PFM - RM for Platformのセットアップ手順について説明します。
なお,ここでのは,次に示すセットアップ項目を示します。
(1) PFM - RM for Platformの登録
Performance ManagementシステムでPFM - RM for Platformを一元管理するには,PFM - ManagerおよびPFM - Web Consoleに,PFM - RM for Platformを登録する必要があります。
PFM - RM for Platformの登録は,次のタイミングで実施する必要があります。
PFM - RM for Platformを登録する作業の流れを次の図に示します。
図2-6 PFM - RM for Platformを登録する作業の流れ(Windowsの場合)
以降で,PFM - RM for Platformを登録する作業について説明します。
(a) PFM - RM for Platformのセットアップファイルをコピーする
PFM - RMホストにあるセットアップファイルを,PFM - ManagerとPFM - Web Consoleのインストール先ホストにコピーします。
コピーする手順を次に示します。
表2-15 コピーするセットアップファイル(Windowsの場合)
項番 | コピー元 (PFM - RM for Platformの セットアップファイル) | コピー先 | ||
---|---|---|---|---|
プログラム名 | OS | コピー先フォルダ | ||
1 | PFM - RM for Platformのインストール先フォルダ¥setup¥jpcagt7w.EXE | PFM - Manager | Windows | PFM - Managerのインストール先フォルダ¥setup |
2 | PFM - RM for Platformのインストール先フォルダ¥setup¥jpcagt7u.Z | UNIX | /opt/jp1pc/setup/ | |
3 | PFM - RM for Platformのインストール先フォルダ¥setup¥jpcagt7w.EXE | PFM - Web Console | Windows | PFM - Web Consoleのインストール先フォルダ¥setup |
4 | PFM - RM for Platformのインストール先フォルダ¥setup¥jpcagt7u.Z | UNIX | /opt/jp1pcwebcon/setup/ |
(b) PFM - Managerホストでセットアップコマンドを実行する
PFM - ManagerホストでPFM - RM for Platformのセットアップコマンドを実行します。
実行するコマンドを次に示します。
PFM - Managerのインストール先フォルダ¥tools¥jpcconf agent setup -key RMPlatform
ここでは,対話形式の実行例を示していますが,jpcconf agent setupコマンドは非対話形式でも実行できます。jpcconf agent setupコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」のコマンドについて説明している章を参照してください。
PFM - Managerホストでセットアップコマンドを実行したら,PFM - ManagerにコピーしたPFM - RM for Platformのセットアップファイルは,削除しても問題ありません。
(c) PFM - Web Consoleホストでセットアップコマンドを実行する
PFM - Web ConsoleホストでPFM - RM for Platformのセットアップコマンドを実行します。
実行するコマンドを次に示します。
PFM - Web Consoleのインストール先フォルダ¥tools¥jpcwagtsetup
PFM - Web Consoleホストでセットアップコマンドを実行したら,PFM - Web ConsoleにコピーしたPFM - RM for Platformのセットアップファイルは,削除しても問題ありません。
(2) インスタンス環境の設定
PFM - RM for Platformのインスタンス環境をPFM - RMホストで設定します。複数のインスタンス環境を設定したい場合は,ここでの手順を繰り返し実施してください。
なお,一つのインスタンスに,Windowsの監視対象ホストおよびUNIXの監視対象ホストを混在させることができます。
指定が必要なインスタンス環境の設定項目は,インスタンス内の監視対象ホストのOSによって異なります。インスタンス内の監視対象ホストのOSごとに入力が必要となるインスタンス環境の設定項目について,次の表に示します。
表2-16 インスタンス内の監視対象ホストのOSごとに入力が必要となるインスタンス環境の設定項目
項目名 | インスタンス内の監視対象ホストのOS | ||
---|---|---|---|
Windows環境だけ | UNIX環境だけ | Windows環境とUNIX環境が混在 | |
Interval | △ | △ | △ |
Std_Category | △ | △ | △ |
Disk_Category | △ | △ | △ |
Network_Category | △ | △ | △ |
