2.4.1 アンセットアップの前に(UNIXの場合)
ここでは,PFM - RM for Oracleをアンインストールおよびアンセットアップするときの注意事項を次に示します。
- <この項の構成>
- (1) アンインストールに必要なOSユーザー権限に関する注意事項
- (2) ネットワークに関する注意事項
- (3) プログラムに関する注意事項
- (4) サービスに関する注意事項
- (5) その他の注意事項
(1) アンインストールに必要なOSユーザー権限に関する注意事項
PFM - RMをアンインストールするときは,必ず,スーパーユーザー権限を持つアカウントで実行してください。
(2) ネットワークに関する注意事項
Performance Managementプログラムをアンインストールしても,servicesファイルに定義されたポート番号は削除されません。
(3) プログラムに関する注意事項
- Performance Managementのプログラムおよびサービスや,Performance Managementのファイルを参照するような他プログラムを起動したままアンインストールした場合,ファイルやディレクトリが残ることがあります。この場合は,手動でインストール先ディレクトリ以下をすべて削除してください。
- PFM - BaseとPFM - RMがインストールされているホストの場合,PFM - BaseのアンインストールはPFM - RMをアンインストールしないと実行できません。この場合,PFM - RM,PFM - Baseの順にアンインストールしてください。また,PFM - ManagerとPFM - RMがインストールされているホストの場合も同様に,PFM - ManagerのアンインストールはPFM - RMをアンインストールしないと実行できません。この場合,PFM - RM,PFM - Managerの順にアンインストールしてください。
(4) サービスに関する注意事項
- PFM - Managerをアンインストールするときは,Performance Managementシステム全体で,Performance Managementのプログラムおよびサービスをすべて停止しておいてください。
- PFM - RMをアンインストールしただけでは,jpctool service listコマンドで表示できるサービスの情報は削除されません。この場合,jpctool service deleteコマンドを使用してサービスの情報を削除してください。サービス情報の削除方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,インストールとセットアップの章のサービスの削除について説明している個所を参照してください。
- PFM - Managerをアンインストールしたあと,同じマシンに再インストールすると,jpctool service listコマンド実行時にTrap Generatorサービスが二つ表示されることがあります。この場合,PFM - Managerのサービスを起動し,「Inactive」と表示されているTrap Generatorサービスをjpctool service deleteコマンドで削除してください。
(5) その他の注意事項
アンインストールを実行する前にjpcconf inst setupコマンドまたはPFM - Web Consoleで,エージェントログの出力先ディレクトリを確認してください。エージェントログの出力先をデフォルト値(/opt/jp1pc/agt1/agent/インスタンス名/log)以外に設定している場合,アンインストールしてもエージェントログファイルは削除されません。この場合,アンインストール実行後にエージェントログファイルを手動で削除する必要があります。