JP1/Performance Management - Remote Monitor for Microsoft(R) SQL Server
パフォーマンス監視をすることは,Microsoft SQL Server環境の構築および管理では重要な作業です。
PFM - RM for Microsoft SQL Serverを用いたパフォーマンスの監視は,主に次の二つの目的で使用できます。
- パフォーマンスデータを分析し,ボトルネックの原因を発見する
- Microsoft SQL Serverが正しく動作しているか監視する
Microsoft SQL Serverを運用する際,特定の要因によってMicrosoft SQL Server全体のパフォーマンスに悪影響を及ぼす場合があります。パフォーマンスに悪影響を及ぼす要因としては,次のようなものがあります。
- データキャッシュ不足
- セッションごとのCPU使用率
- ログスペース不足
- データベース容量不足
- ロックの増加
Microsoft SQL Serverが正しく動作しているかどうかを確認することは大変重要なことです。Microsoft SQL Serverが正しく動作しているかどうかは,パフォーマンスの観点に加えて次のような監視によって確認できます。
- ネットワーク負荷監視
Microsoft SQL Serverを安定稼働させるには,PFM - RM for Microsoft SQL Serverを用いて正しくパフォーマンスを監視することが重要です。
次に,それぞれのパフォーマンスの監視について説明します。なお,次に説明するパフォーマンス監視のしきい値は参考値です。具体的なしきい値については,ベースラインを測定し,決定する必要があります。また,設定項目については,Microsoft SQL Serverの運用形態に合わせて,検討してください。
- <この節の構成>
- 1.3.1 ベースラインの選定
- 1.3.2 データキャッシュ不足
- 1.3.3 セッションごとのCPU使用率
- 1.3.4 ログスペース不足
- 1.3.5 データベース容量不足
- 1.3.6 ロックの増加
All Rights Reserved. Copyright (C) 2009, Hitachi, Ltd.
All Rights Reserved. Copyright (C) 2009, Hitachi Systems & Services, Ltd.