8.4 稼働監視データのバックアップとリストア

バックアップが必要なPerformance Managementの稼働監視データは2種類あります。

バックアップが必要な稼働監視データを次の図に示します。

図8-4 Performance Managementでバックアップが必要な稼働監視データ

[図データ]

稼働監視データをバックアップするには,jpctool db backupコマンドを使用します。jpctool db backupコマンドは,PFM - Managerがインストールされているホストで実行します。-aloneオプションまたは-directオプションを指定すると,PFM - AgentまたはPFM - RMがインストールされているホストでも実行できます。

また,Storeバージョン2.0を使用している場合は,-partialオプションを指定して部分バックアップができます。

稼働監視データをリストアするには,jpctool db restoreコマンドを使用します。jpctool db restoreコマンドは,リストア対象のデータベースがバックアップされているPFM - Manager,PFM - Agent,またはPFM - RMホストで実行します。

なお,jpctool db backupコマンドおよびjpctool db restoreコマンドを実行するには,次のユーザー権限が必要です。

稼働監視データをバックアップおよびリストアする際の注意事項を次に示します。

注意
  • jpctool db backupコマンドでバックアップしたStoreデータベースのデータモデルバージョンが,リストアするStoreデータベースのバージョンと異なる場合,Storeデータベースはリストアできません。
  • リストアするデータのサービスキーが,jpctool db backupコマンドでバックアップしたデータのものと異なる場合,Storeデータベースはリストアできません。
  • Storeデータベースのバックアップデータは,対象となるStoreデータベースが起動しているホストの文字コード種別に依存します。このため,Storeデータベースをリストアする場合は,文字コード種別を統一してください。文字コード種別が異なる場合,全角文字や半角かたかなが正常に設定されないため,レポートやイベント履歴などが正常に表示されなくなります。
<この節の構成>
8.4.1 イベントデータのバックアップとリストア
8.4.2 パフォーマンスデータのバックアップとリストア
8.4.3 パフォーマンスデータの部分バックアップ(Storeバージョン2.0の場合)