1.3.3 JCAリソースのコネクション取得失敗数の監視

JCAリソースのコネクション取得失敗数を監視することで,JCAリソースを利用するアプリケーションの応答速度の低下や応答障害を検出したり,予測したりできます。

JCAリソースのコネクション取得失敗数は,監視テンプレートで提供している「JCA Resource」アラームを使用することで監視できます。

監視テンプレート「JCA Resource」アラームを次の表に示します。

表1-2 JCA Resourceアラーム

アラーム使用レコード使用フィールド異常条件警告条件値の見方
JCA ResourcePI_JCARFailed Request CountFailed Request Count >= 1Failed Request Count >= 1コネクション取得失敗数。
しきい値に対する考え方
JCAリソースのコネクション取得に失敗した場合,JCAリソースを利用するアプリケーションへの応答がエラーになっているおそれがあります。
対処方法
JCAリソースのコネクション取得に失敗した要因を調査してください。
要因としては,アプリケーションの過負荷などが考えられます。この場合,コネクションプールサイズを見直してください。

JCA Resourceアラームの詳細については,「5. 監視テンプレート」の「JCA Resource」を参照してください。