JP1/Performance Management リファレンス

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1.5.4 レポート定義の新規作成および編集画面

新しいレポート定義を作成したり,既存のレポート定義を変更したりする画面です。[レポート階層]画面のメソッドフレームで[新規レポート]または[編集]メソッドを選択すると,レポート定義を新規作成または編集する画面に遷移します。

レポート定義の新規作成および編集画面は,ウィザード形式で次のように遷移します。

図1-60 レポート定義の新規作成および編集画面の遷移

[図データ]

それぞれの画面について説明します。

<この項の構成>
(1) [新規レポート > 名前と種別]または[編集 > 名前と種別]画面
(2) [新規レポート > フィールド]または[編集 > フィールド]画面
(3) [新規レポート > フィールド > フィールドの検索]画面または[編集 > フィールド > フィールドの検索]画面
(4) [新規レポート > フィルター]または[編集 > フィルター]画面
(5) [新規レポート > 表示設定]または[編集 > 表示設定]画面
(6) [新規レポート > 表示形式]または[編集 > 表示形式]画面
(7) [新規レポート > グラフのプロパティ]または[編集 > グラフのプロパティ]画面
(8) [新規レポート > ドリルダウン]または[編集 > ドリルダウン]画面

(1) [新規レポート > 名前と種別]または[編集 > 名前と種別]画面

レポート定義の名称,レポートしたいプロダクト,およびレポートの種別を指定する画面です。

[新規レポート > 名前と種別]画面を次の図に示します。

図1-61 [新規レポート > 名前と種別]画面

[図データ]

表示項目について説明します。

[レポート名]
  • 新規に作成する場合
    レポート定義の名称を1〜64文字の全角または半角文字で入力します。
    全角および半角文字が混在する名称でもかまいません。
  • 既存のレポートを編集する場合
    レポート名が表示されます。変更できません。

[プロダクト]
  • 新規に作成する場合
    レポートを設定するPFM - AgentまたはPFM - RMの種類(プロダクト)を選択します。一つのプロダクトに複数のデータモデルのバージョンがインストールされている場合は,使用するデータモデルのバージョンもあわせて選択します。
  • 既存のレポートを編集する場合
    変更できません。

[レポート種別]
レポートの種別を選択します。選択項目を次に示します。
  • [リアルタイム(1つのエージェント)]
    一つのPFM - AgentまたはPFM - RMについてのパフォーマンスデータをリアルタイムレポートで表示する場合に選択します。
  • [履歴(1つのエージェント)]
    一つのPFM - AgentまたはPFM - RMで蓄積されたパフォーマンスデータを履歴レポートで表示する場合に選択します。
  • [履歴(複数のエージェント)]
    複数のPFM - AgentまたはPFM - RMで蓄積されたパフォーマンスデータを一つのウィンドウに履歴レポートで表示する場合に選択します。この項目を選択すると,[フィールド]画面で複数行のレコード(複数インスタンスレコード)を選択できません。

[キャンセル]ボタン
操作の終了を確認するメッセージボックスが表示されます。メッセージボックスの[OK]ボタンをクリックすると,処理が中止されインフォメーションフレームがクリアされます。

[次へ >]ボタン
[新規レポート > フィールド]または[編集 > フィールド]画面に遷移します。新規に作成する場合は,[レポート名]および[プロダクト]を設定している場合だけ活性化されます。

[完了]ボタン
  • 新規に作成する場合
    [次へ >]ボタンで遷移した次画面以降で値を設定している場合だけ表示されます。このボタンをクリックすると,設定内容が保存されます。
  • 既存のレポートを編集する場合
    設定内容が保存されます。

(2) [新規レポート > フィールド]または[編集 > フィールド]画面

レポートに表示させたいフィールドを指定する画面です。

[新規レポート > フィールド]画面を次の図に示します。

図1-62 [新規レポート > フィールド]画面

[図データ]

表示項目について説明します。

[説明](画面タイトルの横)
[レコード]で選択しているレコード,およびそのレコードに属するフィールドについての説明画面が別ウィンドウで表示されます。

[レコード]
レポートしたいレコードをプルダウンメニューから選択します。また,テキストボックスの下には,選択したレコードのタイプ(「単一行のレコード」または「複数行のレコード」)が表示されます。「単一行のレコード」は単数インスタンスレコード,「複数行のレコード」は複数インスタンスレコードのことです。
なお,[新規レポート > 名前と種別]または[編集 > 名前と種別]画面の[レポート種別]で[履歴(複数のエージェント)]を選択している場合は,単一行のレコードだけがプルダウンメニューに表示されます。

[説明]ボタン
[新規レポート > 名前と種別]または[編集 > 名前と種別]画面の[プロダクト]で選択したプロダクトに属するレコードについての説明画面が別ウィンドウで表示されます。

[フィールドの検索]ボタン
[フィールドの検索]画面が表示されます。ただし,データモデル説明ファイルが格納されていない場合は,このボタンは表示されません。データモデル説明ファイルについては,「付録D.3 PFM - Web Consoleのファイルおよびディレクトリ一覧」を参照してください。
[フィールドの検索]画面については,「(3) [新規レポート > フィールド > フィールドの検索]画面または[編集 > フィールド > フィールドの検索]画面」を参照してください。

[すべてのフィールド]
[レコード]で選択したレコードのフィールドが一覧で表示されます。レポートに表示させたいフィールドを,[図データ]ボタンおよび[図データ]ボタンを使って[選択されたフィールド]に移動させます。
ShiftキーまたはCtrlキーを使って複数のフィールドを選択できます。

