付録A.2 ディスク占有量

ディスク占有量は,パフォーマンスデータを収集するレコード数によって変化します。

PFM - RM for Platformのディスク占有量の見積もりについて説明します。

<この項の構成>
(1) システム全体のディスク占有量
(2) Storeデータベースのディスク占有量

(1) システム全体のディスク占有量

PFM - RM for Platformのディスク占有量は,次のデータのファイルサイズによって変化します。

システム全体のディスク占有量の見積もりを次の表に示します。

表A-5 システム全体のディスク占有量

PFM - RM for Platformの状態ディスク占有量(単位:メガバイト)
Windows Server 2003,
Windows Server 2008
Linux
インストール時35
運用時a + b
(凡例)
a:
インストール時のディスク占有量です。
b:
各インスタンスのディスク占有量です。
一つのインスタンスのディスク占有量の算出式を次に示します。
100 + c + d + f
c:
インスタンスのログのディスク占有量です。
デフォルト:24メガバイト(3メガバイト×8面)
最大値:256メガバイト(32メガバイト×8面)
d:
各監視対象ホストのディスク占有量の合計です。
一つの監視対象ホストのディスク占有量の算出式を次に示します。
1 + e
e
一つの監視対象ホストのログのディスク占有量です。
デフォルト:12メガバイト(3メガバイト×4面)
最大値:128メガバイト(32メガバイト×4面)
f:
Storeデータベースのディスク占有量の合計です。
Storeデータベースのディスク占有量の合計は,各監視対象ホストのディスク占有量とグループエージェント用のディスク占有量の合計になります。Storeデータベースのディスク占有量については,「(2) Storeデータベースのディスク占有量」を参照してください。
注※
インストール時にはプログラム本体の2倍分のディスク容量が必要となります。

(2) Storeデータベースのディスク占有量

PFM - RM for PlatformのStoreデータベースのディスク占有量の見積もり式と見積もり例について説明します。

(a) 見積もり式

ディスク占有量,ファイル数,ディレクトリ数およびStoreサービスがオープンするファイル数の見積もりについて説明します。

●ディスク占有量

Storeデータベースのディスク占有量は,監視対象ごとのデータベースのディスク占有量と,グループエージェントのデータベースのディスク占有量の総和となります。

一つの監視対象のデータベースのディスク占有量,またはグループエージェントのデータベースのディスク占有量は,レコードごとのディスク占有量の総和となります。

PIレコードタイプについては,さらに要約区分ごとのディスク占有量の総和となります。

Storeデータベースのディスク占有量の見積もり式を次に示します。

Storeデータベースのディスク占有量Zの見積もり式(単位:バイト)

Z=Y0+Y1+...+Yn

Y0
グループエージェントのデータベースのディスク占有量(単位:バイト)です。
Y1~Yn
監視対象のデータベースのディスク占有量(単位:バイト)です。
おおよその見積もりをする場合は,次のとおり,一つの監視対象のディスク占有量に「監視対象数+1」を掛けてください。

Z=Y*(n+1)

Y
監視対象のデータベースのディスク占有量(単位:バイト)です。
n
監視対象数です。

一つの監視対象またはグループAgentのデータベースのディスク占有量Yの見積もり式を次に示します。

一つの監視対象またはグループAgentのデータベースのディスク占有量Yの見積もり式(単位:バイト)

Y=X1+X2+...+Xn

X1~Xn
レコードのディスク占有量(単位:バイト)です。

レコードごとのディスク占有量の見積もり式を次に示します。

レコードごとのディスク占有量Xの見積もり式(単位:バイト)

X=W1+W2+...+Wn

W1~Wn
要約区分のディスク占有量(単位:バイト)です。
PDレコードタイプの場合,X=Wとなります。

要約区分ごとのディスク占有量Wの見積もり式を次に示します。

要約区分ごとのディスク占有量Wの見積もり式(単位:バイト)

