UNIXの場合,コマンドを使ってJP1/Baseの各機能を起動および終了します。
コマンドを使って起動および終了できる各機能を次の表に示します。
表5-2 コマンドを使って起動および終了できるJP1/Baseの機能一覧(UNIX)
機能 | 起動コマンド | 終了コマンド |
---|---|---|
統合トレース(HNTRLib2)※1 | hntr2mon -d & | hntr2kill |
イベントサービス | jevstart | jevstop |
ユーザー管理を含むプロセス管理 | jbs_spmd | jbs_spmd_stop |
ログファイルトラップ管理デーモン※2 | jevlogdstart | jevlogdstop |
JP1/Base | jbs_start.model※3 | jbs_stop.model※4 |
注※1 統合トレース(HNTRLib2)は,JP1/Baseのインストール時に自動起動および自動終了するように設定されています。
注※2 ログファイルトラップ管理デーモンは,ログファイルトラップを使用するために必要なデーモンです。なお,ログファイルトラップ管理デーモンは,起動した状態でシステムを停止してもかまいません。
注※3 jbs_start.modelは,/etc/opt/jp1baseディレクトリに格納されています。jbs_start.modelを使用すると,統合トレース(HNTRLib2)以外のすべての機能を起動できます。通常はこのスクリプトを使用してJP1/Baseを起動してください。
注※4 jbs_stop.modelは,/etc/opt/jp1baseディレクトリに格納されています。jbs_stop.modelを使用すると,統合トレース(HNTRLib2)とログファイルトラップ管理デーモン以外のすべての機能を終了できます。通常は,このスクリプトを使用してJP1/Baseを終了してください。なお,クラスタシステムでないシステムで運用し,論理ホストでJP1/Baseを稼働させないで,統合トレース(HNTRLib2)以外の機能を終了する場合は,jbs_stop.modelを実行後,jevlogdstopコマンドを実行してください。
上記表のコマンドの詳細については,「13. コマンド」を参照してください。
UNIXの場合,ユーザー管理を含むプロセス管理,イベントサービスおよびログファイルトラップ管理デーモンを,システムの起動時に自動起動させられます。また,ユーザー管理を含むプロセス管理やイベントサービスをシステムの終了時に自動終了させられます。
自動起動および自動終了の設定については,次に説明します。