JP1/Performance Management - Remote Monitor for Oracle

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3.4.1 インストールとセットアップの前に(UNIXの場合)

インストールおよびセットアップを開始する前に前提条件,必要な情報,および注意事項について説明します。

<この項の構成>
(1) 前提条件
(2) 論理ホスト運用するPFM - RM for Oracleのセットアップに必要な情報
(3) PFM - RM for Oracleで論理ホストをフェールオーバーさせる場合の注意事項

(1) 前提条件

PFM - RM for Oracleをクラスタシステムで使用する場合,次に示す前提条件があります。

(a) クラスタシステム

次の条件が整っていることを確認してください。

(b) 共有ディスク

次の条件が整っていることを確認してください。

(c) 論理ホスト名,論理IPアドレス

次の条件が整っていることを確認してください。

注意
  • 論理ホスト名に,物理ホスト名(uname -nコマンドで表示されるホスト名)を指定しないでください。正常に通信処理がされなくなる可能性があります。
  • 論理ホスト名に使用できる文字は,1〜32バイトの半角英数字です。次の記号および空白文字は指定できません。
    / \ : ; * ? ' " < > | & = , .
  • 論理ホスト名には,"localhost",IPアドレス,"-"から始まるホスト名を指定できません。

(2) 論理ホスト運用するPFM - RM for Oracleのセットアップに必要な情報

論理ホスト運用するPFM - RM for Oracleをセットアップするには,通常のPFM - RM for Oracleのセットアップで必要になる環境情報に加えて,次の表の情報が必要です。

表3-4 論理ホスト運用のPFM - RM for Oracleのセットアップに必要な情報

項目
論理ホスト名 jp1-halora
論理IPアドレス 172.16.92.100
共有ディスク /jp1

なお,一つの論理ホストで論理ホスト運用するPerformance Managementのプログラムが複数ある場合も,同じ共有ディスクのディレクトリを使用します。

共有ディスクに必要な容量については,「付録A システム見積もり」を参照してください。

(3) PFM - RM for Oracleで論理ホストをフェールオーバーさせる場合の注意事項

PFM - RM for Oracleを論理ホスト運用するシステム構成の場合,PFM - RM for Oracleの障害によって論理ホスト全体をフェールオーバーさせるかどうかを検討してください。

PFM - RM for Oracleの障害で論理ホスト全体をフェールオーバーさせると,同じ論理ホストで運用する業務アプリケーションもフェールオーバーすることになり,業務に影響を与えるおそれがあります。

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