JP1/Performance Management - Agent Option for Platform(Windows(R)用)

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8.5.1 Windowsの場合

<この項の構成>
(1) ダンプ情報を採取する(Windows Server 2008の場合)
(2) 資料採取コマンドを実行する
(3) Windowsイベントログを採取する
(4) オペレーション内容を確認する
(5) 画面上のエラー情報を採取する
(6) その他の情報を採取する

(1) ダンプ情報を採取する(Windows Server 2008の場合)

Windows Server 2008の環境での,ダンプ情報の採取手順を次に示します。

  1. タスクマネージャーを開く。
  2. プロセスのタブを選択する。
  3. ダンプを取得するプロセス名を右クリックし,「ダンプ ファイルの作成」を選択する。
    次のフォルダに,ダンプファイルが格納されます。
    システムドライブ\Users\ユーザー名\AppData\Local\Temp
  4. 手順3のフォルダからダンプファイルを採取する。
    手順3と異なるフォルダにダンプファイルが出力されるように環境変数の設定を変更している場合は,変更先のフォルダからダンプファイルを採取してください。

(2) 資料採取コマンドを実行する

トラブルの要因を調べるための資料の採取には,jpcrasコマンドを使用します。資料採取コマンドの実行手順を次に示します。なお,ここで説明する操作は,OSユーザーとしてAdministrators権限を持つユーザーが実行してください。

  1. 資料採取するサービスがインストールされているホストにログオンする。
  2. コマンドプロンプトで次に示すコマンドを実行して,コマンドインタープリタの「コマンド拡張機能」を有効にする。
    cmd /E:ON
  3. 採取する資料および資料の格納先フォルダを指定して,jpcrasコマンドを実行する。
    jpcrasコマンドで,採取できるすべての情報をc:\tmp\jpc\agtフォルダに格納する場合の,コマンドの指定例を次に示します。
    jpcras c:\tmp\jpc\agt all all

jpcrasコマンドを実行すると,PFMサービスの一覧取得および起動状態の確認のため,内部的に「jpctool service list -id * -host * (jpcctrl list * host=*)」コマンドが実行されます。コマンド実行ホストとほかのPerformance Managementシステムのホストとの間にファイアウォールが設定されていたり,システム構成が大規模だったりすると,「jpctool service list -id * -host * (jpcctrl list * host=*)」コマンドの実行に時間が掛かる場合があります。そのような場合は,環境変数JPC_COLCTRLNOHOSTに1を設定することで「jpctool service list -id * -host * (jpcctrl list * host=*)」コマンドの処理を抑止し,コマンドの実行時間を短縮できます。

jpcrasコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。

Windows Server 2008の環境で実行する場合の注意事項
OSのユーザーアカウント制御機能(UAC)を有効にしている場合は,コマンド実行時にユーザーアカウント制御のダイアログが表示されることがあります。ダイアログが表示された場合は,[続行]ボタンをクリックして資料採取を続行してください。[キャンセル]ボタンをクリックした場合は,資料採取が中止されます。

(3) Windowsイベントログを採取する

Windowsの[イベントビューア]ウィンドウの,[システム]および[アプリケーション]の内容を採取してください。

(4) オペレーション内容を確認する

トラブル発生時のオペレーション内容を確認し,記録しておいてください。確認が必要な情報を次に示します。

(5) 画面上のエラー情報を採取する

次に示すハードコピーを採取してください。

(6) その他の情報を採取する

[アクセサリ]−[システムツール]−[システム情報]の内容

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