構成変更に伴う障害の場合は,次の手順に従って回復してください。
(1) サービスの停止
Performance Managementプログラムのサービスをすべて停止します。
サービスを停止する手順については,「1.3 サービスの停止」を参照してください。
(2) サービスの定義情報の整合性確認とリストア
対象ホスト上にあるサービスの定義情報と,バックアップしたサービスの定義情報のコンペアチェックを行い,整合性を確認します。コンペアチェックで差異があったファイルを対象ホスト上から退避し,バックアップしたサービスの定義情報をリストアします。
リストアを行うサービスの定義ファイルについては,「8.3.4 サービスの定義情報のバックアップとリストア」を参照してください。
(3) パフォーマンスデータおよびイベントデータの整合性確認とリストア
対象ホスト上にあるデータモデル定義ファイルとバックアップしたデータモデル定義ファイルのコンペアチェックを行い,整合性を確認します。コンペアチェックで差異があったファイルを対象ホスト上から退避し,バックアップしたデータモデル定義ファイルをリストアします。
整合性確認とリストアを行う必要のあるデータモデル定義ファイルを次に示します。
OS | 種類 | ファイル名 |
---|---|---|
Windowsの場合 | PFM - Manager | インストール先フォルダ¥mgr¥store¥*.DAT |
インストール先フォルダ¥agt0¥store¥*.DAT | ||
PFM - AgentおよびPFM - RM | インストール先フォルダ¥xxxx※1¥store¥*.DAT | |
インストール先フォルダ¥xxxx※1¥store¥インスタンス名※2¥*.DAT | ||
UNIXの場合 | PFM - Manager | /opt/jp1pc/mgr/store/*.DAT |
/opt/jp1pc/agt0/store/*.DAT | ||
PFM - AgentおよびPFM - RM | /opt/jp1pc/xxxx※1/store/*.DAT | |
/opt/jp1pc/xxxx※1/store/インスタンス名※2/*.DAT |
(4) インデックスファイルの再構成
Storeデータベースのインデックスファイルを再構成するため,次のようにコマンドを実行します。
インストール先フォルダ¥bin¥jpcmkindex xxxx※1 [-lhost 論理ホスト名※2]
/opt/jp1pc/bin/jpcmkindex xxxx※1 [-lhost 論理ホスト名※2]
このコマンドの戻り値を次の表に示します。コマンドが正常終了しなかった場合は,表の対処に従って見直し,再度インデックスを再構成してください。
戻り値 | コマンドの実行結果 | 対処 |
---|---|---|
0 | 正常終了した。 | - |
1 | 引数の指定に誤りがある。 | コマンドの引数を見直す。 |
2 | コマンドの実行権限がない。 | コマンドの実行権限を見直す。 |
4 | 指定されたサービスが停止されていない。 | 次の手順で対処する。
|
5 | 指定されたサービスがインストールされていない。 | 指定されたサービスをインストールする。 |
100 | Performance Managementの環境が不正である。 | Storeデータベースをリストアする。 |
102 | 指定された論理ホスト名はセットアップされていない。 | 指定された論理ホスト名をセットアップする。 |
230 | 内部コマンドの実行に失敗した。 | 次の項目を確認する。
|
255 | インデックス作成エラーが発生した。 | Storeデータベースの格納先ディレクトリにある次のファイルをすべて削除する。
|
(5) サービスの起動
Performance Managementのプログラムのサービスを起動し,サービスが正常に起動しているか確認してください。
サービスを起動する手順については,「1.2 サービスの起動」を参照してください。サービスの状態はjpctool service listコマンドで確認できます。サービスの状態を確認する手順については,「1.6 サービスの稼働状況の確認」を参照してください。
(6) 動作確認
最後に,トラブルが回復できたかどうかを確認します。次に示す項目が正常であることを確認してください。