JP1/Performance Management - Agent Option for Oracle

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付録F.2 Agent Collectorサービスのプロパティ一覧

PFM - Agent for OracleのAgent Collectorサービスのプロパティ一覧を次の表に示します。

表F-2 PFM - Agent for OracleのAgent Collectorサービスのプロパティ一覧

フォルダ名 プロパティ名 説明
First Registration Date サービスがPFM - Managerに認識された最初の日時が表示される。
Last Registration Date サービスがPFM - Managerに認識された最新の日時が表示される。
Data Model Version データモデルのバージョンが表示される。
General ホスト名やディレクトリなどの情報が格納されている。このフォルダに格納されているプロパティは変更できない。
Directory サービスの動作するカレントディレクトリ名が表示される。
Host Name サービスが動作する物理ホスト名が表示される。
Process ID サービスのプロセスIDが表示される。
Physical Address サービスが動作するホストのIPアドレスおよびポート番号が表示される。
User Name サービスプロセスを実行したユーザー名が表示される。
Time Zone サービスで使用されるタイムゾーンが表示される。
System サービスが起動されているOSの,OS情報が格納されている。このフォルダに格納されているプロパティは変更できない。
CPU Type CPUの種類が表示される。
Hardware ID ハードウェアIDが表示される。
OS Type OSの種類が表示される。
OS Name OS名が表示される。
OS Version OSのバージョンが表示される。
Network Services Performance Management通信共通ライブラリーについての情報が格納されている。このフォルダに格納されているプロパティは変更できない。
Build Date Agent Collectorサービスの作成日が表示される。
INI File jpcns.iniファイルの格納ディレクトリ名が表示される。
Network Services Service サービスについての情報が格納されている。このフォルダに格納されているプロパティは変更できない。
Description 次の形式でホスト名が表示される。
インスタンス名_ホスト名
Local Service Name サービスIDが表示される。
Remote Service Name Agent Collectorサービスが接続するAgent StoreサービスのサービスIDが表示される。
AH Service Name 同一ホストにあるAction HandlerサービスのサービスIDが表示される。
JP1 Event Configurations   JP1イベントの発行条件を設定する。
各サービス Agent Collectorサービス,Agent Storeサービス,Action Handlerサービス,およびStatus Serverサービスのリスト項目から「Yes」または「No」を選択し,サービスごとにJP1システムイベントを発行するかどうかを指定する。
JP1 Event Send Host JP1/Baseの接続先イベントサーバ名を指定する。ただし,Action Handlerサービスと同一マシンの論理ホストまたは物理ホストで動作しているイベントサーバだけ指定できる。指定できる値は0〜255バイトの半角英数字,「.」および「-」である。範囲外の値を指定した場合は,省略したと仮定される。値を省略した場合は,Action Handlerサービスが動作するホストがイベント発行元ホストとして使用される。「localhost」を指定した場合は,物理ホストを指定したものと仮定される。
Monitoring Console Host JP1/IM - Managerのモニター起動でPFM - Web Consoleのブラウザーを起動する場合,起動するPFM - Web Consoleホストを指定する。指定できる値は0〜255バイトの半角英数字,「.」および「-」である。範囲外の値を指定した場合は,省略したと仮定される。値を省略した場合は,接続先のPFM - Managerホストが仮定される。
Monitoring Console Port 起動するPFM - Web Consoleのポート番号(httpリクエストポート番号)を指定する。指定できる値は1〜65535である。範囲外の値を指定した場合は,省略したと仮定される。値を省略した場合は,20358が設定される。
JP1 Event Configurations Alarm JP1 Event Mode アラームの状態が変化した場合に,次のどちらのイベントを発行するか設定する。
  • JP1 User Event:JP1ユーザーイベントを発行する
  • JP1 System Event:JP1システムイベントを発行する
Detail Records PDレコードタイプのレコードのプロパティが格納されている。収集されているレコードのレコードIDは,太字で表示される。
Detail Records レコードID※1 レコードのプロパティが格納されている。
Description レコードの説明が表示される。このプロパティは変更できない。
Log リスト項目から「Yes」または「No」を選択し,レコードをStoreデータベースに記録するかどうかを指定する。この値が「Yes」でかつ,Collection Intervalが0より大きい値であれば,データベースに記録される。
Collection Interval データの収集間隔を指定する。指定できる値は0〜2,147,483,647秒で,1秒単位で指定できる。なお,0と指定した場合は0秒となり,データは収集されない。
Collection Offset データの収集を開始するオフセット値を指定する。指定できる値は,Collection Intervalで指定した値の範囲内で,0〜32,767秒の1秒単位で指定できる。なお,データ収集の記録時間は,Collection Offsetの値によらないで,Collection Intervalと同様の時間となる。
LOGIF レコードをデータベースに記録するときの条件を指定する。条件に合ったレコードだけがデータベースに記録される。PFM - Web Consoleの[サービス階層]タブで表示されるサービスのプロパティ画面の,下部フレームの[LOGIF]をクリックすると表示される[ログ収集条件設定]ウィンドウで作成した条件式(文字列)が表示される。
