7.1.1 最新のイベント情報を表示する

[イベントモニター]画面では,イベントを発生順に一覧表示します。[イベントモニター]画面で最新イベント情報を確認する手順を次に示します。

  1. 監視コンソールのWebブラウザからPFM - Web Consoleにログインする。
    [メイン]画面が表示されます。
  2. [メイン]画面のメニューバーフレームで[イベントモニター]メニューを選択する。
    [イベントモニター]画面が別ウィンドウで表示されます。

    図7-1 [イベントモニター]画面の表示例

    [図データ]

  3. [イベントモニター]画面の[表示]で,表示させるイベント種別を選択する。
    [イベントモニター]画面に表示させるイベントの種類を,次の五つの項目から選択します。
    • すべてのイベント
    • エージェントイベント
    • アラームイベント
    • ヘルスチェックイベント
    • ヘルスチェック状態
    デフォルトは「すべてのイベント」です。
    イベント種別を選択すると,該当するイベントが一覧表示されます。ただし,ヘルスチェック状態を選択した場合は,アイコン,エージェント,ホスト名および状態だけを表示します。ヘルスチェック状態を選択したときの画面を次に示します。

    図7-2 ヘルスチェック状態を選択したときの画面例

    [図データ]

    [イベントモニター]画面の表示項目を次の表に示します。

    表7-1 [イベントモニター]画面の表示項目

    表示項目意味
    エージェントイベントエージェントの状態を示すイベントです。アラームテーブルをバインドしているエージェントの状態が変化したときに発行されます。
    アイコンの意味は次のとおりです。PFM - AgentまたはPFM - RMの種類によって異なります。
    • [図データ]:正常または未起動状態(状態不明)
    • [図データ]:警告状態
    • [図データ]:異常状態
    注意
    アラームの定義で[常にアラーム通知する]を選択している場合は,エージェントの状態変更を監視しないため,エージェントイベントは発行されません。
    アラームイベントアラームの発生を示すイベントです。警告や異常のしきい値に達すると発行されます。
    アイコンの色の意味は次のとおりです。
    • [図データ](緑色):正常状態
    • [図データ](黄色):警告状態
    • [図データ](赤色):異常状態
    • [図データ]:常にアラーム通知する設定のアラーム
    ヘルスチェックイベントヘルスチェック状態の変化を契機に発行されるイベントです。
    アイコンと意味は次のとおりです。
    • [図データ]:非対応
    • [図データ]:動作中
    • [図データ]:縮退稼働
    • [図データ]:サービス停止
    • [図データ]:状態不明
    • [図データ]:ホスト停止
    日付/時刻イベント発生元であるエージェントのシステム時刻がロケールに対応した形式で表示されます。詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,インストールとセットアップについて説明している章を参照してください。
    エージェントイベント発生元であるエージェントのサービスIDが表示されます。
    ホスト名イベント発生元であるエージェントの稼働ホスト名が表示されます。
    状態状態の意味は次のとおりです。
    エージェントイベントおよびアラームイベントの場合
    • OK:正常
    • Exception:異常
    • Warning:警告
    • Inactive:未起動または状態が不明
    ヘルスチェックイベントおよびヘルスチェック状態の場合
    • Not Supported:非対応
    • Running:動作中
    • Incomplete:縮退稼働
    • Stopped:サービス停止
    • Unconfirmed:状態不明
    • Host Not Available:ホスト停止
    レポート
    イベントに関連づけられたレポートの有無を示します。
    • 「n/a」:エージェントイベントのレポートなし
    • 「-」:アラームイベントのレポートなし
    • [図データ]:レポートあり(Windows)
    • [図データ]:レポートあり(UNIX)
    アラーム名アイコン+検知したアラーム名が表示されます。
    • [図データ](緑色):正常イベント
    • [図データ](黄色):警告イベント
    • [図データ](赤色):異常イベント
    • [図データ]:異常/警告イベント
    エージェントイベントおよびヘルスチェックイベントは「n/a」と表示されます。
    アイコンをクリックすると,[アラームのプロパティ]画面が表示され,アラーム定義の内容を確認できます。
    アラームテーブル名検知されたアラームのテーブル名が表示されます。
    エージェントイベントおよびヘルスチェックイベントは「n/a」と表示されます。
    メッセージテキスト
    エージェントイベントの場合
    エージェントから出力されたメッセージが表示されます。
    表示される主なメッセージを次に示します。
    ・ Startup:PFM - AgentまたはPFM - RMが起動した
    ・ Shutdown:PFM - AgentまたはPFM - RMが停止した
    ・ State change:PFM - AgentまたはPFM - RMの状態が変更した
    ・ State change(Unconfirmed):PFM - Managerがエージェントのアラームステータスの確認に失敗したが,受信したアラームイベントからPFM - AgentまたはPFM - RMの状態を推定した
    ・ State information:PFM - Managerがエージェントのアラームステータスを正しく確認した
    ・ State information(Unconfirmed):PFM - Managerがエージェントのアラームステータスを確認できなかった
    ・ Heartbeat timeout:Agent CollectorまたはRemote Monitor Collectorサービスが,ビジー状態または停止状態となった
    ・ Heartbeat detected:Agent CollectorまたはRemote Monitor Collectorサービスが,ビジー状態または停止状態から回復した
    ・ Monitored System Unavailable:監視対象システムが停止しているといった要因で稼働情報の収集が行えなくなった
    ・ Monitored System Available:監視対象システムが停止しているといった要因で稼働情報の収集が行えない状態から回復した
    また,上記以外にKAVから始まるメッセージが表示されることがあります。
    「Heartbeat timeout」が表示された場合は,PFM - AgentまたはPFM - RMの状態を確認してください。KAVから始まるメッセージが表示された場合は,各PFM - AgentまたはPFM - RMマニュアルの,メッセージついて説明している章を参照してください。それ以外のメッセージは,異常を示すエラーメッセージではないため,対処は不要です。
    アラームイベントの場合
    アラームウィザードで設定したメッセージテキストが表示されます。
    表示される主なメッセージを次に示します。
    ・ Alarm updated/deleted:アラーム定義を更新または削除した
    ・ Alarm deactivated:アラームが非アクティブ状態になった
    ・ Alarm cleared:PFM - AgentまたはPFM - RMが異常または警告の状態で,アラームのバインドを解除したり(アラームが発生しているアラームテーブルをGUIからインポートした場合も該当),PFM - AgentまたはPFM - RMを停止したりした
    ・ Alarm expired:現在時刻がアラーム評価時間外となった
    ・ Heartbeat timeout:Agent CollectorまたはRemote Monitor Collectorサービスが,ビジー状態または停止状態となった
    ・ Heartbeat detected:Agent CollectorまたはRemote Monitor Collectorサービスが,ビジー状態または停止状態から回復した
    ヘルスチェックイベントの場合
    「HC: ヘルスチェック状態」の形式でメッセージテキストが表示されます。
    また,エージェントの稼働状態のあとにサービスの稼働状態を示すメッセージテキストが表示されます。メッセージテキストの表示規則,表示例については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の付録の,データモデルについて説明している個所を参照してください。

