2.2.1 インストール

JP1/Baseをインストールする手順を次に示します。

  1. プログラムを終了する。
    JP1/Baseをインストールする前に,JP1の全プログラム,およびJP1/Baseのイベントサービスを利用しているすべてのプログラムを終了してください。
  2. 提供媒体をCD-ROMドライブに入れる。
    起動したインストーラーの指示に従ってインストールを進めてください。
    インストール時には,次の項目を設定します。
    • ユーザー情報
    • インストール先フォルダ
      インストール先フォルダのデフォルトは次のとおりです。
      x86環境の場合:
      システムドライブ¥Program Files¥Hitachi¥JP1Base
      x64環境の場合:
      システムドライブ¥Program Files(x86)¥Hitachi¥JP1Base
      x64環境の場合,システムドライブ¥Program Files¥配下にはインストールしないでください。64ビットモジュールと混在することによって,動作上問題が発生することがあります。
    • 自動セットアップ処理
      新規にインストールする場合だけ,「自動セットアップの選択」画面が表示されます。[セットアップ処理を行う]をチェックすると,自動で初期設定が行われ,インストール完了後すぐに運用できる状態になります。
      自動セットアップ処理を行う場合に設定される項目を次の表に示します。

      表2-1 ユーザー管理機能に関するデフォルト値

      設定項目内容
      認証サーバの設定認証サーバ名自ホスト名
      JP1ユーザーの設定JP1ユーザー名jp1admin
      パスワードjp1admin
      JP1資源グループ*
      所有する権限JP1_AJS_Admin,JP1_JPQ_Admin,JP1_AJSCF_Admin,JP1_HPS_Admin,JP1_PFM_Admin,JP1_Console_Admin,JP1_CF_Admin,JP1_CM_Admin,JP1_Rule_Admin,JP1_ITSLM_Admin,JP1_Audit_Admin,JP1_DM_Admin,JP1_SSO_Admin,Cosminexus_vMNG_Admin
      ユーザーマッピングの設定OSユーザー名とそのパスワードOSユーザー名とそのパスワードの入力画面が表示されます。OSユーザー名とパスワードを入力してください。
      マッピングするJP1ユーザー名jp1admin
      サーバホスト名*
      JP1ユーザーとOSユーザーのマッピングJP1ユーザー(jp1admin)と登録したOSユーザーをマッピングします。
      自動セットアップ処理を行わない場合は,JP1ユーザーの設定だけが行われます。
      各設定項目の詳細については,「6.1 ユーザー管理の設定(Windowsの場合)」を参照してください。
    • プログラムフォルダの選択
      インストーラーを実行すると,統合トレース機能(HNTRLib2)もインストールされます。HNTRLib2のインストール先は,次のとおりです。
      x86環境の場合:
      システムドライブ¥Program Files¥Hitachi¥HNTRLib2¥
      x64環境の場合:
      システムドライブ¥Program Files(x86)¥Hitachi¥HNTRLib2¥
      HNTRLib2のインストール先はシステムドライブ固定です。インストール先を変更することはできません。
  3. システムを再起動する。
    JP1/Baseを新規にインストールした場合には,必ずシステムを再起動してください。
JP1/NETM/DMを使ったリモートインストール(ソフトウェアの配布)について
JP1/Baseは,JP1/NETM/DMを使ったリモートインストールに対応しています。JP1/Baseの場合,次に示すインストールに対応しています。
  • 新規インストール
    インストール対象ホストにJP1/Baseを新規にインストールできます。ただし,JP1/NETM/DMを使ったリモートインストールでは,自動セットアップ処理はできません。
  • バージョンアップインストール
    リモートインストールすると,JP1/Baseインストール済みホストのJP1/Baseをバージョンアップできます。
JP1/NETM/DMを使った実際のリモートインストール方法については,マニュアル「JP1/NETM/DM 運用ガイド1(Windows(R)用)」を参照してください。