Ps_Category | △ | △ | △ |
RMHost_User | ○ | ○ | ○ |
RMHost_Password | ○ | ○ | ○ |
RMHost_Domain | △ | △ | △ |
SSH_Client | × | ○ | ○ |
Perl_Module | × | ○ | ○ |
Log_Size | △ | △ | △ |
インスタンス環境の設定項目を次の表に示します。操作の開始前に情報をあらかじめ確認してください。
表2-17 PFM - RM for Platformのインスタンス環境の設定項目(Windowsの場合)
項番 | 項目名※1 | 説明 | 設定値 | デフォルト | jpcconf inst setupコマンドによる 再更新可否 |
---|---|---|---|---|---|
1 | Interval | 収集プロセスの収集間隔を指定します。 | 60~3,600(単位:秒)を指定します。 | 300 | ○ |
2 | Std_Category※2 | 収集プロセスで基本的な情報(PI,PI_CPUレコード)を収集するかどうかを指定します。 | 次に示すどちらかを指定します。
| Y | ○ |
3 | Disk_Category※2 | 収集プロセスでディスク情報(PI_PDSK,PI_LDSKレコード)を収集するかどうかを指定します。 | 次に示すどちらかを指定します。
| Y | ○ |
4 | Network_Category※2 | 収集プロセスでネットワーク情報(PI_NETレコード)を収集するかどうかを指定します。 | 次に示すどちらかを指定します。
| Y | ○ |
5 | Ps_Category※2 | 収集プロセスでプロセス情報(PD_APS,PD_ASVC,PD_APP2,PD_APPC,PD_APPDレコード)を収集するかどうかを指定します。 | 次に示すどちらかを指定します。
| Y | ○ |
6 | RMHost_User※3 | PFM - RMホスト上のアカウントのユーザー※4を指定します。 | 1~256バイトの半角文字が使用できます。 ただし,タブは指定できません。 | - | ○ |
7 | RMHost_Password | PFM - RMホスト上のアカウントのパスワードを指定します。この項目で入力した文字は画面に表示されません。また,指定時は2度入力を要求されます。 | 1~256バイトの半角文字が使用できます。 ただし,タブは指定できません。 | - | ○ |
8 | RMHost_Domain | PFM - RMホスト上のアカウントが属しているドメイン名を指定します。 ワークグループに所属している場合は,指定する必要はありません。 | 0~256バイトの半角文字が使用できます。 ただし,タブは指定できません。 | ドメイン名は指定されていません。 | ○ |
9 | SSH_Client※5 | SSHクライアント(PuTTY)の実行モジュール(plink.exe)を絶対パスで指定します。ファイルパスに空白が含まれる場合でも「"」で囲む必要はありません。インスタンス内の監視対象ホストがWindowsのホストだけの場合は,指定する必要はありません。 | 0~256バイトの半角文字が使用できます。 ただし,タブは指定できません。 | SSHクライアントの実行モジュールは指定されていません。 | ○ |
10 | Perl_Module※5 | Perl(ActivePerl)の実行モジュール(perl.exe)を絶対パスで指定します。ファイルパスに空白が含まれる場合でも「"」で囲む必要はありません。インスタンス内の監視対象ホストがWindowsのホストだけの場合は,指定する必要はありません。 | 0~256バイトの半角文字が使用できます。 ただし,タブは指定できません。 | Perlの実行モジュールは指定されていません。 | ○ |
11 | Log_Size | エージェントログ※6の1ファイルの最大サイズを指定します。 | 1~32(単位:メガバイト)を指定します。 推奨は3以上です。 | 3 | ○ |
インスタンス環境の設定には,jpcconf inst setupコマンドを使用します。
次に,jpcconf inst setupコマンドの実行手順を,対話形式の場合と非対話形式の場合に分けて説明します。jpcconf inst setupコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」のコマンドについて説明している章を参照してください。
●対話形式で実行する場合
PFM - RM for Platformのインストール先フォルダ¥tools¥jpcconf inst setup -key RMPlatform -inst inst1
C:¥Program Files¥Hitachi¥jp1pc¥tools>jpcconf inst setup -key RMPlatform -inst inst1
Interval [300] :<Enter>
Std_Category [Y] :<Enter>
Disk_Category [Y] :<Enter>
Network_Category [Y] :<Enter>
Ps_Category [Y] :<Enter>
RMHost_User :rmuser<Enter>
