3.9.2 クラスタシステムでの監視対象の更新

クラスタシステムで監視対象を更新したい場合は,監視対象名を確認し,監視対象を更新します。監視対象の設定は,実行系ノードのPFM - RMホストで実施します。

更新する情報については,Windowsの場合は「2.1.4(3) 監視対象の設定」,UNIXの場合は「2.2.4(4) 監視対象の設定」を参照して,あらかじめ確認してください。

監視対象名を確認するには,jpcconf target listコマンド,監視対象の設定内容を確認するにはjpcconf target displayコマンドを使用します。また,監視対象を更新するには,jpcconf target setupコマンドを使用します。

参考
監視対象を更新するときに,PFM - RM for Platformのサービスを停止する必要はありません。

監視対象を更新する手順を次に示します。複数の監視対象を更新する場合は,この手順を繰り返し実施します。

  1. 監視対象名を確認する。
    更新したい監視対象を監視しているPFM - RM for Platformを示すサービスキー,論理ホスト名,およびインスタンス名を指定して,jpcconf target listコマンドを実行します。
    例えば,論理ホスト名がjp1-halrmp,インスタンス名がSDC1のPFM - RM for Platformの監視対象名を確認したい場合,次のようにコマンドを実行します。
    Windowsの場合
    PFM - RM for Platformのインストール先フォルダ¥tools¥jpcconf target list -key RMPlatform -lhost jp1-halrmp -inst SDC1
    UNIXの場合
    /opt/jp1pc/tools/jpcconf target list -key RMPlatform -lhost jp1-halrmp -inst SDC1
    このコマンドを実行すると,次のように表示されます。
    <出力例>

    Targets:
    targethost1
    targethost2
    Groups:
    All

  2. 監視対象の設定内容を確認する。
    更新したい監視対象を監視しているPFM - RM for Platformを示すサービスキー,論理ホスト名,インスタンス名,および監視対象名を指定して,jpcconf target displayコマンドを実行します。
    例えば,論理ホスト名がjp1-halrmp,インスタンス名がSDC1,監視対象名がtargethost1の監視対象の設定内容を確認する場合,次のようにコマンドを実行します。
    Windowsの場合
    PFM - RM for Platformのインストール先フォルダ¥tools¥jpcconf target display -key RMPlatform -lhost jp1-halrmp -inst SDC1 -target targethost1
    UNIXの場合
    /opt/jp1pc/tools/jpcconf target display -key RMPlatform -lhost jp1-halrmp -inst SDC1 -target targethost1
  3. 共有ディスクがオフライン(アンマウント)になった場合は,クラスタソフトからの操作やボリュームマネージャの操作などで,共有ディスクをオンライン(マウント)にする。
  4. 更新したい監視対象を監視しているPFM - RM for Platformを示すサービスキー,論理ホスト名,インスタンス名,および監視対象名を指定して,jpcconf target setupコマンドを実行する。
    例えば,論理ホスト名がjp1-halrmp,インスタンス名がSDC1,監視対象名がtargethost1のPFM - RM for Platformの監視対象を更新する場合,次のようにコマンドを実行します。
    Windowsの場合
    PFM - RM for Platformのインストール先フォルダ¥tools¥jpcconf target setup -key RMPlatform -lhost jp1-halrmp -inst SDC1 -target targethost1
    UNIXの場合
    /opt/jp1pc/tools/jpcconf target setup -key RMPlatform -lhost jp1-halrmp -inst SDC1 -target targethost1
    ここでは,対話形式の実行例を示していますが,jpcconf target setupコマンドは非対話形式でも実行できます。
    jpcconf target setupコマンドを非対話形式で実行する手順については「2.1.4(3) 監視対象の設定」を参照してください。
    なお,jpcconf target setupコマンドを非対話形式で実行する場合,手順5の作業は必要ありません。
  5. PFM - RM for Platformの監視対象を更新する。
    PFM - RM for Platformの監視対象情報を,コマンドの指示に従って入力します。PFM - RM for Platformの監視対象情報については,「2.6.3 監視対象の更新」を参照してください。現在設定されている値が表示されます(ただしPasswordの値は表示されません)。表示された値を変更しない場合は,リターンキーだけを押してください。すべての入力が終了すると,監視対象が更新されます。
    注意
    更新できない項目の値を変更したい場合は,監視対象情報を削除したあと,再作成してください。