9.4 アラームアクション用コマンドの運用上の注意
ここでは,PFM - Agent for Dominoが提供するアラームアクション用コマンドを運用する際の注意について説明します。
アラーム定義については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,アラームによる稼働監視について説明している章を参照してください。
- アラーム定義時に設定するコマンド実行アクションハンドラには,必ず「LOCAL」を指定するか,PFM - Agent for Dominoと同じホスト上のアクションハンドラを指定してください。
- アラーム定義時に設定するコマンドは,環境変数PATHに設定されているディレクトリ下か,またはPerformance Managementインストール先フォルダ¥bin¥actionのディレクトリ下に格納してください。そのほかのディレクトリに格納する場合は,コマンド名を絶対パスで指定してください。
- ドミノサーバコンソール入力コマンドを使用する場合,対象となるドミノサーバの管理者に,そのドミノサーバ名が登録されている必要があります。登録されていない場合には,管理クライアントを使用して監視対象とするドミノサーバ文書の管理者に,そのドミノサーバ名を追加してください。
- コマンドの実行結果を確認する場合は,シェルスクリプトを作成してテンポラリファイルに実行結果を出力してください。その際,アラーム発生時に実行するアクションには,そのシェルスクリプトを指定してください。
シェルスクリプトの例を次に示します。
- 前提条件
使用OS:Windows
ドミノサーバ名:tokyo/SOFT
ドミノ定義ファイル名:C:¥Lotus¥Domino¥notes.ini
コマンド実行結果出力先:C:¥temp¥log.txt
- notesconsoleコマンドのスクリプト例
notesconsoleコマンドのスクリプト例を次に示します。
![[図データ]](figure/zu080300.gif)
- [1]
- スクリプトの開始メッセージをテンポラリファイルに出力します。
- [2]
- "show tasks"コマンドの出力結果をテンポラリファイルに出力します。
- [3]
- notesconsoleコマンドの実行結果(戻り値)をテンポラリファイルに出力します。