JP1/Performance Management - Agent Option for Oracle
機能
Instance Availability(PD_PDIA)レコードには,インスタンスの有効性についての,ある時点での状態を示すパフォーマンスデータが格納されます。このレコードは,Oracle Databaseへの接続を試み,接続に成功した場合は直ちに切断を行います。そのため,ほかのレコードのデータ収集により,すでにOracle Databaseに接続している場合,一時的に接続が2本になります。
デフォルト値および変更できる値
項目 デフォルト値 変更可否 Collection Interval 60 ○ Collection Offset 0 ○ Log No ○ LOGIF 空白 ○
ODBCキーフィールド
なし
ライフタイム
Oracleインスタンスの作成から削除まで。
レコードサイズ
- 固定部:695バイト
- 可変部:0バイト
フィールド
PFM - View名
(PFM - Manager名)説明 要約 形式 デルタ サポートVR データソース Availability(AVAILABILITY) 可用性ステータス。※3※4
有効な値は,「0(停止)」または「1(稼働)」。− short No すべて Agent Collector Collect Time(COLLECT_TIME) Oracle Databaseへの接続,切断処理に掛かった時間(ミリ秒)。 − long No すべて Agent Collector Error #(ERROR_NUM) Oracle Databaseに接続を試みてエラーとなった場合,エラーコード。※5
接続できた場合,空白。− string(10) No すべて Agent Collector Record Time(RECORD_TIME) レコードに格納されたパフォーマンスデータの収集終了時刻。 − time_t No すべて Agent Collector Record Type(INPUT_RECORD_TYPE) レコード名。常に「PDIA」。 − string(4) No すべて Agent Collector Start Time(START_TIME) レコードに格納されたパフォーマンスデータの収集開始時刻。 − time_t No すべて Agent Collector
- 注※3
- Availabilityフィールドは,PFM - Agent for Oracleのインスタンス環境を構築する際に指定する,インスタンス情報のsqlnetの指定値により,次の表のように意味が異なります。
表6-11 sqlnetの指定値とAvailabilityフィールドの関係
sqlnetの指定値 Oracle接続形態 Availabilityフィールド Y リスナーを経由してOracle Databaseへ接続 リスナー,およびOracle Databaseの可用性ステータス N リスナーを経由しないでOracle Databaseへ接続 Oracle Databaseだけの可用性ステータス - インスタンス環境構築の詳細については,「2.1.4 PFM - Agent for Oracleのセットアップ手順」および「3.1.4 PFM - Agent for Oracleのセットアップ手順」を参照してください。
- 注※4
- PD_PDIAレコードはOracle Databaseへの接続を試みるため,PD_PDIAレコード収集前にOracleインスタンスに認められている最大同時ユーザー・セッション数に達している場合,PD_PDIAレコードのAvailability フィールドでは「0(停止)」を示しますが,その他のレコードが正常に取得できる場合があります。
- また,レコード収集中にOracleインスタンスが稼働を停止した場合,PD_PDIAレコードのAvailability フィールドでは「0(停止)」を示しますが,その他のレコードが正常に取得できる場合があります。
- また,レコード収集中に停止していたOracleインスタンスが稼働した場合,PD_PDIAレコードのAvailability フィールドでは「1(稼働)」を示しますが,その他のレコードが取得できない場合があります。
- 注※5
- Error #フィールドの出力例と対応するメッセージコードを次の表に示します。次の表のエラーコードは,Oracleが物理的に切断されている場合に出力されます。Oracleのメッセージコードに対応するメッセージの詳細は,Oracleのマニュアルを参照してください。
表6-12 Error #フィールドの出力例と対応するメッセージコード
Error #フィールドの出力例
(Oracleのエラーコード)対応するOracleのメッセージコード 28 ORA-00028 1012 ORA-01012 3113 ORA-03113 3114 ORA-03114 12571 ORA-12571
All Rights Reserved. Copyright (C) 2009, 2010, Hitachi, Ltd.
All Rights Reserved. Copyright (C) 2009, 2010, Hitachi Systems & Services, Ltd.