Interval Records PIレコードタイプのレコードのプロパティが格納されている。収集されているレコードのレコードIDは,太字で表示される。
Interval Records レコードID※1 レコードのプロパティが格納されている。
Description レコードの説明が表示される。このプロパティは変更できない。
Log リスト項目から「Yes」または「No」を選択し,レコードをStoreデータベースに記録するかどうかを指定する。この値が「Yes」でかつ,Collection Intervalが0より大きい値であれば,データベースに記録される。
Collection Interval データの収集間隔を指定する。指定できる値は0〜2,147,483,647秒で,1秒単位で指定できる。なお,0と指定した場合は0秒となり,データは収集されない。
Collection Offset データの収集を開始するオフセット値を指定する。指定できる値は,Collection Intervalで指定した値の範囲内で,0〜32,767秒の1秒単位で指定できる。なお,データ収集の記録時間は,Collection Offsetの値によらないで,Collection Intervalと同様の時間となる。
LOGIF レコードをデータベースに記録するときの条件を指定する。条件に合ったレコードだけがデータベースに記録される。PFM - Web Consoleの[サービス階層]タブで表示されるサービスのプロパティ画面の,下部フレームの[LOGIF]をクリックすると表示される[ログ収集条件設定]ウィンドウで作成した条件式(文字列)が表示される。
Log Records PLレコードタイプのレコードのプロパティが格納されている。PFM - Agent for Oracleではこのレコードをサポートしていないため使用しない。
Restart Configurations PFMサービス自動再起動の条件を指定する。PFM - ManagerまたはPFM - Baseが08-50以降の場合に指定できる。PFMサービス自動再起動機能については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,Performance Managementの機能について説明している章を参照のこと。
Restart when Abnormal Status Status ServerサービスがAction Handlerサービス,Agent Collectorサービス,およびAgent Storeサービスの状態を正常に取得できない場合にサービスを自動再起動するかどうかを指定する。
Restart when Single Service Running Agent StoreサービスかAgent Collectorサービスのどちらかしか起動していない場合にサービスを自動再起動するかどうかを指定する。
Restart Configurations Action Handler Auto Restart Action Handlerサービスに対して自動再起動機能を利用するかどうかを指定する。
Auto Restart - Interval (Minute) 自動再起動機能を利用する場合,サービスの稼働状態を確認する間隔を分単位で指定する。
Auto Restart - Repeat Limit 自動再起動機能を利用する場合,連続して再起動を試行する回数を指定する。
Scheduled Restart Action Handlerサービスに対して,定期再起動機能を利用するかどうかを指定する。
Scheduled Restart - Interval 定期再起動機能を利用する場合,再起動間隔を指定する。
Scheduled Restart - Interval Unit 定期再起動機能を利用する場合,再起動間隔の単位を指定する。
Scheduled Restart - Origin - Year 再起動する年を1971〜2035の整数で指定できる。
Scheduled Restart - Origin - Month 再起動する月を1〜12の整数で指定できる。
Scheduled Restart - Origin - Day 再起動する日を1〜31の整数で指定できる。
Scheduled Restart - Origin - Hour 再起動する時間(時)を0〜23の整数で指定できる。
Scheduled Restart - Origin - Minute 再起動する時間(分)を0〜59の整数で指定できる。
Agent Collector Auto Restart Agent Collectorサービスに対して自動再起動機能を利用するかどうかを指定する。
Auto Restart - Interval (Minute) 自動再起動機能を利用する場合,サービスの稼働状態を確認する間隔を分単位で指定する。
Auto Restart - Repeat Limit 自動再起動機能を利用する場合,連続して再起動を試行する回数を指定する。
Scheduled Restart Agent Collectorサービスに対して,定期再起動機能を利用するかどうかを指定する。
Scheduled Restart - Interval 定期再起動機能を利用する場合,再起動間隔を指定する。
Scheduled Restart - Interval Unit 定期再起動機能を利用する場合,再起動間隔の単位を指定する。
Scheduled Restart - Origin - Year 再起動する年を1971〜2035の整数で指定できる。
Scheduled Restart - Origin - Month 再起動する月を1〜12の整数で指定できる。
Scheduled Restart - Origin - Day 再起動する日を1〜31の整数で指定できる。
Scheduled Restart - Origin - Hour 再起動する時間(時)を0〜23の整数で指定できる。
Scheduled Restart - Origin - Minute 再起動する時間(分)を0〜59の整数で指定できる。
Agent Store Auto Restart Agent Storeサービスに対して自動再起動機能を利用するかどうかを指定する。
Auto Restart - Interval (Minute) 自動再起動機能を利用する場合,サービスの稼働状態を確認する間隔を分単位で指定する。
Auto Restart - Repeat Limit 自動再起動機能を利用する場合,連続して再起動を試行する回数を指定する。
Scheduled Restart Agent Storeサービスに対して,定期再起動機能を利用するかどうかを指定する。
Scheduled Restart - Interval 定期再起動機能を利用する場合,再起動間隔を指定する。
