(1) 環境設定
対応OSに応じて,次の環境設定を行ってください。
(a) Windowsの場合
ドミノプログラムフォルダのパスをシステム環境変数(path)に設定してください。
(b) AIXの場合
LIBPATH =/opt/lotus/notes/latest/ibmpow
export LIBPATH
PATH=${PATH}:/opt/lotus/notes/latest/ibmpow/res/C
export PATH
(c) Solarisの場合
LD_LIBRARY_PATH =/opt/lotus/notes/latest/sunspa
export LD_LIBRARY_PATH
PATH=${PATH}:/opt/lotus/notes/latest/sunspa/res/C
export PATH
(2) 使用方法
ドミノサーバコンソール入力コマンドは,PFM - Agent for Dominoとともに,次のディレクトリにインストールされます。
Performance Managementインストール先フォルダ¥agtl¥agent¥notesconsole
/opt/jp1pc/agtl/agent/notesconsole
Performance Managementのアラーム定義で使用する場合,実行するアクション種別にコマンドを設定し,実行するコマンド名として,notesconsoleコマンドを設定してください。
アラーム定義については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,アラームによる稼働監視について説明している章を参照してください。
(3) 使用例
ドミノサーバコンソール入力コマンドの使用例を次に示します。
(a) 前提条件
前提条件は,次のとおりです。
(b) アラーム発生のシナリオ
ドミノサーバのHTTPタスクの応答がなかった(Response Time =-1)場合,異常アラームを通知してドミノサーバコンソールに指定したサーバコマンドを入力し,HTTPを起動します。
この使用例の場合,HTTPタスクが停止していたため,HTTPタスクの応答がなかったと想定して,HTTPタスクの再起動を試みています。実際の使用環境によっては,複数の要因が混在してレスポンスが返らない場合もあるため,この使用例だけではHTTPのレスポンスが回復しないときもあります。
(c) アラームの定義例
アラームの定義例は,次のとおりです。
タブ名 | 項目 | 設定値 | |
---|---|---|---|
基本情報 | 発生頻度 | 発生頻度を満たした時にアラーム通知する 1回しきい値超過/1インターバル中 | |
アラーム条件式 | レコード | Health Check Overview(PI_PIHC) | |
フィールド | Response Time Check Name | ||
異常条件 | Response Time = "-1" AND Check Name = "HTTP"※1 | ||
警告条件 | Response Time = "-1" AND Check Name = "HTTP"※1※2 | ||
アクション | 実行するアクション | 異常時 | コマンド |
警告時 | コマンド | ||
アクション定義 | コマンドの定義 | コマンド名 | notesconsole※3 |
コマンド実行アクションハンドラ | Local | ||
メッセージテキスト | yokohama/SOFT△"load http"△=C:¥Lotus¥Domino¥notes.ini (△は半角スペースを示す) |