[図データ]ボタン
[すべてのフィールド]で選択したフィールドを[選択されたフィールド]に移動させます。

[図データ]ボタン
[選択されたフィールド]で選択したフィールドを[すべてのフィールド]に戻します。

[選択されたフィールド]
レポートに表示させるフィールドが一覧で表示されます。表形式や一覧形式のレポートには,ここに表示される順にフィールドが表示されます。順番を入れ替えたい場合は,[図データ]ボタンおよび[図データ]ボタンを使用します。

[図データ]ボタン
[選択されたフィールド]で選択したフィールドを一つ上のフィールドと入れ替えます。複数のフィールドを同時に入れ替えることもできます。

[図データ]ボタン
[選択されたフィールド]で選択したフィールドを一つ下のフィールドと入れ替えます。複数のフィールドを同時に入れ替えることもできます。

[キャンセル]ボタン
操作の終了を確認するメッセージボックスが表示されます。メッセージボックスの[OK]ボタンをクリックすると,処理が中止されインフォメーションフレームがクリアされます。

[< 戻る]ボタン
[新規レポート > 名前と種別]または[編集 > 名前と種別]画面に戻ります。

[次へ >]ボタン
[新規レポート > フィルター]または[編集 > フィルター]画面に遷移します。
新規に作成する場合は,[選択されたフィールド]にフィールドが設定されている場合だけ活性化されます。

[完了]ボタン
  • 新規に作成する場合
    [次へ >]ボタンで遷移した次画面以降で値を設定している場合だけ表示されます。このボタンをクリックすると,設定内容が保存されます。
  • 既存のレポートを編集する場合
    設定内容が保存されます。

フィールドの説明
[すべてのフィールド]または[選択されたフィールド]のどちらかで選択したフィールドについての説明が表示されます。

(3) [新規レポート > フィールド > フィールドの検索]画面または[編集 > フィールド > フィールドの検索]画面

フィールドを文字検索する画面です。デフォルト値で最大50件のフィールドを検索できます。この画面で検索したフィールドは,呼び出し元となる[新規レポート > フィールド]画面または[編集 > フィールド]画面の「選択されたフィールド」に設定できます。

検索数の上限数は,初期設定ファイル(config.xml)のsearchLimitで設定できます。初期設定ファイル(config.xml)については,「付録E 初期設定ファイル(config.xml)」を参照してください。

なお,この画面の呼び出し元となる[新規レポート > フィールド]画面または[編集 > フィールド]画面で選択したレコードと異なるレコードを選択すると,設定していたフィールドは排除されます。

[新規レポート > フィールド > フィールドの検索]画面を次の図に示します。

図1-63 [新規レポート > フィールド > フィールドの検索]画面

[図データ]

表示項目について説明します。

[検索キーワード]
検索キーワードを64文字以内で入力します(区切り文字の空白も含む)。検索に関する注意事項は次のとおりです。
  • 複数のキーワードでAND検索を実行する場合は,全角または半角の空白で区切って入力してください。
  • OR検索は実行できません。
  • ワイルドカードを使用した検索はできません。
  • 空白だけで構成される検索キーワードは指定できません。
  • 検索キーワードの先頭または末尾に入力された空白は排除されます。
  • 空白を含む検索キーワードを指定した場合,正しく検索されません。
  • アルファベットの大文字と小文字は区別されません。
  • 検索キーワードの全角文字と半角文字は区別されます。
  • 改行コードを含む検索キーワードは入力できません。
検索キーワードを入力後,[検索]ボタンをクリックすると,検索結果が表示されます。
検索結果は,[対象レコード]の選択によって,次のように表示先が異なります。
  • [対象レコード]で「--すべてのレコード--」を選択した場合
    検索結果は[検索結果:レコード一覧]画面に表示されます。
  • [対象レコード]でレコード名を選択した場合
    検索結果は[検索結果:<レコード名>レコードの該当フィールド一覧]画面に表示されます。

[対象レコード]
検索対象のレコードをプルダウンメニューで選択します。デフォルトでは,[新規レポート > フィールド]または[編集 > フィールド]画面の[レコード]で選択したレコードが表示されます。
プルダウンメニューには次の項目が表示されます。
  • 「--すべてのレコード--」
    すべてのレコードを検索対象とする場合に選択します。
  • 選択したエージェントのレコード名一覧
    選択したエージェントのレコード名一覧がアルファベット順に表示されます。

[キャンセル]ボタン
[新規レポート > フィールド > フィールドの検索]画面または[編集 > フィールド > フィールドの検索]画面に戻ります。

(a) [検索結果:レコード一覧]画面

[新規レポート > フィールド > フィールドの検索]画面または[編集 > フィールド > フィールドの検索]画面で,対象レコードを「--すべてのレコード--」と設定した場合に,検索結果となるフィールド数をレコードごとに表示します。表示順は,レコード名のアルファベット順です。

レコード名
レコード名に続けて,次の情報が表示されます。
  • 検索結果に該当するフィールド数
  • レコードの説明
    説明文がない場合は(説明文なし)と表示されます。
  • インスタンスタイプ
    [(このレコードは単一行のレコードです)]または[(このレコードは複数行のレコードです)]と表示されます。
レコード名のメニューをクリックすると,選択したレコードに該当するフィールド一覧が[検索結果:<レコード名>レコードの該当フィールド一覧]画面が表示されます。

エラーメッセージ
検索の結果,該当するフィールドがない場合は,検索結果の代わりにエラーメッセージが表示されます。

[キャンセル]ボタン
一つ前の画面に戻ります。

(b) [検索結果:<レコード名>レコードの該当フィールド一覧]画面

検索結果のフィールド一覧が表示されます。

チェックボックス
フィールドを選択します。複数のフィールドを選択できます。
このチェックボックスをオンにして[OK]ボタンをクリックすると,[新規レポート > フィールド]画面または[編集 > フィールド]画面に戻り,選択したフィールドが「選択されたフィールド」に反映された状態になります。
なお,[レコード一覧へ]ボタンで[検索結果:レコード一覧]画面に戻ると,チェックボックスの選択状態は解除されます。