    注※ アラームの定義で「常にアラーム通知する」選択時だけ表示されます。


    複数インスタンスレコードでは,次の動作になります。
    • 対象インスタンスのうち,一つでも異常域や警告域の値が検知された場合
      アラーム定義時に設定されたユーザー定義メッセージがメッセージテキストに表示されます。また,メッセージテキスト内にパフォーマンスデータの測定値を表示するように設定している場合は,しきい値超過が検知されたインスタンスの値が設定されます。
    • 異常または警告から正常に状態が戻る場合
      アラーム正常回復時の測定値出力機能が有効の場合,アラーム定義時に設定されたユーザー定義メッセージがメッセージテキストに表示されます。また,メッセージテキストにパフォーマンスデータの測定値を表示するように設定している場合は,最後に異常または警告のアラームが発行されたときに発行の要因となったインスタンスの現在の測定値が設定されます。
      アラーム正常回復時の測定値出力機能が無効の場合,正常イベントは発行されますが,すべてのインスタンスの値が正常域となり,イベント発行要因となる値が特定されないため,メッセージテキストには何も表示されません。
      アラーム正常回復時の測定値出力機能の詳細については,「6.3.5 アラーム正常回復時の測定値出力機能の設定」を参照してください。
  4. 画面右上の[閉じる]メニューをクリックし,画面を閉じる。
    [イベントモニター]画面が閉じます。