Scheduled Restart - Interval Unit 定期再起動機能を利用する場合,再起動間隔の単位を指定する。
Scheduled Restart - Origin - Year 再起動する年を1971〜2035の整数で指定できる。
Scheduled Restart - Origin - Month 再起動する月を1〜12の整数で指定できる。
Scheduled Restart - Origin - Day 再起動する日を1〜31の整数で指定できる。
Scheduled Restart - Origin - Hour 再起動する時間(時)を0〜23の整数で指定できる。
Scheduled Restart - Origin - Minute 再起動する時間(分)を0〜59の整数で指定できる。
Agent Configuration PFM - Agent for Oracle固有の設定用プロパティが格納されている。
Agent Configuration Agent Agent Collectorサービスの概要が表示される。
このフォルダに格納されているプロパティは変更できない。
Product プロダクトID「O」が表示される。
Instance jpcconf inst setup (jpcinssetup)コマンドで指定したインスタンス名が表示される。
Description サービスの説明が表示される。
Version 監視対象のOracleのバージョンが表示される。
Agent Configuration jpcOcollect Agent Collectorサービスのデータ収集プログラムのプロパティが表示される。
ORACLE_HOME インスタンス環境を設定したときに指定した「oracle_home」の値が表示される。
このプロパティは変更できない。
ORACLE_SID インスタンス環境を設定したときに指定した「oracle_sid」の値が表示される。
このプロパティは変更できない。
USER インスタンス環境を設定したときに指定した「oracle_user」の値が表示される。
このプロパティは変更できない。
HOST 監視対象のOracleの物理ホスト名が表示される。
このプロパティは変更できない。
SQLNET SQL*NET経由でOracle Databaseに接続するかどうかが,「Y(接続する)」または「N(接続しない)」で表示される。
このプロパティは変更できない。
CONNECT_DESCRIPTOR SQL*NETを介して接続する場合(SQLNET=Yの場合)に使用するエイリアス名が表示される。
新規にインスタンス環境を作成する際にnet_service_nameプロパティに設定した値。
このプロパティは変更できない。
NUMBER_EXTENTS 次のレコードのOverextended(OVEREXTENDED)フィールドについてのしきい値が表示される。
  • Database(PD_PDDB)
  • Database Interval(PI_PIDB)
  • Segment Detail(PD_PDSM)
  • Tablespace Fragmentation(PD_PDTF)
このプロパティは変更できない。
PCT_MAX_EXTENTS 次のレコードのHigh Max Extents(HIGH_MAX_EXTENTS)フィールドについてのしきい値が表示される。
  • Database(PD_PDDB)
  • Database Interval(PI_PIDB)
  • Tablespace Fragmentation(PD_PDTF)
このプロパティは変更できない。
TOPN_SQL SQL Text - Performance Based(PD_PDES)レコードでのDisk Reads/ExecフィールドまたはLogical Reads/Execフィールドの値が大きい順にSQL文を表示する際の最大数を指定する。
このプロパティは変更できない。
LOGICAL_READS_PER_EXECUTION SQL Text - Performance Based(PD_PDES)レコードに格納する,SQL文の実行での論理読み取り回数のしきい値が表示される。Logical Reads/Execフィールドがこの値を超えるSQL文の情報だけが収集の対象となる。
このプロパティは変更できない。
DISK_READS_PER_EXECUTION SQL Text - Performance Based(PD_PDES)レコードに格納する,SQL文の実行でのディスク読み取り回数のしきい値が表示される。Disk Reads/Execフィールドがこの値を超えるSQL文の情報だけが収集の対象となる。
このプロパティは変更できない。
LISTENER_HOME インスタンス環境を設定したときに指定した「listener_home」の値が表示される。
このプロパティは変更できない。
LISTENER_NAME インスタンス環境を設定したときに指定した「listener_name」の値が表示される。
このプロパティは変更できない。
RETRY_TIME Oracle接続時に認証エラーが出力された場合に,再接続を試みる秒数が表示される。UNIX上では常に0に設定されている。
このプロパティは変更できない。
LOG_PATH インスタンス環境を設定したときに指定した「log_path」の値が表示される。
このプロパティは変更できる。※2
LOG_SIZE インスタンス環境を設定したときに指定した「log_size」の値が表示される。
このプロパティは変更できる。※2
TIMEOUT インスタンス環境を設定したときに指定した「timeout」の値が表示される。
1〜9を指定して更新した場合,値は変更されない。このプロパティは変更できる。※2
SQL_OPTION インスタンス環境を設定したときに指定した「sql_option」の値が表示される。
このプロパティは変更できる。※2
NUMERIC_10 インスタンス環境を設定したときに指定した「numeric_10」の値が表示される。
このプロパティは変更できる。※2
STARTUP_ALWAYS インスタンス環境を設定したときに指定した「startup_always」の値が表示される。
このプロパティは変更できる。※2
LOCALTEMP_OPTION インスタンス環境を設定したときに指定した「localtemp_option」の値が表示される。
このプロパティは変更できる。※2

(凡例)
−:該当しない

注※1
フォルダ名には,データベースIDを除いたレコードIDが表示されます。各レコードのレコードIDについては,「6. レコード」を参照してください。

注※2
更新した値を反映するには,Agent Collectorサービスを再起動してください。

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