Performance Managementシステムの運用中にPFM - RM for Platformの監視対象を更新する方法について説明します。
(1) Windowsの場合
設定済みの監視対象を更新したい場合は,監視対象名を確認し,監視対象を更新します。監視対象の設定は,PFM - RMホストで実施します。
あらかじめ更新する情報を確認してから作業を実施してください。更新できる情報を次の表に示します。
表2-35 PFM - RM for Platformの監視対象の設定(Windowsの場合)
項番 | 項目 | 説明 | 設定値 | デフォルト値 |
---|---|---|---|---|
1 | Target Host | 監視対象の動作する名前解決可能なホスト名を指定します。 稼働性能情報の収集およびヘルスチェックに使用されます。また,JP1/IMおよびNNM連携時のイベントホスト名として使用されます。 | 1~32バイトの半角英数字およびハイフン(-)だけ使用できます。ハイフン(-)から始まる名前は指定できません。インスタンス内がユニークである必要があります。 | 前回の設定値 |
2 | TargetType | 監視対象ホストへの接続方法を指定します。 監視対象ホストがWindowsの場合とUNIXの場合で設定値が異なります。 | 次の値が設定されています。設定値は変更できません。
| 初回の設定値 |
3 | User | 監視対象ホストに接続するためのユーザーを指定します。 | 1~256バイトの半角文字列です。ただし,次の文字は指定できません。
| 前回の設定値 |
4 | Password | 監視対象ホストに接続するためのパスワードを指定します。 パスワードは,画面に表示されません。また,パスワードを設定する場合,2度入力する必要があります。 監視対象ホストがUNIXの場合は,指定する必要はありません。 | 0~256バイトの半角文字列です。ただし,次の文字は指定できません。
| |
5 | Domain | 監視対象ホストが所属するドメイン名を指定します。 ワークグループに所属している場合は,指定する必要はありません。 監視対象ホストがUNIXの場合は,指定する必要はありません。 | 0~256バイトの半角文字列です。ただし,次の文字は指定できません。
| |
6 | Private_Key_File | SSH公開鍵方式で使用する秘密鍵ファイルの名前を絶対パスで指定します。ファイルパスに空白が含まれる場合でも「"」で囲む必要はありません。 監視対象ホストがWindowsの場合は,指定する必要はありません。 | 0~256バイトの半角文字列です。ただし,次の文字は指定できません。
| |
7 | Port | 監視対象ホスト上のSSHサーバのポート番号を指定します。 監視対象ホストがWindowsの場合は,使用しないため,デフォルト値のままにします。 | 1~65,535 |
監視対象名を確認するには,jpcconf target listコマンド,監視対象の設定内容を確認するにはjpcconf target displayコマンドを使用します。また,監視対象を更新するには,jpcconf target setupコマンドを使用します。
監視対象を更新する手順を次に示します。複数の監視対象を更新する場合は,この手順を繰り返し実施します。
PFM - RM for Platformのインストール先フォルダ¥tools¥jpcconf target list -key RMPlatform -inst inst1
Targets:
targethost1
targethost2
Groups:
All
PFM - RM for Platformのインストール先フォルダ¥tools¥jpcconf target display -key RMPlatform -inst inst1 -target targethost1
PFM - RM for Platformのインストール先フォルダ¥tools¥jpcconf target setup -key RMPlatform -inst inst1 -target targethost1
コマンドについては,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」のコマンドについて説明している章を参照してください。
(2) UNIXの場合
設定済みの監視対象を更新したい場合は,監視対象名を確認し,監視対象を更新します。監視対象の設定は,PFM - RMホストで実施します。
あらかじめ更新する情報を確認してから作業を実施してください。更新できる情報を次の表に示します。
表2-36 PFM - RM for Platformの監視対象の設定(UNIXの場合)
項番 | 項目 | 説明 | 設定値 | デフォルト値 |
---|---|---|---|---|
1 | Target Host | 監視対象の動作する名前解決可能なホスト名を指定します。 | 1~32バイトの半角英数字およびハイフン(-)だけ使用できます。ハイフン(-)から始まる名前は指定できません。インスタンス内がユニークである必要があります。 | 前回の設定値 |
2 | User | 監視対象ホストにログインするユーザーを指定します。PFM - RM for Platformはこのユーザーで監視対象ホストにログインし,情報収集を実施します。 | 1~256バイトの半角文字列です。ただし,次の文字は指定できません。
| |
3 | Private_Key_File | SSH公開鍵方式で使用する秘密鍵ファイルの名前です。 | 1~256バイトの半角文字列です。ただし,次の文字は指定できません。
| |
4 | Port | 監視対象ホスト上のSSHサーバのポート番号です。 | 1~65,535 |
監視対象名を確認するには,jpcconf target listコマンド,監視対象の設定内容を確認するにはjpcconf target displayコマンドを使用します。また,監視対象を更新するには,jpcconf target setupコマンドを使用します。
監視対象を更新する手順を次に示します。複数の監視対象を更新する場合は,この手順を繰り返し実施します。
/opt/jp1pc/tools/jpcconf target list -key RMPlatform -inst inst1
Targets:
targethost1
targethost2
Groups:
All
/opt/jp1pc/tools/jpcconf target display -key RMPlatform -inst inst1 -target targethost1
/opt/jp1pc/tools/jpcconf target setup -key RMPlatform -inst inst1 -target targethost1
コマンドについては,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」のコマンドについて説明している章を参照してください。