JP1/Performance Management - Agent Option for Platform(Windows(R)用)
PFM - Agent for PlatformのAgent Collectorサービスのプロパティ一覧を次の表に示します。
表E-2 PFM - Agent for PlatformのAgent Collectorサービスのプロパティ一覧
フォルダ名 プロパティ名 説明 − First Registration Date サービスがPFM - Managerに認識された最初の日時が表示される。 Last Registration Date サービスがPFM - Managerに認識された最新の日時が表示される。 Data Model Version データモデルのバージョンが表示される。 General − ホスト名やフォルダなどの情報が格納されている。このフォルダに格納されているプロパティは変更できない。 Directory サービスの動作するカレントフォルダ名が表示される。 Host Name サービスが動作するホスト名が表示される。 Process ID サービスのプロセスIDが表示される。 Physical Address サービスが動作するホストのIPアドレスおよびポート番号が表示される。 User Name サービスプロセスを実行したユーザー名が表示される。 Time Zone サービスで使用されるタイムゾーンが表示される。 System − サービスが起動されているOSの,OS情報が格納されている。このフォルダに格納されているプロパティは変更できない。 CPU Type CPUの種類が表示される。 Hardware ID ハードウェアIDが表示される。 OS Type OSの種類が表示される。 OS Name OS名が表示される。 OS Version OSのバージョンが表示される。 Network Services − Performance Management通信共通ライブラリーについての情報が格納されている。このフォルダに格納されているプロパティは変更できない。 Build Date Agent Collectorサービスの作成日が表示される。 INI File jpcns.iniファイルの格納フォルダ名が表示される。 Network Services Service − サービスについての情報が格納されている。このフォルダに格納されているプロパティは変更できない。 Description ホスト名やサービス種別などサービスの追加情報が表示される。 Local Service Name サービスIDが表示される。 Remote Service Name Agent Collectorサービスが接続するAgent StoreサービスのサービスIDが表示される。 AH Service Name 同一ホストにあるAction HandlerサービスのサービスIDが表示される。 JP1 Event Configurations − JP1イベントの発行条件を設定する。 各サービス Agent Collectorサービス,Agent Storeサービス,Action Handlerサービス,およびStatus Serverサービスのリスト項目から「Yes」または「No」を選択し,サービスごとにJP1システムイベントを発行するかどうかを指定する。 JP1 Event Send Host JP1/Baseの接続先イベントサーバ名を指定する。ただし,Action Handlerサービスと同一マシンの論理ホストまたは物理ホストで動作しているイベントサーバだけ指定できる。指定できる値は0〜255バイトの半角英数字,「.」および「-」である。範囲外の値を指定した場合は,省略したと仮定される。値を省略した場合は,Action Handlerサービスが動作するホストがイベント発行元ホストとして使用される。「localhost」を指定した場合は,物理ホストを指定したものと仮定される。 Monitoring Console Host JP1/IM - Managerのモニター起動でPFM - Web Consoleのブラウザーを起動する場合,起動するPFM - Web Consoleホストを指定する。指定できる値は0〜255バイトの半角英数字,「.」および「-」である。範囲外の値を指定した場合は,省略したと仮定される。値を省略した場合は,接続先のPFM - Managerホストが仮定される。 Monitoring Console Port 起動するPFM - Web Consoleのポート番号(httpリクエストポート番号)を指定する。指定できる値は1〜65535である。範囲外の値を指定した場合は,省略したと仮定される。値を省略した場合は,20358が設定される。 JP1 Event Configurations Alarm JP1 Event Mode アラームの状態が変化した場合に,次のどちらのイベントを発行するか設定する。
- JP1 User Event:JP1ユーザーイベントを発行する
- JP1 System Event:JP1システムイベントを発行する