W={(e+2)*f+(d+60)*{((e+2)*f)/(65,250-d)+1}}*a/b*(c+1)*1.1

a:
レコードタイプや要約区分ごとに値が異なります。表A-4を参照してください。
b:
レコードタイプや要約区分ごとに値が異なります。表A-4を参照してください。
c:
履歴データの保存期間として設定された値です。デフォルトの保存期間については,表A-5を参照してください。レコードタイプや要約区分ごとに指定する単位が異なります。単位については,表A-4を参照してください。
d:
履歴データを収集する各レコードの固定部のサイズです。各レコードの固定部のサイズについては,「6. レコード」のレコードサイズを参照してください。
e:
履歴データを収集する各レコードの可変部のサイズです。各レコードの可変部のサイズについては,「6. レコード」のレコードサイズを参照してください。
f:
履歴データを収集する各レコードのインスタンス数(単数インスタンスレコードの場合は1)です。レコードのインスタンス数の算出方法については表A-6を参照してください。算出方法を記載しているレコードに関しては,算出方法に従い算出してください。
インスタンス数が2以上の場合,4の倍数で示します。例えば,インスタンス数が2の場合はf=4となります。インスタンス数が13の場合はf=16となります。インスタンス数が1の場合はf=1となります。
また,グループエージェントのインスタンス数については,インスタンスに登録されている監視対象のインスタンス数の最大値になります。例えば,監視対象AのPI_CPUのインスタンス数が5,監視対象BのPI_CPUのインスタンス数が2のとき,グループエージェントのインスタンス数は5となります。
注※
{((e+2)*f)/(65,250-d)+1}の計算結果は,小数点以下を切り捨ててください。

変数a,変数b,および変数cに設定する値を次の表に示します。

表A-6 変数a,変数b,および変数cに設定する値

レコードタイプ要約区分変数
abc
PD1,440g/60保存期間(単位:日)
PI1,4401+(g-1)/60保存期間(単位:日)
241+(g-1)/3,600保存期間(単位:日)
71+(g-1)/86,400保存期間(単位:週)
11+(g-1)/604,800保存期間(単位:週)
11+(g-1)/2,592,000保存期間(単位:月)
11+(g-1)/31,622,400保存期間(単位:年)
(凡例)
-:該当しません
g:履歴データの収集インターバルとして設定された値(単位:秒)です
注※
PIレコードタイプの変数bの計算結果は,小数点以下を切り捨ててください。

履歴データの保存期間を次の表に示します。

表A-7 履歴データの保存期間

レコードタイプデータの種類保存期間
PD7日
PI分単位1日
時単位7日
日単位54週
週単位54週
月単位1年
年単位制限なし
(凡例)
-:該当しません

レコードのインスタンス数の算出方法を次の表に示します。

表A-8 レコードのインスタンス数の算出方法

レコードインスタンス数の算出方法確認要否
PD単数インスタンスレコードのため1です。
PD_APP2アプリケーション監視で登録した数です。
PD_APPC各アプリケーション監視で登録したプロセスの数です。
PD_APPD各アプリケーション監視で登録したプロセスの数です。
PD_APS監視対象ホスト上のプロセス数です。
PD_ASVC監視対象ホスト上のサービス数です。
PI単数インスタンスレコードのため1です。
PI_CPU監視対象ホスト上のプロセッサ数+1(_Total)です。
PI_LDSK監視対象ホスト上の論理ディスク数+1(_Total)です。
PI_NET監視対象ホスト上のネットワークインターフェース数+1(_Total)です。
PI_PDSK監視対象ホストに割り当てられている物理ディスク数+1(_Total)です。
(凡例)
-:該当しません
○:インスタンス数の確認が必要です

レコードのインスタンス数の確認方法について説明します。

表A-9 レコードのインスタンス数の確認方法(監視対象ホストがWindowsの場合)