フィールド名
フィールド名がアルファベット順に表示されます。検索キーワードに合致する部分は太字で表示されます。

形式
該当するフィールドの属性が,次に示すアイコンで表示されます。
  • [図データ]:数値属性
  • [図データ]:文字列属性

説明
フィールドの説明が表示されます。検索キーワードに合致する部分は太字で表示されます。

エラーメッセージ
検索の結果,該当するフィールドがない場合は,検索結果の代わりにエラーメッセージが表示されます。

[レコード一覧へ]ボタン
[検索結果:レコード一覧]画面に戻ります。このボタンは,[検索結果:レコード一覧]画面からこの画面へ遷移した場合だけ表示されます。

[OK]ボタン
[新規レポート > フィールド]画面または[編集 > フィールド]画面に戻り,選択したフィールドが「選択されたフィールド」に入力された状態になります。

(4) [新規レポート > フィルター]または[編集 > フィルター]画面

フィルター条件を設定する画面です。

[新規レポート > フィルター]画面を次の図に示します。

図1-64 [新規レポート > フィルター]画面

[図データ]

表示項目について説明します。

[説明](画面タイトルの横)
[新規レポート > フィールド]または[編集 > フィールド]画面の[レコード]で選択しているレコード,およびそのレコードに属するフィールドについての説明画面が別ウィンドウで表示されます。

[フィールド]
フィルターの対象となるフィールドをプルダウンメニューから選択します。

[条件]
条件式を設定する上で使用したい演算子をプルダウンメニューから選択します。選択できる値を次の表に示します。
説明
= [フィールド]の値と[値]の値が等しい。
< [フィールド]の値が[値]の値よりも小さい。文字列フィールドの場合,ASCIIコードの昇順に比較される。
<= [フィールド]の値が[値]の値よりも小さいか,または等しい。文字列フィールドの場合,ASCIIコードの昇順に比較される。
> [フィールド]の値が[値]の値よりも大きい。文字列フィールドの場合,ASCIIコードの昇順に比較される。
>= [フィールド]の値が[値]の値よりも大きいか,または等しい。文字列フィールドの場合,ASCIIコードの昇順に比較される。
<> [フィールド]の値と[値]の値が異なる。

[値]
比較対象となる値を,整数値,小数値,または2,048バイト以内の全角または半角文字で指定します。指定できる値は,フィールドによって異なります。テキストボックスの右側に,入力できる値が表示されます。
[表示時に指定]をチェックすると,ここでの値の指定を省略できます。

[表示時に指定]
レポート表示時に,条件式の値を指定する場合にチェックします。このチェックはフィルター全体ではなく,条件式の一つ一つに対して設定されます。そのため,条件式を追加または更新した場合だけ,設定が有効になります。

[AND]
[フィールド],[条件],および比較対象([値]または[フィールド])で設定した条件式を,[条件式]に表示されている条件式と「AND」で連結させたい場合に選択します。[条件式]に条件式が一つ以上設定されている場合だけ活性化されます。

[OR]
[フィールド],[条件],および比較対象([値]または[フィールド])で設定した条件式を,[条件式]に表示されている条件式と「OR」で連結させたい場合に選択します。[条件式]に条件式が一つ以上設定されている場合だけ活性化されます。

[追加]ボタン
[フィールド],[条件],[値],および[表示時に指定]で設定した条件式を,[条件式]に追加します。

[更新]ボタン
[条件式]で選択した条件式を,[フィールド],[条件],[値],および[表示時に指定]で新たに設定した条件式と置き換えます。[条件式]に条件式が一つ以上設定されている場合だけ活性化されます。

[条件式]
作成した条件式の一覧が表示されます。[表示時に指定]がチェックされた条件式の値は,「prompt("")」の形式で表示されます。

[単純式]
[条件式]で選択している条件式を単純式として扱う場合に選択します。[条件式]に条件式が一つ以上設定されている場合だけ活性化されます。

[複合式]
[条件式]で選択している条件式を複合式として扱う場合に選択します。ただし,選択した条件式が複合式になり得ない場合は,単純式となります。[条件式]に条件式が二つ以上設定されている場合だけ活性化されます。

[AND <--> OR]
[条件式]で選択した条件式の「AND」と「OR」を切り替えます。[条件式]の先頭行以外の条件式を選択していて,かつ[単純式]が選択されている場合だけ活性化されます。

[編集]ボタン
[条件式]で選択した条件式を[フィールド],[条件],[値],および[表示時に指定]に表示させ,編集できます。[条件式]に条件式が一つ以上設定されている場合だけ活性化されます。

[削除]ボタン
[条件式]で選択した条件式を削除します。[条件式]に条件式が設定されている場合だけ活性化されます。[単純式]が選択されている場合は,このボタンをクリックすると削除が実行されます。[複合式]が選択されている場合は,すべての複合条件の削除を確認するメッセージボックスが表示されます。

[すべて削除]ボタン
[条件式]に設定されているすべての条件式を削除します。[条件式]に条件式が一つ以上設定されている場合だけ活性化されます。

[キャンセル]ボタン
操作の終了を確認するメッセージボックスが表示されます。メッセージボックスの[OK]ボタンをクリックすると,処理が中止されインフォメーションフレームがクリアされます。

[< 戻る]ボタン
[新規レポート > フィールド]または[編集 > フィールド]画面に戻ります。

[次へ >]ボタン
条件によって次のどちらかの画面に遷移します。
  • [リアルタイム(1つのエージェント)]を選択している場合
    [新規レポート > 表示設定(リアルタイムレポート)]または[編集 > 表示設定(リアルタイムレポート)]画面に遷移します。
  • 上記以外の場合
    [新規レポート > 表示設定(履歴レポート)]または[編集 > 表示設定(履歴レポート)]画面に遷移します。

