フィールドの値

ここでは,各フィールドに格納される値について説明します。

データソース

各フィールドには,Performance Managementや監視対象プログラムから取得した値や,これらの値をある計算式に基づいて計算した値が格納されます。各フィールドの値の取得先または計算方法は,フィールドの表の「データソース」列で示します。

PFM - Agent for Oracleの「データソース」列の文字列は,Oracleから取得したパフォーマンスデータを加工してフィールドの値を設定している場合,そのフィールドに設定される値の計算方法を示します。例を次に示します。

デルタ

累積値として収集するデータに対し,変化量でデータを表すことを「デルタ」と呼びます。例えば,1回目に収集されたパフォーマンスデータが「3」,2回目に収集されたパフォーマンスデータが「4」とすると,累積値の場合は「7」,変化量の場合は「1」が格納されます。各フィールドの値がデルタ値かどうかは,フィールドの表の「デルタ」列で示します。なお,デルタの値は,前回のデータからの相対値のため,マイナス値になる場合があります。

PFM - Agent for Oracleで収集されるパフォーマンスデータは,次の表のように異なります。

表6-6 PFM - Agent for Oracleで収集されるパフォーマンスデータ

レコードタイプデルタデータ種別[デルタ値で表示]のチェックレコードの値
PIレコードタイプYesリアルタイムデータあり変化量が表示される。
なし変化量が表示される。
・履歴データ
・アラームの監視データ
変化量が表示される。
Noリアルタイムデータあり収集時点の値が表示される。
なし収集時点の値が表示される。
・履歴データ
・アラームの監視データ
収集時点の値が表示される。
PDレコードタイプYesリアルタイムデータあり変化量が表示される。
なし累積値が表示される。
・履歴データ
・アラームの監視データ
累積値が表示される。
Noリアルタイムデータあり収集時点の値が表示される。
なし収集時点の値が表示される。
・履歴データ
・アラームの監視データ
収集時点の値が表示される。
(凡例)
-:該当しない
注※
次に示すPFM - Web Consoleのダイアログボックスの項目でチェックされていることを示します。
  • レポートウィザードの[編集 > 表示設定(リアルタイムレポート)]画面の[デルタ値で表示]
  • レポートウィンドウの[Properties]タブの表示設定(リアルタイムレポート)]の[デルタ値で表示]

パフォーマンスデータが収集される際の注意事項を次に示します。