機能
JP1/Baseのパスワード管理情報へ新規OSユーザーを登録します。また,登録されたOSユーザーのパスワードを変更することもできます。
形式
jbsumappass [-h 論理ホスト名]
-u OSユーザー名
[-p パスワード]
実行権限
Administrators権限(WindowsのUAC機能が有効な場合は管理者コンソールから実行)
格納先ディレクトリ
インストール先フォルダ¥bin¥
引数
-h 論理ホスト名
クラスタシステムで運用している場合に,新規OSユーザーを登録したい,または登録されたOSユーザーのパスワードを変更したい論理ホスト名を指定します。このオプションを省略した場合,環境変数JP1_HOSTNAMEに指定した論理ホスト名が仮定されます。環境変数JP1_HOSTNAMEを指定していない場合,物理ホスト名が仮定されます。
-u OSユーザー名
パスワード管理情報に登録したいOSユーザー名,またはパスワードを変更したい登録済みOSユーザー名を指定します。
OSユーザー名には,ユーザー名だけでなく,自ホストが所属するドメイン名やローカルホスト名も記述できます。ドメイン名やローカルホスト名を記述する場合,「domain¥user1」,「server¥user1」のように,ドメイン名やローカルホスト名とユーザー名の区切り文字として「¥」を使用します。ドメイン名を記述した場合,登録するOSユーザーがドメイン上のユーザーであるかどうかチェックされます。ドメイン上のユーザーでなかった場合,そのOSユーザー名では登録できません。ローカルホスト名を記述した場合,登録するOSユーザーがローカルユーザーであるかどうかチェックされます。ローカルユーザーでなかった場合,そのOSユーザー名では登録できません。
ドメイン名やローカルホスト名を記述しなかった場合,登録するOSユーザー名がローカルユーザーであるかどうかチェックされます。ローカルユーザーでなかった場合,信頼するドメインを含むドメイン上のユーザーであるかどうかチェックされます。ローカルユーザーおよびドメイン上のユーザーでなかった場合,そのOSユーザー名では登録できません。
なお,Windowsのドメインコントローラー上で登録する場合は,「ドメイン名¥ユーザー名」の形式で記述してください。ドメインコントローラー上ではドメインユーザーとローカルユーザーの区別がないため,ドメインユーザーとして扱われるためです。
-p パスワード
OSユーザーのパスワードを指定します。OSユーザーにパスワードがない場合は,このオプションを省略してください。
注意事項
Windowsでは,このコマンドを実行するOSユーザーおよびユーザーマッピングされるOSユーザーそれぞれにWindows特有のユーザー権利を与える必要があります。詳細については,「6.1.5 ユーザーマッピングを設定する前に」を参照してください。
戻り値
0 | OSユーザーのパスワードを変更した |
1 | OSユーザーを登録した |
0,1以外 | 異常終了 |