9.2.1 インストールとセットアップの前に

クラスタシステムにPerformance Managementをインストールおよびセットアップする前に確認することについて説明します。

<この項の構成>
(1) 前提条件
(2) セットアップ環境の確認
(3) 論理ホスト運用時のバージョンアップに関する注意事項

(1) 前提条件

Performance Managementをクラスタシステムで使用する場合の前提条件を次に示します。

(a) クラスタシステム

次の条件が整っていることを確認してください。

(b) 共有ディスク

次の条件が整っていることを確認してください。

(c) 論理ホスト名論理IPアドレス

次の条件が整っていることを確認してください。

(2) セットアップ環境の確認

論理ホスト運用するPerformance Managementをセットアップするには,通常のPerformance Managementのセットアップで必要になる環境情報に加えて,次の情報が必要です。

表9-1 論理ホスト運用のPFM - Managerのセットアップに必要な情報(Windowsの場合)

項目
論理ホスト名jp1-ha1
論理IPアドレス172.16.92.100
共有ディスクS:¥jp1¥

なお,一つの論理ホストで論理ホスト運用するPerformance Managementが複数ある場合も,同じ共有ディスクのディレクトリを使用します。

(3) 論理ホスト運用時のバージョンアップに関する注意事項

論理ホスト運用のPFM - Managerをバージョンアップする場合,実行系ノードまたは待機系ノードのどちらか一方で,共有ディスクをオンラインにする必要があります。

PFM - Web Consoleがクラスタ環境の場合にバージョンアップをするときは共有ディスクをオンラインにする必要はありません。