11.2.4 アンセットアップ
NNM連携機能のアンセットアップ手順を次に示します。アンセットアップは,すべてNNMがインストールされているホストで実施します。
アンセットアップの流れは次のとおりです。
- SNMPトラップの送信先を削除する
- NNMからPFM - AgentまたはPFM - RMのシンボルを削除する
- アンセットアップコマンドを実行する
- NNMに登録した情報を削除する
- <この項の構成>
- (1) SNMPトラップの送信先を削除する
- (2) NNMからPFM - AgentまたはPFM - RMのシンボルを削除する
- (3) アンセットアップコマンドを実行する
- (4) NNMに登録した情報を削除する
(1) SNMPトラップの送信先を削除する
PFM - Web Consoleの画面でSNMPトラップの送信先を削除します。
SNMPトラップの送信先を削除する手順を次に示します。
- 監視コンソールのWebブラウザからPFM - Web Consoleにログインする。
管理ユーザー権限を持つユーザーアカウントでログインします。
PFM - Web Consoleの[メイン]画面が表示されます。
- [メイン]画面のナビゲーションフレームで[サービス階層]タブを選択する。
[サービス階層]画面が表示されます。
- [サービス階層]画面のナビゲーションフレームで,[PFM - Manager]フォルダを選択する。
PFM - Managerの各サービスが表示されます。
- Trap Generatorサービスを選択する。
Trap Generatorサービスは,名前の先頭が「PC」で始まるサービスまたは「<Trap Generator>」です。
選択したTrap Generatorサービスにチェックマークが表示されます。
- メソッドフレームの[プロパティ]メソッドを選択する。
Trap Generatorサービスのプロパティ画面に遷移し,プロパティが階層表示されます。
- 「ADD OR DELETE A TRAP DESTINATION」フォルダを選択する。
インフォメーションフレームの下部にプロパティが表示されます。
- [DELETE A DESTINATION]で,プルダウンメニューから削除したいSNMPトラップの送信先ホスト名またはIPアドレスを選択する。
- [完了]または[適用]ボタンをクリックする。
「Trap Destinations」フォルダの下の,選択したSNMPトラップの送信先のフォルダが削除されます。
(2) NNMからPFM - AgentまたはPFM - RMのシンボルを削除する
ovwを起動して,PFM - AgentまたはPFM - RMのシンボルをすべて削除してください。
(3) アンセットアップコマンドを実行する
Performance Managementが提供するアンセットアップコマンドを実行します。コマンドを実行すると,NNMとの連携のための環境設定が削除され,NNM連携機能のサービスが停止します。
実行するコマンドは,jpcconf ov disableコマンドです。
(4) NNMに登録した情報を削除する
アンセットアップスクリプトで削除されなかった,NNMの表示に関する定義などを削除します。
- 注意
- 次の(a)~(c)の操作を実行すると,PFM - AgentまたはPFM - RMのシンボルやイベントが正しく表示されなくなります。
(a) MIB OIDの削除
ovwのメニューから[オプション]-[MIBのロード/アンロード]を選択し,jp1pc.oidをアンロードします。
(b) SNMPイベント定義の削除
手順を次に示します。
- ovwのメニューから[オプション]-[イベント設定]を選択する。
[イベント設定]ダイアログボックスが表示されます。
- [エンタープライズ]から[PerformanceManagementTrap]を選択する。
- エンタープライズPerformanceManagementTrapに対するイベントについて[編集]-[イベント]-[削除]を選択して削除する。
- すべてのイベントを削除したら,[編集]-[エンタープライズ]-[削除]を選択して[PerformanceManagementTrap]を削除する。
- [編集]-[追加アクション]を選択する。
[追加アクションの編集]ダイアログボックスが表示されます。
- [Performance Management レポート表示]を削除する。
(c) 定義ファイルの削除
次に示すファイルを削除します。
- Windowsの場合
NNMのインストール先フォルダ¥fields¥C¥jpcovobj.frf
NNMのインストール先フォルダ¥snmp_mibs¥vendor¥Hitachi¥jp1pc.oid
NNMのインストール先フォルダ¥symbols¥C¥jp1pcフォルダ以下すべて
- UNIXの場合
$OV_FIELDS/C/jpcovobj.frf
$OV_SNMP_MIBS/Vendor/Hitachi/jp1pc.oid
$OV_SYMBOLS/C/jp1pcディレクトリ以下すべて
「$XXXX」は,NNMで定義されている環境変数を示します。
NNMの環境変数については,マニュアル「JP1/Cm2/Network Node Manager ネットワーク管理ガイド」またはHP NNMのマニュアルを参照してください。