14.2 トラブルシューティング

ここでは,Performance Management使用時のトラブルシューティングについて記述します。Performance Managementを使用しているときにトラブルが発生した場合,まず,この節で説明している現象が発生していないか確認してください。

Performance Managementに発生する主なトラブルの内容を次の表に示します。

表14-1 トラブルの内容

分類トラブルの内容記述個所
セットアップやサービスの起動について
  • Performance Managementプログラムのサービスが起動しない
  • サービスの起動要求をしてからサービスが起動するまで時間が掛かる
  • Performance Managementプログラムのサービスを停止した直後に,別のプログラムがサービスを開始したとき,通信が正しく実行されない
  • 「ディスク容量が不足しています」というメッセージが出力されたあとMaster Storeサービス,Agent Storeサービス,またはRemote Monitor Storeサービスが停止する
  • PFM - Managerの再起動後にCorrelatorサービスの起動に時間が掛かる
  • Agent CollectorサービスまたはRemote Monitor Collectorサービスが起動しない
14.2.1
エージェントとの接続についてPFM - Web Consoleで「エージェントに接続できない」などのエラーが出力される。14.2.2
PFM - Web Consoleへのログインについて
  • ログイン時に指定したPerformance Managementユーザー名が認識されない
  • PFM - Web ConsoleからView Serverサービスに対する接続を確立できない
14.2.3
コマンドの実行について
  • jpctool service listコマンドを実行すると稼働していないサービス名が出力される
  • jpctool db dumpコマンドを実行すると,指定したStoreデータベースと異なるデータが出力される
14.2.4
エージェントの管理について
  • エージェントがPFM - Web Consoleの[エージェント階層]画面に一つも表示されない
  • サーバやエージェントの稼働状況が状態不明または非対応になる
14.2.5
レポートの定義について
  • 履歴レポートに表示されない時間帯がある
  • 大量のレポートを表示するとView Serverサービスのメモリー不足が発生する
14.2.6
アラームの定義について
  • アクション実行で定義したプログラムが正しく動作しない
  • アラームイベントが表示されない
  • アラームしきい値を超えているのに,エージェント階層の「アラームの状態の表示」画面に表示されているアラームアイコンの色が緑のまま変わらない
14.2.7
パフォーマンスデータの収集と管理について
  • データの保存期間を短く設定したにもかかわらず,Agent StoreおよびRemote Monitor StoreサービスのStoreデータベースのサイズが小さくならない
  • 共通メッセージログに「KAVE00128-E Storeデータベースに不正なデータが検出されました」または「KAVE00163-E データベース種別が不正です」というメッセージが出力され,Storeサービスの起動に失敗する
  • パフォーマンスデータ収集時にKAVE00213-Wが出力されて収集がスキップされる
14.2.8
他プログラムとの連携について
  • ODBCに準拠しているプログラムとの連携時に,サーバリクエストエラーとなって,接続できない
  • NNMとの連携時に,イベントブラウザでステータス変更イベントが表示されない
  • NNMとの連携時に,ovwでシンボルが表示されない
  • JP1/IMとの連携時に,JP1イベントが通知されない
  • JP1/IMの監視オブジェクト機能との連携時に,監視対象のPFM - AgentまたはPFM - RMが監視ツリー画面に表示されない
  • JP1/IMの監視オブジェクト機能との連携時に,監視対象の表示色が変化しない
14.2.9
<この節の構成>
14.2.1 セットアップやサービスの起動について
14.2.2 エージェントとの接続について
14.2.3 PFM - Web Consoleへのログインについて
14.2.4 コマンドの実行について
14.2.5 エージェントの管理について
14.2.6 レポートの定義について
14.2.7 アラームの定義について
14.2.8 パフォーマンスデータの収集と管理について
14.2.9 他プログラムとの連携について
14.2.10 その他のトラブルについて