RMHost_Password :rmpass※1<Enter>
Re-enter :rmpass※1<Enter>
RMHost_Domain [] :<Enter>
SSH_Client [] :C:¥Program Files¥PuTTY¥plink.exe※2<Enter>
Perl_Module [] :C:¥Perl¥bin¥perl.exe※2<Enter>
Log_Size (MB) [3] :<Enter>
KAVE05080-I インスタンス環境を作成しています (servicekey※3=RMPlatform, inst=inst1)
KAVE05081-I インスタンス環境が作成されました (servicekey※3=RMPlatform, inst=inst1)
●非対話形式で実行する場合
PFM - RM for Platformのインストール先フォルダ¥tools¥jpcconf inst setup -key RMPlatform -noquery -template 定義ファイル名
[Common Definitions] |
PFM - RM for Platformのインストール先フォルダ¥tools¥jpcconf inst setup -key RMPlatform -inst inst1 -noquery -input 定義ファイル名
すべての設定が完了すると,インスタンス環境が構築されます。インスタンス環境のフォルダ構成を次の表に示します。
表2-18 インスタンス環境のフォルダ構成(Windowsの場合)
項番 | 格納先フォルダ | ファイル名 | 説明 |
---|---|---|---|
1 | PFM - RM for Platformのインストール先フォルダ※1¥agt7¥agent¥インスタンス名 | jpcagt.ini | Remote Monitor Collectorサービス起動情報ファイルです。 |
2 | jpcagt.ini.lck | Remote Monitor Collectorサービス起動情報ファイル(インスタンスごと)のロックファイルです。 | |
3 | jpcagt.ini.model※2 | Remote Monitor Collectorサービス起動情報ファイルのモデルファイルです。 | |
4 | status.dat | 内部処理用中間ファイルです。 | |
5 | tstatuses.dat | 仮想Agentステータス情報です。※3 | |
6 | targetlist.ini | 監視対象一覧です。 | |
7 | grouplist.ini | グループ一覧です。 | |
8 | GARULES.DAT | グループ化ルールの記述ファイルです。 | |
9 | targets | リモートエージェント格納フォルダです。 | |
10 | groups | グループエージェント格納フォルダです。 | |
11 | log | ログファイル格納フォルダです。 | |
12 | PFM - RM for Platformのインストール先フォルダ※1¥agt7¥store¥インスタンス名 | *.DB | パフォーマンスデータファイルです。 |
13 | *.IDX | パフォーマンスデータファイルのインデックスファイルです。 | |
14 | *.LCK | パフォーマンスデータファイルのロックファイルです。 | |
15 | jpcsto.ini | Remote Monitor Storeサービス起動情報ファイルです。 | |
16 | jpcsto.ini.model※2 | Remote Monitor Storeサービス起動情報ファイルのモデルファイルです。 | |
17 | status.dat | 内部処理用中間ファイルです。 | |
18 | *.DAT | データモデル定義ファイルです。 | |
19 | dump | エクスポート先フォルダです。 | |
20 | backup | バックアップ先フォルダです。 | |
21 | partial | 部分バックアップ用フォルダです。 | |
22 | import | インポート用フォルダです。 | |
23 | log | ログファイル格納フォルダです。 |
インスタンス環境を変更したい場合は,再度jpcconf inst setupコマンドを実行し,インスタンス環境の各設定項目を更新してください。インスタンス環境の各設定項目を更新する詳細については,「2.6.2 インスタンス環境の更新」を参照してください。
設定した一部の情報は,PFM - Web Consoleのプロパティ編集で変更できます。プロパティ編集で変更できる情報の詳細については,「付録E.1 Remote Monitor Storeサービスのプロパティ一覧」を参照してください。
なお,インスタンス環境でのサービスIDとWindowsのサービス名は次のようになります。
(3) 監視対象の設定
「(2) インスタンス環境の設定」で設定したインスタンスに監視対象ホストの情報を設定します。一つのインスタンスに対して,複数の監視対象ホストを設定できます。複数の監視対象ホストを設定する場合は,この手順を繰り返し実施してください。
なお,監視対象には必ず物理ホストを設定してください。PFM - RM for Platformでは,論理ホストの監視はサポートしていません。