[完了]ボタン
  • 新規に作成する場合
    [次へ >]ボタンで遷移した次画面以降で値を設定している場合だけ表示されます。このボタンをクリックすると,設定内容が保存されます。
  • 既存のレポートを編集する場合
    設定内容が保存されます。

(5) [新規レポート > 表示設定]または[編集 > 表示設定]画面

リアルタイムレポートに表示するフィールドの表示条件を指定する画面です。この画面は,[新規レポート > 名前と種別]または[編集 > 名前と種別]画面の[レポート種別]で選択したレポート種別によって異なります。

それぞれの画面について説明します。

(a) [新規レポート > 表示設定(リアルタイムレポート)]または[編集 > 表示設定(リアルタイムレポート)]画面

リアルタイムレポートに表示させるフィールドの表示条件を設定する画面です。

[新規レポート > 表示設定(リアルタイムレポート)]画面を次の図に示します。

図1-65 [新規レポート > 表示設定(リアルタイムレポート)]画面

[図データ]

表示項目について説明します。

[説明](画面タイトルの横)
[新規レポート > フィールド]または[編集 > フィールド]画面の[レコード]で選択しているレコード,およびそのレコードに属するフィールドについての説明画面が別ウィンドウで表示されます。

[表示時に指定]
レポートの表示時に設定する場合にチェックします。

[デルタ値で表示]
レポートに表示させるデータをデルタ値にする場合,チェックします。
レポートに表示されるデータは,次の条件によって異なります。
  • [デルタ値で表示]がチェックされているか
  • レポートに表示するレコードのフィールドにデルタ値が収集されるか
レコードのフィールドにデルタ値が収集されるかどうかは,個々のフィールドによって異なります。デルタ値,およびレコードのフィールドにデルタ値が収集されるかどうかについては,各PFM - AgentまたはPFM - RMマニュアルの,レコードについて説明している章(各レコードのフィールド一覧)を参照してください。
条件とレポートに表示される値の対応を次の表に示します。
条件 表示される値
[デルタ値で表示]のチェックボックス レポートに表示するフィールド
チェックあり デルタ値の収集あり 前回収集されたときから今回収集されるまでのパフォーマンスデータの変化量。
デルタ値の収集なし 収集された最新の値。
チェックなし デルタ値の収集あり パフォーマンスデータの収集開始からの累積値。
デルタ値の収集なし 収集された最新の値。

注※
PFM - Agent for Oracleの,PIレコードタイプのレコードの場合は,累積値ではなく変化量が表示されます。

[更新間隔]
リアルタイムレポートの,表示の自動更新の有無,および更新間隔を設定します。デフォルトは60(秒)です。

[自動更新しない]
レポートの表示を自動的に更新しない場合にチェックします。

[初期値]
レポートの表示を自動的に更新する場合は,レポートの更新間隔を設定します。この値はレポート画面の表示中にも変更できます。[最小値]に設定した値以上,3600以下(単位:秒)の整数で設定します。デフォルトは60秒です。[自動更新しない]をチェックしている場合は非活性になります。

[最小値]
[初期値]の最小値を10〜3600(単位:秒)の整数で設定します。デフォルトは60(秒)です。ここで設定した値は,レポートの表示画面の[レポートの表示設定]タブの[更新間隔]に設定できる最小値にも反映されます。
[自動更新しない]をチェックしている場合は非活性となります。

[ランキング表示]
レポートに,上位または下位のデータをランキング表示する場合に設定します。
この項目は,次のすべての条件を満たす場合に表示されます。
  • 複数行のレコード(複数インスタンスレコード)の場合
  • [新規レポート > フィルター]または[編集 > フィルター]画面の[フィールド]で数値入力フィールドを選択している場合

[フィールド]
ランキング表示するフィールドを選択します。レポートは,ここで選択したフィールドを基準にランキング表示されます。

[表示数]
データの表示件数を1〜100の整数で指定します。ここで指定した件数だけランキング表示されます。[フィールド]でフィールドを選択している場合だけ活性化されます。

[降順]
データを降順にランキング表示させる場合にチェックします。チェックすると,下位のデータからランキング表示されます。デフォルトは昇順で,上位データからランキング表示されます。

[キャンセル]ボタン
操作の終了を確認するメッセージボックスが表示されます。メッセージボックスの[OK]ボタンをクリックすると,処理が中止されインフォメーションフレームがクリアされます。

[< 戻る]ボタン
[新規レポート > フィルター]または[編集 > フィルター]画面に戻ります。

[次へ >]ボタン
[新規レポート > 表示形式]または[編集 > 表示形式]画面に遷移します。

[完了]ボタン
設定が保存されます。

(b) [新規レポート > 表示設定(履歴レポート)]または[編集 > 表示設定(履歴レポート)]画面

履歴レポートに表示させるフィールドの表示条件を設定する画面です。

[新規レポート > 表示設定(履歴レポート)]画面を次の図に示します。

図1-66 [新規レポート > 表示設定(履歴レポート)]画面

[図データ]

表示項目について説明します。

[説明](画面タイトルの横)
[新規レポート > フィールド]または[編集 > フィールド]画面の[レコード]で選択しているレコード,およびそのレコードに属するフィールドについての説明画面が別ウィンドウで表示されます。

[表示時に指定]
レポートの表示時に設定する場合にチェックします。

[レポート表示期間の設定]
レポートに表示させるデータの対象期間について設定します。

[対象期間]
レポートに表示させるパフォーマンスデータの対象期間を選択します。デフォルトは「レポートの表示時に指定」です。
パフォーマンスデータの収集期間として選択できる期間を次の表に示します。
説明
レポートの表示時に指定 レポートの表示時に対象期間を指定する。
過去1時間以内 最近1時間以内に収集されたデータを表示する。
過去1日(24時間)以内 最近24時間以内に収集されたデータを表示する。
過去7日以内 最近7日間に収集されたデータを表示する。
過去1ヶ月以内 最近1か月間に収集されたデータを表示する。
過去1年以内 最近1年間に収集されたデータを表示する。