レコード確認方法説明
PD_APP2PFM - Web Consoleの[サービス階層]画面でリモートエージェント(デバイスID<プロダクト名>)を選択し,[Remote Monitor Configuration]-[Application monitoring setting]ツリーを確認します。Application monitoring settingに登録されている数(最大:64)を確認してください。
ただし,MonitoringXX FieldがNone以外でかつMonitoringXX Conditionを指定している組み合わせがない場合,そのアプリケーションは対象外です。
PD_APPCPFM - Web Consoleの[サービス階層]画面でリモートエージェント(デバイスID<プロダクト名>)を選択し,[Remote Monitor Configuration]-[Application monitoring setting]ツリーの下位に生成されたアプリケーション名のツリーを確認します。各アプリケーションに登録しているMonitoringXX FieldがNone以外でかつMonitoringXX Conditionを指定しているプロセスの総数(最大:64*15=960)を確認してください。
PD_APPD
PD_APSタスクマネージャーの[プロセス]タブを確認します。「全ユーザーのプロセスを表示する」をチェックした状態で,表示されているプロセス数を確認してください。
PD_ASVCWindowsの[スタート]メニューから表示される[管理ツール]-[サービス]ウィンドウを確認します。登録されているサービス数を確認してください。
PI_CPUWindowsの[スタート]メニューから表示される[管理ツール]-[パフォーマンス]ウィンドウを確認します。次に示すパフォーマンスオブジェクトのインスタンスに表示されている数(_Total含む)を確認してください。
  • Processor
PI_LDSK次に示すパフォーマンスオブジェクトのインスタンスに表示されている数(_Total含む)を確認してください。
  • Logical Disk
PI_NET次に示すパフォーマンスオブジェクトのインスタンスに表示されている数+1(_Total)を確認してください。
  • Network Interface
PI_PDSK次に示すパフォーマンスオブジェクトのインスタンスに表示されている数(_Total含む)を確認してください。
  • Physical Disk

表A-10 レコードのインスタンス数の確認方法(監視対象ホストがUNIXの場合)

レコード確認方法説明
PD_APP2PFM - Web Consoleの[サービス階層]画面でリモートエージェント(デバイスID<プロダクト名>)を選択し,[Remote Monitor Configuration]-[Application monitoring setting]ツリーを確認します。Application monitoring settingに登録されている数(最大:64)を確認してください。
ただし,MonitoringXX FieldがNone以外でかつMonitoringXX Conditionを指定している組み合わせがない場合,そのアプリケーションは対象外です。
PD_APPCPFM - Web Consoleの[サービス階層]画面でリモートエージェント(デバイスID<プロダクト名>)を選択し,[Remote Monitor Configuration]-[Application monitoring setting]ツリーの下位に生成されたアプリケーション名のツリーを確認します。各アプリケーションに登録しているMonitoringXX FieldがNone以外でかつMonitoringXX Conditionを指定しているプロセスの総数(最大:64*15=960)を確認してください。
PD_APPD
PD_APS次のコマンドを実行して確認します。
  • HP-UXの場合
    UNIX95=1
    ps -e
  • Solarisの場合
    ps -e
  • AIXの場合
    ps -A
  • Linuxの場合
    ps -e
コマンドによって返される値(プロセス数)を確認してください。
PI_CPU次のコマンドを実行して確認します。
  • HP-UXの場合
    sar -Muw 1 1
  • Solarisの場合
    mpstat -p 1 2
  • AIXの場合
    sar -u -P ALL 1 1
  • Linuxの場合
    mpstat -P ALL 1 1
コマンドによって返される値(CPU数+1)を確認してください。
PI_LDSK次のコマンドを実行して確認します。
  • HP-UXの場合
    df -lk
  • Solarisの場合
    df -lk
  • AIXの場合
    df -k
  • Linuxの場合
    df -lkP
コマンドによって返される値(ファイルシステム数+1)を確認してください。
PI_NET次のコマンドを実行して確認します。
  • HP-UXの場合
    netstat -in
  • Solarisの場合
    netstat -in
  • AIXの場合
    netstat -in
  • Linuxの場合
    netstat -in
コマンドによって返される値(インターフェース数+1)を確認してください。
PI_PDSK次のコマンドを実行して確認します。
  • HP-UXの場合
    iostat
  • Solarisの場合
    iostat -x 1 1
  • AIXの場合
    sar -d 1 1
  • Linuxの場合
    iostat -xkd 1 1
コマンドによって返される値(ディスクデバイス数+1)を確認してください。

