インスタンス環境を更新したい場合は,インスタンス名を確認し,インスタンス情報を更新します。インスタンス情報の設定は,PFM - Agentホストで実施します。
更新する情報は,次の表であらかじめ確認してください。DB2のインスタンス情報の詳細については,DB2のマニュアルを参照してください。
表2-9 PFM - Agent for DB2のインスタンス情報
項目 | 説明 | 設定できる値 | デフォルト値 |
---|---|---|---|
db2_instance | この値は更新できる。DB2のインスタンス名を指定する。 | 8バイト以内の半角英数字。 ただし,次の文字は指定できない。
| - |
db2_node | この値は更新できる。DB2のノード名を指定する。 | - | |
db2_name | この値は更新できる。DB2のデータベース名を指定する。 | - | |
db2_user | この値は更新できる。SYSADM権限,SYSCTRL権限,またはSYSMAINT権限を持ち,DB2のデータベースに接続できるユーザー名を指定する。 | - | |
db2_password | この値は更新できる。db2_userで指定したユーザーのパスワードを指定する。 | 64バイト以内の半角英数字。 ただし,次の文字は指定できない。
| - |
attach_retry | この値は更新できる。DB2インスタンス接続リトライ回数を指定する。 | 0~99(単位:回数)。 | 0 |
attach_waittime | この値は更新できる。DB2インスタンス接続リトライ間隔を指定する。 | 0~600(単位:秒)。 | 0 |
db2_activate | この値は更新できる。DB2を活動化状態にするかどうかを指定する。 | yまたはn | n |
db2_dir | この値は更新できる。DB2のインストールパスを指定する。 | 255バイト以内のディレクトリパス | /opt/IBM/db2/V9.1 |
インスタンス名を確認するには,jpcconf inst list (jpcinslist)コマンドを使用します。また,インスタンス環境を更新するには,jpcconf inst setup (jpcinssetup)コマンドを使用します。
インスタンス環境を更新する手順を次に示します。複数のインスタンス環境を更新する場合は,この手順を繰り返し実施します。
jpcconf inst list -key DB2 (jpcinslist agtr)
jpcconf inst setup -key DB2 -inst de2inst (jpcinssetup agtr -inst db2inst)
コマンドについては,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。