[レポート間隔]
レポートの表示間隔を選択します。この項目はPIレコードタイプのレコードの場合だけ表示されます。
[分]以外を選択した場合,レポートの表示画面の表で,時間が表示されている個所をクリックすると,ドリルダウンレポートを表示できます。
レポートの表示間隔として選択できる間隔および表示されるドリルダウンレポートを次の表に示します。
項目 説明 レポートに表示される値 表示されるドリルダウンレポート
1分間隔でレポートを表示する。 XX:YY:00〜XX:YY:59のデータの要約結果が,XX:YY:00のデータとして表示される(XXは0〜23,YYは0〜59の数値)。 (表示されない)
1時間間隔でレポートを表示する。 XX:00:00〜XX:59:00のデータの要約結果が,XX:00:00のデータとして表示される(XXは0〜23の数値)。 レポート間隔が[分]で,対象期間がクリックした時間の0〜59分のレポート
1日間隔でレポートを表示する。 1日ごとの00:00〜23:59のデータの要約結果が,その日付の00:00:00のデータとして表示される。 レポート間隔が[時]で,対象期間がクリックした日付の00:00〜23:00のレポート
1週間間隔でレポートを表示する。 月〜日曜日のデータの要約結果が,月曜日の00:00:00のデータとして表示される。 レポート間隔が[日]で,対象期間がクリックした週の月〜日曜日のレポート
1か月間隔でレポートを表示する。 月ごとのデータの要約結果が,その月の1日の00:00:00のデータとして表示される。 レポート間隔が[週]で,対象期間がクリックした月の1〜31日のレポート
1年間隔でレポートを表示する。 年ごとのデータの要約結果が,その年の1月1日の00:00:00のデータとして表示される。 レポート間隔が[月]で,対象期間がクリックした年の1〜12月のレポート
データの要約については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,Performance Managementの機能について説明している章を参照してください。
注意
エージェントのデータ収集間隔(Collection Interval)が[レポート間隔]で選択した間隔より大きい場合,実際の表示間隔はエージェントでのデータ収集間隔(Collection Interval)になります。

[ピーク時間]
1日のうち,フィールドの値が最大になる時間(ピーク時間)のデータだけをレポートに表示させる場合に設定します。

[フィールド]
ピーク時間のデータだけ表示させるフィールドを選択します。
各日で,選択したフィールドが最大になった時間のデータが,その日の表示レコードになります。この項目は,次のすべての条件を満たす場合に活性化されます。
  • [新規レポート > フィールド]または[編集 > フィールド]画面の[レコード]で,単一行のレコードを選択している場合
  • [新規レポート > フィールド]または[編集 > フィールド]画面の[フィールド]で,数値入力フィールドを選択している場合
  • [レポート間隔]で[時]を選択した場合

[最大レコード数]
レポートに表示させる最大レコード数を1〜2147483647の整数で指定します。
新規に作成する場合,デフォルトは「1440」です。

[キャンセル]ボタン
操作の終了を確認するメッセージボックスが表示されます。メッセージボックスの[OK]ボタンをクリックすると,処理が中止されインフォメーションフレームがクリアされます。

[< 戻る]ボタン
[新規レポート > フィルター]または[編集 > フィルター]画面に戻ります。

[次へ >]ボタン
[新規レポート > 表示形式]または[編集 > 表示形式]画面に遷移します。

[完了]ボタン
設定が保存されます。

(6) [新規レポート > 表示形式]または[編集 > 表示形式]画面

レポートの表示形式を指定する画面です。

[新規レポート > 表示形式]画面を次の図に示します。

図1-67 [新規レポート > 表示形式]画面

[図データ]

表示項目について説明します。

[説明](画面タイトルの横)
[新規レポート > フィールド]または[編集 > フィールド]画面の[レコード]で選択しているレコード,およびそのレコードに属するフィールドについての説明画面が別ウィンドウで表示されます。

[フィールド]
[新規レポート > フィールド]または[編集 > フィールド]画面で選択したフィールドが表示されます。

[表]
選択しているフィールドのレポートを表形式で表示させる場合にチェックします。
表形式のレポートでは,各フィールドのデータが時系列に表示されます。

[一覧]
選択しているフィールドのレポートを,エージェントまたはインスタンスごとに一覧形式で表示させる場合にチェックします。
一覧形式のレポートでは,エージェントまたはインスタンスごとのフィールドの値がデータグループ単位に表示されます。

参考
データグループとは,異なるエージェントまたはインスタンスのデータを同一時刻ごとにまとめたデータ群のことです。

[グラフ]
選択している数値形式のフィールドを,グラフ形式で表示させる場合にチェックします。次の場合は,一つだけチェックしてください。
  • [名前と種別]画面の[レポート種別]で[履歴(複数のエージェント)]を選択していて,かつ[グラフのプロパティ]画面の[グラフの種類]で[折れ線],[面],または[積み上げ面]を選択したい場合
  • [フィールド]画面の[レコード]で複数行のレコード(複数インスタンスレコード)を選択していて,かつ[グラフのプロパティ]画面の[グラフの種類]で[折れ線],[面],または[積み上げ面]を選択したい場合

[表示名]
表,一覧の列名,またはグラフのタイトルとして使用する名称を,0〜24文字の全角または半角文字で指定します。
何も指定しない場合,レポートにはフィールド名が表示されます。