指定が必要な監視対象の設定項目は,監視対象ホストのOSによって異なります。監視対象ホストのOSごとに入力が必要となる監視対象の設定項目について,次の表に示します。
表2-19 監視対象ホストのOSごとに入力が必要となる監視対象の設定項目
項目名 | 監視対象ホストのOS | |
---|---|---|
Windows環境 | UNIX環境 | |
Target Host | ○ | ○ |
TargetType | ▲ | ○ |
User | ○ | ○ |
Password | ○ | × |
Domain | △ | × |
Private_Key_File | × | ○ |
Port | × | △ |
監視対象ホストの設定項目を次の表に示します。操作の開始前に情報をあらかじめ確認してください。
表2-20 PFM - RM for Platformの監視対象ホストの設定項目
項番 | 項目名※1 | 説明 | 設定値 | デフォルト | jpcconf target setupコマンドによる 再更新可否 |
---|---|---|---|---|---|
1 | Target Host | 監視対象ホスト名を指定します。名前解決できるようなホスト名※2を指定してください。 指定した監視対象ホスト名は,稼働性能情報の収集とヘルスチェックの際に使用されます。JP1/IMまたはNNMと連携する場合はイベントホスト名としても使用されます。 | 1~32バイトの半角英数字と「-」だけ使用できます。 ただし,「-」から始まる名前は指定できません。 指定する値はインスタンス内でユニーク※3である必要があります。 | 監視対象ホスト名は指定されていません。※4 | ○ |
2 | TargetType | 監視対象ホストへの接続方法を指定します。 監視対象ホストがWindowsの場合とUNIXの場合で設定値が異なります。 |
| wmi | × |
3 | User | 監視対象ホストに接続するためのユーザー※5,※6を指定します。 | 1~256バイトの半角文字が使用できます。 ただし,タブは指定できません。 | - | ○ |
4 | Password※7 | 監視対象ホストに接続するためのパスワードを指定します。 この項目で入力した文字は画面に表示されません。また,指定時は2度入力を要求されます。 監視対象ホストがUNIXの場合は,指定する必要はありません。 | 0~256バイトの半角文字が使用できます。 ただし,タブは指定できません。 | パスワードは指定されていません。 | ○ |
5 | Domain | 監視対象ホストが所属するドメイン名※8を指定します。 ワークグループに所属している場合は,指定する必要はありません。 監視対象ホストがUNIXの場合は,指定する必要はありません。 | 0~256バイトの半角文字が使用できます。 ただし,タブは指定できません。 | ドメイン名は指定されていません。 | ○ |
6 | Private_Key_File※9 | SSH公開鍵方式で使用する秘密鍵ファイルの名前を絶対パスで指定します。ファイルパスに空白が含まれる場合でも「"」で囲む必要はありません。 監視対象ホストがWindowsの場合は,指定する必要はありません。 | 0~256バイトの半角文字が使用できます。 ただし,タブは指定できません。 | 秘密鍵ファイル名は指定されていません。 | ○ |
7 | Port | 監視対象ホスト上のSSHサーバのポート番号を指定します。 監視対象ホストがWindowsの場合は,使用しないため,デフォルト値のままにします。 | 1~65,535 | 22 | ○ |
監視対象ホストの設定には,jpcconf target setupコマンドを使用します。
次に,jpcconf target setupコマンドの実行手順を,対話形式の場合と非対話形式の場合に分けて説明します。jpcconf target setupコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」のコマンドについて説明している章を参照してください。
●対話形式で実行する場合
PFM - RM for Platformのインストール先フォルダ¥tools¥jpcconf target setup -key RMPlatform -inst inst1 -target targethost1
C:¥Program Files¥Hitachi¥jp1pc¥tools>jpcconf target setup -key RMPlatform -inst inst1 -target targethost1
Target Host [] :targethost1<Enter>
TargetType [wmi] :<Enter>
User :user1<Enter>
Password :pass1※1<Enter>
Re-enter :pass1※1<Enter>
Domain [] :domain1<Enter>
Private_Key_File [] :<Enter>
Port [22] :<Enter>
KAVE05361-I 監視対象を追加しています (servicekey※2=RMPlatform, inst=inst1, target=targethost1)
KAVE05362-I 監視対象が追加されました (servicekey※2=RMPlatform, inst=inst1, target=targethost1)
