PFM - Agent for Platformでは,デフォルトでは用意されていないパフォーマンスデータを収集し,レコードに格納できます。このパフォーマンスデータを格納したレコードをユーザーレコードと呼びます。
ユーザーレコードの設定ができる情報と,それに対応するレコード,およびユーザーレコードの設定手段を次の表に示します。
表3-1 ユーザーレコードの設定ができる情報と,それに対応するレコード,およびユーザーレコードの設定手段
収集設定できる情報 | レコード | 設定手段 |
---|---|---|
パフォーマンスコンソールカウンター情報 | PD_GENDレコード | 収集データ追加ユーティリティ |
PI_GENIレコード | ||
イベントログ情報 | PD_ELOGレコード | |
ワークグループ情報 | PI_WGRPレコード | |
プロセスの稼働・非稼働情報 | PD_APP2レコード | PFM - Web Console |
PD_APPDレコード | ||
PD_APSレコード | ||
PD_APSIレコード | ||
PD_ASVCレコード | ||
アプリケーションの稼働・非稼働情報 | PD_APPレコード | |
ユーザー独自のパフォーマンスデータ | PD_UPDレコード | |
PD_UPDBレコード | ||
PI_UPIレコード | ||
PI_UPIBレコード |
各ホストで設定されたユーザーレコードは,ほかのレコードと同様,PFM - Web Consoleでレポートの表示やアラームでの監視に利用できます。
それぞれのレコードで,複数のパフォーマンスデータを収集する場合,パフォーマンスデータごとにユーザーレコードのフィールドが1行ずつ追加されます。その結果,それぞれのユーザーレコードは,複数行のレコードになります。複数行のレコードとは,複数インスタンスレコードのことです。