アラーム一覧

一つ以上のアラームを一つのテーブルにまとめたものを「アラームテーブル」と呼びます。PFM - Agent for Platformの監視テンプレートで定義されているアラームは,アラームテーブルの形式で,PFM - Web Consoleの[アラーム階層]タブに表示される「UNIX」フォルダに格納されています。

アラームテーブル名を次に示します。

アラームテーブル名の[ ]内の表示
[ ]内は,そのアラームテーブルがどんな監視項目に対応しているかを示しています。[ ]が付かないアラームテーブルは,基本的なアラームをまとめたアラームテーブルです。
アラームテーブル名末尾の「09.00」または「09.10」
アラームテーブルのバージョンを示します。
なお,PFM - Agent for Platformの場合,アラーム階層に,ご使用のPerformance Managementシステムにはないバージョンのアラームテーブルが表示されることがあります。監視テンプレートで定義されているアラームを使用する際は,Performance Managementシステムで使用しているアラームテーブルのバージョンおよびバージョンの互換性をご確認ください。アラームテーブルのバージョンおよびバージョン互換については,「付録I バージョン互換」を参照してください。

PFM - Agent for Platformの監視テンプレートで定義されているアラームを,次の表に示します。

表5-1 アラーム一覧

アラームテーブル名アラーム名監視対象
PFM UNIX Template Alarms 09.00Disk Service Timeデバイスに対するI/Oの平均動作時間。
(秒単位)。
I/O Wait Timeホスト全体のプロセッサが,I/O待ちの状態だった時間の割合(%)。
Kernel CPUホスト全体のプロセッサが,カーネルモードで動作している時間の割合(%)。
Pagescansページスキャンが発生した回数(秒単位)。Linuxの場合は,使用できません。
Run Queue過去5分間に実行キュー内で待っていたスレッド数の平均。
Swap Outsスワップアウト処理によって取り出されたページ数(秒単位)。
User CPUホスト全体のプロセッサが,ユーザーモードで動作している時間の割合(%)。
PFM UNIX Template Alarms [CPU] 09.00Kernel CPUホスト全体のプロセッサが,カーネルモードで動作している時間の割合(%)。
User CPUホスト全体のプロセッサが,ユーザーモードで動作している時間の割合(%)。
Run Queue過去5分間に実行キュー内で待っていたスレッド数の平均。
CPU Per Processor(K)カーネルモードで実行した各プロセッサのCPU使用率(%)。
CPU Per Processor(U)ユーザーモードで実行した各プロセッサのCPU使用率(%)。
PFM UNIX Template Alarms [MEM] 09.00Pagescansページスキャンが発生した回数(秒単位)。Linuxの場合は,使用できません。
Swap Outsスワップアウト処理によって取り出されたページ数(秒単位)。
Alloc Mem Mbytes仮想メモリー領域の使用量(メガバイト単位)。
PFM UNIX Template Alarms [DSK] 09.00I/O Wait Timeホスト全体のプロセッサが,I/O待ちの状態だった時間の割合(プロセッサごとの割合の平均値)。
Disk Service Timeデバイスに対するI/Oの平均動作時間。
(秒単位)。
File System Free(L)ローカルファイルシステムの未使用領域(メガバイト単位)。
File System Free(R)リモートファイルシステムの未使用領域(メガバイト単位)。
Disk Busy %ディスクのビジー率(%)。
Disk Queueデバイスのキューの長さ(1秒間のI/Oの処理量を1とする)。
PFM UNIX Template Alarms [NET] 09.00Network Rcvd/sec受信したパケット数(秒単位)。
PFM UNIX Template Alarms [PS] 09.10Process Endプロセス名。
Process Aliveワークグループが実行しているプロセス数。
Process Existenceプログラム名。
PFM UNIX Template Alarms [APP] 09.10Application Statusプロセスの稼働・非稼働情報収集で収集しているアプリケーションの状態。