8.2 トラブルシューティング

ここでは,Performance Management使用時のトラブルシューティングについて記述します。トラブルが発生した場合,まず,この節で説明している現象が発生していないか確認してください。

Performance Managementに発生する主なトラブルの内容を次の表に示します。

表8-1 トラブルシューティング

項番分類トラブルの内容記述個所
1セットアップやサービスの起動について
  • Performance Managementのプログラムのサービスが起動しない。
  • サービスの起動要求をしてからサービスが起動するまで時間が掛かる。
  • Performance Managementのプログラムのサービスを停止した直後に,別のプログラムがサービスを開始したとき,通信が正しく実行されない。
  • 「ディスク容量が不足しています」というメッセージが出力されたあと,Master StoreサービスまたはRemote Monitor Storeサービスが停止する。
  • PFM - RMのRemote Monitor Collectorサービスが起動しない。
  • Windowsのセキュリティイベントログに「失敗の監査」(イベントID:4625または4776)が記録される。
8.2.1
2コマンドの実行について
  • jpctool service listコマンドを実行すると稼働していないサービス名が出力される。
  • jpctool db dumpコマンドを実行すると,指定したStoreデータと異なるデータが出力される。
8.2.2
3レポートの定義について
  • 履歴レポートに表示されない時間帯がある。
8.2.3
4アラームの定義について
  • アクション実行で定義したプログラムが正しく動作しない。
  • アラームイベントが表示されない。
  • アラームしきい値を超えているのに,エージェント階層の[アラームの状態の表示]画面に表示されているアラームアイコンの色が緑のまま変わらない。
8.2.4
5パフォーマンスデータの収集と管理について
  • データの保存期間を短く設定しても,PFM - RM for PlatformのStoreデータベースのサイズが小さくならない。
  • 共通メッセージログに「Storeデータベースに不正なデータが検出されました」というメッセージが出力される。
  • PFM - RM for Platformを起動してもパフォーマンスデータが収集されない。
  • プロセス監視に関するアラームが意図したとおりに通知されない。
8.2.5
<この節の構成>
8.2.1 セットアップやサービスの起動について
8.2.2 コマンドの実行について
8.2.3 レポートの定義について
8.2.4 アラームの定義について
8.2.5 パフォーマンスデータの収集と管理について
8.2.6 その他のトラブルについて