●ファイル数

Storeデータベースで作成されるファイル数Nの見積もり式を次に示します。

Storeデータベースで作成されるファイル数Nの見積もり式

N=20+2*(
       (A11+A12+...+A1m+m)+
       (A21+A22+...+A2m+m)+
       (A31+A32+...+A3m+m)+
       (A41+A42+...+A4m+m)+
       (A51+A52+...+A5m+m)+
       (11*m)+
       (B1+B2+...+Bn+n)
       )

m:
PIレコードで収集しているレコードの数です。
n:
PDレコードで収集しているレコードの数です。
A11~A1m:
PIレコードタイプのレコードごとの分レコードの保存期間として設定された値(単位:日)です。
A21~A2m:
PIレコードタイプのレコードごとの時レコードの保存期間として設定された値(単位:日)です。
A31~A3m:
PIレコードタイプのレコードごとの日レコードの保存期間として設定された値(単位:週)です。
A41~A4m:
PIレコードタイプのレコードごとの週レコードの保存期間として設定された値(単位:週)です。
A51~A5m:
PIレコードタイプのレコードごとの月レコードの保存期間として設定された値(単位:月)です。
B1~Bn:
PDレコードタイプのレコードごとの保存期間として設定された値(単位:日)です。

●ディレクトリ数

Storeデータベースで作成されるディレクトリ数Nの見積もり式を次に示します。

Storeデータベースで作成されるディレクトリ数Nの見積もり式

N=25+2*((A1max)+(A2max)+(A3max)+(A4max)+(A5max)+11+(Bmax))

m:
PIレコードで収集しているレコードの数です。
n:
PDレコードで収集しているレコードの数です。
A1max:
PIレコードタイプで収集しているレコードの要約区分が「分」のデータの保存期間設定値の最大値(単位:日)です。
A2max:
PIレコードタイプで収集しているレコードの要約区分が「時」のデータの保存期間設定値の最大値(単位:日)です。
A3max:
PIレコードタイプで収集しているレコードの要約区分が「日」のデータの保存期間設定値の最大値(単位:週)です。
A4max:
PIレコードタイプで収集しているレコードの要約区分が「週」のデータの保存期間設定値の最大値(単位:週)です。
A5max:
PIレコードタイプで収集しているレコードの要約区分が「月」のデータの保存期間設定値の最大値(単位:月)です。
Bmax:
PDレコードタイプのレコードごとの保存期間設定値の最大値(単位:日)です。

●Storeサービスがオープンするファイル数

Storeサービスがオープンするファイル数Nの見積もり式を次に示します。

Storeサービスがオープンするファイル数Nの見積もり式

N=20+2*(6*m+n)

m:
PIレコードで収集しているレコードの数です。
n:
PDレコードで収集しているレコードの数です。

(b) 見積もり例

PFM - RM for PlatformのStoreデータベースの見積もりについて,具体例を用いて説明します。

●ディスク占有量

PI_CPUとPDを収集する場合を例に挙げて説明します。

PI_CPUレコードの見積もりについて説明します。ディスク占有量の見積もり式の変数d~gに入る値を次に示します。変数d~gの意味については「(a) 見積もり式」を参照してください。

d=1,034(バイト)
e=544(バイト)
f=4
g=300(秒)

次に,分レコードや時レコードなど,それぞれの変数a~cに入る値と見積もり式について説明します。変数a~cの意味については「(a) 見積もり式」を参照してください。

分レコード

a=1,440
b=1+(300-1)/60=5.98(小数点以下切り捨て)
c=3(日)

見積もり式を次に示します。

X(分)={(544+2)*4+(1,034+60)*{((544+2)*4)/(65,250-1,034)+1}}*1,440/5*(3+1)*1.1
={2,184+1,094*1}*1,267.2
=3,278*1,267.2
=4,153,881(バイト)=約4(メガバイト)

時レコード

a=24
b=1+(300-1)/3,600=1.08(小数点以下切り捨て)
c=3(日)

見積もり式を次に示します。

X(時)={(544+2)*4+(1,034+60)*{((544+2)*4)/(65,250-1,034)+1}}*24/1*(3+1)*1.1
={2,184+1,094*1}*105.6
=3,278*105.6
=346,156(バイト)=約0.4(メガバイト)

日レコード

a=7
b=1+(300-1)/86,400=1.00(小数点以下切り捨て)
c=1(週)

