2.5.1 Performance Managementユーザーアカウントの作成

PFM認証モードを設定した場合,ユーザーアカウントの作成は監視WebブラウザからPFM - Web Consoleにログインして行います。

Performance Managementユーザーアカウントの作成方法として,次の二つの方法を紹介します。

なお,JP1認証モードを設定した場合,ユーザーアカウントの管理はJP1/Baseで行います。JP1ユーザーの管理については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。

注意
作成できるユーザーアカウント数は100以下です。
<この項の構成>
(1) Performance Managementユーザーアカウントを新規作成する
(2) 既存のユーザーアカウントをコピーしてカスタマイズする

(1) Performance Managementユーザーアカウントを新規作成する

Performance Managementユーザーアカウントを新規に作成する手順について説明します。

参考 インストール直後のユーザーアカウント
Performance Managementをインストールした直後は,デフォルトのユーザーアカウントとして「ADMINISTRATOR」が設定されています。
デフォルトのユーザーアカウントの設定内容は次のとおりです。
  • ユーザー名:ADMINISTRATOR
  • パスワード:設定なし 運用を開始する前にパスワードを設定してください。
  • 権限:管理ユーザー

手順を次に示します。

  1. 監視コンソールのWebブラウザからPFM - Web Consoleにログインする。
    デフォルトのユーザーアカウント「ADMINISTRATOR」など,管理ユーザー権限を持つユーザーアカウントでログインしてください。
  2. [メイン]画面のナビゲーションフレームで[ユーザー管理階層]タブを選択する。
    [ユーザー管理階層]画面が表示されます。
  3. [ユーザー管理階層]画面のメソッドフレームで,[新規ユーザー]メソッドを選択する。
    [新規ユーザー]画面が表示されます。

    図2-1 [新規ユーザー]画面の表示例

    [図データ]

  4. Performance Managementユーザーアカウント情報を設定する。
    次の項目について設定します。
    [ユーザー名]
    1~16文字の半角文字で指定します。英文字(大文字,小文字),数字,および記号(! " # $ % & ' ( ) * + , - . / : ; < = > ? @ [ ¥ ] ^ _ ` { | } ~ スペース)が指定できます。英文字の大文字,小文字は区別されません。
    入力文字列の前後に半角空白を入力した場合は,半角空白が削除されます。
    [パスワード]および[パスワードの確認]
    1~16文字の半角文字で指定します。英文字(大文字,小文字),数字,および記号(! " # $ % & ' ( ) * + , - . / : ; < = > ? @ [ ¥ ] ^ _ ` { | } ~ スペース)が指定できます。英文字の大文字,小文字は区別されます。
    入力文字列の前後に半角空白を入力した場合は,半角空白が削除されます。
    注意
    Performance Managementは,6文字以上の,英文字,数字,記号などを含めたパスワードを推奨しています。英文字だけまたは数字だけで構成されたパスワードや,5文字以下のパスワードなど,推奨されないパスワードが入力された場合は確認メッセージを表示します。また,ユーザー名と同一のパスワードが入力された場合も同様にメッセージを表示します。
    権限の選択業務グループの割り当て
    作成するユーザーアカウントに設定するユーザー権限を選択します。
    ・[管理ユーザー]:システム全体を管理できる権限です。
    ・[一般ユーザー]:システム全体を参照できる権限です。
    ・[業務グループ一般ユーザー]:[割り当てられた業務グループ]に表示されている業務グループ内の監視エージェントを参照できる権限です。
    [すべての業務グループ]
    システムに定義されている業務グループが一覧表示されます。業務グループを選択して[図データ]ボタンをクリックすることで,業務グループを割り当てます。割り当てられた業務グループは[割り当てられた業務グループ]に表示されます。
    [割り当てられた業務グループ]
    作成するユーザーアカウントに割り当てる業務グループが表示されます。
  5. [OK]ボタンをクリックする。
    ナビゲーションフレームのPerformance Managementユーザーの階層に,作成したユーザーアカウントが追加されます。

(2) 既存のユーザーアカウントをコピーしてカスタマイズする

既存のユーザーアカウントをコピーして別のユーザー名で保存すると,同じ設定のユーザーアカウントを作成できます。

ポイント
既存のユーザーアカウントをコピーして新たなユーザーアカウントを作成する場合,コピー元のユーザーアカウントが定義している監視用のエージェント階層などの情報もコピーされます。

既存のユーザーアカウントをカスタマイズして新規作成する手順を次に示します。

  1. 監視コンソールのWebブラウザからPFM - Web Consoleにログインする。
    デフォルトのユーザーアカウント「ADMINISTRATOR」など,管理ユーザー権限を持つユーザーアカウントでログインしてください。
  2. [メイン]画面のナビゲーションフレームで[ユーザー管理階層]タブを選択する。
    [ユーザー管理階層]画面が表示されます。
  3. [ユーザー管理階層]画面のナビゲーションフレームで,コピー元のユーザーアカウントを選択する。
    選択したユーザーにチェックマークが表示されます。
  4. メソッドフレームの[コピー]メソッドを選択する。
    [コピー]画面が表示されます。

    図2-2 [コピー]画面の表示例

    [図データ]

  5. 新規に作成するPerformance Managementユーザーアカウント情報を設定する。
    各項目には,コピー元のユーザーアカウント情報が表示されます。必要に応じて,次の項目について変更します。
    [ユーザー名]
    1~16文字の半角文字で指定します。英文字(大文字,小文字),数字,および記号(! " # $ % & ' ( ) * + , - . / : ; < = > ? @ [ ¥ ] ^ _ ` { | } ~ スペース)が指定できます。英文字の大文字,小文字は区別されません。
    入力文字列の前後に半角空白を入力した場合は,半角空白が削除されます。
    [パスワード]および[パスワードの確認]
    1~16文字の半角文字で指定します。英文字(大文字,小文字),数字,および記号(! " # $ % & ' ( ) * + , - . / : ; < = > ? @ [ ¥ ] ^ _ ` { | } ~ スペース)が指定できます。英文字の大文字,小文字は区別されます。
    入力文字列の前後に半角空白を入力した場合は,半角空白が削除されます。
    注意
    Performance Managementは,6文字以上の,英文字,数字,記号などを含めたパスワードを推奨しています。英文字だけまたは数字だけで構成されたパスワードや,5文字以下のパスワードなど,推奨されないパスワードが入力された場合は確認メッセージを表示します。また,ユーザー名と同一のパスワードが入力された場合も同様にメッセージを表示します。
    [権限の選択と業務グループの割り当て]
    作成するユーザーアカウントに設定するユーザー権限を選択します。
    ・[管理ユーザー]:システム全体を管理できる権限です。
    ・[一般ユーザー]:システム全体を参照できる権限です。
    ・[業務グループ一般ユーザー]:[割り当てられた業務グループ]に表示されている業務グループ内の監視エージェントを参照できる権限です。
    [すべての業務グループ]
    システムに定義されている業務グループが一覧表示されます。業務グループを選択して[図データ]ボタンをクリックすることで,業務グループを割り当てます。割り当てられた業務グループは[割り当てられた業務グループ]に表示されます。
    [割り当てられた業務グループ]
    作成するユーザーアカウントに割り当てる業務グループが表示されます。
  6. [OK]ボタンをクリックする。
    Performance Managementユーザーのツリーに,作成したユーザーアカウントが追加されます。