Host Status(PI)

機能

このレコードには,物理サーバについての,ある一定の時間を単位としたパフォーマンスデータが格納されます。このレコードは,単数インスタンスレコードです。

このレコードでは,物理サーバ上のCPU使用量やその内訳,VMMによるCPU使用量の内訳などのパフォーマンスデータを収集できます。このレコードで採取できるデータの例を,次の図に示します。

図5-6 採取データ例

[図データ]

注意
  • 監視対象の物理サーバへの接続に失敗した場合,情報を収集できません。
  • VMwareの情報を取得する場合,使用量と,VMM使用量・仮想マシン使用量とを取得するタイミングがVMware内部で異なるため,次に示す関係が成り立たない場合があります。
    使用量(Used)=VMM使用量(VMM Used)+仮想マシン使用量(VM Used)

デフォルト値および変更できる値

項目デフォルト値変更可否
Collection Interval60
Collection Offset0
LogYes
LOGIF空白

ODBCキーフィールド

なし

ライフタイム

なし

レコードサイズ

フィールド

PFM-View名
(PFM-Manager名)
説明要約形式デルタ未取得時サポート対象外
Record Type(INPUT_RECORD_TYPE)レコード名。常に「PI」。COPYchar(8)No
Record Time(RECORD_TIME)レコードが作成された時刻。COPYtime_tNo
Interval(INTERVAL)情報が収集される期間(単位:秒)。COPYulongNo
Clocks(CLOCKS)CPUリソースクロック周波数(単位:MHz)。物理サーバに搭載されている物理CPUのクロック周波数を合計した値。COPYdoubleNoVMware: 0
Hyper-V: 0
Virtage: -1
Count(COUNT)物理CPUコア数。物理サーバに搭載されている物理CPUのコア数。COPYlongNoVMware: 0
Hyper-V: 0
Virtage: -1
Sampling Time(SAMPLING_TIME)監視ホスト上での性能情報収集時刻。次の形式で表示される。
yyyy-mm-ddThh:mm[±hh:mm]
COPYstring(32)No空白
Used(USED)CPUリソース使用量(単位:MHz)。物理サーバで使用されているCPUリソース。HILOdoubleNoVMware: 0
Hyper-V: 0
Virtage: -1
VMM Used(VMM_USED)CPUリソースVMM使用量(単位:MHz)。
  • VMware,Hyper-Vの場合
    仮想マシンモニターにより使用されているCPUリソース。
  • Virtageの場合
    ハイパーバイザーにより使用されているCPUリソース。
HILOdoubleNoVMware: 0
Hyper-V: 0
Virtage: -1
VM Used(VM_USED)CPUリソースVM使用量(単位:MHz)。仮想マシンにより使用されているCPUリソース。HILOdoubleNoVMware: 0
Hyper-V: 0
Virtage: -1
VMM Console Used(VMM_CONSOLE_USED)CPUリソースVMMコンソール使用量(単位:MHz)。仮想マシンモニターコンソールにより使用されているCPUリソース。HILOdoubleNo0Hyper-V
Virtage
VMM Kernel Used(VMM_KERNEL_USED)CPUリソースVMMカーネル使用量(単位:MHz)。
  • VMwareの場合
    仮想マシンモニターカーネルにより使用されているCPUリソース。
  • Virtageの場合
    ハイパーバイザーのうち,SYS1により使用されているCPUリソース。
HILOdoubleNoVMware: 0
Virtage: -1
Hyper-V
VMM Others Used(VMM_OTHERS_USED)CPUリソースVMMその他使用量(単位:MHz)。
  • VMwareの場合
    仮想マシンモニターのうち,仮想マシンモニターコンソール・仮想マシンモニターカーネル以外により使用されているCPUリソース。
  • Virtageの場合
    ハイパーバイザーのうち,SYS2により使用されているCPUリソース。
HILOdoubleNoVMware: 0
Virtage: -1
Hyper-V
Unused(UNUSED)CPUリソース未使用量(単位:MHz)。使用されていないホストCPUリソース。HILOdoubleNoVMware: 0
Hyper-V: 0
Virtage: -1
Used %(USED_PERCENT)CPUリソース使用率(単位:%)。物理サーバで使用されているCPUリソースの割合。
計算式
Usedフィールド/Clocksフィールド*100
HILOdoubleNoVMware: 0
Hyper-V: 0
Virtage: -1
VMM Used %(VMM_USED_PERCENT)CPUリソースVMM使用率(単位:%)。
  • VMware,Hyper-Vの場合
    仮想マシンモニターにより使用されているCPUリソースの割合。
  • Virtageの場合
    ハイパーバイザーにより使用されているCPUリソースの割合。
計算式
VMM Usedフィールド/Clocksフィールド
HILOdoubleNoVMware: 0
Hyper-V: 0
Virtage: -1
VM Used %(VM_USED_PERCENT)CPUリソースVM使用率(単位:%)。仮想マシンにより使用されているCPUリソースの割合。
計算式
VM Usedフィールド/Clocksフィールド
HILOdoubleNo0
VMM Console Used %(VMM_CONSOLE_USED_PERCENT)CPUリソースVMMコンソール使用率(単位:%)。仮想マシンモニターコンソールにより使用されているCPUリソースの割合。
計算式
VMM Console Usedフィールド/Clocksフィールド
HILOdoubleNo0Hyper-V
Virtage
VMM Kernel Used %(VMM_KERNEL_USED_PERCENT)CPUリソースVMMカーネル使用率(単位:%)。
  • VMwareの場合
    仮想マシンモニターカーネルにより使用されているCPUリソースの割合。
  • Virtageの場合
    ハイパーバイザーのうち,SYS1により使用されているCPUリソースの割合。
計算式
VMM Kernel Usedフィールド/Clocksフィールド
HILOdoubleNoVMware: 0
Virtage: -1
Hyper-V
VMM Others Used %(VMM_OTHERS_USED_PERCENT)CPUリソースVMMその他使用率(単位:%)。
  • VMwareの場合
    仮想マシンモニターのうち,仮想マシンモニターコンソールおよび仮想マシンモニターカーネル以外によって使用されているCPUリソースの割合。
  • Virtageの場合
    ハイパーバイザーのうち,SYS2により使用されているCPUリソースの割合。
計算式
VMM Others Usedフィールド/Clocksフィールド
HILOdoubleNoVMware: 0
Virtage: -1
Hyper-V
Unused %(UNUSED_PERCENT)CPUリソース未使用率(単位:%)。使用されていないCPUリソースの割合。
計算式
Unusedフィールド/Clocksフィールド
HILOdoubleNoVMware: 0
Hyper-V: 0
Virtage: -1
注※
[±hh:mm]に入る値は,監視対象ホストのタイムゾーンによって異なります。例えば,監視対象の仮想環境がJSTで動作している場合は「+09:00」と表示されます。また,UTCで動作している場合は「Z」と表示されます。