[表示キー]
複数行のレコード(複数インスタンスレコード)で,データをソートして表示させる際のキーとなるフィールドを設定します。
ただし,次の場合は設定できません。
  • [履歴(複数のエージェント)]レポートである場合
  • [折れ線],[面],または[積み上げ面]グラフを表示させたい場合

[フィールド]
データをソートして表示させる際のキーとなるフィールドをプルダウンメニューから選択します。

[降順]
データを降順にソートさせたい場合にチェックします。[フィールド]で「(なし)」以外を選択している場合だけ活性化されます。

注意
表示キーを設定した場合,通常よりもレポートの表示に時間がかかるため,表示するレコード数が多いとタイムアウトが発生する可能性があります。
タイムアウトが発生した場合は,表示するレコード数の削減を検討してください。

[キャンセル]ボタン
操作の終了を確認するメッセージボックスが表示されます。メッセージボックスの[OK]ボタンをクリックすると,処理が中止されインフォメーションフレームがクリアされます。

[< 戻る]ボタン
条件によって次のどちらかの画面に遷移します。
  • [リアルタイム(1つのエージェント)]の場合
    [新規レポート > 表示設定(リアルタイムレポート)]または[編集 > 表示設定(リアルタイムレポート)]画面に戻ります。
  • 上記以外の場合
    [新規レポート > 表示設定(履歴レポート)]または[編集 > 表示設定(履歴レポート)]画面に戻ります。

[次へ >]ボタン
  • [グラフ]が一つでもチェックされている場合
    [新規レポート > グラフのプロパティ]または[編集 > グラフのプロパティ]画面に遷移します。
  • [グラフ]を選択していない場合
    [新規レポート > ドリルダウン]または[編集 > ドリルダウン]画面に遷移します。

[完了]ボタン
設定が保存されます。

(7) [新規レポート > グラフのプロパティ]または[編集 > グラフのプロパティ]画面

グラフの種類および形式を指定する画面です。

[新規レポート > グラフのプロパティ]画面を次の図に示します。

図1-68 [新規レポート > グラフのプロパティ]画面

[図データ]

表示項目について説明します。

[説明](画面タイトルの横)
[新規レポート > フィールド]または[編集 > フィールド]画面の[レコード]で選択しているレコード,およびそのレコードに属するフィールドについての説明画面が別ウィンドウで表示されます。

[グラフの種類]
グラフの種類を選択します。次の場合,[折れ線],[面],および[積み上げ面]は選択できません。
  • [履歴(複数のエージェント)]レポートで,かつ表示させるフィールドが二つ以上ある場合
  • 複数行のレコード(複数インスタンスレコード)のレポートで,かつ表示させるフィールドが二つ以上ある場合
  • [新規レポート > 表示形式]または[編集 > 表示形式]画面の[表示キー]で[フィールド]を選択している場合
選択できるグラフの種類を次に示します。

[集合縦棒]
縦棒グラフです。最新のデータグループのグラフをスナップショット表示します。

[積み上げ縦棒]
複数の項目を積み重ねた縦棒グラフです。最新のデータグループのグラフをスナップショット表示します。

[集合横棒]
横棒グラフです。最新のデータグループのグラフをスナップショット表示します。

[積み上げ横棒]
複数の項目を積み重ねた横棒グラフです。最新のデータグループのグラフをスナップショット表示します。

[円]
円グラフです。最新のデータグループのグラフをスナップショット表示します。

[折れ線]
データの変化を折れ線で表したグラフです。横軸は時刻を示します。

[面]
データの変化を面で表したグラフです。横軸は時刻を示します。

[積み上げ面]
複数の項目を積み重ねた面グラフです。横軸は時刻を示します。
 
注※ 履歴レポートでは,取得した期間内の最新時刻のデータグループを表示します。なお,レポート表示画面のデータグループボタンで,過去のデータグループを表示することもできます。

[データ欠落部分でグラフを中断する]
エージェントが起動されていなかったなどの原因でデータが欠落している場合に,欠落部分でグラフを中断した状態でレポートを表示できます。
この項目は,[グラフの種類]で[折れ線],[面],または[積み上げ面]を選択している場合だけ表示されます。
次のすべての条件を満たす場合にグラフを中断した状態で表示できます。
  • レポートする対象が複数行のレコード(複数インスタンスレコード)または複数のエージェントの場合
  • データが欠落している時間に,ほかの行またはほかのエージェントのデータがある場合
グラフの種類によって,次に示すようにグラフが中断されます。

折れ線グラフの場合
データ欠落部分の線が非表示になります。

面・積み上げ面グラフの場合
データ欠落部分を0として,データ存在部分と直線で結んだ領域に面が表示されます。複数インターバルでデータ欠落が続いた場合,直前のデータ存在部分と最後のデータ欠落部分(値は0)との間を直線で結んだ領域に面が表示されます。

[系列]
データを行(レコード)単位で表示させるか,または列(フィールド)単位で表示させるかを指定します。

[軸ラベル]
レポートのX軸およびY軸の見出しとして表示させる文字列を設定します。
ただし,[グラフの種類]で[円]を選択している場合は非活性となります。

[X軸]
X軸の見出しとなる文字列を0〜40文字の全角または半角文字で指定します。全角文字も1文字としてカウントします。

[Y軸]
Y軸の見出しとなる文字列を0〜40文字の全角または半角文字で指定します。全角文字も1文字としてカウントします。

[データラベル]
グラフにデータの値を表示させるフィールドを二つまで指定できます。

[データラベル1]
グラフにデータの値を表示させる一つ目のフィールドを,プルダウンメニューから選択します。
[データラベル1]を指定しない場合は,最初のODBCキーフィールドが[データラベル1]として表示されます。この場合,ODBCキーフィールドが複数あれば,二つ目のODBCキーフィールドが[データラベル2]として表示されます。ODBCキーフィールドが一つもなければ,データラベルは表示されません。

