Log Detect

概要

Log Detectアラームは,Notes Log情報(ログ情報)内に特定の文字列が出力されていないかを監視します。デフォルトのIncludeファイル(include.txt)は,次のディレクトリに格納されます。

デフォルトのIncludeファイルを使用すると,「fatal」,「panic」の文字列を監視できます。Includeファイルをカスタマイズすると,任意の文字列を監視できます。検索文字列と一致したNotes Log情報が検出された場合に,アラームを発行します。

Log Detectアラームの推奨設定
Log Detectアラームのプロパティで,次の項目を有効(オン)にしておくことを推奨します。
  • 「常にアラーム通知する」
  • 「すべてのデータを評価する」
Log Detectアラームのプロパティは,編集画面で設定します。編集画面は,PFM Domino Template Alarms [LOG] 09.00のアラームテーブルを任意の名称でコピーし,コピー先のLog Detectアラームのプロパティを選択したあと,[編集]を選択すると表示できます。
Log Detectアラームのプロパティをデフォルトの設定で使用する場合と,推奨設定で使用する場合の違いについて,次の表に示します。
Log Detectアラームのプロパティデフォルトの設定(オフ)で使用する場合推奨設定(オン)で使用する場合
常にアラーム通知する
  • すでにアラーム状態である場合,新たにNotes Logが検出されてもアラームは通知されません。
  • 一度アラーム状態となった場合,そのままではアラーム状態は解除されません。Notes Logを確認したあと,PFM Domino Template Alarms [LOG] 09.00のアラームテーブルを再バインドして,正常な状態に戻す必要があります。
  • アラーム状態であるかどうかに関係なく,Notes Logが検出された場合,常にアラームが通知されます。
  • Notes Logが検出された場合でもアラーム状態は変更されません。そのため,アラームテーブルの再バインドなどの操作は必要ありません。Notes Logを連続して監視できます。
すべてのデータを評価する一回の収集で複数のログが検出された場合,最初に検出されたログに対してだけアラームが通知されます。一回の収集で複数のログが検出された場合,それぞれのログに対してアラームが通知されます。

 

注意
Log Detectアラームは,log.nsf内の文書を検索して検出を行います。Notes Logが出力されてから実際にlog.nsfに書き込まれるまでにはタイムラグがあります。このため,Log Detectアラームによる文字列の検出は,リアルタイムで実施されません。
また,デフォルトで使用された場合,文字列が検出されて,一度アラーム状態となると,そのままではアラーム状態が解除されません。Notes Logを確認したあと,PFM Domino Template Alarms [LOG] 09.00のアラームテーブルを再バインドして正常な状態に戻してください。
なお,任意の文字列を検索対象としたい場合は,PFM - Agent for Dominoのプロパティ「Notes Log Check Options」-「Include」の項目に設定されているテキストファイルを編集してください。「Include」ファイルの記述方法については,「5. Notes Log情報の収集」を参照してください。また,関連レポートを表示する場合は,PFM - Agent for Dominoのプロパティ「Log Records」-「PL_PLNL」の「Log」に「Yes」を設定してください。PFM - Agent for Dominoのプロパティの詳細については,「付録F.2 Agent Collectorサービスのプロパティ一覧」を参照してください。

主な設定

PFM - Web Consoleのアラームプロパティ設定値
項目詳細項目
基本情報発生頻度を満たした時にアラーム通知するしない
インターバル中0
回しきい値超過0
アクションSNMP異常,警告,正常
条件式レコードNotes Log Check Overview(PL_PLNL)
フィールドMessageText
異常条件MessageText =*
警告条件MessageText =*

アラームテーブル

PFM Domino Template Alarms [LOG] 09.00

関連レポート

Reports/Domino/Troubleshooting/Recent Past/Notes Log Status Summary(4.0)