Detail Records − PDレコードタイプのレコードのプロパティが格納されている。収集されているレコードのレコードIDは,太字で表示される。 Detail Records レコードID※1 − レコードのプロパティが格納されている。 Description レコードの説明が表示される。このプロパティは変更できない。 Log リスト項目から「Yes」または「No」を選択し,レコードをStoreデータベースに記録するかどうかを指定する。この値が「Yes」でかつ,Collection Intervalが0より大きい値であれば,データベースに記録される。 Collection Interval データの収集間隔を指定する。指定できる値は0〜2,147,483,647秒で,1秒単位で指定できる。なお,0と指定した場合は0秒となり,データは収集されない。 Collection Offset データの収集を開始するオフセット値を指定する。指定できる値は,Collection Intervalで指定した値の範囲内で,0〜32,767秒の1秒単位で指定できる。なお,データ収集の記録時間は,Collection Offsetの値によらないで,Collection Intervalと同様の時間となる。 LOGIF レコードをデータベースに記録するときの条件を指定する。条件に合ったレコードだけがデータベースに記録される。PFM - Web Consoleの[サービス階層]タブで表示されるサービスのプロパティ画面の,下部フレームの[LOGIF]をクリックすると表示される[ログ収集条件設定]ウィンドウで作成した条件式(文字列)が表示される。 Sync Collection With 次の形式で指定したレコードと収集の同期を取る。
Sync Collection With =レコード種別, レコードID
(例)Sync Collection With=Interval Records, PIInterval Records − PIレコードタイプのレコードのプロパティが格納されている。収集されているレコードのレコードIDは,太字で表示される。 Interval Records レコードID※1 − レコードのプロパティが格納されている。 Description レコードの説明が表示される。このプロパティは変更できない。 Log リスト項目から「Yes」または「No」を選択し,レコードをStoreデータベースに記録するかどうかを指定する。この値が「Yes」でかつ,Collection Intervalが0より大きい値であれば,データベースに記録される。 Collection Interval データの収集間隔を指定する。指定できる値は0〜2,147,483,647秒で,1秒単位で指定できる。なお,0と指定した場合は0秒となり,データは収集されない。 Collection Offset データの収集を開始するオフセット値を指定する。指定できる値は,Collection Intervalで指定した値の範囲内で,0〜32,767秒の1秒単位で指定できる。なお,データ収集の記録時間は,Collection Offsetの値によらないで,Collection Intervalと同様の時間となる。 LOGIF レコードをデータベースに記録するときの条件を指定する。条件に合ったレコードだけがデータベースに記録される。PFM - Web Consoleの[サービス階層]タブで表示されるサービスのプロパティ画面の,下部フレームの[LOGIF]をクリックすると表示される[ログ収集条件設定]ウィンドウで作成した条件式(文字列)が表示される。 Log Records − PLレコードタイプのレコードのプロパティが格納されている。PFM - Agent for Platformではこのレコードをサポートしていないため使用しない。 Restart Configurations − PFMサービス自動再起動の条件を設定する。PFM - ManagerまたはPFM - Baseが08-50以降の場合に設定できる。PFMサービス自動再起動機能については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,Performance Managementの機能について説明している章を参照のこと。 Restart when Abnormal Status Status ServerサービスがAction Handlerサービス,Agent Collectorサービス,およびAgent Storeサービスの状態を正常に取得できない場合にサービスを自動再起動するかどうかを設定する。 Restart when Single Service Running Agent StoreサービスとAgent Collectorサービスのどちらかしか起動していない場合にサービスを自動再起動するかどうかを設定する。 Restart Configurations Action Handler Auto Restart Action Handlerサービスに対して自動再起動機能を利用するかどうかを設定する。 Auto Restart - Interval (Minute) 自動再起動機能を利用する場合,サービスの稼働状態を確認する間隔を分単位で設定する。 Auto Restart - Repeat Limit 自動再起動機能を利用する場合,連続して再起動を試行する回数を設定する。 Scheduled Restart Action Handlerサービスに対して,定期再起動機能を利用するかどうかを設定する。 