見積もり式を次に示します。

X(日)={(544+2)*4+(1,034+60)*{((544+2)*4)/(65,250-1,034)+1}}*7/1*(1+1)*1.1
={2,184+1,094*1}*15.4
=3,278*15.4
=50,481(バイト)=約0.05(メガバイト)

週レコード

a=1
b=1+(300-1)/604,800=1.00(小数点以下切り捨て)
c=1(週)

見積もり式を次に示します。

X(週)={(544+2)*4+(1,034+60)*{((544+2)*4)/(65,250-1,034)+1}}*1/1*(1+1)*1.1
={2,184+1,094*1}*2.2
=3,278*2.2
=7,211(バイト)=約0.01(メガバイト)

月レコード

a=1
b=1+(300-1)/2,592,000=1.00(小数点以下切り捨て)
c=1(月)

見積もり式を次に示します。

X(月)={(544+2)*4+(1,034+60)*{((544+2)*4)/(65,250-1,034)+1}}*1/1*(1+1)*1.1
={2,184+1,094*1}*2.2
=3,278*2.2
=7,211(バイト)=約0.01(メガバイト)

年レコード

a=1
b=1+(300-1)/31,622,400=1.00(小数点以下切り捨て)
c=10(年)

見積もり式を次に示します。

X(年)={(544+2)*4+(1,034+60)*{((544+2)*4)/(65,250-1,034)+1}}*1/1*(10+1)*1.1
={2,184+1,094*1}*12.1
=3,278*12.1
=39,663(バイト)=約0.04(メガバイト)

以上から,PI_CPUの見積もりは次のようになります。

X(合計)=X(分)+X(時)+X(日)+X(週)+X(月)+X(年)
=4.51(メガバイト)
=約5(メガバイト)

次にPDレコードの見積もりについて説明します。ディスク占有量の見積もり式の変数d~gに入る値を次に示します。変数d~gの意味については「(a) 見積もり式」を参照してください。

a=1,440
b=300/60=5
c=7(日)
d=2,050(バイト)
e=0(バイト)
f=1
g=300(秒)

見積もり式を次に示します。

X={(0+2)*1+(2,050+60)*{((0+2)*1)/(65,250-2,050)+1}}*1,440/5*(7+1)*1.1
={2,112*1}*2,534.4
=2,112*2,534.4
=5,352,653(バイト)=約6(メガバイト)

したがって,必要なディスク占有量は,PI_CPU+PD=11(メガバイト)となります。

●ファイル数

PIとPDを収集する場合を例に挙げて説明します。ファイル数の見積もり式の変数に入る値を次に示します。変数の意味については「(a) 見積もり式」を参照してください。

m=1
n=1
A11~A1m=3(日)
A21~A2m=3(日)
A31~A3m=1(週)
A41~A4m=1(週)
A51~A5m=1(月)
B1~Bn=10(日)

見積もり式を次に示します。

N=20+2*{
       [3(PI分)+1]+
       [3(PI分)+1]+
       [1(PI分)+1]+
       [1(PI分)+1]+
       [1(PI分)+1]+
       [11*1]+
       [10(PD分)+1]
      }
=20+2*{4+4+2+2+2+11+11}=92

●ディレクトリ数

PIとPDを収集する場合を例に挙げて説明します。ディレクトリ数の見積もり式の変数に入る値を次に示します。変数の意味については「(a) 見積もり式」を参照してください。

A1max=3(日)
A2max=3(日)
A3max=1(週)
A4max=1(週)
A5max=1(月)
Bmax=10(日)

見積もり式を次に示します。

N=25+2*(3+3+1+1+1+11+10)=85

●Storeサービスがオープンするファイル数

PIとPDを収集する場合を例に挙げて説明します。Storeサービスがオープンするファイル数の見積もり式の変数mとnに入る値を次に示します。変数の意味については「(a) 見積もり式」を参照してください。

m=1
n=1

見積もり式を次に示します。

N=20+2*(6*1+1)=34

(c) クラスタ運用時のディスク占有量

クラスタ運用時のディスク占有量の見積もりは,クラスタシステムで運用しない場合のディスク占有量の見積もりと同じです。詳細については「(a) 見積もり式」を参照してください。