JP1/Performance Management リファレンス
形式
jpcconf bgdef check {-f 業務グループ定義ファイル名
[-lhost 論理ホスト名 | -syntax]
| -im ディレクトリ名}
機能
jpcconf bgdef checkコマンドは,業務グループ定義ファイルの内容を検証するコマンドです。次の項目を検証します。
- 構文エラーがないか
- 同じ名称の業務グループがすでに定義されていないか
- 指定されたホストが,Performance Managementシステム内ですでに別の業務グループに所属していないか
コマンドを実行できるホスト
PFM - Manager
実行権限
- Windowsの場合
- Administrators権限を持つユーザー
- UNIXの場合
- rootユーザー権限を持つユーザー
格納先ディレクトリ
- Windowsの場合
- インストール先フォルダ\tools\
- UNIXの場合
- /opt/jp1pc/tools/
引数
-f 業務グループ定義ファイル名
検証する業務グループ定義ファイルのファイル名を指定します。ファイル名は,相対パスでも絶対パスでも指定できます。
全角文字,半角英数字,半角空白文字,または次に示す半角記号を指定できます。
% - ( ) _ / @ [ ]
ただし,半角空白文字を含む場合は「"」(ダブルクォーテーション)で囲んでください。また,半角記号を指定する場合は,必要に応じてエスケープ表記をしてください。
-lhost 論理ホスト名
このコマンドを実行するホストの論理ホスト名を指定します。1〜32バイトの半角英数字で指定します。指定を省略した場合,物理ホストが仮定されます。
論理ホスト運用している場合でも,-syntaxオプションまたは-imオプション指定時にはこのオプションの指定は不要です。
-syntax
構文エラーがないかどうかだけを検証します。
-im ディレクトリ名
JP1/IMで定義した業務グループの内容を検証する場合に指定します。ディレクトリ名には,09-50以降のJP1/IMで業務グループ定義情報を出力するためにjcfexportコマンドを実行した際に,-oオプションに指定した出力先ディレクトリ名を指定します。このオプションが指定された場合,構文エラーがないかどうかだけを検証します。
ディレクトリ名は,相対パスでも絶対パスでも指定できます。ただし,半角空白文字を含む場合は「"」(ダブルクォーテーション)で囲んでください。
業務グループ定義ファイルの形式
コマンド「jpcconf bgdef import」の「業務グループ定義ファイルの形式」の記載個所を参照してください。
注意事項
- -syntaxオプションまたは-imオプションの指定時を除いて,このコマンドの実行時にはPFM - Managerが起動している必要があります。
- -syntaxオプションまたは-imオプションの指定時を除いて,このコマンドの実行時には業務グループによるアクセスコントロール機能が有効である必要があります。
戻り値
0 正常終了した。 1 引数の指定に誤りがある。 2 コマンドの実行権限がない。 4 同一マシン上で起動停止コマンドまたは他のセットアップコマンドが実行されている。 5 PFM - Managerホスト以外で実行された。 6 業務グループ定義ファイルの内容に誤りがある。 11 ユーザーまたはシステムによって処理が中断された。 100 Performance Managementの環境が不正である。 101 -syntaxオプションまたは-imオプションを指定しない場合,コマンドの実行に必要なサービスが起動していない。 102 指定された論理ホスト名がセットアップされていない。 200 メモリーが不足している。 211 ファイルまたはディレクトリにアクセスできない。 254 -syntaxオプションまたは-imオプションを指定しない場合,業務グループによるアクセスコントロール機能が無効である。 255 予期しないエラーが発生した。
使用例
業務グループ定義ファイルを検証する例を次に示します。
#jpcconf bgdef check -f C:\tmp\bgdef.cfg
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