ここでは,PFM - RM for Platformで行うプロセスの稼働・非稼働情報収集の概要について説明します。
PFM - RM for Platformでは,複数の監視対象ホストから,プロセスの稼働・非稼働情報を収集し,PFM - Web Consoleで監視できます。プロセスの稼働・非稼働情報を監視することで,運用システムが正しく動作しているかどうかを確認できます。
PFM - RM for Platformでプロセスの稼働・非稼働情報を収集する場合,次の方法があります。
PFM - RM for Platformでプロセスの稼働・非稼働情報の収集に使用するレコードを次の表に示します。
表4-1 プロセスの稼働・非稼働情報の収集に使用するレコード(プロセス単位またはサービス単位で収集する場合)
レコード | 監視対象 | 格納される情報 | 収集方法 |
---|---|---|---|
Application Process Overview(PD_APS) | Windows環境またはUNIX環境のプロセス | 監視対象ホストのプロセスについて,ある時点での状態を示すパフォーマンスデータが格納されます。 | リアルタイム |
Application Service Overview(PD_ASVC) | Windows環境のサービス | 監視対象ホストのサービス制御マネージャー(SCM)に登録されている,Win32プロセスなどのアプリケーションサービスについて,ある時点での状態を示すパフォーマンスデータが格納されます。 | リアルタイム |
表4-2 プロセスの稼働・非稼働情報の収集に使用するレコード(アプリケーション単位で収集する場合)
レコード | 監視対象 | 格納される情報 | 収集方法 |
---|---|---|---|
Application Summary(PD_APP2) |
| Application Process Overview(PD_APS)レコードおよびApplication Service Overview(PD_ASVC)レコードに格納されるレコードを,アプリケーション単位で,ある時点での状態で要約したパフォーマンスデータが格納されます。 |
|
Application Process Count(PD_APPC) | Application Process Overview(PD_APS)レコードおよびApplication Service Overview(PD_ASVC)レコードに格納されるレコードを,アプリケーション単位で監視しているプロセスおよびサービスごとに,ある時点での状態で要約したパフォーマンスデータが格納されます。 | ||
Application Process Detail(PD_APPD) | Application Process Overview(PD_APS)レコードおよびApplication Service Overview(PD_ASVC)レコードに格納されるレコードを,アプリケーション単位で監視しているプロセスおよびサービスごとに,ある時点での状態で要約したパフォーマンスデータが格納されます。Application Process Count(PD_APPC)レコードより詳細なパフォーマンスデータが格納されます。 | リアルタイム |
プロセスの稼働・非稼働監視の設定で使用する「プロセス名」,「プログラム名」,「プログラムパス」,および「コマンドライン」の関係について,例を使って説明します。