8.4.1 Windowsの場合

<この項の構成>
(1) OSのログ情報
(2) Performance Managementの情報
(3) オペレーション内容
(4) 画面上のエラー情報
(5) ユーザーダンプ(Windows Server 2008の場合)
(6) 問題レポートの採取(Windows Server 2008の場合)
(7) その他の情報

(1) OSのログ情報

OSのログ情報で,採取が必要な情報を次の表に示します。

表8-6 OSのログ情報(Windowsの場合)

情報の種類概要デフォルトのファイル名jpcrasコマンドでの採取
システムログWindowsイベントログ
プロセス情報プロセスの一覧
システムファイルhostsファイルシステムフォルダ¥system32¥drivers¥etc¥hosts
servicesファイルシステムフォルダ¥system32¥drivers¥etc¥services
OS情報システム情報
ネットワークステータス
ホスト名
ダンプ情報ワトソンログファイル※1システムドライブ¥Documents and Settings¥All Users¥Application Data¥Microsoft¥Dr Watson¥drwtsn32.log※2
システムドライブ¥Documents and Settings¥All Users¥Application Data¥Microsoft¥Dr Watson¥user.dump※2
(凡例)
○:採取できる
-:該当しない
注※1
Windows Server 2008では,「ワトソン博士」は「問題のレポートと解決策」に変更されています。
注※2
別のフォルダにログファイルが出力されるように設定している場合は,該当するフォルダから資料を採取してください。

(2) Performance Managementの情報

Performance Managementに関する情報で,採取が必要な情報を次の表に示します。また,ネットワーク接続でのトラブルの場合,接続先マシン上のファイルの採取も必要です。

表8-7 Performance Managementの情報(Windowsの場合)

情報の種類概要デフォルトのファイル名jpcrasコマンドでの採取
共通メッセージログインストール先フォルダから出力されるメッセージログ(シーケンシャルファイル方式)インストール先フォルダ¥log¥jpclog{01|02}※1
インストール先フォルダから出力されるメッセージログ(ラップアラウンドファイル方式)インストール先フォルダ¥log¥jpclogw{01|02}※1
構成情報各構成情報ファイル
jpctool service list(jpcctrl list)コマンドの出力結果
バージョン情報製品バージョン
履歴情報
データベース情報Agent Storeサービス
  • Storeバージョン1.0の場合
    インストール先フォルダ¥agtb¥store¥インスタンス名¥*.DB
    インストール先フォルダ¥agtb¥store¥インスタンス名¥*.IDX
  • Storeバージョン2.0の場合
    インストール先フォルダ¥agtb¥store¥インスタンス名¥STPD
    インストール先フォルダ¥agtb¥store¥インスタンス名¥STPIフォルダ下の次に示すファイル。
    *.DB
    *.IDX
トレースログPerformance Managementのプログラムで動作する各サービスのトレース情報※2
インストールログ※3インストール時のメッセージログ
(Windows Server 2003の場合)
%TEMP%¥pfm_inst.log×
インストール時のメッセージログ
(Windows Server 2008の場合)
システムフォルダ¥TEMP¥HCDINSTディレクトリ下の次に示すファイル。
  • HCDMAIN.LOGおよびHCDMAINn.LOG※4
  • HCDINST.LOGおよびHCDINSTn.LOG※4
  • 製品形名.LOG
×
(凡例)
○:採取できる
×:採取できない
-:該当しない
注※1
ログファイルの出力方式については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,Performance Managementの障害検知について説明している章を参照してください。
注※2
トレースログの格納先フォルダについては,「8.3.2 ログファイルおよびディレクトリ一覧」を参照してください。
注※3
インストールに失敗した場合に採取してください。
注※4
nは数字を示します。

(3) オペレーション内容

トラブル発生時のオペレーション内容について,次に示す情報が必要です。

(4) 画面上のエラー情報

次に示すハードコピーを採取してください。

(5) ユーザーダンプ(Windows Server 2008の場合)

Windows Server 2008でPerformance Managementのプロセスがアプリケーションエラーで停止した場合は,ユーザーダンプを採取してください。

(6) 問題レポートの採取(Windows Server 2008の場合)

Windows Server 2008でPerformance Managementのプロセスがアプリケーションエラーで停止した場合は,問題レポートを採取してください。

(7) その他の情報

上記以外で必要な情報を次に示します。

OS共通
  • コマンド実行時にトラブルが発生した場合は,コマンドに指定した引数
  • [アクセサリ]-[システムツール]-[システム情報]の内容
Windows Server 2003の場合
  • Windowsの[イベントビューア]ウィンドウの,[システム]および[アプリケーション]の内容
Windows Server 2008の場合
  • Windowsの[イベントビューア]ウィンドウを開き,左ペイン[Windowsログ]の,[システム]および[アプリケーション]の内容