーするかどうかを指定します。フェールオーバーするときは「dword:00000001」を指定します。フェールオーバーしないときは「dword:00000000」を指定します。共通定義情報に設定していない場合は,00000000が仮定されます。
※ Windowsの場合はJP1/Baseサービスを停止し,UNIXの場合はヘルスチェック機能のプロセス(jbshcd)を停止します。この停止を検知し,クラスタソフトでフェールオーバーするようにします。