Performance Managementのレポートの定義に関するトラブルの対処方法を次に示します。
(1) 履歴レポートに表示されない時間帯がある
PFM - AgentまたはPFM - RMがインストールされたマシンの現在時刻を,現在時刻よりも未来の時刻に変更した場合,変更前の時刻から変更後の時刻までの履歴情報は保存されません。
(2) 大量のレポートを表示するとView Serverサービスのメモリー不足が発生する
(a) Windowsの場合
PFM - Web Consoleで大量のレポートデータを取得する際に,View Serverサービスでメモリー不足が発生し,KAVJS5001-Iメッセージが出力されるときがあります。
View Serverサービスは,デフォルトで使用するメモリーの上限値を256メガバイトに固定して動作します。そのためシステムのメモリー空き状況に関係なく,処理するデータ量によってメモリー不足が発生します(なお,この現象が発生するとView ServerサービスによってKAVE00104-Eメッセージが出力されることがあります)。
この現象は,レポートキャッシュファイル化機能を使って,メモリー使用量を抑えることで回避できます。レポートキャッシュファイル化機能は,初期設定ファイル(config.xml)の<vsa> - <reportCacheFileMode>タグ内のuseReportCacheFileにtrueを指定することで有効にできます。初期設定ファイル(config.xml)の詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の付録の,初期設定ファイル(config.xml)について説明している個所を参照してください。
また,次の場合,View Serverサービスが使用するメモリーの上限値を拡張してください。
View Serverサービスが使用するメモリーの上限値を変更することで,より多くのレポートデータを処理できます。手順を次に示します。
-Xmx<View Serverサービスの使用するメモリーの上限値>
-Djava.rmi.dgc.leaseValue=172800000
-Xmx384M
-Djava.rmi.dgc.leaseValue=172800000
(b) UNIXの場合
PFM - Web Consoleで大量のレポートデータを取得する際に,View Serverサービスでメモリー不足が発生し,KAVJS5001-Iメッセージが出力されるときがあります。
View Serverサービスはデフォルトで使用するメモリーの上限値を256メガバイトに固定して動作します。そのため,システムのメモリー空き状況に関係なく,処理するデータによってメモリー不足が発生します(なお,この現象が発生するとView ServerサービスによってKAVE00104-Eメッセージが出力されることがあります)。
この現象は,レポートキャッシュファイル化機能を使って,メモリー使用量を抑えることで回避できます。レポートキャッシュファイル化機能は,初期設定ファイル(config.xml)の<vsa> - <reportCacheFileMode>タグ内のuseReportCacheFileにtrueを指定することで有効にできます。初期設定ファイル(config.xml)の詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の付録の,初期設定ファイル(config.xml)について説明している個所を参照してください。
また,次の場合,View Serverサービスが使用するメモリーの上限値を拡張してください。
View Serverサービスが使用するメモリーの上限値を変更することで,より多くのレポートデータを処理できます。手順を次に示します。
-Xmx<View Serverサービスの使用するメモリーの上限値> ¥
-Xmx384m ¥