Windowsマシンで,jpcspm startコマンドを実行してPerformance Managementプログラムのサービスを起動する際にほかのWindowsサービスの起動が並行して動作した場合,Performance Managementプログラムのサービスが起動できないことがあります。この場合,KAVE05163-Eメッセージが共通メッセージログに出力されます。
このメッセージが出力された場合は,jpcspm startコマンドを再実行してください。
jpcspm startコマンドを再実行しても,頻繁にこのメッセージが出力される場合,自動的にjpcspm startコマンドによってサービスの起動がリトライされる間隔および回数を,変更してください。リトライ間隔およびリトライ回数を変更することによって,サービスコントロールマネージャが原因のサービス起動失敗を回避できます。
リトライ間隔およびリトライ回数を変更する場合は,jpccomm.iniファイルの内容を直接編集します。jpccomm.iniファイルで編集するセクション名,ラベル名,設定できる値の範囲などを次の表に示します。
セクション名 | ラベル名 | 値の範囲 | デフォルト値 | 説明 |
---|---|---|---|---|
[Tools Section] | StartService Retry Interval | 30~600※1 | 45 | サービス起動のリトライ間隔(単位:秒) |
StartService Retry Count | 0~120※2 | 3 | サービス起動のリトライ回数(単位:回) |
jpccomm.iniファイルは,インストール先フォルダに格納されています。
リトライ間隔およびリトライ回数を変更する手順を次に示します。
[Tools Section]
StartService Retry Interval=45
StartService Retry Count=3