3.1 監視用のエージェント階層について

エージェントの稼働状況は,PFM - Web Consoleの[エージェント階層]画面で監視します。[エージェント階層]画面では,PFM - Managerに接続されているPFM - AgentまたはPFM - RMがツリー形式に表示され,それぞれの稼働状況をアイコンで確認できます。

PFM - Web Consoleの[エージェント階層]画面の表示例を次の図に示します。

図3-1 [エージェント階層]画面の表示例

[図データ]

画面左側のナビゲーションフレームに表示されるエージェント階層のアイコンで,PFM - AgentまたはPFM - RMの稼働状況を確認します。また,このエージェント階層から選択したエージェントに対して,関連レポートの表示やアラームの状態,イベント履歴の確認などの操作を行います。

エージェント階層の表示形式には,次の二つがあります。

エージェント階層の構成要素を次の表に示します。

表3-1 エージェント階層の構成要素

要素説明
ルート[図データ]エージェント階層のルートです。
  • 製品ごとの階層で監視する場合
    「Products」という名称で表示されます。
  • 作成した階層で監視する場合
    「User Agents(ログインユーザー名)」という名称で表示されます。
ルートの名称は変更できません。
[エージェント階層]画面のナビゲーションフレームにある[表示形式]で,どちらの階層を表示させるかを選択できます。
フォルダ[図データ]エージェントを分類するための要素です。
任意なエージェント階層を作成する場合は,ルートの下に8階層まで作成できます(ルート,エージェントは含まない)。
エージェント[図データ]PFM - Managerに接続しているPFM - Agentです。
エージェントの名称は,サービスIDで表示されます。
サービスIDについては,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の付録の,サービスの命名規則について説明している個所を参照してください。
Remote Monitor Collectorサービス[図データ]パフォーマンスデータを収集するPFM - RMのサービスです。
Remote Monitor Collectorサービスは,インスタンス名[PFM - RMが稼働するホスト名]という名称で表示されます。
リモートエージェント[図データ]PFM - RMの監視対象プログラムを監視するためのエージェントです。PFM - RMのそれぞれの監視対象プログラムに対して作成されます。
リモートエージェントは,インスタンス名[監視対象名@PFM - RMが稼働するホスト名]という名称で表示されます。
グループエージェント[図データ]PFM - RMの複数の監視対象プログラムを同時に監視するためのエージェントです。
グループエージェントは,インスタンス名[グループ名@PFM - RMが稼働するホスト名]という名称で表示されます。
補足
  • 任意なエージェント階層を作成する場合,エージェント階層内に作成できる要素の数は,フォルダ数が64,エージェント数が128までです。
  • 製品ごと(表示形式で「Products」選択時)の階層の場合,Performance Managementシステムに登録されていないPFM - AgentまたはPFM - RMは,「Unknown」というフォルダ配下に格納されます。PFM - AgentまたはPFM - RMの登録については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,インストールとセットアップについて説明している章を参照してください。
<この節の構成>
3.1.1 エージェントの種別について