1.1.2 Performance Managementシステム全体の停止順序

Performance Managementシステムは,監視コンソールサーバ,すべての監視エージェント,監視マネージャーの順に停止させます。

Performance Managementシステム全体の停止順序を次に示します。なお,PFM - ManagerまたはPFM - Baseと,PFM - Web Consoleが同一ホストにインストールされている場合,停止を連携させることができます。停止の連携方法については,「1.4 PFM - ManagerまたはPFM - BaseとPFM - Web Consoleとの起動と停止の連携」を参照してください。

  1. 監視コンソールサーバでPFM - Web Consoleを停止する。
    監視コンソールサーバでjpcwstopコマンドを実行し,次のPFM - Web Consoleのサービスを停止させます。
    • Web Console
    • Web Service
  2. すべての監視エージェントでPFM - BaseとPFM - Agent,またはPFM - BaseとPFM - RMを停止する。
    すべての監視エージェントでjpcspm stopコマンドを実行し,次のPFM - BaseとPFM - Agent,またはPFM - BaseとPFM - RMのサービスを停止させます。
    • Status Server※1
    • Action Handler※1
    • Agent CollectorおよびAgent Store※2
    • Remote Monitor CollectorおよびRemote Monitor Store※3
    注※1 PFM - Baseのサービス
    注※2 PFM - Agentのサービス
    注※3 PFM - RMのサービス
  3. 監視マネージャーでPFM - Managerを停止する。
    監視マネージャーでjpcspm stopコマンドを実行し,次の順にPFM - Managerのサービスを停止させます。
    • Action Handler
    • Agent Collector(ヘルスチェックエージェント)
    • Agent Store(ヘルスチェックエージェント)
    • View Server
    • Trap Generator
    • Correlator
    • Master Store
    • Master Manager
    • Name Server
    • Status Server
    注※ ヘルスチェック機能を有効にしている場合だけ起動しています。

Performance Managementの各プログラムのサービスは,jpcspm stopコマンドまたはjpcwstopコマンドで順番に停止されます。また,Windowsの場合は,あらかじめサービスの依存関係が設定されています。したがって,サービスの停止時に,特に停止順序を意識する必要はありません。

参考
PFM - AgentまたはPFM - RMと,PFM - Managerを同じホストにインストールしている場合は,PFM - AgentまたはPFM - RMのサービスを停止させたあとにPFM - Managerのサービスを停止させてください。
ポイント
自動でプログラムを再起動させるなどの際は,Performance Managementシステム全体の起動順序を考慮してください。なお,大規模システムでPerformance Managementの起動を制御するためにPFM - AgentまたはPFM - RMをスタンドアロンモードで起動させることもできます。スタンドアロンモードの詳細については,「1.8.1 大規模システムでPFM - AgentまたはPFM - RMを起動する場合について」を参照してください。