インスタンス環境を更新したい場合は,インスタンス名を確認し,インスタンス情報を更新します。インスタンス情報の設定は,PFM - Agentホストで実施します。
更新する情報は,次の表であらかじめ確認してください。ドミノサーバのインスタンス情報の詳細については,ドミノサーバのマニュアルを参照してください。
表3-8 PFM - Agent for Dominoのインスタンス情報
項目 | 説明 | 設定できる値 | デフォルト値 |
---|---|---|---|
Domino Program Directory | この値は更新できる。監視対象のドミノサーバのプログラムフォルダを絶対パスで指定する。(Windows版は省略可能) | 255バイト以内の半角文字列。 | 前回の設定値。 |
notes.ini | この値は更新できる。監視対象のドミノサーバインスタンスが使用するnotes.iniファイルの絶対パスを指定する。 | 255バイト以内の半角文字列。 | 前回の設定値。 |
User's mail template | この値は更新できる。追加用の個人ユーザーメールデータベースのテンプレート名を指定する。 | 128バイト以内の半角文字列。 追加しない場合は「none」を指定する。 | 前回の設定値。 |
Days for period - excess | この値は更新できる。個人ユーザーメールデータベースで,期間超過メールであると判断する日数を指定する。 | 0~65535(単位:日)。 | 前回の設定値。 |
Minutes for remaining mail | この値は更新できる。あるメールが滞留メールであると判断する時間を指定する。 | 0~2147483647(単位:分)。 | 前回の設定値。 |
Minutes for dead mail | この値は更新できる。あるメールがデッドメールであると判断する時間を指定する。 | 0~2147483647(単位:分)。 | 前回の設定値。 |
インスタンス名を確認するには,jpcconf inst list(jpcinslist)コマンドを使用します。また,インスタンス環境を更新するには,jpcconf inst setup(jpcinssetup)コマンドを使用します。コマンドについては,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。
インスタンス環境を更新する手順を次に示します。複数のインスタンス環境を更新する場合は,この手順を繰り返し実施します。
jpcconf inst list -key Domino(jpcinslist agtl)
jpcconf inst setup -key Domino -inst Domino01(jpcinssetup agtl -inst Domino01)