Scheduled Restart - Interval 定期再起動機能を利用する場合,再起動間隔を設定する。 Scheduled Restart - Interval Unit 定期再起動機能を利用する場合,再起動間隔の単位を設定する。 Scheduled Restart - Origin - Year 再起動する年を1971〜2035の整数で指定できる。 Scheduled Restart - Origin - Month 再起動する月を1〜12の整数で指定できる。 Scheduled Restart - Origin - Day 再起動する日を1〜31の整数で指定できる。 Scheduled Restart - Origin - Hour 再起動する時間(時)を0〜23の整数で指定できる。 Scheduled Restart - Origin - Minute 再起動する時間(分)を0〜59の整数で指定できる。 Agent Collector Auto Restart Agent Collectorサービスに対して自動再起動機能を利用するかどうかを設定する。 Auto Restart - Interval (Minute) 自動再起動機能を利用する場合,サービスの稼働状態を確認する間隔を分単位で設定する。 Auto Restart - Repeat Limit 自動再起動機能を利用する場合,連続して再起動を試行する回数を設定する。 Scheduled Restart Agent Collectorサービスに対して,定期再起動機能を利用するかどうかを設定する。 Scheduled Restart - Interval 定期再起動機能を利用する場合,再起動間隔を設定する。 Scheduled Restart - Interval Unit 定期再起動機能を利用する場合,再起動間隔の単位を設定する。 Scheduled Restart - Origin - Year 再起動する年を1971〜2035の整数で指定できる。 Scheduled Restart - Origin - Month 再起動する月を1〜12の整数で指定できる。 Scheduled Restart - Origin - Day 再起動する日を1〜31の整数で指定できる。 Scheduled Restart - Origin - Hour 再起動する時間(時)を0〜23の整数で指定できる。 Scheduled Restart - Origin - Minute 再起動する時間(分)を0〜59の整数で指定できる。 Agent Store Auto Restart Agent Storeサービスに対して自動再起動機能を利用するかどうかを設定する。 Auto Restart - Interval (Minute) 自動再起動機能を利用する場合,サービスの稼働状態を確認する間隔を分単位で設定する。 Auto Restart - Repeat Limit 自動再起動機能を利用する場合,連続して再起動を試行する回数を設定する。 Scheduled Restart Agent Storeサービスに対して,定期再起動機能を利用するかどうかを設定する。 Scheduled Restart - Interval 定期再起動機能を利用する場合,再起動間隔を設定する。 Scheduled Restart - Interval Unit 定期再起動機能を利用する場合,再起動間隔の単位を設定する。 Scheduled Restart - Origin - Year 再起動する年を1971〜2035の整数で指定できる。 Scheduled Restart - Origin - Month 再起動する月を1〜12の整数で指定できる。 Scheduled Restart - Origin - Day 再起動する日を1〜31の整数で指定できる。 Scheduled Restart - Origin - Hour 再起動する時間(時)を0〜23の整数で指定できる。 Scheduled Restart - Origin - Minute 再起動する時間(分)を0〜59の整数で指定できる。 Agent Configuration User Defined Record DataMaxCount ユーザーレコードの最大収集レコード数を規定するプロパティが格納されている。 Application Monitoring Setting インスタンス名※2 − 追加した監視インスタンス名称。 Process[01-15] Kind※3 プロセス種別。
- None:指定なし。
- Service Name:PD_SVCレコードのServiceNameのフィールドの値を参照。
- Command Line:PDレコードのProgramフィールドの値を参照。
