PFM - Agent for Virtual Machineで収集したパフォーマンスデータは,PFM - Agent for Virtual MachineのAgent StoreサービスのStoreデータベースで管理しています。ここではパフォーマンスデータの格納先の変更方法について説明します。
Storeデータベースで管理されるパフォーマンスデータの,次のデータ格納先フォルダを変更したい場合は,jpcconf db define(jpcdbctrl config)コマンドで設定します。Storeデータベースの格納先フォルダを変更する前に収集したパフォーマンスデータが必要な場合は,jpcconf db define(jpcdbctrl config)コマンドの-moveオプションを使用してください。jpcconf db define(jpcdbctrl config)コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。
jpcconf db define(jpcdbctrl config)コマンドで設定するオプション名,設定できる値の範囲などを次の表に示します。
表2-8 パフォーマンスデータの格納先を変更するコマンドの設定項目
説明 | オプション名 | 設定できる値(Storeバージョン1.0)※1 | 設定できる値(Storeバージョン2.0)※1 | デフォルト値 ※2 |
---|---|---|---|---|
パフォーマンスデータの作成先フォルダ | sd | 1~127バイトのパス名 | 1~214バイトのパス名 | インストール先フォルダ¥agt5¥store¥インスタンス名 |
パフォーマンスデータのバックアップ先フォルダ | bd | 1~127バイトのパス名 | 1~211バイトのパス名 | インストール先フォルダ¥agt5¥store¥インスタンス名¥backup |
パフォーマンスデータの部分バックアップ先フォルダ | pbd | - | 1~214バイトのパス名 | インストール先フォルダ¥agt5¥store¥インスタンス名¥partial |
パフォーマンスデータを退避する場合の最大世代番号 | bs | 1~9 | 1~9 | 5 |
パフォーマンスデータのエクスポート先フォルダ | dd | 1~127バイトのパス名 | 1~127バイトのパス名 | インストール先フォルダ¥agt5¥store¥インスタンス名¥dump |
パフォーマンスデータのインポート先フォルダ | id | - | 1~222バイトのパス名 | インストール先フォルダ¥agt5¥store¥インスタンス名¥import |
なお,Storeバージョン1.0使用時は,jpcsto.iniファイルを直接編集して変更できます。jpcsto.iniファイルを編集する方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,インストールとセットアップについて説明している章を参照してください。