C:¥Program Files¥Hitachi¥jp1pc¥tools>jpcconf target setup -key RMPlatform -inst inst1 -target targethost2
Target Host [] :targethost2<Enter>
TargetType [wmi] :ssh<Enter>
User :ssh-user<Enter>
Password :<Enter>
Domain [] :<Enter>
Private_Key_File [] :C:¥Program Files¥PuTTY¥agt7.ppk<Enter>
Port [22] :<Enter>
KAVE05361-I 監視対象を追加しています (servicekey※=RMPlatform, inst=inst1, target=targethost2)
KAVE05362-I 監視対象が追加されました (servicekey※=RMPlatform, inst=inst1, target=targethost2)
●非対話形式で実行する場合
PFM - RM for Platformのインストール先フォルダ¥tools¥jpcconf target setup -key RMPlatform -noquery -template 定義ファイル名
[Common Definitions] |
[Common Definitions] |
PFM - RM for Platformのインストール先フォルダ¥tools¥jpcconf target setup -key RMPlatform -inst inst1 -target targethost1 -input 定義ファイル名 -noquery
すべての設定が完了すると,監視対象の環境が構築されます。監視対象の環境のフォルダ構成を次の表に示します。
表2-21 監視対象の環境のフォルダ構成
項番 | 格納先フォルダ | ファイル名 | 説明 |
---|---|---|---|
1 | PFM - RM for Platformのインストール先フォルダ※¥agt7¥agent¥インスタンス名¥targets | 監視対象名.ini | 監視対象設定ファイルです。 |
2 | 監視対象名.ini.model | 監視対象設定ファイルのモデルファイルです。 | |
3 | PFM - RM for Platformのインストール先フォルダ※¥agt7¥agent¥インスタンス名¥targets¥監視対象名 | - | 監視対象用のワークフォルダです。 |
なお,監視対象の設定で追加されるサービスIDは次のようになります。
監視対象の情報を変更したい場合は,再度jpcconf target setupコマンドを実行し,監視対象の情報を更新してください。監視対象の更新の詳細については,「2.6.3 監視対象の更新」を参照してください。
設定した一部の情報は,PFM - Web Consoleのプロパティ編集で変更できます。プロパティ編集で変更できる情報の詳細については,「付録E.3 リモートエージェントとグループエージェントのプロパティ一覧」を参照してください。
(4) ネットワークの設定
Performance Managementを使用するネットワーク構成に応じて,ネットワーク環境の設定を変更したい場合に必要な設定です。
ネットワーク環境の設定として,次の二つの項目があります。必要に応じて設定を変更してください。
(5) ログのファイルサイズの変更
Performance Managementの稼働状況はPerformance Management独自のログファイルに出力されます。このログファイルのサイズを変更したい場合に必要な設定です。
なお,この独自のログファイルを「共通メッセージログ」と呼びます。
共通メッセージログは,デフォルトで2,048キロバイトのファイルを2ファイル使用します。共通メッセージログの変更の詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」のインストールとセットアップについて説明している章を参照してください。
(6) パフォーマンスデータの格納先の変更
PFM - RM for Platformで管理されるパフォーマンスデータの次の内容を変更したい場合に必要な設定です。
パフォーマンスデータの格納先の変更については,「2.6.1 パフォーマンスデータの格納先の変更」を参照してください。
(7) 接続先PFM - Managerの設定
PFM - RMホストで,PFM - RM for Platformを管理するPFM - Managerについて設定します。この設定では,jpcconf mgrhost defineコマンドを使用します。
PFM - Managerへの接続を設定する手順を次に示します。
PFM - RM for Platformのインストール先フォルダ¥tools¥jpcconf mgrhost define -host host01
(8) 動作ログの出力設定
次に示すタイミングで動作ログを出力したい場合に必要な設定です。
動作ログとは,システム負荷などによるしきい値オーバー情報をアラーム機能と連動して出力される履歴情報のことです。動作ログの出力設定の詳細については,「付録I 動作ログの出力」を参照してください。