JP1/Performance Management - Remote Monitor for Microsoft(R) SQL Server

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付録D.2 ファイアウォールの通過方向

<この項の構成>
(1) ファイアウォールの通過方向の設定
(2) ファイアウォールの通過方向の設定(論理ホスト運用の場合)

(1) ファイアウォールの通過方向の設定

ファイアウォールを挟んでPFM - ManagerとPFM - RM for Microsoft SQL Serverを配置する場合は,PFM - ManagerとPFM - RMのすべてのサービスにポート番号を固定値で設定してください。また,各ポート番号を次の表に示す方向で設定し,すべてのサービスについてファイアウォールを通過させるようにしてください。

表D-2 ファイアウォールの通過方向(PFM - ManagerとPFM - RM間)

サービス名 パラメーター 通過方向
RM Storeサービス jp1pcsto4[nnn] RM←Manager
RM Collectorサービス jp1pcagt4[nnn] RM←Manager

(凡例)
Manager:PFM - Managerホスト
RM:PFM - RMホスト
←:右項から左項への通信(コネクション)を開始する方向

注※
複数インスタンスを作成している場合,2番目以降に作成したインスタンスに通番(nnn)が付加されます。最初に作成したインスタンスには,通番は付加されません。

通信(コネクション)を開始する時は,接続を受ける側(矢印が向いている側)が,表D-1のポート番号を受信ポートとして使用します。接続する側は,OSによって割り当てられる空きポート番号を送信ポートとして使用します。この場合に使用するポート番号の範囲は,OSによって異なります。

Managerで一時的に使用される送信ポートがRMの受信ポートを通過できるようにファイアウォールを設定してください。

注意
PFM - RMのホストでjpctool db dumpコマンドまたはjpcconf inst listコマンドを実行したい場合,次のどちらかの方法でコマンドを実行してください。
  • jpctool db dumpコマンドまたはjpcconf inst listコマンドのproxyオプションで,PFM - Managerを経由して通信するように指定してください。jpctool db dumpコマンドまたはjpcconf inst listコマンドのproxyオプションについては,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。
  • 各PFM - RMホスト間で次の表に示す方向でポート番号を設定し,ファイアウォールを通過させるようにしてください。

    表D-3 ファイアウォールの通過方向(各PFM - RMホスト間)

    サービス名 パラメーター 通過方向
    RM Storeサービス jp1pcsto4[nnn] RM←→RM
    RM Collectorサービス jp1pcagt4[nnn] RM←→RM

(凡例)
RM:PFM - RMホスト
←→:左項から右項,および右項から左項への通信(コネクション)を開始する方向

注※
複数インスタンスを作成している場合,2番目以降に作成したインスタンスに通番(nnn)が付加されます。最初に作成したインスタンスには,通番は付加されません。

(2) ファイアウォールの通過方向の設定(論理ホスト運用の場合)

ファイアウォールを挟んでPFM - ManagerとPFM - RM for Microsoft SQL Serverを配置する場合は,PFM - ManagerとPFM - RMのすべてのサービスにポート番号を固定値で設定してください。また,各ポート番号を次の表に示す方向で設定し,すべてのサービスについてファイアウォールを通過させるようにしてください。

表D-4 ファイアウォールの通過方向(PFM - ManagerとPFM - RM間(論理ホスト運用の場合))

サービス名 パラメーター 通過方向
RM Storeサービス(論理ホスト) jp1pcsto4[nnn] RM(論理ホスト)←Manager
RM Collectorサービス(論理ホスト) jp1pcagt4[nnn] RM(論理ホスト)←Manager

(凡例)
Manager:PFM - Managerホスト
RM(論理ホスト):PFM - RMホスト
←:右項から左項への通信(コネクション)を開始する方向

注※
複数インスタンスを作成している場合,2番目以降に作成したインスタンスに通番(nnn)が付加されます。最初に作成したインスタンスには,通番は付加されません。

通信(コネクション)を開始する時は,接続を受ける側(矢印が向いている側)が,表D-1のポート番号を受信ポートとして使用します。接続する側は,OSによって割り当てられる空きポート番号を送信ポートとして使用します。この場合に使用するポート番号の範囲は,OSによって異なります。

Managerから一時的に使用される送信ポートがRMの論理ホストの受信ポートに通過できるようにファイアウォールを設定してください。

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