10.2.1 JP1イベントの種類

JP1イベントには,JP1システムイベントJP1ユーザーイベントの2種類があります。主な相違点は次のとおりです。

表10-1 JP1システムイベントとJP1ユーザーイベントの主な相違点

項目JP1システムイベントJP1ユーザーイベント
イベントID00004800​~00004850​が出力される(数値は固定)任意の指定値が出力される※1
発行事象アラームイベントの発生
エージェントの状態変更×
PFMサービスの状態変更×
運用にかかわるイベント※2×
(凡例)
○:イベントを発行する
×:イベントを発行しない
注※1
JP1ユーザーイベントの発行を設定するときに,任意の値を指定します。
注※2
PFM - AgentまたはPFM - RMが出力するイベントのことです。

JP1システムイベントは,JP1ユーザーイベントと比較すると,より多くのイベントの発行事象があります。また,これに加え,JP1システムイベントを発行するための設定では,JP1/IM - Managerで必要な定義ファイルの編集およびコピーをする必要がありません。PFM - Manager 09-00以降では,JP1システムイベントの使用をお勧めします。

一方,JP1ユーザーイベントは,Performance Managementで発行する従来(PFM - Manager 08-50以前)のJP1イベントと同等の内容です。

どちらのJP1イベントを使用するかは,これらの要素を検討し,決定してください。