拡張起動プロセス定義ファイル

形式

プロセス名|パス|起動オプション|再起動可否|再起動回数|リトライ間隔|再起動回数リセット時間|

ファイル名

jp1bs_service_0700.conf

格納先ディレクトリ

Windowsの場合

インストール先フォルダ¥conf¥
共有フォルダ¥jp1base¥conf¥(クラスタ運用時)

UNIXの場合

/etc/opt/jp1base/conf/
共有ディレクトリ/jp1base/conf/(クラスタ運用時)

説明

何らかの理由でプロセスが異常終了した場合,自動でプロセスを再起動するために,あらかじめ再起動の設定をしておくファイルです。

拡張起動プロセス定義ファイルで管理するプロセスの一覧を次に示します。

表14-16 拡張起動プロセス定義ファイルで管理するプロセスの一覧

親プロセス名機能子プロセス名機能
jbs_spmdJP1/Baseプロセス管理jbscomdプロセス間通信
jbssrvmgrプロセスおよびjbslcactプロセスの前提プロセス
jcocmdコマンド実行
jbsroute構成管理
jbssessionmgr認証サーバ
jbspluginプラグインサービス
jbshcdヘルスチェック(自ホスト監視用)
jbshchostdヘルスチェック(他ホスト監視用)
jbssrvmgrサービス管理制御機能
jbscomdプロセスに依存する。
jbslcactローカルアクション機能
jbscomdプロセスに依存する。

定義の反映時期

jbs_spmd_reloadコマンドを実行するか,JP1/Baseを再起動すると,設定が有効になります。jbs_spmd_reloadコマンドの詳細については,「13. コマンド」の「jbs_spmd_reload」を参照してください。

記述内容

定義ファイルには,あらかじめ定義情報が記載されています。プロセス名,パス,起動オプションのパラメーターは変更しないでください。また,パラメーターを区切っている|は省略できません。コメント文を挿入したい場合は,行頭に#を付けてください。改行されるまでコメント文になります。

再起動可否
プロセスが異常終了した場合に,再起動するかどうかを指定します。再起動しない場合は0,再起動する場合は1を指定します。初期設定では,0が設定されています。
なお,依存関係を持ったプロセス群については,すべての子プロセスに対して同じ値を設定してください。
再起動回数
プロセスの再起動の試行回数を指定します。指定できる値は,0~99です。各プロセスで,あらかじめ最適値が設定されています。運用方法に応じてカスタマイズしてください。再起動可否のパラメーターに0が指定されている場合は,値が指定されていても無効になります。
リトライ間隔
プロセスの再起動のリトライ間隔を秒単位で指定します。指定できる値は,0~3,600です。各プロセスで,あらかじめ最適値が設定されています。運用方法に応じてカスタマイズしてください。再起動可否のパラメーターに0が指定されている場合は,値が指定されていても無効になります。
再起動回数リセット時間
再起動によってプロセスが起動してから,何秒後に再起動回数をリセットするかを指定します。プロセスが起動してから,指定した時間が経過すると,再起動回数がリセットされます。再度プロセスが異常終了した場合は,再起動回数が1からカウントされます。
再起動によってプロセスが起動してから,指定した時間より前に再度異常終了した場合は,前回の再起動回数を引き継ぎます。指定できる値は,3,600~2,147,483,647(秒)です。各プロセスで,あらかじめ最適値が設定されています。運用方法に応じてカスタマイズしてください。再起動可否のパラメーターに0が指定されている場合は,値が指定されていても無効になります。

注意事項

定義例