[データラベル2]
グラフにデータの値を表示させる二つ目のフィールドを,プルダウンメニューから選択します。二つ目のデータラベルは,[データラベル1]で指定したデータラベルの後ろに括弧書きで表示されます。
この項目を設定する場合は,必ず[データラベル1]を設定してください。

[キャンセル]ボタン
操作の終了を確認するメッセージボックスが表示されます。メッセージボックスの[OK]ボタンをクリックすると,処理が中止されインフォメーションフレームがクリアされます。

[< 戻る]ボタン
[新規レポート > 表示形式]または[編集 > 表示形式]画面に戻ります。

[次へ >]ボタン
[新規レポート > ドリルダウン]または[編集 > ドリルダウン]画面に遷移します。

[完了]ボタン
設定が保存されます。

(8) [新規レポート > ドリルダウン]または[編集 > ドリルダウン]画面

レポートの表示画面から,さらにレポートレベルまたはフィールドレベルの詳細についてレポートするドリルダウンレポートを設定する画面です。

[新規レポート > ドリルダウン]画面を次の図に示します。

図1-69 [新規レポート > ドリルダウン]画面

[図データ]

表示項目について説明します。

[説明](画面タイトルの横)
[新規レポート > フィールド]または[編集 > フィールド]画面の[レコード]で選択しているレコード,およびそのレコードに属するフィールドについての説明画面が別ウィンドウで表示されます。

[レポートのドリルダウン]
レポートレベルのドリルダウンレポートを設定します。ドリルダウンレポートは,既存のレポート定義,またはブックマークから選択します。

[レポート]
[追加]ボタンで追加したドリルダウンレポートが一覧表示されます。ここに追加したレポート,またはブックマークがドリルダウンレポートとして設定されます。
表示されているドリルダウンレポートは,複数選択できます。

[追加]ボタン
ドリルダウンレポートを[レポート]に追加します。
このボタンをクリックすると,[新規レポート > ドリルダウン > レポートの選択]または[編集 > ドリルダウン > レポートの選択]画面に遷移します。

[変更]ボタン
[レポート]で選択したドリルダウンレポートを別のレポートに変更します。
このボタンをクリックすると,[新規レポート > ドリルダウン > レポートの選択]または[編集 > ドリルダウン > レポートの選択]画面に遷移します。

[削除]ボタン
[レポート]で選択したドリルダウンレポートを削除します。

[フィールドのドリルダウン]
フィールドレベルのドリルダウンレポートを設定します。ドリルダウンレポートは,既存のレポート定義から選択します。

[選択]
ドリルダウンレポートを設定,または設定したドリルダウンレポートを解除したいフィールドを選択します。

[フィールド]
定義中のレポートで表示対象として選択されているフィールドが表示されます。

[レポート]
フィールドに対して設定されているドリルダウンレポート名が表示されます。ドリルダウンレポートが設定されていない場合は,「(未設定)」と表示されます。

[バインド]ボタン
[選択]で選択しているフィールドに,ドリルダウンレポートを設定(バインド)します。このボタンをクリックすると[新規レポート > ドリルダウン > レポートの選択]または[編集 > ドリルダウン > レポートの選択]画面に遷移します。

[バインド解除]ボタン
[選択]で選択しているフィールドに設定したドリルダウンレポートを解除します。このボタンをクリックすると,フィールドとレポートとのバインドが解除され,[レポート]に「(未設定)」と表示されます。

[条件式の編集]ボタン
[選択]で選択しているフィールドにバインドしたドリルダウンレポートにフィルター条件を設定します。このボタンをクリックすると,[新規レポート > ドリルダウン > ドリルダウン条件式の編集]または[編集 > ドリルダウン > ドリルダウン条件式の編集]画面に遷移します。

[キャンセル]ボタン
操作の終了を確認するメッセージボックスが表示されます。メッセージボックスの[OK]ボタンをクリックすると,処理が中止されインフォメーションフレームがクリアされます。

[<戻る]ボタン
  • [新規レポート > 表示形式]または[編集 > 表示形式]画面でグラフを一つでも選択している場合
    [新規レポート > グラフのプロパティ]または[編集 > グラフのプロパティ]画面に戻ります。
  • 上記以外の場合
    [新規レポート > 表示形式]または[編集 > 表示形式]画面に戻ります。

[完了]ボタン
設定が保存されます。

(a) [新規レポート > ドリルダウン > レポートの選択]または[編集 > ドリルダウン > レポートの選択]画面

[新規レポート > ドリルダウン]または[編集 > ドリルダウン]画面で選択しているフィールドにドリルダウンレポートとしてバインドするレポートを選択する画面です。

[新規レポート > ドリルダウン > レポートの選択]または[編集 > ドリルダウン > レポートの選択]画面は,[新規レポート > ドリルダウン]または[編集 > ドリルダウン]画面で次に示すどちらの操作をするかによって表示が異なります。

表示項目について説明します。

[最新情報に更新]
コンテンツエリアの表示情報を最新の状態にします。表示を更新しても,コンテンツエリアでの選択状態は保持されます。

コンテンツエリア
[フィールドのドリルダウン]にある[バインド]ボタンをクリックしたときに表示される[新規レポート > ドリルダウン > レポートの選択]画面は,レポート階層が表示されます。
[レポートのドリルダウン]にある[追加]ボタンまたは[変更]ボタンをクリックしたときに表示される[新規レポート > ドリルダウン > レポートの選択]画面は,[ツリー種別]で[レポート]と[ブックマーク]のどちらを選択したかによって,コンテンツエリアに表示する情報が異なります。[ツリー種別]のデフォルトは[レポート]です。
[ツリー種別]が[レポート]のときは,レポート階層が表示されます。[ブックマーク]のときは,ブックマーク階層が表示されます。
コンテンツエリアに表示されるレポート階層またはブックマーク階層からドリルダウンレポートとしてバインドしたいレポートまたはブックマークを選択します。どちらのときも複数選択はできません。