Process[01-15] Name※3 プロセス名を127バイト以内で入力する。 Process[01-15] Range※3 プロセス数のしきい値の下限値と上限値を「1-2」のようにハイフン(-)でつないで入力する。ハイフンを使用しないで値を一つだけ指定すると,下限値と上限値に同じ値を設定できる。例えば,「10」を指定すると,「10-10」が設定される。設定できる値は0〜65535。 ADDITION OR DELETION A SETTING ADD AN APPLICATION MONITORING SETTING 追加する監視インスタンス名称。 DELETE AN APPLICATION MONITORING SETTING 削除する監視インスタンス名称を選択する。削除しない場合には「None」を選択する。 Advanced application monitoring − プロセスの稼働・非稼働情報を収集するための設定をする。 Advanced application monitoring Application monitoring setting Case Sensitive 監視条件との比較で大文字と小文字を区別するかどうかを指定する。
- Yes:区別する。
- No:区別しない。
Application monitoring setting アプリケーション名※4 − 追加したアプリケーションの名称。 Monitoring[01-15] Label※5 監視条件を識別するための名称を31バイト以内で指定する。
デフォルトではMonitoring [01-15]が設定される。指定していない場合は,Monitoring [01-15]が設定される。
このプロパティに指定する値はユニークである必要がある。Monitoring[01-15] Field※5 監視するフィールド。
デフォルトでは「None」が設定される。
- None:指定なし。
- Program Name:PD_APSレコードのProgram Nameフィールドの値を参照。
- Command Line:PD_APSレコードのCommand Lineフィールドの値を参照。
- Service Name:PD_ASVCレコードのService Nameのフィールドの値を参照。
Monitoring[01-15] Condition※5 監視条件を127バイト以内で指定する。
デフォルトでは空白が設定される。Monitoring[01-15] Range※5 監視数のしきい値の下限値と上限値を「1-2」のようにハイフン(-)でつないで指定する。指定できる値は0〜65535。 ADDITION OR DELETION A SETTING ADD AN APPLICATION MONITORING SETTING 追加するアプリケーション名称を63バイト以内で指定する。
このプロパティに指定する値はユニークである必要がある。DELETE AN APPLICATION MONITORING SETTING 削除するアプリケーション名称を選択する。デフォルトでは,アプリケーション名は表示されない。 User Command Setting ユーザーレコード名※6 Execute ユーザーコマンド定期実行機能を実行するかどうか指定する。
- Yes:実行する。
- No:実行しない。
UserCommand ユーザーコマンドの絶対パスを指定する。絶対パスに指定できる文字列の最大長は255バイト。
指定できる文字は,次の文字を除く,半角英数字および半角記号。
| < >
- (凡例)
- −:該当しない
- 注※1
- フォルダ名には,データベースIDを除いたレコードIDが表示されます。各レコードのレコードIDについては,「5. レコード」を参照してください。
- 注※2
- フォルダ名には,「ADDITION OR DELETION A SETTING」の「ADD AN APPLICATION MONITORING SETTING」プロパティに設定したインスタンス名称が表示されます。設定方法については,「3.2.6 アプリケーションの稼働・非稼働情報収集の設定」を参照してください。
- 注※3
- 「Process[01-15] Kind」,「Process[01-15] Name」,「Process[01-15] Range」の「[01-15]」は各プロパティ名称の該当個所に「01から15までの数字」が入ることを指します。実際にプロパティ項目として表示される際には「Process01 Kind」,「Process07 Name」,「Process15 Range」といった表示になります。
- 注※4
- フォルダ名には,「Advanced application monitoring」−「ADDITION OR DELETION A SETTING」の「ADD AN APPLICATION MONITORING SETTING」プロパティに設定したアプリケーション名が表示されます。
- 注※5
- 「Monitoring[01-15] Label」,「Monitoring[01-15] Field」,「Monitoring[01-15] Condition」,「Monitoring[01-15] Range」の「[01-15]」は,各プロパティ名称の該当個所に「01から15までの数字」が入ることを指します。実際にプロパティ項目として表示される際には,「Monitoring01 Label」,「Monitoring06 Field」,「Monitoring10 Condition」,「Monitoring15 Range」といった表示になります。
- 注※6
- フォルダ名には,「PD_UPD」,「PD_UPDB」,「PI_UPI」,および「PI_UPIB」が表示されます。
All Rights Reserved. Copyright (C) 2009, 2012, Hitachi, Ltd.