2.4.3 インスタンス環境の更新の設定

インスタンス環境を更新したい場合は,インスタンス名を確認し,インスタンス情報を更新します。インスタンス情報の設定は,PFM - RMホストで実施します。

更新する情報は,次の表であらかじめ確認してください。Microsoft SQL Serverのインスタンス情報の詳細については,Microsoft SQL Serverのマニュアルを参照してください。

表2-12 PFM - RM for Microsoft SQL Serverのインスタンス情報

項目説明設定できる値デフォルト値
LOG_PATHこの値は更新できる。
エージェントログの出力先フォルダ名を絶対パスで指定する。
245バイト以内の半角文字列。
ただし,次の文字は指定できない。
  • タブ
  • 次の記号
    「/」「:」「,」「;」「*」「?」「"」「<」「>」「|」
前回の設定値。
LOG_SIZEこの値は更新できる。
エージェントログの1ファイルの最大サイズを指定する。
1~32(単位:メガバイト)。
ただし,推奨は16以上。
前回の設定値。

インスタンス名を確認するには,jpcconf inst listコマンドを使用します。また,インスタンス環境を更新するには,jpcconf inst setupコマンドを使用します。コマンドについては,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。

インスタンス環境を更新する手順を次に示します。複数のインスタンス環境を更新する場合は,次の手順を繰り返し実施します。

  1. インスタンス名を確認する。
    インスタンス環境で動作しているPFM - RM for Microsoft SQL Serverを示すサービスキーを指定して,jpcconf inst listコマンドを実行します。
    例えば,PFM - RM for Microsoft SQL Serverのインスタンス名を確認したい場合,次のように指定してコマンドを実行します。

    jpcconf inst list -key RMSQL

    設定されているインスタンス名がSQL1の場合,SQL1と表示されます。
  2. 更新したいインスタンス環境のPFM - RM for Microsoft SQL Serverのサービスが起動されている場合は,停止する。
    jpcconf inst setupコマンド実行時に,更新したいインスタンス環境のサービスが起動されている場合は,確認メッセージが表示され,サービスを停止できます。サービスを停止した場合は,更新処理が続行されます。サービスを停止しなかった場合は,更新処理が中断されます。
  3. 更新したいインスタンス環境のPFM - RM for Microsoft SQL Serverを示すサービスキーおよびインスタンス名を指定して,jpcconf inst setupコマンドを実行する。
    例えば,PFM - RM for Microsoft SQL Serverのインスタンス名SQL1のインスタンス環境を更新する場合,次のように指定してコマンドを実行します。

    jpcconf inst setup -key RMSQL -inst SQL1

  4. Microsoft SQL Serverのインスタンス情報を更新する。
    表2-12に示した項目を,コマンドの指示に従って入力します。現在設定されている値が表示されます。表示された値を更新しない場合は,リターンキーだけを押してください。すべての入力が終了すると,インスタンス環境が更新されます。
  5. 更新したインスタンス環境のサービスを再起動する。
    サービスの起動方法および停止方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,Performance Managementの起動と停止について説明している章を参照してください。

コマンドについては,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。