[OK]ボタン
設定した内容を確定し,[新規レポート > ドリルダウン]または[編集 > ドリルダウン]画面に戻ります。

[キャンセル]ボタン
設定した内容を破棄し,[新規レポート > ドリルダウン]または[編集 > ドリルダウン]画面に戻ります。

(b) [新規レポート > ドリルダウン > ドリルダウン条件式の編集]または[編集 > ドリルダウン > ドリルダウン条件式の編集]画面

ドリルダウンレポートのフィルター条件を設定する画面です。

[新規レポート > ドリルダウン > ドリルダウン条件式の編集]画面を次の図に示します。

図1-72 [新規レポート > ドリルダウン > ドリルダウン条件式の編集]画面

[図データ]

表示項目について説明します。

[説明](画面タイトルの横)および[説明]ボタン
[新規レポート > フィールド]または[編集 > フィールド]画面の[レコード]で選択しているレコード,およびそのレコードに属するフィールドについての説明画面が別ウィンドウで表示されます。

[フィールド]
ドリルダウンレポートの,フィルター対象となるフィールドをプルダウンメニューから選択します。

[条件]
選択したフィールドに対し,条件式を設定する上で使用したい演算子をプルダウンメニューから選択します。[フィールド]を選択すると活性化されます。
選択できる演算子とその説明については,「1.5.4(4) [新規レポート > フィルター]または[編集 > フィルター]画面」を参照してください。
なお,条件の比較対象は,値で指定するか,またはフィールドを指定するかのどちらかになります。

[値](ラジオボタン)
比較対象を値で指定する場合に選択します。

[値](テキストボックス)
比較対象となる値を,整数値,小数値,または2,048バイト以内の全角または半角文字で指定します。指定できる値は,フィールドによって異なります。テキストボックスの右側に,入力できる値が表示されます。
[表示時に指定]をチェックすると,ここでの値の指定を省略できます。

[表示時に指定]
条件式の値をレポートの表示時に指定したい場合にチェックします。
この項目は,条件式の比較対象として[値]を選択している場合だけ活性化されます。

[フィールド](ラジオボタン)
比較対象をフィールドで指定する場合に選択します。

[フィールド](プルダウンメニュー)
比較対象となるフィールドをプルダウンメニューから選択します。
プルダウンメニューに表示されるフィールドは,レポート種別によって異なります。
  • [リアルタイム(1つのエージェント)]の場合
    [Record Time]フィールドが表示されます。複数行のレコード(複数インスタンスレコード)を選択している場合は,[Instance]フィールドも表示されます。
  • [履歴(1つのエージェント)]の場合
    [Date and Time]フィールドが表示されます。複数行のレコード(複数インスタンスレコード)を選択している場合は,[Instance]フィールドも表示されます。
  • [履歴(複数のエージェント)]の場合
    [Date and Time]フィールド,[Agent Host]フィールド,および[Agent Instance]フィールドが表示されます。

[AND]
[フィールド],[条件],および比較対象([値]または[フィールド])で設定した条件式を,[条件式]に表示されている条件式と「AND」で連結させたい場合に選択します。[条件式]に条件式が一つ以上設定されている場合だけ活性化されます。

[OR]
[フィールド],[条件],および比較対象([値]または[フィールド])で設定した条件式を,[条件式]に表示されている条件式と「OR」で連結させたい場合に選択します。[条件式]に条件式が一つ以上設定されている場合だけ活性化されます。

[追加]ボタン
[フィールド],[条件],および比較対象([値]または[フィールド])で設定した条件式を,[条件式]に追加します。[値]テキストボックスまたは[フィールド]プルダウンメニューを設定した場合だけ活性化されます。

[更新]ボタン
[条件式]で選択した条件式を,[フィールド],[条件],および比較対象([値]または[フィールド])で新たに設定した条件式と置き換えます。[条件式]に条件式が一つ以上設定されている場合だけ活性化されます。

[条件式]
作成した条件式の一覧が表示されます。[表示時に指定]がチェックされた条件式の値は,「prompt("")」の形式で表示されます。

[単純式]
[条件式]で選択している条件式を単純式として扱う場合に選択します。[条件式]に条件式が一つ以上設定されている場合だけ活性化されます。

[複合式]
[条件式]で選択している条件式を複合式として扱う場合に選択します。ただし,選択した条件式が複合式になり得ない場合は,単純式となります。[条件式]に条件式が二つ以上設定されている場合だけ活性化されます。

[AND <--> OR]ボタン
[条件式]で選択した条件式の「AND」と「OR」を切り替えます。[条件式]の先頭行以外の条件式を選択していて,かつ[単純式]が選択されている場合だけ活性化されます。

[編集]ボタン
[条件式]で選択した条件式を[フィールド],[条件],[値],および[表示時に指定]に表示させ,編集できます。[条件式]に条件式が一つ以上設定されている場合だけ活性化されます。

[削除]ボタン
[条件式]で選択した条件式を削除します。[条件式]に条件式が設定されている場合だけ活性化されます。[単純式]が選択されている場合は,このボタンをクリックすると削除が実行されます。[複合式]が選択されている場合は,すべての複合条件の削除を確認するメッセージボックスが表示されます。

[すべて削除]ボタン
[条件式]に設定されているすべての条件式を削除します。[条件式]に条件式が一つ以上設定されている場合だけ活性化されます。

[OK]ボタン
設定した内容を確定し,[新規レポート > ドリルダウン]または[編集 > ドリルダウン]画面に戻ります。

[キャンセル]ボタン
設定した内容を破棄し,[新規レポート > ドリルダウン]または[編集 > ドリルダウン]画面に戻ります。

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