JP1イベントには,JP1システムイベントとJP1ユーザーイベントの2種類があります。主な相違点は次のとおりです。
表10-1 JP1システムイベントとJP1ユーザーイベントの主な相違点
項目 | JP1システムイベント | JP1ユーザーイベント | |
---|---|---|---|
イベントID | 00004800~00004850が出力される(数値は固定) | 任意の指定値が出力される※1 | |
発行事象 | アラームイベントの発生 | ○ | ○ |
エージェントの状態変更 | ○ | × | |
PFMサービスの状態変更 | ○ | × | |
運用にかかわるイベント※2 | ○ | × |
JP1システムイベントは,JP1ユーザーイベントと比較すると,より多くのイベントの発行事象があります。また,これに加え,JP1システムイベントを発行するための設定では,JP1/IM - Managerで必要な定義ファイルの編集およびコピーをする必要がありません。PFM - Manager 09-00以降では,JP1システムイベントの使用をお勧めします。
一方,JP1ユーザーイベントは,Performance Managementで発行する従来(PFM - Manager 08-50以前)のJP1イベントと同等の内容です。
どちらのJP1イベントを使用するかは,これらの要素を検討し,決定してください。