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付録C.3 PFM - ManagerとPFM - Web Consoleの通信で使用するホスト名の設定

PFM - ManagerホストとPFM - Web Consoleホスト間でIPアドレス変換NAT変換)がされている場合,またはPFM - ManagerホストとPFM - Web Consoleホスト間で複数のIPアドレスが使用されている場合,PFM - ManagerとPFM - Web Consoleで通信できなくなることがあります。

PFM - ManagerとPFM - Web Consoleで通信するためには,通信で使用するホスト名の設定が必要です。ホスト名の設定方法は,次の条件によって異なります。

PFM - ManagerとPFM - Web Consoleの通信で使用するホスト名の設定方法を次に示します。

<この項の構成>
(1) PFM - Managerホストで使用しているIPアドレスが,PFM - Web Consoleホストからは通信できないIPアドレスである場合
(2) PFM - Web Consoleホストで使用しているIPアドレスが,PFM - Managerホストからは通信できないIPアドレスである場合

(1) PFM - Managerホストで使用しているIPアドレスが,PFM - Web Consoleホストからは通信できないIPアドレスである場合

PFM - Managerホストのjpcvsvr.iniファイルに,次のようにPFM - Managerのホスト名またはIPアドレスを設定したあと,PFM - Managerを再起動してください。

java.rmi.server.hostname=PFM - Managerのホスト名またはIPアドレス

jpcvsvr.iniファイルの保存場所は,OSごとに異なります。保存場所をOSごとに次に示します。

PFM - ManagerがWindowsの場合
  • 物理ホスト運用時
    インストール先フォルダ\mgr\viewsvr\jpcvsvr.ini
  • 論理ホスト運用時
    環境ディレクトリ\jp1pc\mgr\viewsvr\jpcvsvr.ini

PFM - ManagerがUNIXの場合
  • 物理ホスト運用時
    /opt/jp1pc/mgr/viewsvr/jpcvsvr.ini
  • 論理ホスト運用時
    環境ディレクトリ/jp1pc/mgr/viewsvr/jpcvsvr.ini

PFM - Web Consoleは,設定されたPFM - Managerのホスト名またはIPアドレスを使用してPFM - Managerに接続します。ホスト名を設定した場合,そのホスト名はPFM - Manager内部の通信にも使用されるため,このホスト名はPFM - Managerホスト上でも有効である必要があります。

(2) PFM - Web Consoleホストで使用しているIPアドレスが,PFM - Managerホストからは通信できないIPアドレスである場合

PFM - Web Consoleホストの初期設定ファイル(config.xml)でPFM - Web Consoleのホスト名を設定したあと,PFM - Web Consoleを起動している場合は再起動してください。項目を次に示します。

表C-20 ホスト名またはIPアドレスの設定項目

内容 設定項目 設定できる値 デフォルト値
PFM - Web ConsoleがPFM - Managerと接続するときのコールバック先として使用するホスト名またはIPアドレス ownHost

ホスト名の場合
・ 数字0-9
・ .(ピリオド)
・ -(ハイフン)
・ 英字A-Z,a-z
長さは1〜255バイトで,先頭文字は英数字だけ指定できます。

IPアドレスの場合
・ 0.0.0.0〜255.255.255.255
PFM - Web ConsoleホストのIPアドレス

注※
不正な値を指定または指定を省略すると,デフォルトが設定されます。

初期設定ファイル(config.xml)の設定を有効にするには,PFM - Web Consoleの再起動が必要です。また,指定された以外の個所を変更すると,PFM - Web Consoleが正常に動作しない場合がありますので,注意してください。

PFM - Managerは,設定されたPFM - Web Consoleホスト名を使用してPFM - Web Consoleと接続します。

設定例を次に示します。

[図データ]

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