グラフ上のプロットにマウスカーソルを重ねると,対応するデータの値をツールチップに表示できます。これをオートラベル機能といいます。オートラベル機能は,レポート画面の[レポートの表示設定]タブで,[オートラベルを表示する]チェックボックスを選択することで有効になります。
また,レポートの初回表示時からオートラベル機能を有効にするには,config.xmlのenableAutoLabelAtDefaultDispにtrueを指定します。初期設定ファイル(config.xml)の詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の付録の,初期設定ファイル(config.xml)について説明している個所を参照してください。
オートラベル機能によってツールチップを表示させたレポート画面の例を次に示します。
図5-33 ツールチップを表示させたレポート画面の例
ここでは,ツールチップに表示するデータのけた数を設定する方法と,プロット数の多いグラフでオートラベル機能を使用する場合に必要な設定について説明します。
(1) ツールチップに表示するデータのけた数を設定する
オートラベル機能でツールチップに表示されるデータのけた数は,デフォルトで整数部が最大7けた,小数部が最大3けたです。変更する場合はconfig.xmlのautoLabelMaxIntegerDigits(<draw>タグ配下)およびautoLabelMaxFractionDigits(<draw>タグ配下)を変更してください。
初期設定ファイル(config.xml)の詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の付録の,初期設定ファイル(config.xml)について説明している個所を参照してください。
(2) プロット数の多いグラフでオートラベル機能を使用する
オートラベル機能でツールチップにデータの値を表示できるのは,プロット数が1,440までの場合です。表示できるプロット数は,config.xmlのmaxAutoLabelPoints(<draw>タグ配下)の値を編集して変更できます。
初期設定ファイル(config.xml)の詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の付録の,初期設定ファイル(config.xml)について説明している個所を参照してください。